MOVIE RECIPE
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- レシピ数:3
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当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。

1.『世界の帝国の歴史』
世界帝国の歴史を、なるべく時系列順に紹介する。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『女王トミュリス 史上最強の戦士』
- 『300』
- 『300-2』
- 『アレキサンダー』
- 『ガーディアン ハンニバル戦記』
- 『クレオパトラ』
- 『アレクサンドリア』
- 『モンゴル』
- 『ブラック・ウォリアーズ オスマン帝国騎兵隊』
- 『ブーリン家の姉妹』
- 『エリザベス』
- 『エリザベス:ゴールデンエイジ』
- 『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』
- 『アラトリステ』
- 『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』
- 『ワーテルロー』
- 『マニカルニカ ジャーンシーの女王』
- 『アンナと王様』
- 『ヴィクトリア女王 最期の秘密』
- 『大いなる幻影』
- 『インドへの道』
- 『ヒトラー 〜最期の12日間〜』
- 『THE PROMISE/君への誓い』

紀元前530年頃の人物で、中央アジアのカスピ海東岸に勢力を有していたマッサゲタイ族の女王、トミュリス。歴史的に極めて重要な人物で、あのペルシャ帝国のキュロス大王を討ち取ったのだからすごい。カザフスタンの映画だが、映画小国ならではの『謎の誇大演出』などもほとんどなく、映画としてのクオリティが高い。

紀元前480年、スパルタ王レオニダス率いるスパルタ軍300名が、ペルシア王クセルクセス率いる100万のペルシア軍を迎撃するべく立ち上がる。未来永劫語り継がれ、すべての男の魂の根幹を揺るがす生きざまとは。

『300』と続けて観るべき映画。スパルタの300人の精鋭部隊の裏で、もう一つの戦いがあった。実在の人物テミストクレスが、ペルシャ帝国の王ダレイオスを討つところから始まる。

紀元前336年頃、世界で三番目の帝国の覇者アレキサンダー大王(アレクサンドロス3世)。ギリシャ神話の神『トロイ』にも登場するアキレスの子孫という血統を持つ彼が、どのようにして東方遠征を成し遂げたか。壮大な音楽も有名。

紀元前218年頃。歴史映画の中でも史実に忠実であり、映像も綺麗で新しい。ドキュメンタリー映画のようで、戦闘のクオリティなども高く、ハンニバルとスキピオの戦いを描いた貴重な映像作品である。ハンニバルはローマを滅ぼす力を持っていた。

紀元前48年頃。世界三大美女であるクレオパトラは、一体どういう人物だったのか。女性の武器を利用する浅薄かつ狡猾な野心家だったのか。それとも。

西暦4世紀(400年頃)、キリスト教が定着し異教の排斥が行なわれ始めた時代の、女性天文学者ヒュパティアの学問に殉じた半生をアレクサンドリアを舞台に描く。アレクサンドリアの大図書館は異教の魔窟として破壊され、異教徒には改宗か出国しか道は残されなかった。その中で改宗を拒み、青年たちに学問を教え続けるヒュパティアは、都の人々から魔女とみなされる。

1162年頃。チンギス・ハンはモンゴル帝国を作る。それは大英帝国に並びこの世界で最も領土を大きくした帝国だった。彼目線の映画はとても貴重である。

『15世紀のオスマン帝国を舞台に、暴虐の限りを尽くす権力者に立ち向かう7人の精鋭部隊を描いたトルコ発の歴史映画』。メフメト2世と、『ドラキュラ』のモデルとも言われた『串刺し公ヴラド3世』のいた時代で、両者が対立する。ブラック・ウォリアーズはオスマン帝国側の兵士たちだ。

1520年頃。『エリザベス女王の母アン・ブーリンの壮絶な人生』。アン・ブーリンは、ヘンリー8世と駆け落ち的な恋をして、英国国教会が作られた…というくらいまでなら知っている人もいるかもしれない。だが、エリザベス女王の母親は壮絶な人生を送った。

