偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け


ふむ…。
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目次
考察
この言葉の引用元は、『触らぬ神に祟りなし』の方向でこの言葉の意味をまとめているが、本当にそうだろうか。何しろ私はかつて、『祟りを恐れて触らなかった』ことについて、恩師にこう言われた。
『お前は卑怯だな。醜い、ずるい、汚い。』
一見すると、何一つ問題を起こさない優秀な生活を送っていた私に対し、恩師達はそう言ったのだ。これはとてつもない試練だった。要点は、フランスの小説家、スタンダールのこの言葉、
この記事に書いた。更なる詳細は長くなるので他の機会にしよう。とにかく、『触らぬ神に祟りなし』について私は、他の人とは違う見解を持っているのである。
さて、ではグラシアンのこの言葉はどう解釈するべきだろうか。
『不運が眠っているときには、起こさないようにそっとしておくことだ。ちょっとしたつまづきなら軽い傷ですむが、それがもとで転倒してしまうと、致命傷を負いかねない。』
それは例えば、こういう方向だ。
『もし今、幸福の状態にあり、不運とは無縁の生活を送っているのであれば、それは良かった。だが、覚えておかなければならない。決して、思い上がってはならない。 それは一時的である。』
つまり、慎重さを怠るべからず。何かが起きてからでは遅い。
リンカーン は言う。
後始末ではなく、『前始末』をするべきだということである。だがもちろん、たしかにこの言葉は下記の黄金律にも接触していることになる。
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と言ったが、このように『時期を待つべきだ』という解釈もできるのがこの言葉である。前始末と風林火山の重要性に接触しているこの言葉は、どちらにせよ傾聴に値するということになる。
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