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『Actor』(MOVIE RECIPE)

『Actor』
『俳優』に焦点を当てたレシピです。私は本来、映画を『人間の勉強』のために観ていて、あまりそういう裏方系の話には目を向けないようにしているのですが、そんな私が自然と気が付いた俳優たちのちょっとした特徴などをまとめました。
MEMO
運営者の映画経験と共にレシピ内の情報が変更されます。主に『追加』ですが、一度ご購入された方はそのまま追加された情報も含めて、このページの情報を永久にご覧になれます。

 

目次

MOVIE RECIPE

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このレシピの詳細

  • レシピ数:22
  • 紹介映画:132

 

当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。

 

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1.『クリスチャン・ベールの二面性』

クリスチャンベールが『二つの顔』を持つ役を演じることが多々ある。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『アメリカン・サイコ』
  2. 『プレステージ』
  3. 『ダークナイト』
  4. 『マシニスト』
  5. 『アメリカン・ハッスル』
  6. 『バイス』

 

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この映画でも彼はある二面性がある男を演じている。

 

 

 

 

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運営者
運営者のIQから一言。

その他もこのテーマにはエドワード・ノートンということでまとめることもできるのですが、ネタバレ的な形が多くなってしまうのでやめておきます。彼はプロ意識が高いストイックな人間なので、役とプライベートをきっちり分けて考えているという点でも、ここにまとめられる理由なのかもしれません。

 

2.『クリスチャン・ベールの怪演』

クリスチャンベールは怪演もすごい。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『アメリカンサイコ』
  2. 『マシニスト』
  3. 『アメリカン・ハッスル』
  4. 『バイス』
  5. 『ザ・ファイター』

 

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前述したように、この映画での彼の怪演もすごい。

 

 

 

 

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前述したように、この映画で彼は『もうこれ以上は痩せられない』というほど痩せている。身長183cm、体重85キロの体型から、毎日りんご1個とツナ缶のみで過ごし、55キロまで体重を落とした。ベールは45キロまで落とそうとしたが、彼の健康を憂慮した周りによって止められたという。

 

 

 

 

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1970年代にアトランティックシティで起きた収賄スキャンダル「アブスキャム事件」を基にしている。肥満体の天才詐欺師を演じるにあたり、ドーナツやチーズバーガーなどの高カロリー食品を大量摂取し激太りさせた。

 

 

 

 

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第43代アメリカ合衆国大統領ジョージ・W・ブッシュの下で副大統領を務め、「アメリカ史上最強で最凶の副大統領」と呼ばれたディック・チェイニーを描いている。ベールは役作りのために体重を40ポンド(約18kg)増量した。

 

 

 

 

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彼の場合『マシニスト』の話は前述したが、この映画でもコカイン中毒の元ボクサーを演じるにあたり13キロの減量だけではなく、実際に髪の毛を抜き、歯並びまでも変えて役作りに挑んだ。

 

 

 

 

運営者
運営者のIQから一言。

前述したように、ストイックな役者なので役に憑依するような演技をすることが目立ちます。見てる側は最高の気分ですね。一流の仕事を見せてもらっている気分になります。家具で例えていうなら、Amazonで低評価がつくような(実際に問題になった)粗悪品の家具を買うと、表面は良いように見えても、裏の縫い目などが適当でつくりも悪く、安っぽい印象を与えるのに対し、一流の家具は裏の縫い目まできっちりとこだわっていて、品質も良く、長持ちする。

 

ただ高いということではなく、安い物でもそういう物はあるので、役者の意識次第ですよね。彼はそういう本物の俳優に見えます。例えば『レイジングブル』で主演のデ・ニーロは、ミドル級チャンピオンまで上り詰めた鍛え上げられた肉体と、引退後の肥満体型を表現するために体重を27kg増量。徹底した拘りから生まれた造語、「デ・ニーロ・アプローチ」の完成形とも言える役作りを敢行し、この映画で第53回アカデミー主演男優賞を初めアメリカ国内の映画賞を多数獲得しました。

 

これが1980年。こういう風に一流の役者たちの『命懸けのリレー』が水面下で行われている。そう考えることもできます。

 

3.『不思議なホプキンス』

アンソニーホプキンスは不思議な男を演じることが多い。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 羊たちの沈黙』
  2. ジョーブラックをよろしく』
  3. ブレイン・ゲーム』
  4. 『ザ・ライト -エクソシストの真実-』
  5. アトランティスのこころ』
  6. ファーザー』

 

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この作品でもそれ以降のハンニバルシリーズでも、ハンニバルという不気味な男を演じる。彼は異常に知能指数が高く、また異常な犯罪癖を持っている。彼は永久に外に出してはならないと思うし、FBIは彼に事件解決のために助言を乞うこともある。

 

 

 

