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リヴァイアサン

旧約聖書に出てくる海の怪物。イギリスの哲学者トマス・ホッブズは、この怪物をその著書の為のメタファーとして使った。ホッブズは、人間はもともと『万人の万人に対する闘争』の状態にあったとした。誰もが自らの生存をめざし、利益を図り、そのためには他人を犠牲にすることを厭わない。そのような自然状態はあまりにも耐え難いので、人間はそのもともと持っていた自然な権利を『政府』に譲り渡す。そして、政府に、自分の代わりに国益のために闘ってもらったり、守ってもらったりするのだ。

『本性』という表現に近いかもしれない。我々は、この『リヴァイアサン(本性)』をどう扱うかが問われている。茂木氏の『挑戦する脳』では、現代の世の中では、『リヴァイアサン性』を解放した人間が、結果を出しているという。押し込め、『優等生』になり、優秀な人材が埋もれてしまうことを、懸念している。

参考文献

挑戦する脳

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