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ルソー『人間は自然のままならば善である。社会組織によってのみ邪悪にさせられる。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

[say name=”偉人” img=”https://a-inquiry.com/health/wp-content/uploads/2019/03/人物アイコン.png”]フランス哲学者 ルソー画像)[/say]

[say name=”運営者” img=”https://a-inquiry.com/health/wp-content/uploads/2019/03/シャーロックホームズアイコン1.png” from=”right”]ふむ…。[/say]
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目次

考察

この言葉は、次の内容を見てから考えたい。ルソーが書いた著書『人間不平等起源論』の文中にはこうある。

「人間が一人でできる仕事(中略)に専念しているかぎり、人間の本性によって可能なかぎり自由で、健康で、善良で、幸福に生き、(中略)しかし、一人の人間がほかの人間の助けを必要とし、たった一人のために二人分の蓄えをもつことが有益だと気がつくとすぐに、平等は消え去り、私有が導入され、労働が必要となり、(中略)奴隷状態と悲惨とが芽ばえ、成長するのが見られたのであった」

 

 

つまりルソーは、『人間は元々平等だったが、 その平等さを追い求めた結果、『不自然な不平等』が起きた』と言う。それが『法律』、『政治』、『家族』、『勤労』といった『社会制度』であり、地位や名誉、そして財産による階級の差異、差別化である。これを見ればわかるように、ルソーは『社会組織<自然状態』という図式を信用していたわけだ。『その様な制度を設けたことで、不平等が起きた』と言っているのである。そういう考え方を知れば、このルソーの言葉はすぐに理解できるようになる。

 

しかし、ここで併せて考えたいのは、以下の内容だ。リヴァイアサンとは、旧約聖書に出て来る海の怪物だ。

 

 

イギリスの哲学者、トマス・ホッブズはこの怪物を、『リヴァイアサン=本性』という図式に当てはめて本を書いた。人間は元々、生存競争をして争いを繰り広げるのが、『自然状態』だというしかし、あまりにも禍々しい人間の本性(リヴァイアサン)その自然状態が見るのが嫌で抗い、争うことの権利を政府に譲り渡し、その代わりに本人たちは安穏な日々を追い求めた。

 

つまり、元々人間は心の内に『リヴァイアサン』という獣を飼っていた。だが、それがあまりにも禍々しい姿をしているので、それを政府に譲り渡し、平穏な日々を求めた。それが、政府を含めたあらゆる社会制度だとした場合、では、ルソーの言う『自然状態』は、リヴァイアサンが内在している状態、ということになるわけだ。

 

それは『善』なのだろうか。

 

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