MOVIE RECIPE
MOVIE RECIPEトップページはこちら。

- レシピ数:10
- 紹介映画:77
当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。

1.『手紙』
手紙が軸になる映画をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『アイリスへの手紙』
- 『シャトーブリアンからの手紙』
- 『硫黄島からの手紙』
- 『マザーテレサからの手紙』
- 『あなたへ』
- 『ヒトラーへの285枚の葉書』
- 『メッセージ・イン・ア・ボトル』
- 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
- 『コールド・マウンテン』
- 『戦場からのラブレター』

読み書きできない男が、夫を亡くした一人の女性と出会い、互いに『足りないもの』を埋め合っていく過程が描かれる。そして人間というものは本来、このような形で夫婦となるのではないかという発想が、頭をよぎることになる。

ナチ占領下のフランス、シャトーブリアン郡の収容所で27人の政治犯が処刑された実話をもとに作られた。

『父親たちの星条旗』に続き、本作では硫黄島の戦いを日本兵の視点から描いている。そのためアメリカの映画作品でありながら、劇中のセリフはほとんどが日本語である。劇中の栗林忠道陸軍中将の手紙は、栗林中将の手紙を後にまとめた『「玉砕総指揮官」の絵手紙』に基づいている。

マザーテレサの生涯を描いた伝記映画。オリヴィア・ハッセーの『マザーテレサ』と内容はもちろん同じだが、彼女の手紙を通して描くことで、彼女の知られざる苦悩の一面を垣間見ることができる。

最愛の妻に先立たれ、ある手紙を残された男。彼はその意味が分からず混乱する。自分の知らない彼女の一面があることに戸惑うのだ。『彼女』を探す旅で様々な人と出会い、人生の答えを見つける。

ペンと葉書を武器にナチス政権に抵抗した夫婦の実話を基に、ドイツ人作家ハンス・ファラダがゲシュタポの文書記録から終戦直後に書き上げた遺作の小説『ベルリンに一人死す』の映画化。ナチス政権下のドイツ・ベルリンという混沌のど真ん中において、命懸けでヒトラーに対抗する男たちがいた。

ある日、海岸で瓶を見つけ、その中に入っていた手紙を読む女性。その手紙を書いたのはケビンコスナー演じる、妻を亡くした男だった。女性も離婚して夫がいない。お互いに人生に欠けたものを抱えながら、少しづつ距離を近づけていく。

大戦中は陸軍の女子少年兵であり、単独で一個分隊に匹敵する戦闘力を持っていた主人公。「ライデンシャフトリヒの戦闘人形」の渾名で恐れられていたが大戦時の戦傷で両腕を失う。大戦後、後見人の一人となったクラウディアが経営するC.H郵便社にて、自動手記人形として代筆業をしている。

南北戦争のさなか、南部にできた臨時国家『アメリカ連合国』の兵士として戦争に出る男と、わずかに時間を過ごした女性の物語。この映画でも手紙がカギを握る。

原作はヴェラ・ブリテンの自叙伝『Testament of Youth』である。第一次世界大戦に振り回される姉弟や恋人たちの様子が描かれる。

『ユーガットメール』なんかもここに該当しそうですね。メールが当たり前になってからは手紙や年賀状の習慣はすっかりなくなってきました。人間は『楽・得・安全』に支配されている生き物ですから、『その方が得だし便利』なのであれば、そちらに流れます。Amazonのような通販サイトが世界を席巻した背景にも、世界から本屋やCDショップが激減した理由にも、このような事情が関与しています。
2.『異常な映像』
作中で、異常な映像が軸になる映画をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ゴシカ』
- 『リング』
- 『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』
- 『8mm』
- 『悪の法則』
- 『テッド・バンディ』
- 『15ミニッツ』
- 『ノイズ』
- 『ブレイブ』

