MOVIE RECIPE
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当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。

1.『記念日』
まずは様々な記念日をテーマにした映画。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『バレンタインデー』
- 『マザーズ・デイ』
- 『ファーザーズ・デイ』
- 『ラブ・アクチュアリー』
- 『ニューイヤーズ・イブ』

ロサンゼルスに住む10組の男女の、それぞれのバレンタインデーを描いている。アンハサウェイやブラッドリークーパー等、豪華キャストが目立つ。

それぞれ複雑な事情を抱えた人々が母の日を迎えるさまを描いた作品で、『プリティウーマン』等のプリティシリーズで有名なゲイリー・マーシャル監督の遺作となった。テイラースウィフトなど多様な人々が出演している。

厳密には『父の日』とは関係ないが、『父』が大いに関係する映画。『二人の父』が登場する奇妙な物語。

クリスマスを題材にしたロマンティック・コメディ映画。『ホームアローン』よりもこちらの方が、ここに該当しそうな気配がある。ただあれは『クリスマスに観たい映画』No.1ではある。

前述したゲイリー・マーシャル監督の映画で、彼は『バレンタインデー』も含めて記念日映画を多く作っている。今回の場合は『ニューイヤー(新年)』の前日なわけだから、大晦日を舞台にしている。

国によって記念日は違うので、大体このあたりが世界共通になりますかね。アメリカの独立記念日は、イギリスから独立してアメリカ合衆国を作った1776年7月4日なので、7月4日に制定されています。ですので、『7月4日に生まれて』といったようなタイトルの映画があるのは、この日が独立記念日として当然のように存在している、というアメリカ人の考え方に沿っているからですね。その他の国でこの記念日を知らない人は、この日に意味があるようには見えないので、タイトルの重みが変わってくるわけです。
2.『曜日』
曜日に関する映画をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ウルフ・オブ・ウォールストリート(ブラックマンデー)』
- 『スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』
- 『水曜日のエミリア』
- 『俺たちに明日はない』
- 『13日の金曜日』
- 『サタデー・ナイト・フィーバー』
- 『エニイ・ギブン・サンデー』

月曜日。ジョーダン・ベルフォートの回想録『ウォール街狂乱日記 – 「狼」と呼ばれた私のヤバすぎる人生』(The Wolf of Wall Street)を原作としている。金持ちになる野望を抱きウォール街の投資銀行・LFロスチャイルドに入社。そこで成功する秘訣と教えを受け、半年かけて株式仲介人の資格を取り、意気揚々と出社した日に「ブラックマンデー」に襲われ、会社は倒産するくだりがある。

火曜日。2004年の民主党大統領予備選挙に立候補したハワード・ディーンの選挙スタッフだったボー・ウィリモンが同選挙に着想を得て、2008年に書いた戯曲『Farragut North』を原作としている。スーパー・チューズデー (Super Tuesday) とは、アメリカ合衆国大統領選挙の予備選挙・党員集会が集中する3月第2火曜日を指す。一日で大量の代議員を獲得することができる日であるため、立候補者は自党の大統領候補としての指名を確保するためにはこの日を上手く乗り切らなければならない。

水曜日。基本、水曜日にあることをしなければならないナタリーポートマン演じる女性。そうなったのも、そうなる前の話も少し複雑なものになっている。

木曜日。この映画に直接木曜日は関係しないが、世界恐慌時代の代表的な実話映画となる。この不況の原因である『ウォール街大暴落』は、1929年に発生した株価大暴落であり、そのうち「ブラックサーズデー」と言われる日にニューヨーク証券取引所の株価が崩落した。

金曜日。廃墟となったサマーキャンプを再開しようとした10代のキャンプカウンセラーたちが、何者かに次々と殺害されていくという物語。このタイトルの背景にある意味は「イエス・キリストが磔刑につけられたのが13日の金曜日であり、クリスチャンは忌むべき日である」と考えられているが、忌み数の13と関係があるという説もある。

