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『いろんな人たち』(MOVIE RECIPE)

『いろんな人たち』
レシピには『逸脱する人たち』や『飛び抜けた者たち』などの多様な人々にスポットライトを当てたものがありますが、今回の場合はそのあたりにも属さず絶妙にニュアンスの違う、色々なタイプの人たちに注目しました。
MEMO
運営者の映画経験と共にレシピ内の情報が変更されます。主に『追加』ですが、一度ご購入された方はそのまま追加された情報も含めて、このページの情報を永久にご覧になれます。

 

目次

MOVIE RECIPE

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このレシピの詳細

  • レシピ数:11
  • 紹介映画:74

 

当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。

 

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1.『屁理屈男女』

屁理屈と雄弁の違いは、『正当化』である。例えば明らかに人に迷惑をかける行為をしているのに、さもそれっぽい話をベラベラとしている。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『サイドウェイ』
  2. 『恋人たちの予感』
  3. 『グッバイガール』
  4. 『バッファロー’66』
  5. 『アニー・ホール』
  6. 『ハンナとその姉妹』
  7. 『ロリータ』
  8. 『マイ・プレシャス・リスト』

 

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IQ185の天才だが対人能力はゼロに等しい19歳の少女が主人公。頭がいいからなのか、その頭脳を正当化に使う節が見られる。

 

 

 

 

運営者
運営者のIQから一言。

500人の偉人の8000の言葉を内省していたら浮かんできた言葉に、こういうものがあります。『ダイバーシティ(多様性)があるのは良い。だが、個々各人の主体性が真理に則って成り立つ場合のみ、そこにダイバーシティがある。』そして、こういう言葉です。『二流以下の人間は、自分の知識を自分を守る盾に使おうとするが、一流の人間はその盾で自分よりも真実を守る。』長くなってしまうので今回はここで終わっておきましょう。

 

2.『ドジ二人』

ドジな二人が活躍する映画をピックアップ。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ビルとテッドの大冒険』
  2. 『ホーム・アローン』
  3. 『101匹わんちゃん』
  4. 『TED』
  5. 『ジム・キャリーはMr.ダマー』
  6. 『インターン・シップ』
  7. 『ナイスガイズ!』

 

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運営者
運営者のIQから一言。

日本でも芸人はコンビの方が圧倒的に数が多いですが、その方が力を発揮しやすいのだと言えます。例えば松本人志はツッコミ芸人を評価する時、『彼がいると、ボケた芸人を何倍にも拡大化させられる』と言いますが、日本のツッコミ芸人は笑いの拡声器のような役割を果たしているのでしょう。それで言うと、『刑事ジョー ママにお手あげ』というスタローンの映画の翻訳版は面白かったですね。『ママ、それはターミネーターのセリフだよ』と言うのですが、それで別に誰も笑わないし、作中の流れで観ると何ともシュールで笑ってしまいました。

 

3.『ぽっちゃり大活躍』

ぽっちゃりした体形の人が活躍する映画をピックアップ。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. ヘアスプレー』
  2. サイドウェイ』
  3. リチャード・ジュエル』
  4. プレシャス』
  5. 『スーパーバッド 童貞ウォーズ』
  6. 大統領の執事の涙』
  7. モンスター』
  8. バイス』
  9. 『天使にラブ・ソングを…』

 

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前述したように屁理屈男でもある彼だが、体型はぽっちゃり気味である。

 

 

 

 

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運営者
運営者のIQから一言。

日本を含めたアジアでは、スレンダー体系の人が目立つ傾向にあります。しかしアメリカやアフリカなどでは逆にぽっちゃり体型がモテる傾向にあります。ブラジルではヒップが大きい方が魅力的ということで、わざわざシリコンを入れて大きくする人もいるわけですが、そうしたことを極めて冷静に、俯瞰視点で考えると、動物、植物、人間といったあらゆる生命は、『種の保存』への執念が強いという事実が見えてきます。ただ、『カレーは飲み物です』と言って笑いを取っていた人がマラソンに出て心臓発作で倒れてしまい、結局ダイエットをしたのですが、肥満はあらゆる万病の元であるという事実だけは、覚えておきたいですね。

 