『リング』に近い内容ではあるが、物語が進んでいくにつれ、謎の映像がカギになることがわかってくる。
『貞子』という名前は有名だが、あるビデオテープに注目である。

死刑廃止論者である元大学教授が、元同僚の女性コンスタンスをレイプ・殺害した容疑で死刑宣告を受ける。だが、最後に流れる映像ですべてが覆る。
死んだ富豪の金庫から、少女がマスク姿の大男に切り刻まれて殺害されるシーンを撮影したスナッフフィルムが発見された。確かな腕と評判の私立探偵トム・ウェルズは、富豪の未亡人からの依頼で、そのフィルムの真偽について調査を開始する。

この映画でも、そのスナッフフィルム(娯楽用途に流通させる目的で行われた実際の殺人の様子を撮影した映像作品)が物語の大きなカギを握る。

『シリアルキラー』の語源となったこの有名な狂人も、そのスナッフフィルムの愛好者だった(作中ではこれに触れない)。

これも、ある種のスナッフフィルムを軸にした物語。チェコ人とロシア人の2人組による凶悪な犯罪によってロバートデニーロ演じる刑事が大問題に巻き込まれる。彼のことをいけ好かないと感じていた、警官と同じ権限を持つ放火調査官の男は、この事件によって彼のために命を懸ける覚悟を固める。
NASAの宇宙飛行士は同僚とともに宇宙空間で作業を行っていた際、何らかの事故に巻き込まれ、2分間通信が途絶えたが、彼らは無事に帰還した。しかし、彼は事故のことについては妻の前でも一切語らず、妙な違和感を常に漂わせるようになった。一体その2分間に、何が起きたのか。

これも、スナッフフィルムを軸にした物語。それを覚えておくだけで物語が理解しやすいだろう。私の場合は知らずに観たから『あの会社』がどういうものだったのかを後で知ることになった。

ヒトラーは、自身の暗殺計画を企てた軍事関係者らの絞首刑を撮影させていたり、ISISなどの過激派組織は、敵対する国家、組織の人物を誘拐し殺害する様子をビデオで撮影していますが、これは「娯楽用途に流通させる目的」には当てはまらないため厳密な意味でのスナッフフィルムではないと言えます。アダルト動画の殺人版ということですね。極めて、受け入れがたい事実です。しかしアダルトの世界でも考えられないニッチな性癖用の映像もありますからね。また、あるアフリカの民族に日本のアダルト動画を見せたら『なぜこんな破廉恥なものを見せるんだ!』と激高していました。しかしそんな彼らは、15歳未満の未成年と性行為をする習慣を持っていましたね。この世界は、実に色々なことがあります。
3.『謎のメモ』
謎のメモが物語の大きなカギを握る映画をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『マシニスト』
- 『メメント』
- 『ハングマン』
- 『ドニー・ダーコ』
- 『ノウイング』
- 『シャッターアイランド』
- 『ゾディアック』

機械工のトレバーは、原因不明の不眠症で1年もの間眠っていなかった。そんなことがあり得るだろうか。怪演するクリスチャンベールのストイックさも相まって、これ以上は瘦せられないという、骨と皮だけに見えるやせ細った男がそこにいる。彼はよく幻覚を見る。そして、冷蔵庫には謎のメモが。一体彼は何者なのか。

記憶に問題がある男が描かれ、気が付くと体にタトゥーが入れられている。それは恐らく、『過去の自分が残したメッセージ』である。それを頼りに物語の全容が少しずつ明らかにされていく。

『マシニスト』に似た謎のメモが犯行現場に残される、怪奇事件が勃発する。アルパチーノ演じる警察を筆頭にその謎を解こうとし、事件の真相を探っていく。

高校生のドニー・ダーコは平凡な家庭に暮らしていたが、精神が不安定なため医師の治療を受けている。ある晩、奇妙な声に導かれてゴルフ場へと向かうと、そこにはフランクという名の銀色のウサギがおり、近所のゴルフ場で目を覚ましたドニーの腕には「28.06.42.12」という謎のメモが書いてあった。