土曜日。土曜日の夜(サタデーナイト)にディスコで踊り明かすことを生きがいとした若者の物語。『フットルース』や『フラッシュダンス』など、多くの名作を生む端緒となる大ヒット作品となった。

日曜日。オリヴァー・ストーン監督のアメフト映画。コーチの引き抜き、フランチャイズ移転問題、オーナーとヘッドコーチの対立、負傷の為、スタートポジションを奪われるエースQBと一躍時の人間となって傲慢な素振りを見せるセカンドQBとの確執等々、NFLファンならば、モデルにされている人物や事件などが容易に推測出来てしまうので配慮したものとされる。プレーオフ進出を決める大一番の日曜日が一つのポイント。

週(しゅう)とは、7日を1周期とする時間の単位であり、7日のそれぞれは曜日と呼ばれ、旧約聖書の『創世記』に神が6日間で天地創造の業を行い7日目に安息したとあることに由来することから設定されているこの世の決まり事です。また、天球上を移動する太陽、月、火星、水星、木星、金星、土星の7つの天体、いわゆる七曜が由来であるとも、太陰暦の1か月を4等分したことに由来するともいわれていますが、どのみち『過去に決まったこと』が今も続いているわけですね。太陽が沈んで、また昇るという繰り返しを考えても、惑星に変化が起きない以上は未来永劫変わらない事実はいくつもあるので固着していますが、もし『ブルーマンデー』や『サザエさん症候群』に陥っている人がいる場合は注意が必要です。本来この世に、落ち込む曜日など存在しないのですから。
3.『ひと夏の思い出』
夏と冬に分けて映画をピックアップする。そのうち、『ひと夏の思い出』というケースが多々ある。
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- 『プールサイド・デイズ』
- 『ラム・ダイアリー』
- 『サマーウォーズ』
- 『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』
- 『ミスティック・ピザ』
- 『ザ・ビーチ』
- 『となりのトトロ』
- 『菊次郎の夏』
- 『君がいた夏』
- 『君の名前で僕を呼んで』
- 『少女が大人に変わる夏』
- 『八月の狂詩曲』
- 『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』
- 『あの夏、いちばん静かな海。』

ある夏、母親の新しい恋人一行と共に過ごすことを余儀なくされる14歳の少年。離婚したから新しい夫を探すのはわかるが、息子からしたらそうではなく、『新しい父親ができる』ということになる。つまり、女性としてではなく母親として見ている。よって二人の間に距離ができるが、とにかくその夏は二人にとって忘れられない夏となった。

ジャーナリストであるハンター・S・トンプソンの同名自伝小説を原作としている。中部アメリカであるプエルトリコでのある夏を切り取っている。

仮想空間『OZ』で起こった事件に巻き込まれ、指名手配されてしまった天才的な数学の才能を持つ主人公が、憧れの先輩やその家族・親戚一同とともに、世界を危機から救うべく奮闘する姿を描く、ある夏の物語である。

夏休みを叔母の家で過ごすことにし少年が、好奇心からマリファナの売人となっていく話。実話だったらもっと面白かった、妙にリアルな青春映画。

コネチカットの田舎町にあるピザハウス「ミスティック・ピザ」で働く3人の若い女性の一夏の恋模様を描いている。

何かを求めるように、一人旅でタイにやってきた青年。だが、新しい事をしようとしても、結局、同じ事の繰り返し。そんな時、『謎の孤島』の話を聞きつける。もしかしたらそこに行けば、人生が変わるかもしれない。

日本の夏の定番アニメ。老若男女に平和でのどかな時間を与える、不朽の名作。時代劇まではいかない、80年代の賑やかなところまでもいかない、1958年(昭和33年)の日本の埼玉県松郷付近を舞台に、少しスリリングで、心温まる子供たちの物語がここにある。

離れ離れになった親に会いに行くために旅に出た子供の護衛に、近所のおばさんのだらしないおじさんが抜擢された。大人としては頼りない男だが、下町の図太いおじさんということで、『こち亀』の両さんのようなたくましさで、少年の旅のお供になる。名曲『Summer』の力も手伝って、ひと夏の映画の代表作である。