1560年頃。女王としても世界一有名だが、女性としても世界一有名ではないだろうか。それがエリザベス女王その人である。だが、彼女が英国の女王となるまで、そしてなってからもそれは、平たんな道ではなかった。

1580年頃。カトリックだった異母姉メアリー女王のあとに、プロテスタントのイングランド女王として即位したエリザベス。カトリック大国スペインの国王フェリペ2世のイングランド制圧や、イングランド王家の血を引くスコットランド女王メアリー・スチュアート、スペインとの『アルマダの海戦』等についての歴史が描かれる。

『エリザベス』の続編と言ってもいい。ちょうどあの映画が終わった後に何があったかを切り取った映画で、歴史映画に造詣が深い人にはたまらない作品だ。事実、批評家の評価も高いという。あのエリザベス女王がなぜメアリよりも有名になったのか。そこには、やはりこうしたいくつかのからくりが存在したのだ。そして、メアリ・スチュワートの息子ジェームズ1世はエリザベス女王の跡を継ぎ、その後のチャールズ1世の時に、クロムウェルが登場するのである。

1622~1643年頃。『スペイン歩兵連隊最強の剣士』。日本で宮本武蔵が活躍する頃、アラトリステというスペイン歩兵連隊の最強の剣士がいた。フィクションではあるが、当時世界を席巻したスペイン帝国の盛衰を想像できる。

1637年頃。オランダ黄金時代のネーデルラント連邦共和国において、当時オスマン帝国からもたらされたばかりであったチューリップ球根の価格が異常に高騰し、突然に下降した期間を指す『チューリップバブル』を背景にした、オランダが舞台の貴重な映画。オランダ黄金期の映画はほぼ他に存在しない。

1815年頃。『ワーテルローの戦いとナポレオンの衰退』。スタンリー・キューブリックはナポレオンに関する映画を作ろうとしたらしいが、この映画の不発によってそれを諦めたという。内容はその程度だ。だがクオリティは高く、部分部分の見応えはすごい。そしてナポレオンの最限度も高く、歴史的にも重要なワンシーンである。

1858年頃。インド大反乱の女性指導者ラクシュミー・バーイーを描いている。この場合は上記作品と違って『謎の誇大演出』があるので、見づらい。歴史的にはかなり重要で、専門書にも名前が書いてあることが多い人物だけにもったいない。

1860年頃。『アンナとシャム王』の元になったアナ・リオノウンズの手記『英国婦人家庭教師とシャム宮廷』を原作に映画化された作品。タイは以前、『シャム』と言った。だが、理不尽なしきたりはあった。ここに家庭教師に来たアンナは壮絶な経験をすることになる。

1887年頃。インド女帝でもある英国のヴィクトリア女王と、あるインド人の若者の話である。女王は彼やインドの文化に興味を持っていたことにより親密になるが、キリスト教とイスラム教という宗教の違いが根幹にあることも手伝って、中々関係が良好にならない。我々は彼女たちの交友関係を通し、世界情勢の一つの縮図を見る。

第一次世界大戦(1914~1918)でのフランスとドイツの戦いを背景に、ドイツ軍捕虜となったフランス人の収容所生活と階級意識、彼らとドイツ人将校との国境を超える友情を描いて、鋭く人道主義的立場から戦争を批判した反戦映画である。最後、違う意味で国境を越えるシーンの際に、我々はこの作品から哀愁を覚える。

第一次大戦後の英国の植民地インドのチャンドラボアへ、英国娘が婚約者で治安判事の男を訪ねて来訪する。当時のイギリスとインドの関係はとてもナイーブであり、一歩間違えれば一触即発という雰囲気も水面下に漂っていた。

1945年。『偉人でも凡人でもないヒトラーの最期』当時、誰もがその名を聞いたら凍り付いた一人の男がいた。ナチスの総統、ヒトラーである。彼は一体何をしたかったのか。そして、どう死んだのか。

1914年のオスマントルコ。第一次世界大戦を目前にして、少数民族であるアッシリア人、ギリシャ人、アルメニア人たちは戦々恐々としていた。ムスリムであるトルコ人たちが、いくつかの戦争を経て、キリスト教徒に対し敵意を抱くようになり、アルメニア人などのキリストを信仰する少数民族を排斥するようになった。

