MOVIE RECIPE
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- レシピ数:4
- 紹介映画:56
当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。

1.『低確率』
低確率で起こる出来事や、達成可能な確率が極めて低いケースを扱った映画をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『Fukushima50』
- 『バクマン。』
- 『127時間』
- 『ポンペイ』
- 『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
- 『クイズショウ』
- 『ヒトラーを欺いた黄色い星』
- 『エレファント・マン』
- 『マグノリア』
- 『ライオット・クラブ』
- 『ダラス・バイヤーズクラブ』
- 『5パーセントの奇跡 〜嘘から始まる素敵な人生〜』
- 『ダイアナ』
- 『ロレンツォのオイル/命の詩』
- 『キュリー夫人』
- 『砂漠でサーモンフィッシング』
- 『トップガン』
- 『ロスト・シティZ 失われた黄金都市』

東北地方太平洋沖地震に伴う福島第一原子力発電所事故発生時に発電所に留まって対応業務に従事した約50名の作業員たち・通称「フクシマ50」の闘いを描く物語。地震の備えは当然だという常識もあるが、それでも『今までただの一度も起こらなかった』事実が存在していた。

漫画家として生計を立てられる確率は10万人に1人、つまり0.001%。これは弁護士らのそれよりも遥かに低い可能性である。しかもその人たちが得られる収入はサラリーマン以下。王道漫画の頂点にいる数人の漫画家は、ごくごく稀にしか現れない漫画界の天才エリートそのものなのである。

登山家のアーロン・リー・ラルストンの自伝『奇跡の6日間』を原作としている。何が起きたかはここで書けないが、『それ』が起きる確率は極めて低いと言える。

イタリア・ナポリ近郊、ヴェスヴィオ山のふもとにあった古代都市ポンペイ。西暦79年のヴェスヴィオの大噴火で発生した火砕流によって地中に埋もれたことで知られるが、映画ではそのシーンを切り取っている。こういうことが起きるのも極めてまれなケースだ。

映画は第二次世界大戦中にエニグマ暗号の解読に取り組んだイギリスの暗号解読者アラン・チューリングを描く。『エニグマ』と言えば解読不可能とさえ言われた戦時中のドイツの有名な暗号だがそれを解読した彼は、パソコンの基礎を作った男としてスティーブジョブズからも尊敬されている。

1950年代に実在したNBCの人気テレビ番組『21(トウェンティワン)』をめぐるスキャンダルを、ロバート・レッドフォードが監督して映画化した。ピューリッツァー賞、ハーバード大学、クイズ大会優勝者等、卓越した頭脳が集うこの集団の中で、トップを獲る者も、それを見破る者もみな、稀有な存在である。

ナチス・ドイツ時代、ベルリンでホロコーストを免れて身分を隠しながら生活し、秘密警察ゲシュタポの捜査や監視の目をすり抜けて終戦まで生き延びた約1500人のユダヤ人の実話を本人のインタビュー映像を交えて映画化した作品である。

19世紀のイギリスで「エレファント・マン」と呼ばれた青年ジョゼフ・メリックの半生を描く。見世物小屋に立たされ、肥大した頭蓋骨は額から突き出、体の至るところに腫瘍があり、歪んだ唇からは明瞭な発音はされず、歩行も杖が無ければ困難という悲惨な状態だった彼の哀しき人生とは。

ロサンゼルスを舞台に、一見関係のない男女9人の24時間を描く群像劇。冒頭のテレビの映像の中で少し『確率』について触れるが、それがラストシーンに効いてくる。最後のそのシーンを予想できる人は存在しないだろう。それが起きる確率も、極めて稀である。最低でも、私が生きている間に『それ』が起きた話は聞いたことがない。

オックスフォード大学に実在する上流階級の子弟限定の社交クラブ「ブリンドン・クラブ」をモデルにしている。そのクラブは、上流階級の子弟であること、見た目が麗しいこと、伝説になれる男であることなどといった厳しい入会条件があり、2万人いる学生の中からたった10名しか入れず、メンバーになった者には輝かしい未来が約束されていた。