 

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これは一応説明がある映画だが、説明なしで観るミステリー映画としても楽しむことができる。もっとも、『楽しむ』というのは的確ではないかもしれないが。

 

 

 

 

運営者
運営者のIQから一言。

恐らく配役というのは製作者側が、(これをやるならあの人がいい)として、思い浮かぶ人にまず声をかけるのではないでしょうか。そしてその後にオーディションとか、そういうものがある。例えば北野武の最新作『首』では、西島秀俊(52)が明智光秀、加瀬亮(48)が織田信長、中村獅童(50)が百姓の難波茂助役で北野組に初参加。浅野忠信(49)が秀吉の軍師・黒田官兵衛、大森南朋(51)が秀吉の弟・秀長を演じます。

 

北野監督もビートたけしとして羽柴秀吉を演じていますが、キャスティングについてたけしさんは「脚本を書きながら、これはこの人と…」として決めていったという話を最近目にしました。よって、たくさん映画を観ていると、(あの人がまた同じような役をやっている)という状況に遭遇することがあります。今回の場合は、『アンソニーホプキンスが不思議な能力を持っているので、FBIやらなにやらに協力を申し込まれる』という、そういう展開ですね。

 

人にははまり役というものがありますからね。例えば日本の俳優で言うなら、リリー・フランキーさんなどは飄々とした良い人の印象ですが、役をやらせるなら圧倒的に悪役の方がはまっています。『凶悪』とか『SQOOP』の彼は見事でしたね。以前、ピエール瀧さんが逮捕されてしまう前、『あの人は悪い役をやらせたらはまる』という話で『アウトレイジ』等にも出演していましたが、やはり役には人間が出るのか、その本性や天分というものを存分に生かすかどうかということが、このあたりに関係している印象があります。

 

4.『ブルースの不思議な時間体験』

ブルース・ウィリスが不思議な時間体験をする映画をピックアップ。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『LOOPER/ルーパー』
  2. 『12モンキーズ』
  3. 『キッド』

 

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舞台は近未来2044年のカンザス州、未来の犯罪組織との契約でタイムマシンで過去である今に送り込まれた標的を射殺して死体を処理する殺し屋、通称「ルーパー」を、演じる。

 

 

 

 

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運営者
運営者のIQから一言。

彼の最近の映画は、正直『ぼーっとしていて退屈なのかなあ』というような、そういう虚無的な印象を得ていました。そんな中、2015年にはセリフが覚えられずウディ・アレン監督作品を降板したと報じられ、2022年3月に、彼が失語症であるということが報告され、引退の運びとなりました。更にその後の2023年に、症状が進行していて認知症となります。年齢で言うと彼は明石家さんまさんと同じなので、まだまだ若いという印象ですね。もちろん、さんまさんが異常に元気ということもありますが。

 

彼のあの最後の方の虚無的な演技の背景にそういう事情があったと分かると、文句は何一つ言えなくなりますね。元々寡黙でニヒルな男を演じることが多かったので、手を抜いているようにも見えたのですが、もしかしたら『こういう役なら、セリフも少ないし、出演も楽だ』という流れがあったのかもしれません。彼が出ればそれだけで宣伝にもなりますし、彼自身もギャラを貰えますから、最後の仕事のつもりで、絞り切ってくれたのかもしれませんね。

 

5.『ジョニー・デップのキャラクター』

キャラクターものを演じることが多いジョニーデップ。すべてが成功しているわけではないが、見事にハマっている。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ダーク・シャドウ』
  2. 『シザーハンズ』
  3. 『チャーリーとチョコレート工場』
  4. 『ローン・レンジャー』
  5. 『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』
  6. 『アリス・イン・ワンダーランド』
  7. 『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
  8. 『パイレーツ・オブ・カリビアン』
  9. 『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』

 

ダーク・シャドウ

 

呪いでヴァンパイアに変えられた男を演じる。自身の代で企業で成功したにも関わらず、現代になり落ちぶれてしまった子孫を立て直すために、催眠術などを使って奮闘する。

 

 

 

 

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ローン・レンジャー

 

「ハイヨー、シルバー!」や、相棒であるステレオタイプなインディアンの青年・トントの台詞「白人嘘つき。インディアン嘘つかない」というセリフが有名なローン・レンジャーの映画作品としては5作目にあたる。

 

 

 

 

チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密

 

裏社会でインチキ美術商を営んでいるイギリスの貴族であるチャーリー・モルデカイを演じる。

 

 

 

 

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ここでもグリンデルバルドという最強の魔法使いを演じているが、アンバーハードとの夫婦間トラブルの影響もあり、降板することになった。

 

 

 

 