2022年にロシアがウクライナに侵攻して世界に衝撃が走りました。もう帝国主義という考え方は過去のものとしてきたはずなのに、こうなってしまいました。しかし、歴史の専門書には『ロシアと中国』が何かをする可能性があるということは、書かれていたことでした。さてここで、世界の帝国の歴史をおさらいしましょう。
世界初の帝国が誕生したアッシリアの時代から、現代にかけての世界の覇権の推移を見てみよう。
ヨーロッパの覇権の推移
そしてこの後だ。規模もヨーロッパから『世界』へと変え、まとめ方は『世界で強い勢力を持った国』とする。
17世紀のイギリス以降世界で強い勢力を持った国
アッシリアからはじまり、ペルシャ、アレキサンダー大王のマケドニア、ローマ、モンゴル帝国と、この世界を『支配』する人が後を絶たなかった。
2.『ローマ帝国の歴史』
ローマ帝国の歴史が分かる映画を、なるべく時系列順で紹介する。
ローマ帝国が作られたのは紀元前27年。カエサルがその礎を築き、アウグストゥスが初代皇帝となった。紀元前509年~紀元前27年までは皇帝のいない国、つまり共和政ローマだった。もし、カルタゴ(北アフリカ)のハンニバルが『人格者』じゃなければローマ帝国は存在しなかったかもしれない。その後、『パクス・ロマーナ』の時代に突入。
しかし、375年にゲルマン人の大移動によってヨーロッパを支配していたローマ帝国は崩れていく。そして、395年にローマ帝国が東西に分裂し、476年にゲルマン人のオドアケルによって西ローマ帝国が滅びる。西洋史では、ここが古代と中世の転換点となる。『グラディエーター』はフィクションだが、『最後の善なる皇帝』マルクス・アウレリウスが登場する。ローマ帝国は、彼の息子コンモドゥスを境に衰退していった。『キング・アーサー』は伝説だが、400年代のローマ帝国の様子を想像することができる。
その後長い時間をかけてローマは単なる『イタリア』としてこの世界の一つの国に落ち着くようになる。オドアケルは、『初代イタリア国王』の異名を持つ人物だ。800年にカール大帝が『カールの戴冠』によって教皇レオ3世から『西ローマ皇帝』として認められ、
- 古典ローマ文化
- キリスト教文化
- ゲルマン文化
の融合に尽力するも、死後、彼が作り上げた大フランク王国は分裂し、
- イタリア
- 西フランク王国(フランス)
- 東フランク王国(神聖ローマ帝国、ドイツ)
となった。962年、オットー1世はヨハネス12世から『神聖ローマ帝国』の帝冠を授かり、古代ローマ帝国を正式に受け継ぐ。その後もローマ帝国の名前は存在し続けるが、1453年5月29日、ビザンツ帝国(東ローマ帝国)がオスマン帝国によって滅ぼされ、ローマ帝国は1500年の歴史に幕を閉じた。
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今回配合するレシピはこちらです!
- 『ガーディアン ハンニバル戦記』
- 『スパルタカス』
- 『パウロ 愛と赦しの物語』
- 『グレート・ウォリアーズ』
- 『クレオパトラ』
- 『ジュリアス・シーザー』
- 『ベン・ハー』
- 『パッション』
- 『クォ・ヴァディス』
- 『ポンペイ』
- 『第九軍団のワシ』
- 『グラディエーター』
- 『アレクサンドリア』
- 『キング・アーサー』

前述したように、紀元前218年頃。歴史映画の中でも史実に忠実であり、映像も綺麗で新しい。ドキュメンタリー映画のようで、戦闘のクオリティなども高く、ハンニバルとスキピオの戦いを描いた貴重な映像作品である。ハンニバルはローマを滅ぼす力を持っていた。

紀元前73年頃。『スパルタなんと最大で12万人もの部隊を引き連れるまでに成長した、元奴隷のスパルタクス。もちろんその中には女、子供、老人もいるだろうが、奴隷が当たり前の時代にそこから成り上がってここまで成長する人間は歴史上彼だけである。名作として完成されていると言われるが、私は現代版でリメイクしてほしい。