1992年に『ダラス・モーニングニュース』の記事で取り上げられたロン・ウッドルーフの実話が基となっている。異性愛者であった彼がエイズになった確率もそうだし、彼がその後奮闘して、自力で薬を調べ、それを軸にしたビジネスを展開すること、FDAを相手に訴訟したりするその行動力は、並大抵のものではない。

サリヤ・カハヴァッテの自伝をもとに、先天性の病気で視力の95%を失った青年が、一流ホテルマンになる夢に挑むヒューマンドラマ。つまりこれで言うと、完全な失明ではないが、健常者の5%程度しか視力がない人の人生の物語。

ダイアナは事故死したわけだが、陰謀論もあった。だが、もし暗殺だとした場合その道を通る確率は極めて低い等の要素から、その説は否定された。

難病副腎白質ジストロフィーに悩むひとり息子ロレンツォを助けるため、解決策を必死に探すオドーネ夫妻の実話に基づく物語。彼がその難病にかかる確率も、それを完治させることができる確率も、極めて低いものだった。

放射線の研究で、1903年のノーベル物理学賞、1911年のノーベル化学賞を受賞し、パリ大学初の女性教授職に就任したマリ・キュリーの伝記映画。作品で見て分かるように、彼女の研究は極めて地道な作業で、先が見えないトンネルを何十年間も歩き続けなければならないような、無謀に等しいものだった。

英国環境省の水産学者に、『砂漠でサーモンフィッシング(鮭釣り)をしたい』というイエメンの王族からの依頼が入るが、砂漠には水がないため非現実的であると依頼を断る。だが、ビジネスとして極めて有益であることを悟った周囲の要人たちが、この取引を成立させるよう画策する。

超精鋭パイロット養成校トップガンの訓練生の青春が描かれる。続編の『トップガンマーヴェリック』は、全世界1500億円以上の売り上げで、爆発的なヒットを飛ばした。

『インディジョーンズ』のモデルにもなったイギリス人の探検家、パーシー・フォーセットの人生を描く。彼は知識人層から嘲笑されながらも、アマゾンの奥地に伝説の古代都市Zがあると信じて探検を続けていた。もしそれを見つけられたならそれは世紀的な発見だ。彼の行方はどうなったのだろうか。

極めて低い超低確率の話になると、人々は心を躍らせます。『激レア』とか『限定』に弱い。『スノッブ効果』とはまさに、希少性が高い商品に対して購買意欲が湧く概念のことを言います。『スノッブ』とは、社会的地位や財産などのステータスを崇拝し、教養があるように上品ぶって振る舞おうとする人のことを指します。学問や知識を鼻にかける気取った文化人。また、流行を追いかける人等が該当します。言葉が強いですが、そういう人がいるのは事実ですからね。『スノッブ効果に支配されている人間は、ハロー効果にも影響されやすいから、アプローチは簡単だ』等として、基礎のない浅薄な人間が断片的に事実を曲解し、財産や地位をちらつかせて人を誘導しようとする詐欺まがいの行為があると、覚えておきたいですね。いや、ここに紹介した名作の数々とはまた全然別枠で考えてください。
2.『ギャンブル』
ギャンブルはその時点で低確率の勝負に挑む行為である。
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- 『ラスベガスをぶっつぶせ』
- 『カイジ』
- 『レインマン』
- 『モリーズ・ゲーム』
- 『マーヴェリック』
- 『華麗なる賭け』
- 『フォーカス』
- 『ラッキー・ユー』
- 『シンシナティ・キッド』
- 『スティング』
- 『ランナー・ランナー』
- 『喜望峰の風に乗せて』
- 『俺たちは天使じゃない』
- 『カジノ』
ラスベガスをぶっつぶせ
MITブラックジャックチームが描かれており、このチームはマサチューセッツ工科大学などの学生や卒業生で構成され、ブラックジャックのカードカウンティングをするチームである。

ギャンブルと言えばこの男。常に窮地に追い込まれているからこそ、藤原達也のあの迫真の演技が生まれた。

長い間関係が絶たれていた兄弟の絆の再構築の映画。サヴァン症候群の兄の能力を利用してギャンブルで一儲けしようというシーンがある。

モーグルでオリンピック出場を嘱望される選手だったモリーブルームの自伝映画。非合法ポーカークラブの運営を手伝ううちに、その魔力に支配されていく様子が描かれる。

ポーカー大会に出場して一攫千金を狙うギャンブラーと詐欺師、それに同行する保安官の活躍を描くコメディタッチの西部劇である。メルギブソンの秀逸な演技によって、最後までどういう展開になるか分からないところが面白い。