ある小学生たちが埋めたタイムカプセル。50年後、予定通りそれが掘り起こされた。この小学校に通う少年ケイレブは、不可解な数字で埋め尽くされた一枚の紙を持ち帰ってきた。彼の父親で宇宙物理学教授のジョンは、そこに記された数字の羅列が過去50年とこれから先に起きる未来の出来事を予言したものだと気づく。

連邦保安官の捜査部隊は、謎の孤島(シャッターアイランド)にある精神病院を訪れる。この島でレイチェル・ソランドという女性が、「4の法則。67番目は誰?」(The law of 4. Who is 67?)という謎のメッセージを残して行方不明となった。

アメリカで最も有名な未解決事件『ゾディアック事件』を描く。1969年8月1日、犯人によって書かれた3通の手紙が届けられた。手紙の内容は、殺人の犯人は自分であると書かれていた。それぞれの手紙には、408の記号で書かれた暗号文の3分の1が記載されていた。犯人は暗号文には自身の正体が記されていると主張した。犯人は各新聞社に暗号文を新聞の1面に掲載することを要求し、そうしなければ週末の夜に12人殺すと脅迫した。

ゾディアック事件に関してはメモというよりも、他人に向けたメッセージであるからして『手紙』に該当するかもしれません。しかし、『謎のメモ』というのは映画やミステリー作品との相性がいいですよね。『名探偵コナン』を筆頭とした探偵系のミステリー作品には、必ずと言っていいほどこのような要素が出てきます。『ダイイングメッセージ』のようなものも、ある種のメモですよね。
4.『このドキュメントが面白い』
『面白い!』と感じるドキュメンタリー映画をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ビデオゲーム THE MOVIE』
- 『ココ・シャネル』
- 『ファッションが教えてくれること』
- 『容疑者、ホアキン・フェニックス』
- 『アインシュタイン:天才脳の行方と秘密』
- 『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』
- 『ウォルト・ディズニー』
- 『あまくない砂糖の話』
- 『健さん』
ビデオゲーム THE MOVIE
ビデオゲームが誕生してからの40年分の歴史を描いたドキュメンタリー映画。世界初のゲームはAtari社なのか、それとも任天堂なのか。そういうところから、今までのゲーム業界の歴史を見ることができる貴重な資料だ。

オドレイ・トトゥの『ココ・アヴァン・シャネル』は彼女の恋愛面にスポットライトを当てているが、この場合はそこでは描かれなかった現実的な一面が描かれる。

『プラダを着た悪魔』に登場する鬼編集長のモデル、また、ドラマ『アグリー・ベティ』に登場するMODE編集長フェイ・サマーズの容姿のモデルだとも言われている『ヴォーグ』の編集長アナ・ウィンターと雑誌編集に密着したアメリカのドキュメンタリー映画。

モキュメンタリー(フェイク・ドキュメンタリー)映画で、主演俳優であるホアキン・フェニックスの突然にしてヒップホップアーティストに転向した2008年10月から、フェイクであった事を公表するまでの2年間の行動を描いている。

アインシュタインの脳が盗まれた、という珍事件を軸に描かれるが、アインシュタインの歴史を振り返ることができる貴重な映像。

マイケル・ジャクソンのドキュメンタリー映画。この場合の「This is it.」は「これで最後だ」という意味で、このライブ(7月から公演予定のロンドンでのライブ)が最後のライブだ、という趣旨の本人の発言から取られている。
-213x300.jpg)
ウォルト・ディズニーのドキュメンタリー映画。ビジネスの面から考えても、人生哲学の面から考えても、アメリカの歴史を考える際においても、非常に教訓高い資料である。