紀元67年、ローマ皇帝ネロによるキリスト教徒迫害が行われているローマ。マメルティヌスの牢獄に捕えられて処刑を待つパウロの姿とその生涯を、監獄の看守マウリティウス、医者のルカの目を通して描く。『新約聖書』の著者の1人である使徒パウロの生涯を描いた作品。

紀元前58年頃。カエサルのガリア戦記の舞台でもある、ガリア民族との戦い。これは、ガリアの戦士で、最後まで抵抗したウェルキンゲトリクスの話だ。キャストや映像にはもちろん言いたいことはあるが、とても貴重な映像作品だ。彼はカエサルをギリギリまで追い詰めた人間の一人だ。

前述したように、紀元前48年頃。世界三大美女であるクレオパトラは、一体どういう人物だったのか。女性の武器を利用する浅薄かつ狡猾な野心家だったのか。それとも。

紀元前44年のローマ。ジュリアス・シーザーは終身独裁官となり、市民の圧倒的支持を集めていたが、共和派のカシアスたちは危機感を抱く。1599年のシェイクスピアの戯曲『ジュリアス・シーザー』の映画化作品。

紀元後初期頃。『ユダヤ人が出逢う理不尽と出逢う奇跡』。多くのクリスチャンも映画監督も映画ファンも認める、ローマ時代のユダヤ人とイエスの出会いを描く、現在もアカデミー賞の史上最多受賞作品の一つである。

紀元前4年頃~。『イエスの十字架刑と復活』。メル・ギブソンはリアルな描写にこだわる監督で、映画鑑賞中にクリスチャンの高齢者の女性がショックで心臓発作を起こして死亡する事故があった。多くのクリスチャンも絶賛する映画である。

60年~『ベン・ハー』の時代から少し経ってからローマ皇帝が暴君と言われたネロになってからの時代だ。したがってこの話の軸となる人物はネロ、そしてイエスの後を継ぐキリスト教のトップ2の一人、ペテロということになる。

79年。『幻の都市』。紀元前62年2月5日、ポンペイを襲ったポンペイ地震によりポンペイや他のカンパニア諸都市は大きな被害を受けた。再建作業はされたが、不完全な状態で79年8月24日以降の午後1時頃にヴェスヴィオ火山が大噴火し、一昼夜に渡って火山灰が降り続けた。

120~140年。『消息不明のローマ軍団』。時は120~140年のローマ。ハドリアヌス時代に、とあるローマの軍団が消息不明になった。

180年頃。『剣闘士とローマ帝国の終焉』。マルクス・アウレリウス死亡し、息子のコモドゥスに帝位が移った時、ローマ帝国は大きく失墜を迎えたと言われている。これは、ちょうどその時代に『あったかもしれない』物語。監督のリドリー・スコットは、『エクソダス:神と王』を作ったとき、この映画を超えることはなかったと苦言を呈された。

前述したように、西暦4世紀(400年頃)、キリスト教が定着し異教の排斥が行なわれ始めた時代の、女性天文学者ヒュパティアの学問に殉じた半生をアレクサンドリアを舞台に描く。アレクサンドリアの大図書館は異教の魔窟として破壊され、異教徒には改宗か出国しか道は残されなかった。

452年。『アーサー王とサクソン人の戦い』。『アーサー王伝説』はあくまでも伝説の域に過ぎないが、この映画を観ると別に彼らのような人が存在していたと考えてもそうおかしくはないと感じる。400年代の『イギリスができる前』の西洋の様子が想像できるのも貴重。