スティーブ・マックイーン大富豪かつ泥棒の天才を演じる。1968年の映画にしては映像の展開、演出が斬新で、きっと当時ならかなりお洒落に見えただろう。

ウィル・スミスとマーゴットロビーが『華麗なる詐欺』を魅せる。途中展開される大富豪を巻き込んだギャンブル的な詐欺は、なかなか面白い。

プロのポーカー・プレイヤーである主人公は、ラスベガスで行われるポーカーの世界選手権での優勝を目指していた。だがそれには、皆から尊敬される偉大なポーカー・プレイヤーである父を越えなければならなかった。ある種、ギャンブル依存症でもある彼は一人の女性の存在を通し、人生を前に進められるか。

伝説のギャンブラーであるポーカーの名手と対決する、優秀な若きギャンブラー。彼は若さゆえからか傲岸不遜なところがあるが、一発逆転させそうなカリスマ性もありそうだ。

1936年のシカゴを舞台に詐欺で日銭を稼ぐ1人の若者が、親同然の師匠を殺害したギャングに復讐するために伝説的な賭博師と協力し、得意のイカサマで相手組織を徐々に追い詰めていく様を描いたコメディ映画。信用詐欺を扱った代表的な映画である。

実在のギャンブラー、ナット・アレムをモデルにしている。オンラインカジノのアフィリエイトで稼いでいる青年は、直感も鋭いし地頭もいい。ネットリテラシーも高いからネットの世界で一攫千金を狙うが、オンラインカジノの闇を見つけてしまい、物語が展開してく。

1968年にヨットでの単独無寄港世界一周レースに参加した実在のビジネスマンであるドナルド・クローハーストの自伝映画である。彼のそのレース参戦は、一世一代のギャンブルでもあった。家庭があり、優しい夫かつ父であった彼は、なぜそんな冒険をしてしまったのか。

カナダとの国境付近の刑務所を脱獄した二人の男。その国さえ出れば治外法権だとして一世一代の大勝負に出る。だが、その手続きの際に面倒な問題に巻き込まれてしまう。

ある天才賭博師を通じて、まだマフィアの支配下にあった1970年代から80年代のラスベガスを描いている。

私は競馬や競輪などガチのギャンブルをしたことはありません。スロットは知人からの流れでやったことがありますが、大勝ちしたところで20万円くらいにしかなりませんからね。しかもそうなる確率は低く、50回に1度くらいのものです。長時間拘束されますから、そうするくらいならもっと違う建設的なことに時間を割いた方がはるかに効率がいいことになります。ですから、そういう細かい利益を狙う映画はないですよね。もっと海外の作品は、何億~何百億円という強盗のヤマを狙う規模の大きい話がほとんどです。ちなみに私が観た強盗の額で最も大きいのは『エントラップメント』での80億ドル(約8000億円)です。
3.『立ち向かう小国』
小さな組織や個人が、力を持った大きな組織に挑むことは無謀である。物理的に考えて、100㎏の人が1㎏の物を持ち上げることと、1㎏の動物や虫が100㎏の人を持ち上げることは不可能に近い。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『レッドクリフ』
- 『300』
- 『女王トミュリス 史上最強の戦士』
- 『安市城 グレート・バトル』
- 『ランボー』

西暦208年、曹操率いる20~80万の魏軍に対抗するため、劉備の『蜀(しょく)』、孫権の『呉(ご)』が手を組むことになる。だが、それでも劉備・孫権の連合軍はわずかに5万という劣勢であった。周瑜や諸葛亮孔明といった天才軍師の力を借りながら、この大勝負を覆すことが出来るか。

ペルシア王クセルクセス率いる100万のペルシア軍を迎撃するべく出立したのは、レオニダス率いるスパルタの精鋭300人だった。どうやっても勝てない。だが、勝つか負けるかではない。彼らにとってこの戦いは、『挑むか、逃げるか』の二択だった。