砂糖を摂りすぎるとどうなってしまうのかということを実際に実験したオーストラリア人のドキュメンタリー映画。この世界の『見えないからくり』が目に見える、興味深い内容。
高倉健の死後に作られたドキュメンタリー映画。『ブラックレイン』で共演したマイケルダグラスは、『カークダグラスのように自分を存在させ、フランクシナトラのように人生で2つの顔を持っていて、イーストウッドやマックイーンの佇まいと似ていて、ジャックニコルソンのように決して影の努力を言わない。』と彼を絶賛している。

よく歴史映画に『史実と違う』と指摘する専門家がいるようですが、史実を正確にまとめようとしているのはドキュメンタリー映画ですし、もっと言えば映画はあくまでも映画であり、娯楽用に展開されたエンタメなので、その目的を達成したければ映画は観ない方がいいですよね。『事実だと思い込む社会的影響』を考えてそう言っていたとしても、それは『人間の認識』というジャンルの勉強を積めばまた違う見解が持てるはずです。人間には『RAS』という脳のフィルターがあり、それが自分とは無縁と感じた情報を遮断します。人に認知させるために、奇天烈なCMがあったりしますよね。あれも本当は企業イメージを真面目に考えるなら無い方がいい。しかし、人間というものは馬鹿真面目に抵抗がある。『眠りたいなら哲学の本を読め』というやつですね。
5.『このドキュメントが壮絶』
『面白い』とは少しニュアンスが違う、しかし衝撃的な見ごたえがあるドキュメンタリー映画をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『私はあなたの二グロではない』
- 『ラッカは静かに虐殺されている』
- 『華氏911』
- 『華氏119』
- 『東京裁判』
- 『MERU/メルー』
- 『オリバー・ストーン オン プーチン』
- 『スペシャリスト 自覚なき殺戮者』
- 『ボヤージュ・オブ・タイム』
- 『THE 11 hour』

公民権運動指導者のメドガー・エバース、マルコム・X、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの回想を通してアメリカ合衆国の人種差別の歴史、そして米国史についての彼の個人的な考察が描かれる。

ラッカの戦いにおけるシリアの市民ジャーナリストのグループRBSS(Raqqa is Being Slaughtered Silently、「ラッカは静かに虐殺されている」の意)についての2017年のアメリカ合衆国のドキュメンタリー映画。ISISの過激な活動エリアであるシリアのラッカにおいて、モザイクなしでは流せない衝撃的な映像が流れる。

2004年に発表した、アメリカ同時多発テロ事件へのジョージ・W・ブッシュ政権の対応を批判する内容を含むドキュメンタリー映画。これを観るとアメリカの裏の顔がよくわかる。

「119」はドナルド・トランプが第45代大統領が当選を確実とし勝利宣言をした「2016年11月9日」を意味している。撮影当時の大統領であるバラク・オバマも、フリントで発生した汚染水問題でのいい加減なパフォーマンスや軽口などで痛烈に批判されている。

太平洋戦争敗戦後の日本の進路を運命づけた極東国際軍事裁判(東京裁判)の模様を記録し、裁判から25年後に公開されたアメリカ国防総省の50万フィートにも及ぶ長大なフィルムを、5年の歳月をかけて編集して製作した4時間30分以上にわたる長編ドキュメンタリー映画。あの時代にあって天皇にすら正当なジャッジをする日本の貴重な資料。

世界最大の山『エベレスト』。しかし、この世界にはまだまだ上がある。インドのヒマラヤ山脈のメルー峰。その中で、『シャークス・フィン(サメのヒレ)』での登頂をすることは、エベレストを制覇したような猛者中の猛者でも最大級の困難を極める。

ロシアのウクライナ侵攻の前に撮られた貴重な映像。クリミア併合、シリア空爆、ウクライナ問題、アメリカサイバーテロに関して言及するプーチンの姿を見ることができる。

ドイツの哲学者ハンナ・アーレントの『エルサレムのアイヒマン』を下敷きに、アドルフ・アイヒマンに関する既存の映像アーカイブを編集して構成されている。ナチスNo.2で、見方によっては『最も冷酷な男』として名高いこの男の思想を、裁判を通して紐解く。

