『黄昏』
老人が主人公の作品はヒットしづらい傾向にあります。しかし、たくさんの本を読み、映画を観れば見えてきますが、むしろ人生の黄昏時にこそ、答えがある。賢明な人は、ここから目を背けません。
MEMO
運営者の映画経験と共にレシピ内の情報が変更されます。主に『追加』ですが、一度ご購入された方はそのまま追加された情報も含めて、このページの情報を永久にご覧になれます。
目次
MOVIE RECIPE
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1.『老後』
黄昏とは、夕暮れのことを指す。盛りを過ぎて衰えの見え始めたところという意味であり、人生で言えば『老後』を意味する。まさか自分が老人にならないスーパーマンだと思っているわけではないはずだ。まずは様々な老後を観てみよう。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『31年目の夫婦げんか』
- 『最高の人生のはじめ方』
- 『ラストベガス』
- 『わたしは、ダニエル・ブレイク』
- 『ヴィンセントが教えてくれたこと』
- 『ロング・トレイル!』
- 『ロング, ロングバケーション』
- 『RED』
- 『人生の特等席』
- 『グラン・トリノ』
- 『最高の人生のつくり方』
- 『新しい人生のはじめかた』
- 『50歳の恋愛白書』
- 『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』
- 『恋愛適齢期』
- 『アバウト・シュミット』
- 『アル・パチーノ ブロークン 過去に囚われた男』
- 『晩秋』
- 『黄昏』
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運営者
まずは老後になるとどのような問題が出るかを観ていきました。平凡な日常は映画になりませんから、やはり『病気、死、退職』などの切実な問題を抱えた映画や、リスタートのような明るい映画間でいろいろあります。私は『老後になって自然に目を向ける』事実を知ったときから、逆に26歳の頃に当時の日本の世界遺産をすべて観て回りました。皆様も、ぜひ老人に負けないように彼ら・彼女らの人生から教訓を得てください。
2.『頑固ジジイのプライド』
内容はいくつか被るが、老人の中には癖が強い人が多い。それは長く生きて積み重ねたものが多いという意味でもある。また、今回のように物語を最高に引き上げるための重要な要素でもある。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『わたしは、ダニエル・ブレイク』
- 『ヴィンセントが教えてくれたこと』
- 『人生の特等席』
- 『グラントリノ』
- 『バケモノの子』
- 『ニュー・シネマ・パラダイス』
- 『サイダーハウス・ルール』
- 『マイ ビューティフル ガーデン』
- 『恋とニュースの作り方』
- 『ドライビング Miss デイジー』
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この映画を観て『この頑固ジジイから目を離すな』というレシピを思いついた。そしてあれこれとたくさんまとめていくうちに、『黄昏』という大きなレシピが完成した。
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運営者
人間は心底で『楽、得、安全』を求めています。ですからそれを脅かす存在を敬遠する。この場合、『場をかき乱すような頑固ジジイ』は敬遠されがちになる。では、本当に彼らを排斥していいのか。彼らから学ぶことは何もないのか。そういうことを考えさせられ、思い知らされるまで言っていい、人生の教訓が詰まった映画たちです。
3.『まだ生きている』
『サラリーマン金太郎』の本宮ひろ志の漫画に、『まだ、生きている』という短編漫画がある。このレシピの最後にこれを持ってくることで、人生の黄昏時の夕陽の光を、力強くできる。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ラストベガス』
- 『龍三と七人の子分たち』
- 『さらば愛しきアウトロー』
- 『運び屋』
- 『ダーティ・グランパ』
- 『スペース カウボーイ』
- 『ベスト・バディ』
- 『リベンジマッチ』
- 『あなたへ』
- 『いぬやしき』
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まずはこの作品だ。バチェラーパーティーは若者だけの特権じゃない。まだまだ遊ぶぞ!
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