MOVIE RECIPE
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- レシピ数:19
- 紹介映画:100
当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。

1.『神VS神』
『神A』と『神B』が対決・衝突するような映画をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『エル・シド』
- 『エクソダス:神と王』
- 『キングダム・オブ・ヘブン』
- 『ヴァイキング・サーガ』
- 『日本のいちばん長い日』
- 『ザ・メッセージ』

11世紀後半のレコンキスタで活躍したカスティーリャ王国の貴族エル・シドことロドリーゴ・ディアス・デ・ビバールの生涯を描いた作品。レコンキスタは、718年から1492年までに行われた複数のキリスト教国家によるイベリア半島の再征服活動の総称であり、『キリスト教VSイスラム教』という背景がある。

旧約聖書の出エジプト記をもとにして、モーゼに率いられたヘブライ人がエジプトを脱出する過程を描写した作品である。この場合、モーセがユダヤ教という新しい思想の開祖として誕生するわけだが、ということはつまり『その前に蔓延していたもの』がそこにある。

1200年頃。1000年以上続くパレスチナ問題の最盛期とも言える、十字軍の英雄ボードゥワン4世と、イスラムの英雄サラディンがいた時代。『あなたにとってエルサレムとは何ですか?』という問いに対し、『無だ。だが、すべてだ。』というセリフは、あまりにも重い。

731年頃。内容はぞんざいに見えても、舞台となるノーサンブリア王国とは、アングロサクソン人が築いた七王国のうち最北、現在のノーサンバランドにあったアングル人の王国である。ここにあったリンディスファーン修道院はヴァイキングによって731年略奪を受けてしまうが、その時のシーンを切り取ったものが描かれる。当時の神は北欧の神『オーディン』である。アブラハムの宗教(ユダヤ、キリスト、イスラム)はまだ浸透していない。そういう神話時代と、アングロサクソン人の息をしたこの時代の映画は多くないので、そういう意味で貴重だ。

第二次世界大戦における日本(大日本帝国)を、天皇という神道絡みの神VSキリスト教圏の連合国、という図式で考えるなら、これもここに該当することになる。また『終戦のエンペラー』では、昭和天皇が戦犯として裁かれることをいかにして回避したかをフィクションを交えながら描いている。

イスラム教の開祖ムハンマドの一生を描く。時は610年。570年に生まれたムハンマドは、40歳という年齢になっていた。しかし、イスラム教最大の聖地であるメッカ(サウジアラビア)にはその時、健康の神『アルウザ』、繁栄の神『マナト』、部族の守護神『アラト』、隊商の運命を握る神『ハラト』など360の神々がいて、供え物を神官たちが着服している不誠実な現状が広がっていた。慣習は腐敗し、神々は崇拝の対象で『財源』だというのである。

この手の話は難しいので、掘り下げて熟考したい方のみ、下記の記事をご覧ください。


2.『伝説の仮面』
『伝説の仮面』としてまとめられる映画をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『Vフォー・ヴェンデッタ』
- 『ダークナイト』
- 『マスク・オブ・ゾロ』

第三次世界大戦後。かつてのアメリカ合衆国が事実上崩壊し、独裁者アダム・サトラーによって全体主義国家と化したイングランドが舞台となる。ここでガイ・フォークスのマスクをつけた人物が登場するが、これは1605年に発覚した火薬陰謀事件の実行責任者として知られる人物である。2008年2月、アノニマスとして公の場に現れた人々が、コミックおよび映画Vフォー・ヴェンデッタで有名になったガイ・フォークス・マスクを被っている。
[逮捕されるフォークス 出典:Wikipedia]

仮面をつけた伝説のヒーローと言えばバットマンであり、代表してこの映画を挙げる。他にも大勢いるのだが、『アイアンマン』は全身スーツ的な特徴だったりして、とにかく彼に比肩するほどのヒーローはいない。

怪傑ゾロは、アメリカの作家ジョンストン・マッカレーが創作したヒーローキャラクター。歴代の『怪傑ゾロ』映画として初めて、スペイン人であるバンデラスがゾロを演じた。

伝説の仮面というくくりでは、意外なことにそこまで数は多くなりませんでした。やはり、顔を隠してしまうと親しみがなくなってしまって、共感を覚えにくくなり、人の支持を得られづらいという事実が関係しているでしょうか。ある時、日本一有名とも言えるyoutuberのヒカキンさんが、某ゲーム配信者に対して『どうやったら100万人登録者がいくか』と聞かれ、『顔出しはしていますか』と答えました。やはり、youtuberの圧倒的な強みとして『親しみやすさ』が関係しているようで、顔を出すかどうかは大きな違いだとか。
ですから、ここに挙げられている3名は全員が『義賊』的な立場にあり、『顔は知らない。どこの誰かは知らないが、国のため人のために尽くす。粋だねえ。』という、『名乗らない美学』によって注目を浴びたり、人気を得ている人になります。そうやって大義を守るくらいの忠誠心がないと人気が成り立たないということなのでしょうか。
3.『古代SF』
サイエンス・フィクションは、科学的な空想にもとづいたフィクションの総称である。では、この世にいつどうやってSFが生まれたのか。その古い歴史を覗いてみる。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ベオウルフ/呪われし勇者』
- 『ロード・オブ・ザ・リング』
- 『月世界旅行』
- 『透明人間』
- 『宇宙戦争』