これも奥が深い映画で、多くの人はこの映画をただの『自然ドキュメンタリー』程度に解釈してしまっている。

この映画の感想文は、3000作品のうち最も膨大なものとなった。よって、ここには書ききれない。

『ボヤージュオブタイム』は全人類が家庭内で常に流しておきたい映像です。『THE 11 hour』はあまりにも深い。感想文を見ればそれが分かるでしょう。先日お台場の『科学未来館』に行ったのですが、あれはいいところですね。子供たちが観るべき内容であり、大人たちが観るべき内容でもあります。前者では正直全体の概要しか掴めません。入り口にも『それが狙い』と書いてあります。私の部下に説明しながら回ったのですが、部下はいつも私の口頭からでしか話を聞いていなかったので、『感心してしまっていました』ね。本当なら、そこでの振る舞いを見ずとも、口頭の段階で理解するべきだったのですが。
6.『大自然ドキュメント』
基本的にここには、大自然のドキュメンタリー映画をピックアップする。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ネイチャー』
- 『日本列島 いきものたちの物語』
- 『ライフ -いのちをつなぐ物語-』
- 『シーズンズ 2万年の地球旅行』
- 『不都合な真実』
- 『ボヤージュ・オブ・タイム』
- 『THE 11 hour』

『アース』などを製作したBBC EARTHが、水をテーマに大自然を特殊なカメラで撮影したドキュメンタリー。573日の撮影期間を要した。

NHKのスタッフが約2年半の期間で撮影・制作した、日本列島を舞台に動物の生態をとらえた映画で、日本の動物ドキュメンタリー映画。その他の動物や自然の理を直視することで、我々人間に新たな視点を与えてくれる。

製作期間は6年。世界18カ国の24か所で70人以上のカメラマンが撮影を行い、映像素材は3000時間におよんだ。テーマは『繋がれる命』。その壮大なテーマを直視すれば、人間は排他的で刹那的な行動に浅薄さを垣間見る。

最後の氷河期から現在。すべての生命の壮大な歩みを描いた、全く新しいネイチャードキュメンタリー。

アル・ゴア元アメリカ合衆国副大統領が主演している。本作で環境問題啓発に貢献したとしてゴアがノーベル平和賞を授与されている。この映画を通してアル・ゴアは、本格的に『人為的な温暖化』について言及する。

この映画は、『無音、週一』でもいいから各家庭で常に流しておくべき映像で、人間に『本来持つべき視野』を与えてくれる。

ここには書ききれないので、上記感想ページを参照に。

特に最後の2つは想像を絶する映像作品ですね。詳しくは感想ページをご覧ください。
7.『ペンは剣よりも強し』
『ペンは剣よりも強し』。その言葉の意味は、『言論の力は、政治権力や軍隊などの武力よりも民衆に大きな影響を与えることのたとえ』である。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ヒトラーへの285枚の葉書』
- 『ラッカは静かに虐殺されている』
- 『記者たち 衝撃と畏怖の真実』
- 『スポットライト 世紀のスクープ』
- 『大統領の陰謀』
- 『ザ・レポート』

前述したように、ペンと葉書を武器にナチス政権に抵抗した夫婦の実話を基に、ドイツ人作家ハンス・ファラダがゲシュタポの文書記録から終戦直後に書き上げた遺作の小説『ベルリンに一人死す』の映画化。

前述したように、ラッカの戦いにおけるシリアの市民ジャーナリストのグループRBSS(Raqqa is Being Slaughtered Silently、「ラッカは静かに虐殺されている」の意)についての2017年のアメリカ合衆国のドキュメンタリー映画。

イラク開戦をめぐる「大量破壊兵器」捏造問題を実話を元に描く。映画ではブッシュ元大統領を始め、多くの政治家たちのテレビでの発言が引用され、その背後で新聞記者たちがどのように考え行動していたのかを描き出している。