紀元前550年頃に実在した中央アジアの遊牧民マッサゲタイ族の女王トミュリスを描く。世界の半分を征服する大帝国アケネメス朝ペルシアのキュロス大王の手が隣国にまで迫り、トミュリスにも服従を要求してくる。そんな脅しにも屈しないトミュリスは、圧倒的な兵力差のペルシア軍を相手に民族の誇りをかけて戦いを挑む。

日本が倭の国の時代、中国は唐。この時代の2代太宗(李世民)が、20万人という圧倒的な規模で高句麗の安市城を襲った。果たして、この絶体絶命のピンチをどう切り抜けるのか。中国のような派手で無理のある演出がなければ、もっと歴史的価値のある映画となっただろう。

ランボーは基本一人で戦う孤高の男だ。相手がどんな軍団であれ、持ち前の戦闘センスで次々と強敵をなぎ倒していく。

私もこの小国タイプですね。ですから、大船である大企業に入って、その一人として生きていく発想は最初からありませんでした。よって今はフリーランスとして生きています。最初は株式会社として法人化しましたが、そのうち自分らしい生き方はやはり『圧倒的な自由』だと悟ったので、最も自由な身である今の体系が性に合っていると自覚します。『フリーランサー』の語源は傭兵です。中世の王や貴族は主力となる騎士を中心とした封建軍の補強として、戦争の度に傭兵団(フリーカンパニー)と契約して戦争に臨みました。フリーランス(自由な槍)という言葉がここから来ていることを考えても、性に合っています。私は当時を生きていて戦闘をしなければならないなら、そういう立場を好んだでしょう。上に人がいることに強い拒絶反応を示しますからね。
4.『ミッションインポッシブル-危険なヤマ-』
『ミッションインポッシブル』とは極めて危険で難しい任務を指す。およそ達成不可能なミッションを遂行する人たちを描いた映画をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ミッションイン・ポッシブル』
- 『オーシャンズシリーズ』
- 『ヒトラーと戦った22日間』
- 『ザ・ハント ナチスに狙われた男』
- 『オペレーション・クロマイト』
- 『のぼうの城』
- 『アルカトラズからの脱出』
- 『ザ・エッグ 〜ロマノフの秘宝を狙え〜』
- 『スコア』
- 『ゲッタウェイ』
- 『マーヴェリックス/波に魅せられた男たち』
- 『エントラップメント』
- 『7人の侍』
- 『RONIN』
- 『奇跡の2000マイル』
- 『MERU/メルー』
- 『ヒトラーへの285枚の葉書』
- 『ヒトラーを欺いた黄色い星』
- 『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』

まずはタイトル通りのこの映画である。イギリスの『007』とスパイ映画の2トップを走り続けるトム・クルーズの大ヒット映画。

オーシャンズシリーズは基本的にミッションインポッシブルなヤマを狙い、華麗でお洒落に強盗劇を見せてくれる、エンタメアウトロー映画である。

第二次世界大戦中、ナチスのソビボル強制収容所で、ソ連軍の軍人アレクサンドル・ペチェルスキーが収容されてから22日後に起こした脱出劇を、実話を基に描いた作品。

大部分が北極圏に属し、全島の約80%以上は氷床と万年雪に覆われるグリーンランドやアイスランドがすぐ傍にあるこの北国は、赤道から遠く離れ、寒さが厳しい極寒の地だ。その国の冬の雪山となれば、もう人が生きていくことなどできない。だが、ナチス占領下のノルウェーから、中立国のスウェーデンへと国境を超えるためには、この最難関のルート以外に生存の道はない。

時は朝鮮戦争真っ只中。国連軍の全指揮権を握る連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサーは戦局を打開するため、周囲から猛反対を受けながらも、仁川への上陸作戦を計画、その準備段階として韓国軍諜報部隊のチャン・ハクス大尉ら8人の精鋭を集め、彼らに北朝鮮側に潜入し、あるミッションを遂行するよう指示する。クロマイト作戦である。

