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鈴木修『私には、会社経営について、ひとつの確信があります。 企業は一時的に順調でも、いつまでも順風満帆で成長していけるものではないということです。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

運営者
ふむ…。

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目次

考察

『私には、会社経営について、ひとつの確信があります。企業は一時的に順調でも、いつまでも順風満帆で成長していけるものではないということです。周期的に危機がやってきて、それを克服できれば、よりたくましくなりますが、その波に飲まれると成長が止まってしまう。最悪の場合は倒産してしまうこともあります。その周期の長さは、だいたい25年くらいではないでしょうか。』

 

 

そもそも考えたいのは、『なぜ成長し続けなければならないのか』という問題についてである。リカルド・セムラーの『奇跡の経営』にはこうある。

ビジネスでは、ほとんどの人が、成功とは、成長、利益、商品が市場に受け入れられること、または品質であると定義します。でも、私生活にこうした定義は当てはまりません。もし、成長が成功に不可欠なものであるとするなら、会社としては成長の安定的持続を保証する手段を講じる必要があります。しかしながら、永久に成長し続けるものなどありません。本来、成長は一時的なものにすぎないからです。一番背の高い木は、最初に落雷を受けるものです。(中略)また、永遠の成長についても、それが真に価値あるものとも思えません。いつも緑でいる樹木が、秋に美しく黄葉する木より素晴らしいと言えるでしょうか。世界中にチェーン展開しているファーストフードレストランのほうが、何百年も営まれている老舗のレストランよりも優れていると言えるでしょうか。

 

夜空に咲き散る大花火は、『たった一夜』だからこそ、美しいのだ。

 

 

この世には真理がある。例えば、人は必ず死ぬのだ。動物も虫も死ぬ。そして、地球と太陽は宇宙の真ん中ではない。だとしたら、常に若々しく美しく在ることも、輝き、繁栄し続けることも、願うべきではない、人間の罪な感情である。そういうことをわきまえた人や企業は、『結果的』に、美しいものになる。夜空に咲き誇る、あの大花火の様に。

 

 

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