アメリカのとある重要人物が長期間にわたり行っていた非人道的行為を暴くジャーナリストの闘いが描かれる。

ニクソン大統領の世界的大失態である、ウォーターゲート事件の真相に迫るジャーナリストが描かれる。

ブッシュ政権下でのCIAによる拷問と、次のオバマ政権下でのその調査を描く。実に6000ページを超える報告書を作成するのにかかった時間は5年である。

『ペンは剣よりも強し』。しかしこれももちろんケースバイケースです。『二度あることは三度ある』と『三度目の正直』という言葉が存在するのと同じですね。重要なのはこの言葉の根幹にあるテーマで、それは『大勢の力の集合体は、ある特定の膨大な力よりも大きくなりがちである』というものがあります。『凡才の集団は孤高の天才に勝る』という本もありますし、漫画で言えば『ドラゴンボール』の『元気玉』がそれですね。ですから真実を追求するジャーナリストが勝利しやすいのは、この力を利用しやすいからと言えます。
8.『ペンが剣に負ける時』
しかし、そんなペンが剣に負けたケースもある。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『インサイダー』
- 『ニュースの真相』

フィリップモリスで有名な大きなたばこ会社が、『ニコチンに依存性がある』という事実を知った上で、ビジネスを展開していたという『大企業の陰謀』的な不正行為に挑むジャーナリストだが、あまりにも相手が大きかった。

メアリー・メイプスが2005年に上梓した回顧録『大統領の疑惑』を原作としている。CBSの人気番組『60 Minutes II』のプロデューサを務めるメアリー・メイプスは部下たちと共に、ジョージ・W・ブッシュ大統領が従軍中に有利な扱いを受けていたという疑惑を追っていた。

このレシピでまとめることで多少のネタバレになっているのは申し訳ありません。しかし、両方ともCBSの人気番組『60 Minutes』という番組というところがすごいですね。これ以上ここで同じようなことが起こるなら、もはやそれは『番組自体がグル』の可能性もあります。マスコミやメディアを利用して情報、印象操作するのは不可能ではありませんからね。もちろんあるいは、この番組に信念のジャーナリストが集まる傾向がある、という可能性もあります。
9.『新聞記者やジャーナリスト』
新聞記者やジャーナリストが活躍する映画をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ニュースの真相』
- 『大統領の陰謀』
- 『インサイダー』
- 『記者たち 衝撃と畏怖の真実』
- 『スポットライト 世紀のスクープ』
- 『ペリカン文書』
- 『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
- 『ゾディアック』
- 『ペーパーボーイ 真夏の引力』
- 『ニュースの天才』
- 『ナイトクローラー』

前述したように、CBSの人気番組『60 Minutes II』のジャーナリストたちの奮闘が描かれる。

前述したように、ワシントンポストのジャーナリストの奮闘が描かれる。

前述したように、CBSの人気番組『60 Minutes』のジャーナリストがたばこ会社の不正に挑む姿が描かれる。

前述したように、イラク開戦をめぐる「大量破壊兵器」捏造問題を実話を元に描いていて、31紙の地方新聞を傘下に置くナイト・リッダーの人々が奮闘する。

前述したように、アメリカの重要人物の不正を暴く物語だが、彼らはマサチューセッツ州ボストンの日刊紙『ボストン・グローブ』同紙の少数精鋭取材チーム「スポットライト」というチームとして活躍した。

デンゼル・ワシントンがワシントン・ヘラルド紙の高名な敏腕記者を演じた。ペリカン文書という、『環境保護団体VS拝金主義者』の実態を暴く機密文書をめぐり、物語が展開される。

ベトナム戦争を分析・記録したアメリカ国防総省の最高機密文書=通称「ペンタゴン・ペーパーズ」の内容を暴露したワシントン・ポストの2人のジャーナリストの実話を映画化した社会派ドラマ。