周囲を湖に囲まれ、浮城とも呼ばれる忍城(おしじょう)。領主・成田氏一門の成田長親は、領民から「でくのぼう」を略して「のぼう様」と呼ばれ、親しまれる人物であった。だが、この度敵対するのは天下統一目前の豊臣秀吉。この戦いに勝てるのか。

脱獄不可能と言われたアルカトラズ刑務所から脱獄したフランク・モリスの実話を基に制作された。

ニューヨークでは伝説の大泥棒として有名な男、キース・リプリー(モーガン・フリーマン)は、引退前の最後の大仕事として4000万ドルの価値があるロマノフ王朝の財宝「インペリアル・イースター・エッグ」の強奪を計画する。
世界を股に掛けて活動してきた金庫破りの男ニック。25年来の友人であるマックスは地元のモントリオールの税関の金庫に保管された秘宝の笏(しゃく=王様の杖)を盗み出すという計画を持ちかけた。悩んだ末に、ニックはこれを最後の仕事と決意する。

刑務所を裏取引で出所したドク・マッコイ(スティーブ・マックイーン)は、それと引き換えに取引相手ベニヨン(ベン・ジョンソン)の要求で妻キャロル(アリ・マッグロー)と共に銀行強盗に手を染める。

マーヴェリックスと呼ばれる7年~10年に1回発生する非常に大きな波に挑む男たちの物語。最後の俯瞰視点で見るカラフルな海がきれいだ。

2000年問題による機械の誤作動騒動を狙って、実に80億ドルもの金額を強奪しようという華麗な強盗劇が展開される。

日本の戦国時代の天正年間(劇中の台詞によると1586年)を舞台とし、野武士の略奪に悩む百姓に雇われた7人の侍が、身分差による軋轢を乗り越えながら協力して野武士の襲撃から村を守るという物語である。『荒野の七人』も『マグニフィセントセブン』も同じように該当する。

元CIA、元KGB、元SAS、IRAの過激派工作員等、知る人ぞ知るエリート集団が集結。タイトルは日本語の「浪人」から引用されており、冷戦終結により自らの存在価値を失った東西のスパイや特殊工作員らの姿になぞらえている。

1977年、ロビン・デヴィッドソンは一匹の犬と4頭のラクダを連れて、アリススプリングスからインド洋に向かってオーストラリアの砂漠地帯を踏破した。その距離は2700km(1700マイル)だった。

普通の人は『富士山』の前で絶句する。だが、その先を行くとそこに立ちふさがるのはあの世界最大の山『エベレスト』だ。しかし、この世界にはまだまだ上がある。インドのヒマラヤ山脈のメルー峰。その中で、『シャークス・フィン(サメのヒレ)』での登頂をすることは、エベレストを制覇したような猛者中の猛者でも最大級の困難を極める。

ペンと葉書を武器にナチス政権に抵抗した夫婦の実話を基に、ドイツ人作家ハンス・ファラダがゲシュタポの文書記録から終戦直後に書き上げた遺作の小説『ベルリンに一人死す』の映画化。ナチス政権下のドイツ・ベルリンという混沌のど真ん中において、命懸けでヒトラーに対抗する男たちがいた。

ナチス・ドイツ時代、ベルリンでホロコーストを免れて身分を隠しながら生活し、秘密警察ゲシュタポの捜査や監視の目をすり抜けて終戦まで生き延びた約1500人のユダヤ人の実話を本人のインタビュー映像を交えて映画化した作品である。

第二次世界大戦中、当時ヨーロッパ最大のワルシャワ動物園の園長であるジャビンスキ夫妻が、ゲットーにあるユダヤ人強制居住区域に閉じ込められたユダヤ人を動物用の檻や自宅の地下に匿って次々と救出した。ドイツ兵に見つかると自分達の命が危ない状況ながら、怯まずに困難に立ち向かった夫婦の姿を描く。

ミッションインポッシブルに挑む人々の姿は、映画と最高に相性がいいですね。映画には非日常的な経験を求めているところがありますから、非常識なくらいど派手でちょうどいいんですよね。『パイレーツオブカリビアン』も『スターウォーズ』も、『アベンジャーズ』も、みんな日常ではありえないことを描いているフィクションの世界ですが、これらが圧倒的な人気を得ています。
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