1930年代おすすめ映画ランキング(5作品)
1.赤ちゃん教育
1938年の白黒映画に期待はできない。それが最初の考え方である。だが、70年代以前の主に白黒映画で、私の想像を超えてくる映画の一つにこれがランクインされることになった。以下が現代を生きる私の心にも響いた過去の名作である。
- 素晴らしき哉人生
- 西部戦線異状なし
- 雨に唄えば
- アラバマ物語
- 赤ちゃん教育
- ローマの休日
- ティファニーで朝食を
- 奇跡の人
その他に、カサブランカ、黄昏、裏窓、七年目の浮気、ダイヤルMを回せ、お熱いのがお好き、自転車泥棒、深夜の告白、大いなる幻影、第三の男など実に様々な映画を観たわけだが、ここで挙げたものは現代人にも通用するところがあるだろう。特にこの赤ちゃん教育はその中でも最も古い映画だが、どう面白いかというと、コメディ的にという意味でだ。私は本当に志村けんか何かが演出に携わっているのかと疑ったほど、時代を超えて笑えるシーンがある。
2.オズの魔法使
1939年のジュディガーランドのこの映画は『オズの魔法使』と、『い』が入っていないのが特徴だ。実は私はこの作品があまりにも有名であるということから、かなり幼少の頃に触れていて、それでもう『観た』ということにしていた。だがその後、やはりあまりにも有名であるということから、何度もこの作品のことを耳にする機会があり、そのたびに(もう一度観ないとわからないなあ)と考えていたのである。
『オズ はじまりの戦い』はその続きの感じだし、『ジュディ 虹の彼方に』は主役のジュディガーランドにスポットライトを当てた映画だった。彼女がこの映画で一世を風靡した後どうなったか。それぞれの映画の奥行きをきちんち理解するために、もう一度今回鑑賞したのであった。1939年の映画ということもある。動画配信サービスが普及してくれたことが鑑賞のきっかけになったのだ。
一番良かったのは『はじまりの戦い』がどのような映画だったかが分かったことである。あれは『続編』ではなかった。『前日譚』だったのだ。だからもう一度その映画も観ることになった。それくらいこの2つの映画はリンクしていて、どちらか一方を観たら必ずもう1つを観ないと気が済まなくなる。なるほど、そういうことだったのか。全く覚えていなかった。
アメリカン・フィルム・インスティチュートの選定する「歴代名画ベスト100」で第6位、同じく「歴代名ミュージカル映画ベスト100」では第3位にランクされ、ジュディガーランドが歌った主題歌「虹の彼方に」は同「歴代名歌曲ベスト100」の第1位を獲得する名作。
やはり、一度は見ておいた方がいい作品だろう。ちなみに『ワンピース』の作者の尾田栄一郎は、『オズの魔法使いのような最後にはしない』と発言している。色々な意味で、世界中に影響を与えた作品だ。
3.風と共に去りぬ
『風と共に去りぬ』。この前につく言葉は『大いなる文化』だが、更にその前にあるのが『奴隷を従えた主人たち』である。南北戦争でアメリカが統一され、奴隷制度はなくなる。かつてアメリカの南部では黒人を奴隷として扱っていたのだ。そう考えた時『大いなる文化』というのは、いささか首をかしげざるを得ない。これは1939年に放映された映画だ。その意味で、時代を感じる作品となっている。
さて、それをさておいた場合、この映画で言いたいことは何だろうか。人生は自分の思い通りにはいかない。だが、くよくよしていても仕方がない。明日は明日の風が吹くのである。
4.大いなる幻影
第一次世界大戦のフランスとドイツの戦いが背景となる。ドイツ軍の捕虜になったフランス人の収容所生活と階級意識、彼らとドイツ人将校との国境を超える友情を描いて、鋭く人道主義的立場から戦争を批判した反戦映画である。つまり、
- ドイツ人
- フランス人
がいて、それが戦争をしているわけだが、収容所での生活では『ただの人間同士』となるわけだ。表層ではもちろんそれを認めることはできないが、根底の所でそうした真理に衝き動かされていく。とにかく評価が高い映画で、
「映画史上最高の作品ベストテン」(英国映画協会『Sight & Sound』誌発表)
- 1952年:「映画批評家が選ぶベストテン」第13位
- 1962年:「映画批評家が選ぶベストテン」第20位
- 1972年:「映画批評家が選ぶベストテン」第18位
- 1982年:「映画批評家が選ぶベストテン」第32位
- 1992年:「映画批評家が選ぶベストテン」第29位
- 2002年:「映画批評家が選ぶベストテン」第38位
- 2012年:「映画批評家が選ぶベストテン」第73位
- 2012年:「映画監督が選ぶベストテン」第59位
- 1958年:「世界映画史上の傑作12選」(ブリュッセル万国博覧会発表)第5位
- 2008年:「史上最高の映画100本」(仏『カイエ・デュ・シネマ』誌発表)第65位
- 2010年:「史上最高の外国語映画」100本」(英『エンパイア』誌発表)第35位
- 2010年:「エッセンシャル100」(トロント国際映画祭発表)第21位
以下は日本でのランキング
- 1980年:「外国映画史上ベストテン(キネマ旬報戦後復刊800号記念)」(キネマ旬報発表)第5位
- 1988年:「大アンケートによる洋画ベスト150」(文藝春秋発表)第5位
- 1989年:「外国映画史上ベストテン(キネ旬戦後復刊1000号記念)」(キネ旬発表)第7位
- 1995年:「オールタイムベストテン・世界映画編」(キネ旬発表)第10位
- 1999年:「映画人が選ぶオールタイムベスト100・外国映画編(キネ旬創刊80周年記念)」(キネ旬発表)第19位
- 2009年:「映画人が選ぶオールタイムベスト100・外国映画編(キネ旬創刊90周年記念)」(キネ旬発表)第59位
私は単純に新しい映画の方が見やすいのだが、その描かれるテーマの深遠さの価値が高く評価されるのだろう。
5.或る夜の出来事
戦前の米国映画は、「ボーイ・ミーツ・ガール」という典型的な法則に支配されていたという。つまり、一人の青年が一人の少女に会い、恋に落ちる。そこへごたごたが起きて二人の仲はピンチになるが、その危機は克服され、二人はめでたく結ばれる。というハッピーエンドである。
私はいくつかのこのあたりの時代の映画を観たが、特に傑作には見えないのに、歴史的であるというところに、『何かがある』と推測した。するとやはりそのような法則があって、時代を生きた人々の心理もあって、様々な要素が絡み合って、エネルギーを生み出したのだろう。調べたらそういう事実が分かった。だが『麗しのサブリナ』よりはまだ見応えがある映画だ。
作品一覧
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- 『赤ちゃん教育』
- 『或る夜の出来事』
- 『大いなる幻影』
- 『オズの魔法使』
- 『風と共に去りぬ』
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