フィラデルフィアを舞台に、再起を果たした野球選手が、奔放で魅力的な年上の従姉と過ごした、甘くほろ苦い少年時代を振り返る。彼女は初恋の女性であり、青春のすべてだった。彼は彼女の面影を求めて、彼女と過ごした思い出の地を旅する。

1983年夏、北イタリアのとある避暑地。17歳の少年は、今年も両親と共に別荘で一夏を過ごしている。そんなある日、考古学の教授である父の助手として、アメリカから24歳の大学院生・オリヴァーがやってくる。彼らの性格は正反対のため最初は拒絶反応を示すが、次第に彼に対して抑えることのできない感情に駆られていく。

恋愛を取るか友情を取るか、という王道の悩みに直面する少女たちの物語。エリザベスオルセンがキュート。

キャッチ・コピーは「なんだかおかしな夏でした…。」村田喜代子の芥川賞受賞小説 『鍋の中』が原作で、原爆体験をした長崎の祖母と4人の孫たちのひと夏の交流を描く映画。黒澤明監督で、リチャードギアが出演する。

1993年にフジテレビで放送された、タモリや奥菜恵等が出演したテレビドラマ作品を、2017年8月18日にアニメ映画として公開。

聴覚障害の青年が、収集車でのごみ回収を仕事としている。ある日先端の欠けたサーフボードを見つけ、持ち帰る。彼はそのボードに発泡スチロールを継ぎ合わせ、同じ障害を持つ彼女を誘い海へ。ただ、サーフィンをするだけの物語なのだが、なぜか決して馬鹿にできない一つの完成された人生がここにある。

夏の映画の定番としては『ワイルドスピード』やジブリ映画や細田守映画などがあります。日本ではこのあたりが定番ですね。やはり『定番』となると毎年恒例のようなことになるので、シリーズ化されていて、水着や音楽や暴走など派手な内容のワイスピが入ってきます。後は、夏休みという一番売り上げが上がる映画界の書き入れ時ということも関係しているので、そこに最も力が入った作品が並ぶという裏事情もあるでしょう。テレビのゴールデンタイムで放送できるだけの知名度と安全性があるジブリ映画は強いですね。
4.『クリスマス』
クリスマス映画は『ホームアローン』一択のイメージがあるが、よく見ると意外とたくさんある。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ホームアローン』
- 『ホリデイ』
- 『ブリジット・ジョーンズの日記』
- 『天使のくれた時間』
- 『素晴らしき哉、人生!』
- 『めぐり逢えたら』
- 『ラブ・アクチュアリー』
- 『ポーラー・エクスプレス』
- 『戦場のメリークリスマス』
- 『グリンチ』
- 『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』
- 『ジングル・オール・ザ・ウェイ』
- 『パパVS新しいパパ』
- 『アバウト・ア・ボーイ』
- 『クーパー家の晩餐会』
- 『ノエル/クリスマスに生まれた奇跡』
- 『ベスト・バディ』

まずは王道のクリスマス映画。王道というのは『王だけが歩ける道』ゆえに、この映画は『BTTF』のように群を抜いた作品で、超越的な位置にある。その作品もこれも、監督の作った映画がすべてはヒットしていないことから、奇跡的な偶然が重なっていることがわかる。

休暇中にお互いの家を交換する「ホーム・エクスチェンジ」を題材にしている。クリスマスパーティから始まり、クリスマスで終わる、ホリデイムービー。ホリデイとは英語で祝日、休日のことを意味する。

名作クリスマス映画である『素晴らしき哉、人生!』をモチーフにしているだけあって、クリスマスが軸となって動いている。「もしあの時、違う道を選んでいたら?」をテーマに描いたファンタジー映画で、ニューヨークのウォール街で成功し大手投資会社の社長になった男が、クリスマスイブに起きた奇妙な現象に巻き込まれ、『もう一つの過去』と向き合っていく。