事件を担当する刑事もいるが、サンフランシスコ・クロニクル紙の風刺漫画家や敏腕記者を、ジェイクギレンホールやロバートダウニーJr.が演じている。

退屈な日々を送る新聞配達の青年・ジャック。ある日、新聞記者の兄・ウォードが死刑囚の冤罪疑惑を取材するために帰省する。衝撃的なシーンがいくつかある。

1998年に起きたアメリカの権威ある政治雑誌『ニュー・リパブリック』の記者スティーブン・グラスによる記事の捏造事件を描く。詳細はこれ以上書かない方がいいだろう。

ロサンゼルスで起こる事故、犯罪や火事をフリーランサーのジャーナリストとして撮影する社会病質者を描いている。ラストシーンの静かな狂気がすごい。

正義を追求するジャーナリストの姿は格好いいですよね。時に信念を貫き通して権力に逆らうと、命が危険にさらされます。ソクラテスとキリストが死んだ原因も、そういう内容でした。ソクラテスは自分が生き延びるためだけに嘘を言ったり、人の機嫌を取ったりせず、大衆の反感を買って有罪に多くの票を入れられ、死刑に。キリストは、蔓延していたユダヤ人の腐敗を突き、新しい教えを説いたところ、政治的な扇動者かつ罪人と扱われ、十字架にはりつけられました。しかし、彼らの名前はこうして後世に残っている。そのことが確かな事実です。
10.『会見・会議』
会見や会議に焦点を当てた映画もある。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『清須会議』
- 『レクイエム』
- 『おとなのけんか』
- 『フロスト×ニクソン』
- 『クロムウェル』

1582年に実際にあった出来事の清洲会議(清須会議)を元にしたもの。織田信長の後を継ぐ者を決めるわけだが、柴田勝家、羽柴秀吉、前田利家、丹羽長秀等の猛者たちが集い、それぞれ様々な思惑を抱く。特にのちの豊臣秀吉に対して向けられる目は、明らかに妬み嫉みが混じっていた。

北アイルランド紛争のさなかに起きたテロ事件から30数年後の加害者と被害者の弟の対面を描いていて、実話が混じっている。これ自体のエンタメ性は低いが、ここにある他の作品と並べて観ることで、奥行きが深くなる。

ジョディ・フォスター、ケイト・ウィンスレット、クリストフ・ヴァルツ、ジョン・C・ライリーといった実力派俳優が、狭い部屋で小競り合いをするだけの話。だが、これを映画として成り立たせるのは実力がなければできない。あまり何かが起きすぎてもおかしいし、何も起きないと映画にならない。

1977年に放送されたイギリスの司会者デービッド・フロストによるリチャード・ニクソン元アメリカ合衆国大統領のインタビュー番組を描いた作品。大統領辞任後のニクソンと、有名番組の司会者であるフロストの緊張感ある対談。この人物は、FBI創始者のフーヴァーもお手上げした人物。すると、『ディープスロート<フーヴァー<ニクソン<フロスト』と言っても差し支えない話になってくる。

1642年、ピューリタン革命を起こしたクロムウェル。アイルランドはクロムウェルの征服により、以後イングランドの植民地的性格が強い土地となる。

『ピューリタン革命』とは、新しいイギリス王に弾圧されたピューリタン(キリスト教の一派)が反乱を起こし、王を処刑した革命です。そのピューリタン革命の中心組織である『議会派』を指導した人がクロムウェル。ジェームズ1世の次にイギリス王となったチャールズ1世の処刑を指示したクロムウェルは、議会派での反対派を追放し、独裁権を得ていました。イギリスには結果的には『共和政』という『王がいない時代』が到来したので、共和制イギリスのこの時代、国のリーダーはこのクロムウェルとなったわけです。
MOVIE RECIPEトップページはこちら。