運営者
運営者のIQから一言。

『ローンレンジャー』と『チャーリーモルデカイ』以外はヒットしていますね。しかしこの作品も、違う時期に違う人が見たらもしかしたら面白いかもしれません。彼への期待は高すぎるのでパイレーツが2003年という比較的早い時期に大ヒットしているので、それ以降の作品はすべてそれと比較されてしまう傾向にあります。ですが、そういう流れが一切関係ない時代の人たちが単発的にこれらを見たら、もしかしたら違う印象があるのかもしれません。

 

私などは、『シザーハンズ』は大勢が言うほどそこまで心に刺さるということはありませんでした。もちろん面白かったのですが、この作品もそういう『時代の流行的なうねり』が関係していた気がします。当時、友人の家に行くとこの映画があり、またあるいは『スーパーファミコン』があった。『セックスアンドザシティ』もそうですが、人々は『それが家にある』ことに悦を覚えていた感じがしました。

 

少し時間が経つと、もうそういう熱はないことが分かります。つまり冷静になる。同じ『怪奇な哀愁』ということで考えるなら『エレファントマン』のそれにはかないませんからね。パイレーツも、映画館で初めて観た時、最後のあのセリフからの、あのBGM。あの哀愁と興奮は忘れられないものがありましたが、それを知らない世代には、また違う印象を与えるはずです。ちなみに私は(この人の映画は全部観る!)としている人の一人に、彼がいます。

 

6.『アン・ハサウェイの成長』

こうして考えるとなかなか面白い。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『プリティ・プリンセス
  2. 『裸の天使
  3. 『プラダを着た悪魔
  4. 『ブルックリンの恋人たち
  5. 『ワン・デイ 23年のラブストーリー
  6. 『マイ・インターン
  7. 『オーシャンズ8
  8. 『ダークナイト・ライジング
  9. 『魔女がいっぱい

 

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そしてこの作品でとうとう彼女は魔女になってしまった。

 

 

 

 

運営者
運営者のIQから一言。

普通の女子高生だった彼女が、20年ちょっとの時間をかけてついに魔女になってしまいました。(完)

 

7.『トム・ハンクスの実話世界』

トムハンクスは実話映画をやることが多い。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『キャプテン・フィリップス』
  2. 『ブリッジ・オブ・スパイ』
  3. 『アポロ13』
  4. 『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』
  5. 『ウォルト・ディズニーの約束』
  6. 『ハドソン川の奇跡』
  7. 『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』
  8. 『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』

 

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運営者
運営者のIQから一言。

実話映画が一番見ごたえがありますからね。やはり実話かそうじゃないかというだけで価値が2つ3つ変わってきます。例えば『ミュンヘン』などのような事実が実際にあったというのはすごいことですし、『エレファントマン』もそうですよね。彼の場合、隣人にいそうな親近感や安心感があるので、一般人を演じさせたらピカイチという印象があるのかもしれません。ものすごく一流の俳優なのですが、日本に来た時も常にユーモアを忘れない余裕の姿勢を見せてくれていましたし、よく笑って和ませていました。

 

8.『トム&メグライアン』

トムハンクスとメグライアンは当時、ゴールデンコンビとしてラブコメ映画を盛り上げた。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ジョー、満月の島へ行く』
  2. 『めぐり逢えたら』
  3. 『ユーガット・メール』

 

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上記作品と主要キャストが同じ形で、この作品が展開された。

 

 

 

 

運営者
運営者のIQから一言。

しかしこの2年後の2000年に『プルーフオブライフ』という映画で彼女はラッセルクロウと不倫をしてしまいます。夫のデニスクエイド曰く、『ラッセルは俳優としては一流だが、男としてはクソだ』と言ったようです。この印象と、その後の『インザカット』による演技派への転向の失敗、そして度重なる整形の失敗に、『ゴースト/ニューヨークの幻』、『プリティ・ウーマン』、『誘う女』、『羊たちの沈黙』などのオファーを断ってしまったという運の悪さなどが重なり、彼女は完全に干される形となりました。

 

もしそうしたことがなければこのゴールデンコンビがもう少し映画界を盛り上げてくれたかもしれません。ただまあ、彼女はそれまでに十分盛り上げましたからね。一度も日の目を見ることなく終わってしまう人の方が圧倒的に多いわけだから、大成功したと言えるでしょう。

 

9.『トム&キッドマン』

今度のトムはトムクルーズだ。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『デイズ・オブ・サンダー』
  2. 『遥かなる大地へ』
  3. 『アイズワイドシャット』
  4. 『アザーズ』

 

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本作は同年に結婚するトム・クルーズとニコール・キッドマンが共演した最初の作品。

 

 

 

 

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その後2001年に離婚するまでにこの『遥かなる大地へ』(1992年)と、

 

 

 

 

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この『アイズ ワイド シャット』(1999年)にて共演している。

 

 

 

 