4.『ダンディ』

日本では『おじさん、おばさん』という言葉は『叔父、叔母』とダブっていることもありよく使われるが、『ダンディ、マダム、美魔女』という言葉を使っていこう。ここでは主演俳優のダンディズムが光る映画をピックアップ。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『スパイ・レジェンド』
  2. 『ラストミッション』
  3. 『ラスト・ターゲット』
  4. 『顔のないスパイ』
  5. 『エントラップメント』
  6. 『ゼロ・グラビティ』
  7. 『マン・オブ・スティール』

 

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運営者
運営者のIQから一言。

『年を取った』とか『劣化』という言葉を使って中年以降の人間を『用済み』扱いするのは差別ですが、事実でもあります。50歳以上になったらもうあまり生きている意味はないという研究結果もありますからね。ただ、逆に人生50歳なんてまだまだ小僧という言葉も事実ですし、『思えば七十歳以前に描いたものはみな、取るに足らないものだった。』あるいは『天が私にあと十年の時を、いや五年の命を与えてくれるのなら、本当の絵描きになってみせるものを。』と言って88歳で亡くなった葛飾北斎は、アメリカの歴史ある雑誌『ライフ誌』で発表された、『この1000年で最も重要な功績を遺した世界の人物100人』の86位に、唯一の日本人として掲載されたことも事実です。

 

 

 

5.『様々な姉妹』

姉妹が主演となる映画をピックアップ。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ブーリン家の姉妹』
  2. 『プリティ・リーグ』
  3. 『となりのトトロ』
  4. 『プラクティカル・マジック』
  5. 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
  6. 『ミスティック・ピザ』
  7. 『ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密』
  8. 『早熟のアイオワ』

 

 

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運営者
運営者のIQから一言。

姉妹となると『トトロ』のように心温まるほんわかムービーか、『早熟のアイオワ』のような女性ならではの激しい展開の映画が目立つ印象があります。シアーシャローナンの『ビザンチウム』という映画は、ヴァンパイアの姉妹が風俗を経営するというような内容ですが、この場合は実際の姉妹ではありません。また、『早熟のアイオワ』のジェニファーローレンスは、『ウィンターズボーン』という映画でも姉妹の姉を演じていますが、弟もいるのでここでは挙げていません。また、姉妹のように仲が良い『マイベストフレンド』という映画は女性人気が高いですね。

 

 

6.『兄弟の嫉妬』

兄弟に嫉妬するパターンの映画がある。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂
  2. 『アダムス・ファミリー2
  3. 『未来のミライ
  4. 『A.I.

 

 

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王族の身分の兄弟がいるのだが、兄弟間の嫉妬が一つの鍵になる。

 

 

 

 

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この作品でも、兄妹に嫉妬するシーンがある。

 

 

 

 

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運営者
運営者のIQから一言。

この中でもやはり『AI』は、キューブリックとスピルバーグが共作しようとしていただけあって、群を抜いた世界観が展開されています。この映画が至高の作品に見えるのは、演出や配役、撮影方法などももちろん関係しているでしょう。もしスピルバーグではなくキューブリックがメガホンを取っていたらどうなっていたのかも、想像すると楽しい映画になっています。

 

7.『歳の差』

恋に年の差は関係ないというが、度が過ぎると違和感が出るのが世の常である。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ラブ・アンド・ウォー』
  2. 『愛を読むひと』
  3. 『ロリータ』
  4. 『ワン・モア・タイム』
  5. 『パリの恋人』
  6. 『マイ・フェア・レディ』

 

 

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運営者
運営者のIQから一言。

このほかにも『七年目の浮気』などのマリリンモンローとその相手の俳優など、50年代の映画にはなぜか『美女と野獣』ならぬ『美女とおっさん』という構図が目立ちます。私は裏事情にはあまり興味がないので一切調べていませんが、マリリンモンローのドキュメンタリー映画で自然に手に入れた情報によると、当時は『枕営業』が当たり前であり、『私がやらなくても、他の女優が喜んでやったわよ』と言っていたといいます。そうした権力関係や男女差別の発想が、もしかしたら当時の映画の違和感あるキャスティングに関係しているかもしれません。

 

 

8.『西洋人とアフリカ』

なぜか、西洋人がアフリカに行くという映画がいくつかある。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『アフリカの女王』
  2. 『愛と哀しみの果て』
  3. 『愛は霧のかなたに』

 

 

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ルワンダの森林で18年間にわたりマウンテンゴリラの生態系の調査を行ったアメリカの動物学者、動物行動学者、生物学者ダイアン・フォッシーの生涯を描いた作品。

