江戸時代の名刀工、虎徹。彼には、知識・見識・胆識があった。そして、甲冑から刀へと時代の変化を見極め、大きく舵を切る柔軟さがあった。その一方で、将軍家お抱え刀鍛冶の誘いを断るなど職人としての意地は捨てていない。『不易流行』。それは、『いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。』人生を生きるためには、自分の歩く道を変えなければならないことがある。だが、この言葉の示すように、信念までは変えなければ、己を曲げることにはつながらないのだ。
参考文献
PRESIDENT