それがこの映画である。ファンタジー要素があると稚拙に見えるのが普通だが、これはそうならない。そういう力がある映画である。

妻を亡くして落ち込む男(父親)のために新しい奥さんが必要と、あるラジオ局の相談番組に電話をする息子。これをきっかけに、ラジオDJと父親の奇妙で尊い物語が始まっていく。着地がクリスマスになるため、クリスマスの印象を強く受ける映画となっている。

クリスマスを題材にしたロマンティック・コメディ映画。アメリカ同時多発テロ事件の犠牲者が最後に遺したのは、憎しみではなく愛のメッセージだったことが語られ、登場人物たちの恋物語が始まる。

クリスマスイブの夜、サンタクロースを信じられなくなった少年のもとに大きな蒸気機関車が突如現れる。それは北極点へとむかう汽車だった。

1942年、日本統治下にあるジャワ島の収容所で、イギリス人等の捕虜たちと日本軍の兵士たちの人間関係が描かれる。作中で、『クリスマスプレゼント』という要素が一つのポイントになる。最後のシーンと同盟タイトルの坂本龍一のBGMのマッチングは史上最高レベルで、『レオン』と比肩するものがある。

人間もクリスマスも大嫌いなグリンチが、クリスマスの到来に浮かれている人々が気に入らない。そのため、グリンチは何とかしてクリスマスを盗んで人々を失意のどん底にたたき落としてやろうと計略を巡らせる。

怖い事や、人を驚かせる事が大好き死者の町「ハロウィン・タウン」の王様は、、毎年毎年同じことの繰り返しでしかない単調な「ハロウィン」に虚しさを感じていた。そんな彼がある日、陽気で明るい『クリスマス・タウン』と出会う。

主人公の父親が、息子へのクリスマスプレゼントを手に入れるために、クリスマス・イヴで賑わう街を悪戦苦闘しながら奔走する姿が描かれる。シュワちゃんほどの大男がおもちゃ屋でプレゼントをめぐって親たちと壮絶な奪い合いをするだけで爆笑。また、常に作中で様々なクリスマスソングが流れるので、流しておくだけでBGM効果も狙える。

32歳のブリジット・ジョーンズは新年のパーティのため実家に帰り、実家が近い法廷弁護士でバツイチのマーク・ダーシーを紹介される。よってどちらかというと『新年』のように見えるが、よく観ればクリスマスに着地することがわかる。

二人の子供の継父となった男と、元夫の微妙な関係をコミカルに描いている。特殊部隊の隊員だというダスティは、ブラッドとは正反対のワイルドでセクシーな男性で、子供たちはすぐに彼へ懐いてしまう。クリスマスなのは『2』で、更に筋骨隆々な男が現れるのだが、最後には感動的なクリスマスシーンがある。

36歳独身の男が主人公。彼は父親の遺した印税収入により、何もせず気ままに暮らしていた。だがどこかで人生を前に進めなければならない。そういう気持ちが後押しするのか、ある子供との出会いなどをきっかけにしながら、一人の女性と真剣に向き合い始める。最後にはクリスマスシーンがある。

クリスマス・イヴ。毎年この日には一族全員が集まり晩餐会を開くのがクーパー家の習わしとなっていた。しかし、集まった家族にはそれぞれ抱えている秘密や問題があり、それが原因で晩餐会は思いもよらぬ展開へと発展する。

クリスマスに生まれた謎の超能力を持った女性が主人公で、全体的にゆったりとしている。よって、その能力を何かの悪事に使うという方向は傾かず、不和を解消して和に持っていく、平和な着地をする物語である。

刑事訴訟を専門とする弁護士(モーガンフリーマン)と元FBI捜査官(トミーリージョーンズ)が、謎の張り合いで老人ホームにて小競り合いをするコメディ。だが、深刻な問題が発生して手を組むことに。着地はクリスマスだ。

着地がクリスマスなら、クリスマス映画の印象が強くなります。(いいクリスマスだなあ)とか(こんな温かいクリスマスを過ごしたいなあ)などという感想が頭に浮かびますからね。クリスマスは『ホームアローン』一強。私も大好きな映画だからそれでいいのですが、もっと見つけて、ここに入れていきたいと考えています。
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