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ラッセル『人間、関心を寄せるものが多ければ多いほど、ますます幸福になるチャンスが多くなり、 また、ますます運命に左右されることが少なくなる。かりに、一つを失っても、もう一つに頼ることができるからである。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

『人間、関心を寄せるものが多ければ多いほど、ますます幸福になるチャンスが多くなり、また、ますます運命に左右されることが少なくなる。かりに、一つを失っても、もう一つに頼ることができるからである』

 

例えば私は、日本の世界遺産を全て見て回った。つまり、今まで行ったことのない全国地方へ飛んで、電車に乗り、バスに乗り、現地の食事を食べて、景色を見たわけだ。それはそれはとても忘れることのない思い出となった。例えば下記の写真は、世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の、『那智の大滝』である。

 

 

このようにして、全て自分の目で見て、写真におさめたわけだ。しばらくしてから、その紀伊山地に、稀に見る天災が訪れたことをニュースで見た。あるいは、また違う日には、世界遺産『知床』のある町、ウトロに、クマが出没してニュースになったのを見た。

 

 

私はそれらのニュースを見て、現地を心配する自分に気づいた。これは、そこを旅して訪れなければ、あり得なかった現象だと感じた。この様にして、人は、関心を寄せるものが多くなればなるほど、まるで自分の『人生の範囲』が広がったようなイメージで、悲しいことがあったら憂うし、嬉しいことがあったら喜べるようになる。私の場合で言えば、世界遺産の登録が活発に行われる動きがあれば、その動きを単純に喜び、『もっと増えればいい』と願えるようになる。

 

『運命に左右されることが無くなる』ということを考えた時、見えてくるのは『依存』だ。そもそも『運命』という概念について話をしているのは『人間だけ』。しかも、その人間は恒久的に未熟である。だとしたら、その人間が捻出した運命という概念自体の、正確性は怪しい。自分こそは、たった一つの要素だ。それを理解した時、『だとしたら、その他の一切もたった一つの要素だ』という事実に気が付くことができ、そこまでいくと『諸行無常』というキーワードに辿り着くことになる。

 

ショーペン・ハウエルは言った。

 

つまりそれは、こういうことだ。

 

ブッダ(釈迦)は言った。

ブッダ

時間は流れ、宇宙はうごめき、命の火は消え、物質は分かれる。風は吹き荒れ、大地は鳴り響き、海は揺らいで、炎は燃え盛る。

 

我々の命も、その他の一切の森羅万象同様、流動変化していくものなのである。最初からそうなっているのである。これこそが、真理なのだ。だとしたら、『運命』という正確性の怪しいものに『依存』しているのは、間違いだ。何かが失われても、何かはまだ残っている。そして、その残っているものもいずれ必ず姿形を変えるのだ。そう考えると、『運命』などない。あるのは地球だ。そして命の日数だ。その中でとう生きていくかだけだ。

 

 

 

 

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