 

 

 

 

運営者
運営者のIQから一言。

その他、『インドへの旅』『アンナと王様』『眺めのいい部屋』『アラビアの女王』等も同じ系統の映画ですが、アフリカとなるとこれらの映画が該当します。地図で見るとアフリカは、エジプトやニジェール等の北アフリカや、南アフリカは砂漠のように緑がないエリアですが、逆に中央のコンゴやタンザニア等はジャングルがあふれています。どこに住んでいたかにもよりますが、例えば東京で暮らしていた人が、多種多様な生物があふれるこのエリアで生きていこうと思ったら、相当な覚悟が必要ですね。

 

 

9.『脇役に注目』

色々な意味で脇役に注目したい映画をピックアップ。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『マルコムX』
  2. 『プラトーン』
  3. 『父親たちの星条旗』
  4. 『幸せの教室』
  5. 『ホームアローン3』
  6. 『アウトサイダー』
  7. 『アンハサウェイ/裸の天使』

 

 

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運営者
運営者のIQから一言。

私は裏情報をあまり調べないので、このような情報はもっと調べれば出てくるでしょう。裏情報は調べれば誰もが集められますが、作品の評価というものは積み上げた人間性が出ますから、私は難易度が高いそっちの方で映画と向き合うことにしています。10年前にした映画の評価が間違っていることなどもあり、自分の心の成長なども確認できるので、人生の内省的手段としても有効です。

 

 

10.『隣人』

隣人がテーマになる映画をピックアップ。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『隣人は静かに笑う』
  2. 『アメリカン・ビューティー』
  3. 『ペット・セメタリー』
  4. 『ヴィンセントが教えてくれたこと』
  5. 『裏窓』
  6. 『ドライヴ』
  7. 『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』
  8. 『マイ・ビューティフル・ガーデン』
  9. 『マイフレンド・フォーエバー』

 

 

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決して人に自慢などできない、自堕落な生活を送っている中年のヴィンセントが、隣人の少年との人間関係の中で妙な哀愁を見せてくれる映画である。

 

 

 

 

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運営者
運営者のIQから一言。

多くの人が隣人に求めるのは『素晴らしい人』です。自分や家族の人生を脅かさないし、自分たちの思想や人生に近く、あるいは理解してくれて、有害ではない存在。そういう人であってくれれば自分たちにとって有益だからです。この映画レシピでたびたび書いていますが、人間とは『楽、得、安全』に支配されている生き物ですから、この話にもそれが該当することがよくわかります。私の前の家の隣人は検索すれば名前が出るほどの資産家でしたが、家より大きな松の木の落ち葉が我が家の敷地内に落ちていて、私は写真を撮って抗議する寸前まで行きましたよ。民法に違反していますからね。枝を切り落とす権利がありました。実家だったから責任者は親なので私が引きましたが。騒音問題もそうですが、やはり人間というものは隣人に『素晴らしい人』であってほしいということですね。

 

11.『壊れた年齢』

普通、人は年齢を重ねて年を取っていくものだが、そのレールから外れてしまった人を描いた映画をピックアップ。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
  2. 『アデライン、100年目の恋』
  3. 『TIME/タイム』
  4. 『ワンダーウーマン』
  5. 『ビッグ』

 

 

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TIME/タイム

 

そう遠くない未来、人類は遺伝子操作で25歳から年を取らなくなることが可能になった。また、人口過剰を防ぐため、通貨が時間となり、人々は自分の時間で日常品から贅沢品まで支払うこととなっている不思議な未来を切り取った映画。

 

 

 

 

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運営者
運営者のIQから一言。

よくあるのが『不老不死になって宇宙に飛ばされ、永遠に死ねずに宇宙を漂う』という話です。あれは最初聞いた時恐怖を感じましたが、もし地球での生活に飽きた頃、その旅に出るのも面白いかもしれません。それって、誰ひとり実現させることができなかった宇宙の旅を、体験できるということですからね。気が遠くなるほどの時間彷徨うかもしれませんが、隕石にあたっても、空気環境がどうあっても、温度や気圧などがどうであれ『不死』であれば、その壮大な旅は飽きることない刺激的な旅になるのではないでしょうか。物理的に体がつぶれるとか、切断される等の規制があれば別ですけどね。

 

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