アザーズ

 

1945年のイギリス海峡のジャージー島にある大邸宅を舞台に、光アレルギーの子どもを抱えて昼も闇の中で暮らす母親が何かの気配と怪現象におびえる姿を描いたサスペンスホラー映画。キッドマンの当時の夫トム・クルーズが製作総指揮で加わっている。

 

 

 

 

運営者
運営者のIQから一言。

彼女はトム・クルーズとの結婚について、「ものすごく力のある男性と結婚したことが、わたしをセクハラから守ってくれた。」と振り返っています。トムクルーズの影響力は極めて大きいですからね。渡辺謙なども、彼の話をする際に別次元を話すようにしていました。以前『しゃべくり007』で彼が出演したとき、しゃべくりメンバーがいつもように『いじって笑いにする』方法で彼をいじりましたが、彼はいたって真面目に見えました。

 

『しゃべくり007始まるよ』的なフレーズをカメラの前で言ってくれとメンバーに言われ、許諾するのですが、全開の笑顔で口パクしたのです。それを大笑いしてメンバーがもう一度やらせたのですが、彼は冗談じゃなく真面目にやっているように見えましたね。つまり、『アメリカではそれで後は周りが勝手にやってくれる』という、そういうことがまかり通っているように見えました。

 

これは、彼が浮世離れした次元にいることが垣間見えるワンシーンだったように見えます。自家用ジェットなんか当たり前の彼ですから、他の人が入れないところに入れるし、何もかもがVIP扱いなわけです。きっとこの時も、それで後はうまくやってくれると思ったのかもしれません。

 

10.『どうしたキッドマン』

そのニコール・キッドマンだが、思わず(どうしたキッドマン!)と突っ込みたくなる映画がある。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ペーパーボーイ 真夏の引力』
  2. 『パーティで女の子に話しかけるには』
  3. 『めぐりあう時間たち』

 

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この映画で彼女は超一流の俳優にも関わらず、超三流の底辺な女性を演じる。それは言いすぎだが、およそ彼女の人生とは無縁のハードな女だ。

 

 

 

 

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この作品もかなり奇天烈で、超一流の彼女がやるような内容ではないという印象を受ける。

 

 

 

 

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この場合、特殊メイクをしているので彼女だと気づかない人もいる。という意味で、ここに該当する。

 

 

 

 

運営者
運営者のIQから一言。

ただ、『めぐりあう時間たち』で共演したメリル・ストリープやジュリアン・ムーアなど、なみいる名女優の中でも特に熱狂的な賛辞を獲得し、アカデミー主演女優賞(オーストラリア人女優として初の受賞)やゴールデングローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門)、ベルリン国際映画祭 銀熊賞などを受賞する結果になりました。上記2作品に関しては、逆にこれからも『どうしたキッドマン』のレシピを増やす作品に出てほしいですね。そうやって演技の幅を広げる努力を惜しまない姿勢が、こうした栄誉ある賞に繋がっているのかもしれません。

 

 

 

 

11.『クラシック・ナイトレイ』

ドレッシーなキーラ・ナイトレイを見る機会がたくさんある。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『パイレーツ・オブ・カリビアン』
  2. 『プライドと偏見』
  3. 『シルク』
  4. 『つぐない』
  5. 『ある公爵夫人の生涯』
  6. 『危険なメソッド』
  7. 『アンナ・カレーニナ』
  8. 『くるみ割り人形と秘密の王国』

 

 

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総督の娘エリザベス・スワンを演じ、冒頭から『ドレスがきつくて仕方ない』とぼやくシーンがある。

 

 

 

 

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運営者
運営者のIQから一言。

彼女は1999年に『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』で侍女サーベを演じたのが最初で、その後数年間は無名のテスト的な映画が続きます。そしてもう2003年には『パイレーツオブカリビアン』ですから、比較的早くヒットしましたね。というか、ヒットした女性の歴史を見ると、大体早くに売れています。逆に男性になると、下積み時代が長かったりします。これは男女に求められるニーズの何かが関係するかもしれませんね。

 

彼女からすれば、パイレーツでクラシックなドレスを着てから運気が変わった、というある種のジンクスを持っているのかもしれません。例えば、『メアリと魔女の花 』もスタジオジブリが初めて黒字化した作品である『魔女の宅急便』にあやかって魔女ものにしたと言いますから、結果はさておき、やはり売れる売れないというのは死活問題なわけで、ちょっとでもそこにチャンスがありそうなら、そこから目を離さないことが大切なのかもしれません。

 

12.『海の男ケビン・コスナー』

ケビンコスナー海の男が似合うのかもしれない。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『守護神』
  2. 『ウォーターワールド』
  3. 『メッセージ・イン・ア・ボトル』

 

 