帝国と言えばローマ帝国を思い浮かべる人が多いですよね。ゴロとして覚えやすいことも影響しているかもしれません。印象としても、モンゴル帝国とかオスマン帝国と聞いても、その要となる城や皇族、部隊や活動内容、エリアなどがパッと思いつかないことも関係しているでしょう。そのエリアの人なら別ですけどね。
ここには、映像や宣伝など、人間の認識に関係する心理作用が働いているでしょう。例えば、『MITSアルテア8800』と『アップル』では後者の方が覚えやすいですよね。これは、『星野リゾート』で有名な星野さん愛読書の『マーケティング22の法則』のうちの一つ、『心の法則』が関係しているのですが、スティーブジョブズのアップル社が躍進できた背景には、そういう人間の認知能力も関係していたのです。
3.『帝国の覇者』
『戦場で抜きんでたリーダー』というレシピは他でまとめたので、ここでは帝国の覇者にスポットライトを当ててピックアップする。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『女王トミュリス 史上最強の戦士』
- 『300』
- 『クレオパトラ』
- 『アレキサンダー』
- 『始皇帝暗殺』
- 『項羽と劉邦』
- 『ロビン・フッド』
- 『ブレイブハート』
- 『モンゴル』
- 『フューリアス 双剣の戦士』
- 『グラディウス ~希望への奪還~』
- 『ジャンヌ・ダルク』
- 『ブーリン家の姉妹』
- 『エリザベス』
- 『エリザベス:ゴールデンエイジ』
- 『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』
- 『アラトリステ』
- 『ワーテルロー』
- 『ヴィクトリア女王 最期の秘密』
- 『フロム・ヘル』
- 『ヒトラー 〜最期の12日間〜』

前述したように、紀元前530年頃の人物で、中央アジアのカスピ海東岸に勢力を有していたマッサゲタイ族の女王、トミュリス。敵対するのはペルシャ帝国のキュロス大王となる。キュロスはメディアを打倒してイラン高原での覇権を確立、続いてリディア、新バビロニアを滅ぼし、西アジア世界を包み込む大帝国の支配者となった。

前述したように、ペルシア王クセルクセス率いる100万のペルシア軍がスパルタを制圧しようとする動きが描かれる。クセルクセス1世とは、上記キュロス2世の子カンビュセス2世が死亡後のペルシャをまとめた人物である、ダレイオス1世の息子である。

前述したように、紀元前48年頃。世界三大美女であるクレオパトラは、一体どういう人物だったのかが描かれる『ジュリアス・シーザー』もあるが、知名度からしてこちらをピックアップ。ここで挙げられる帝国の覇者は、ジュリアス・シーザーである。

前述したように、紀元前336年頃、世界で三番目の帝国の覇者アレキサンダー大王(アレクサンドロス3世)。ギリシャ神話の神『トロイ』にも登場するアキレスの子孫という血統を持つ彼が、どのようにして東方遠征を成し遂げたか。壮大な音楽も有名。

紀元前3世紀・戦国時代の中国。残虐な暴君として描かれがちだった始皇帝を、一人の悩める人間として描いた作品であり、彼を取り巻く人物の人間模様と後に史記で語られることになる虐殺と粛清の背景が物語の中心となっている。

紀元前195年晩年の劉邦が楚漢戦争を回想しつつ韓信を粛清していく姿を描く。前漢(ぜんかん)、つまり漢の初期の王朝を興した劉邦。それに『楚漢戦争』で敗北した項羽の二人を軸にした物語である。

時代は12世紀末。上記作品とほぼ同時代となる。十字軍の兵士としてフランスで戦っていたロビンフッド。彼は実在しないが、ここにも『獅子王リチャード1世』という十字軍の重要人物が登場する。上記作品と併せて確認したい人物である。

1280年頃。イングランドの支配からスコットランドを救った革命家ウィリアム・ウォレスを主人公とした映画。残虐で冷酷なイングランド王エドワード1世の侵略によって家族を殺害されるも、難を逃れるところから物語が始まる。

前述したように、1162年頃。チンギス・ハンはモンゴル帝国を作る。それは大英帝国に並びこの世界で最も領土を大きくした帝国だった。彼目線の映画はとても貴重である。

時は13世紀(1237年)のロシア。当時の世界を制覇していたのはモンゴル帝国だ。ロシアという名前はないので『ウラジーミルスーズダリ大公国』となる。その大公であるユーリー2世は、モンゴル帝国のバトゥ軍に圧迫されていた。モンゴル帝国の創始者チンギス・ハンの長男であるジュチ。この男の次男がバトゥである。