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運営者
運営者のIQから一言。

ケビンコスナーは最初『ファンダンゴ』やブラピの初出演作でもある『追い詰められて』、『さよならゲーム』等の映画で、少しちゃらついた、というか、軟派な、というか、そういう雰囲気の男を演じていましたが、後に『アンタッチャブル』で見せた『信念のある渋い男』を演じさせ、『ダンス・ウィズ・ウルブズ』や『ボディガード』等の名作に繋がっていきました。この挙げた作品もそうですね。『マン・オブ・スティール』などもそうです。

 

『アンタッチャブル』の方向で、『ロビンフッド』や『ワイアットアープ』といった似た雰囲気の映画を展開しますが、ゴールデンラズベリー賞最悪主演男優賞を受賞してしまったり、失敗する結果もありました。そう考えると彼は、『一歩引いた位置にいる、いぶし銀の渋い男』という役がはまり役。『守護神』もそうですし、『ボディガード』もそうですね。『ダンス・ウィズ・ウルブズ』もどこか『自分を捨てて尽くす人』のような印象もあります。それはそのまま『マン・オブ・スティール』でもそうですからね。

 

あまりメインでどでかく構えるのではなく、縁の下の力持ちとして粋な男を演じさせると、ピカイチの印象があります。

 

13.『ホアキンの幅広い演技』

ホアキン・フェニックスの幅広い演技を見てみよう。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『her/世界でひとつの彼女』
  2. 『容疑者、ホアキン・フェニックス』
  3. 『グラディエーター』
  4. 『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』
  5. 『ザ・マスター』
  6. 『マグダラのマリア』
  7. 『ジョーカー』

 

 

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映画界のNo.1知名度を誇るヴィラン『ジョーカー』の誕生秘話を演じる。

 

 

 

 

運営者
運営者のIQから一言。

つまり彼は、OSと恋に落ちてしまう男、嫉妬と執念に蝕まれる男、薬に溺れる男や、イエス・キリスト、そしてジョーカーまで演じてしまう幅広い演技力を見せてくれています。挙句の果てには2年間も実際に人々を『俺はラッパーになったんだ』とだまし続けたのですから、図太い人間です。そういう鬼才的な人だったから『ジョーカー』の役が来たのかもしれません。そしてついにそこでアカデミー主演男優賞を受賞しましたから。面白い人生を生きていますね。

 

彼の兄は『スタンドバイミー』で有名なリヴァーフェニックス。イケメンアンケートでディカプリオと並んで常に上位に君臨する美男子の弟ということもあるし、大人気で、美男子の王道にいたような人の影にいた男性として生きてきて、思うところは多々あったでしょう。しかし何事もやり続けることが大事ですね。継続は力なりです。

 

14.『ヘレナとデップ』

ヘレナボナムカーターとジョニーデップのコンビがいくつもある。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『チャーリーとチョコレート工場』
  2. 『ティム・バートンのコープスブライド』
  3. 『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
  4. 『アリス・イン・ワンダーランド』
  5. 『ダーク・シャドウ』
  6. 『ローン・レンジャー』

 

 

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まずはこの作品で共演する。2005年だ。

 

 

 

 

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そして同じ2005年にこの作品で声優として共演。

 

 

 

 

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2007年のこの作品ではがっつりとタッグを組む。

 

 

 

 

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2010年のこの映画では、特にこの二人がこの物語の世界観を盛り上げる。

 

 

 

 

ダーク・シャドウ

 

2012年。彼らとティムバートンは相性がいいらしい。

 

 

 

 

ローン・レンジャー

 

2013年のこの作品が今のところ最後の共演となっている。

 

 

 

 

運営者
運営者のIQから一言。

『ローンレンジャー』は赤字にこそなっていませんが、『パイレーツ』同様にディズニー作品なのにトントンくらいの結果に終わりましたからね。そういうことがあるとやはりそれまでの良いジンクスが崩れて、(そろそろ変化の時期か)となるのでしょうか。『メアリと魔女の花』もそれ以降は長編アニメは作っていませんし、松本人志も『R100』以降作っていませんからね。また、『ザ・マミー』も興行的に失敗したとして、あのシリーズが打ち切りになりました。

 

そろそろこの二人の、『奇天烈キャラクターキャラ』がもう一度観たいところですが、もしかしたらもう退き際を迎えているのかもしれません。若いからこそ、ということもありますからね。例えばジムキャリーの『Mr.ダマー』は1作目は面白かったのですが、年を重ねてから続編が出て、もう一度若かったころと同じノリで笑わせにかかるのですが、正直ちょっと『痛い』印象がありました。

 

逆にジョニーデップは『グッバイリチャード』のような味わい深い作品が似合うようになりましたし、アンバーハードとの問題も解決した今、これからの彼の人生と役柄に注目です。ヘレナボナムカーターは『オーシャンズ8』等で相変わらず確実な仕事をしていますからね。今後も仕事がなくなることはないでしょう。

 

15.『デニーロ&ペシ』

ロバートデニーロとジョーペシが組むといつもいいコンビになる。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『レイジング・ブル』
  2. 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』
  3. 『グッドフェローズ』
  4. 『カジノ』

 

 

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ある天才賭博師を通じて、まだマフィアの支配下にあった1970年代から80年代のラスベガスを描いている。デニーロ、ジョーペシ、シャロンストーンといった実力派俳優が、圧巻の演技や怪演で我々を魅了する。

 

 

 

 

運営者
運営者のIQから一言。

またここにはNetflix限定の『アイリッシュマン』も追加される予定です。私がまだ契約していないのですがいずれ必ず見ます。ジョーペシは1980年のその『レイジングブル』が映画初出演ということで、長い間彼とは友人関係にあるようです。『カジノ』等のアウトロー映画で見せた彼の狂気は凄まじいものがありましたからね。バットマンのペンギン役としてもヴィランを演じましたが、かなり味のある役者です。

 

また、『ムーンウォーカー』でマイケルジャクソンとも共演しているし、『ホームアローン』の泥棒のような役も演じています。近づきがたい狂人から、哀愁ある男、情けない男など様々な幅広い演技で映画界を盛り上げましたね。そんな彼も今80歳で、今調べたら『次回作』として『リーサルウェポン5』の表記がありましたよ。メルギブソンらも出演するそうで、これは期待できますね。

 

16.『カジノなデニーロ』

カジノ関連のロバートデニーロをまとめる。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『カジノ』
  2. 『アメリカン・ハッスル』
  3. 『タイム・トゥ・ラン』

 

 

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前述したように、ある天才賭博師を通じて、まだマフィアの支配下にあった1970年代から80年代のラスベガスを描いている。デニーロ、ジョーペシ、シャロンストーンといった実力派俳優が、圧巻の演技や怪演で我々を魅了する。

 

 

 

 

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この映画で彼はメインキャストではないが、カジノの重鎮として裏側にいて、一緒の机を囲むシーンがある。

 

 

 

 

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元マフィアの大物で巨大カジノのオーナー・ポープ(教皇)という役で出演する。

 

 

 

 

運営者
運営者のIQから一言。

カジノの胴元というか、元締め、オーナーのような立場をやらせたら彼ですよね。ディカプリオなども似合いそうなのですが、まだ若い印象があります。そのうち似合いそうですね。その他、ジャック・ニコルソン等も似合うかもしれません。やはり、早くから主演を務め、強面としても王道メインとしても活躍した『猛者』的な立場にいた人物が似合う印象ですね。よって、ブラッドピットなどは実はダウンタウンと同じ年齢でもう60歳になるのですが、その役は似合いません。

 

彼は猛者というよりはまだまだ若く、王道イケメンキャラとして活躍しそうな印象があるからですね。

 

17.『龍一坂本』

坂本龍一の音楽が関与した映画をピックアップ。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ラストエンペラー』
  2. 『戦場のメリークリスマス』
  3. 『ブラック・レイン』
  4. 『リトル・ブッダ』
  5. 『愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像』
  6. 『鉄道員(ぽっぽや)』
  7. 『バベル』
  8. 『シルク』
  9. 『一命』
  10. 『レヴェナント: 蘇えりし者』
  11. 『怒り』
  12. 『MINAMATA-ミナマタ-』

 

 

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一命

 

太平の世の江戸時代、庭先に押しかけ自ら切腹を迫り金銭を強請る「狂言切腹」が流行っていた。そんな時期、名門井伊家に切腹を願い出た侍、津雲半四郎が現れる。市川海老蔵が『騒動』の後に出した映画で注目度も高かった。この緊張感がすごい。

 

 

 

 

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MINAMATA-ミナマタ-

 

水銀中毒(水俣病)が熊本県水俣市の市民に及ぼす影響を記録した写真家のユージン・スミスを、製作を兼務するジョニー・デップが演じる。

 

 

 

 

運営者
運営者のIQから一言。

ちょうどこのレシピを作っている2023年3月28日に死去してしまった坂本龍一さんですが、世界中から認められていたクリエーターだったことが分かりますね。ただやはり、『戦場のメリークリスマス』が最もインパクトのある音楽となりました。一度聴いたら忘れない、多くの人の耳に残る哀愁あるあの音楽は、異彩を放っています。その後、それを超える音楽が『出ていない』というと彼に失礼なのはわかっているのですが、しかし、それが現実です。

 

リュックベッソンの『レオン』もそうだし、ジェームズキャメロンの『タイタニック』もそうですが、クリエイティブの中にはそういう奇跡的な作品というものがあるような気がします。例えば最近では「Get Wildの日」というものがありました。