1250年頃の中世ヨーロッパで一大王国を率いたダヌィーロ・ロマーノヴィチの波乱に満ちた半生を描く。歴史的事実にファンタジー要素がプラスされている。今回もモンゴルのバトゥが絡んでいる。

1400年頃。フランスの英雄として扱われてきたジャンヌ・ダルクを一人の少女という視点から描いた映画。フランス・ヴァロワ朝の第5代国王で『勝利王』と呼ばれたシャルル7世とのやり取りが描かれる。

前述したように、1520年頃。『エリザベス女王の母アン・ブーリンの壮絶な人生』。アン・ブーリンは、イングランド王ヘンリー8世と駆け落ち的な恋をして、英国国教会が作られた。

前述したように、1560年頃。女王としても世界一有名だが、女性としても世界一有名ではないだろうか。それがエリザベス女王その人である。だが、彼女が英国の女王となるまで、そしてなってからもそれは、平たんな道ではなかった。

前述したように、1580年頃。カトリックだった異母姉メアリー女王のあとに、プロテスタントのイングランド女王として即位したエリザベス。カトリック大国スペインの国王フェリペ2世のイングランド制圧や、イングランド王家の血を引くスコットランド女王メアリー・スチュアート、スペインとの『アルマダの海戦』等についての歴史が描かれる。

前述したように、『エリザベス』の続編と言ってもいい。ちょうどあの映画が終わった後に何があったかを切り取った映画で、歴史映画に造詣が深い人にはたまらない作品だ。事実、批評家の評価も高いという。あのエリザベス女王がなぜメアリよりも有名になったのか。そこには、やはりこうしたいくつかのからくりが存在したのだ。そして、メアリ・スチュワートの息子ジェームズ1世はエリザベス女王の跡を継ぎ、その後のチャールズ1世の時に、クロムウェルが登場するのである。

前述したように、1622~1643年頃。アラトリステというスペイン歩兵連隊の最強の剣士を軸にして当時のスペイン帝国の盛衰を描く。ステュアート朝のイングランド、スコットランド、アイルランドの王であるチャールズ1世が登場する。

前述したように、1815年頃。ワーテルローの戦いとナポレオンの衰退が描かれる。

前述したように、1887年頃。インド女帝でもある英国のヴィクトリア女王と、あるインド人の若者の話が描かれる。

前述したように、1945年。『偉人でも凡人でもないヒトラーの最期』当時、誰もがその名を聞いたら凍り付いた一人の男がいた。ナチスの総統、ヒトラーである。彼は一体何をしたかったのか。そして、どう死んだのか。

そして、帝国の覇者として認めることはできませんが、現在ではプーチン率いるロシアが怪しい動きを展開しています。ヒトラーを筆頭とした日独伊三国同盟を打ち破ったアメリカを筆頭とする連合国は、第二次世界大戦で勝利したことで力を持ちます。しかし、そのうちイギリスとフランスは度重なる戦争の戦費と、戦場となった自国の修繕に追われ、経済的な部分でアメリカに頼らざるを得なくなります。そして、『アメリカ一強』の時代が長らく続くわけです。
帝国主義はもう淘汰されましたが、中国、ロシアが怪しい動きをする可能性があるとにらまれてきました。そして、2022年2月にロシアによるウクライナ侵攻が勃発。彼らからすると『元々ここはロシアだ』という考え方で、ウクライナが自分たちから離れることを強く拒絶した流れが根幹にあります。ロシアがアメリカを攻撃したら『第三次世界大戦』に結びつく可能性はありますが、ロシアがウクライナを攻撃するのは、それとは少しだけ意味が違うところがあります。
もちろん、戦争も帝国主義ももう過去の遺物にするべき古い考えです。『歴史は繰り返す。最初は悲劇だが、二番目は茶番だ。』しかしマルクスがこう言うように、それでも人間は茶番を繰り返す愚かな生き物だと言えるのかもしれません。
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