TM NETWORKを代表する楽曲の一つであり、アニメ「シティーハンター」のエンディング・テーマ起用により国民的ヒットソングとなった「Get Wild」のオリジナル発売日1987年4月8日にちなみ、2023年より4月8日を「Get Wildの日」とすることが一般社団法人 日本記念日協会によって正式に認定されました。楽曲名が記念日となるのは邦楽としては初の快挙となるわけですが、これも40年近く『この作品を超えるインパクトのものが出ていない』ということを裏打ちしています。

 

一発でもホームランを打てない人がほとんどのこの世の中で、自分の好きな仕事でそれをやってのけるのは偉業ですが、しかし同時にその難しさと、奇跡のような要素の組み合わせが存在するのだということを考え込みます。

 

18.『マリリン・モンローセット』

映画界のマドンナ、マリリンモンローにちなんだ作品をピックアップ。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『マリリンとアインシュタイン』
  2. 『アインシュタイン:天才脳の行方と秘密』
  3. 『マリリン7日間の恋』
  4. 『七年目の浮気』

 

 

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1955年頃。アインシュタインが死亡後に『脳が盗まれた』という珍事件が発生。その話を軸にしながら、彼の一生を描く。

 

 

 

 

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マリリンモンローはドキュメンタリー映画もあるが、そうじゃない映画となるとこれになる。

 

 

 

 

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マリリンモンローの、あまりにも有名なシーンがある映画としてこれをピックアップ。

 

 

 

 

運営者
運営者のIQから一言。

アメリカの女優マリリン・モンローの生涯を、アナ・デ・アルマス主演で描いた『ブロンド』というNetflixの映画もありますが、ゴールデンラズベリー賞の最低作品賞、最低監督賞、最低脚本賞、最低前日譚・リメイク・盗作・続編賞といったあらゆる最低賞にノミネートされ、実際にいくつかを受賞してしまいました。いずれ観る予定ですが、かなりセンシティブな内容になっていて、彼女が女性として虐待的な扱われ方をしていた事実が描かれています。

 

実話であったらいいのですが、もし違うなら確かに『最低脚本賞』ですね。しかし実話なら私は問題ないと判断します。むしろなぜかそこがオブラートに包まれているのが意味不明ですから、明らかにしていい。制作にブラッドピットがいますが、一体どのような形でそう描くことになり、そしてどれだけ真実なのかが知りたいですね。

 

18.『人を超えたヨハンソン』

スカーレット・ヨハンソンが人を越えた役に多く挑戦している。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ブラック・ウィドウ』
  2. 『LUCY/ルーシー』
  3. 『her/世界でひとつの彼女』
  4. 『ゴースト・イン・ザ・シェル』
  5. 『アイランド』

 

 

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前述したように、近未来のロサンゼルスで、妻と別れて悲嘆にくれる男が、ある日、人工知能型OS・サマンサを手に入れ、彼女と恋に落ちる物語。彼女がこのサマンサを演じている。

 

 

 

 

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士郎正宗の漫画『攻殻機動隊』を原作とした作品。サイボーグ化した女性の役(ミラ・キリアン少佐 / 草薙素子 )を彼女が演じる。

 

 

 

 

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ミステリー要素があるので詳しくは書けないが、これもここに該当する。

 

 

 

 

運営者
運営者のIQから一言。

確かに彼女からは常人離れした何かを感じます。私は結構そういう人が好きなので、彼女が魅力的に映ります。共演した北野武に自らカンペを見せて一緒に盛り上げるなどの謙虚な姿勢も持っていますし、美しいですね。実際に相性がいいかどうかはさておき、美しいと思う女性の一人ですね。半ば神格化されたマリリンモンローを演じるのは、アナデアルマスか彼女か、そのどちらでも文句がありません。オードリーヘップバーンは、ナタリーポートマンがよさそうですね。

 

19.『ダイアン・キートンと大物』

ダイアン・キートンはかなり大物俳優とタッグを組んでいる。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ゴッド・ファーザー』
  2. 『アニー・ホール』
  3. 『恋愛適齢期』
  4. 『恋とニュースの作り方』
  5. 『ニューヨーク眺めのいい部屋』
  6. 『最高の人生のつくり方』

 

 

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まずこの映画でマーロン・ブロンドやアル・パチーノらと共演する。

 

 

 

 

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そしてこれではウディ・アレン。

 

 

 

 

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この映画ではジャック・ニコルソン。

 

 

 

 

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ハリソン・フォード。

 

 

 

 

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モーガン・フリーマン。

 

 

 

 

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そして、マイケル・ダグラスである。

 

 

 

 

運営者
運営者のIQから一言。

ゴッドファーザー以外はどれも大体テイストが同じ感じです。何か特別な大事件が起きるわけではないのですが、日常で確かに気になることが起こる。そういう、安心感のある、しかし共感ポイントが多いような、女性にも人気がありそうな作品に多く出演しています。実際にアル・パチーノと交際していた時期もあるようですね。

 

20.『作家なジュード・ロウ』

ジュード・ロウが作家的な立場を演じることが多い。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『グランド・ブダペスト・ホテル』
  2. 『オール・ザ・キングスメン』
  3. 『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』
  4. 『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』

 

 

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富豪のマダムがいて、彼女の遺産である不動産(彼女が所有していたグランドブダペストホテルそのものを含む)、証券、美術品などの財産を狙ってひと悶着がある。彼はこの作品の鍵となる『作家』として出演する。

 

 

 

 

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クロニクル紙記者ジャック・バーデンという役を演じる。作家ではないが、情報を集めて書き留める役として共通する。

 

 

 

 

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F・スコット・フィッツジェラルドやアーネスト・ヘミングウェイ、トーマス・ウルフなどの作家を見出して文壇へ送り込んだマックス・パーキンズ編集長を軸にした物語。そのトーマス・ウルフとして演じている。

 

 

 

 

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この映画で彼は語り手であり、主役ではないが主役のような位置でもある。レモニー・スニケットというのは彼の名前である。

 

 

 

 

運営者
運営者のIQから一言。

彼はかなり美形ですからイケメン役がはまり役ですね。彼のことを調べていたら『シャーロックホームズ3』という表記がありましたよ。現在制作中ということです。彼は北野武の大ファンでアプローチしたようなのですが、あまり相性は良くなかったようです。ギャラとかそういうことでしょうかね。前述した最新作『首』の制作費も15億円と、海外の規模と比べたら一桁少ないもの。会見でも、『大したギャラが出ないのにこれだけの役者が集まってくれた』と言っていました。海外の俳優はそういうところは妥協しませんからね。そこで折り合いがつかなかった可能性も十分あります。個人的には彼らの共演は観たかったですね。

 

21.『愉快なロビン』

ロビンウィリアムズの愉快な姿が見られる映画をピックアップ。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『グッドモーニング, ベトナム』
  2. 『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』
  3. 『ミセス・ダウト』

 

 

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運営者
運営者のIQから一言。

ロビンウィリアムズの晩年はあえてここでは触れませんが、確実に映画界の逸材でしたね。しばしば歴代最高のコメディアンの一人とみなされることが多いようですが、これらの映画を観ればそれもうなづけるというものです。ジムキャリーもそうですが、世界に通用するコメディアンというのはそう多くはありませんからね。しかし、『MR.ビーン』のローワン・アトキンソンなど様々な人がいる中で、チャーリー・チャップリンを越えられる人が出ない印象があるのは不思議です。

 

ただこれは実際には『カテゴリーの法則』というものが働いているからなんですけどね。最初にやった人、最初に強く功績を残した人や貢献した人、爪痕を残した人のことは長い間人の記憶に刷り込まれる、という現象があるのです。

 

22.『伝説たちの遺作』

伝説の映画人たちの遺作を観る。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ブラックレイン』
  2. 『ダークナイト』
  3. 『理由なき反抗』
  4. 『あなたへ』
  5. 『死亡遊戯』
  6. 『アイズワイドシャット』
  7. 『ワイルド・スピード SKY MISSION』
  8. 『かぐや姫の物語』
  9. 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』
  10. 『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』

 

 

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前述したように、松田優作の遺作となった。この作品制作中の評判で、松田の次回作にロバート・デ・ニーロ出演、ショーン・コネリー監督作品のオファーが来ていた。

 

 

 

 

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ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密

 

ロビンウィリアムズの遺作となった。『ナイト ミュージアムシリーズ』の第三作目。

 

 

 

 

運営者
運営者のIQから一言。

ただし、ポールウォーカーは『フルスロットル』、ヒースレジャーは『アイム・ノット・ゼア』や『Dr.パルナサスの鏡』、ロビンウィリアムズは『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』、『余命90分の男』、『シークレット・ロード』等、遺作を唄う作品はいくつか出てしまうという現象もあります。そういう話をキャッチ―な宣伝文句として利用するわけですね。しかし、10代の頃ならまだしも、ビジネスに携わって長くなると、こういうことも当然だと思うようになります。

 

事実、映画というものは宣伝をするためだけに『国を越える』という行動を取るくらいのことをしますからね。『引退宣言』もそうだし、とにかくどんなことでも宣伝をして制作費を取り戻し、スタッフとキャスト全員に相応のギャラを払い、利益を生んで、その利益でまた新しい映画を作っていかなければならないし、自分の取り分も取らなければなりません。

 

 

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