ストーリーは8世紀頃の成立と考えられている叙事詩『ベーオウルフ』を元にしている。これは英文学最古の伝承の一つで英雄ベーオウルフ(ベオウルフ)の冒険を語る叙事詩。約3000行と古英語文献の中で最も長大な部類に属することから、言語学上も貴重な文献である。ファンタジーの源流とも言える内容であり、たとえば研究者の中にはJ・R・R・トールキンがおり、その著作『ホビットの冒険』や『指輪物語』への影響はつとに指摘されているのみならず、彼の研究がその後のベーオウルフ研究に与えた影響も大きかった。

『指輪物語』は、とある神話の専門書によると『世界初のSF』として紹介されている。だが前述したように作者のJ・R・R・トールキンは、『ベーオウルフ』に影響を受けている。

1902年に公開されたジョルジュ・メリエス監督・脚本・主演によるフランスのサイレント映画である。地球に帰還するという物語で、ジュール・ヴェルヌの小説『月世界旅行』(1865年)とその続編『月世界へ行く』(1870年)など、様々な作品から着想を得ている。ジュールヴェルヌは、フランスの小説家で、ハーバート・ジョージ・ウェルズ、ヒューゴー・ガーンズバックとともにサイエンス・フィクション(SF)の開祖として知られ、SFの父とも呼ばれる。

そのイギリスの作家ハーバート・ジョージ・ウェルズ(H・G・ウェルズ)が1897年に発表したSF小説。

そのイギリスの作家ハーバート・ジョージ・ウェルズ(H・G・ウェルズ)が1898年に発表したSF小説。

私はあくまでも自然に入ってきた情報をまとめているだけなので、もっと詳しく掘っていけば新たな事実が見つかるかもしれません。ただ、神話や哲学、宗教に関する専門書にそうして書いてあったので、(へえ、ロードオブザリングは最初なんだ)と思っていたのですが、『ベオウルフ』に出会って、これが源流であるということを知っていったことを考えると、一つ一つの情報は決して間違っていないのですが、『その源流、更にその源流がある』というような展開もありそうですね。
4.『伝説の白』
『伝説の白』としてまとめられる映画がる。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ジョーカー』
- 『エリザベス』
- 『チャーリー』

ご存じ、白塗りのピエロのヴィランこと、『ジョーカー』誕生秘話。『ダークナイト』等の有名映画もあるが、特化しているということでこれを挙げる。

ラストで『こうして皆が知る、伝説の白塗りのエリザベス女王は誕生した』というシーンがある。

映画界の伝説チャーリー・チャップリンも、白塗りの化粧をしてスクリーンを笑わせていた。

ただ、『エリザベス』の最後の、『こうして白塗りの伝説の女王、エリザベスは誕生したのだ』という締めくくりは、専門家から笑われる結果になります。あの白塗りは『やむを得ず』そうしていたのであり、当時のおしろいには鉛が含まれていて肌は荒れ、髪の毛も剥げてしまった人もいる、という裏事情があります。よって、厚化粧をしてごまかすしかなく、すると悪循環になる。そのため、決してあの白塗りのエリザベスは、『威厳ある伝説的な状態』ではなく、『滑稽な姿』ということになってしまうのです。
5.『伝説の俳優』
伝説の俳優を描いた映画がある。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『チャーリー』
- 『マリリン7日間の恋』
- 『ディーン、君がいた瞬間』
- 『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』

前述したように、チャーリー・チャップリンの伝記映画。

マリリンモンローはドキュメンタリー映画もあるが、そうじゃない映画となるとこれになる。

ジェームズディーンの伝記映画。弱冠24歳にして亡くなった彼だが、今見ても恐ろしいほどの演技力を発揮している。それは、彼のいくつかの映画をすべて観れば見えてくる事実だ。そのいずれもで、表情や躍動感等が違う。

ハリウッド・スターからモナコ公妃となったグレース・ケリーが、存亡の危機に立たされた公国を救うために見せた「一世一代の大芝居」を描いている。

その他にも、オードリーヘップバーンのドキュメンタリー映画などもありますが、ちゃんとした映画ということになるとこれが挙げられます。また、Netflix限定で『ブロンド』 というマリリンモンローを描いた映画があり、アナデアルマスが主演で、制作にブラッドピットがいたりして話題になったのですが、ゴールデンラズベリー賞を受賞してしまっていて、批判の対象となっています。アナデアルマスが彼女を演じるというところははまり役だとは思うのですが、まだ観ていないので私もいずれ見てみます。
6.『伝説を継ぐ』
『伝説を継ぐ』というテーマでまとめられる映画がある。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『レジェンド・オブ・ゾロ』
- 『ダークナイト・ライジング』
- 『キャプテン・アメリカ』
- 『ルパン三世』
レジェンド・オブ・ゾロ
前述した『マスク・オブ・ゾロ』の続編で、ゾロが次の世代に受け継がれる。ただ、実際に受け継がれるのは『マスク・オブ・ゾロ』となるかもしれない。

伝説のバットマンを受け継ぐある男が最後に描かれるが、感動的なシーンなので詳細は書けない。
キャプテン・アメリカ
シリーズの中で、『キャプテンアメリカ』を誰かに受け継ぐ流れがある。
ルパン三世
伝説の泥棒ルパン三世は、名前の通り、一世、二世といて、それを受け継いでいる。

DMM TVにて、2022年12月16日より独占配信で『LUPIN ZERO』というアニメも展開されています。中学1年生・13歳のルパン三世が冒険を繰り広げる物語で、ルパン一世や、ルパン二世、つまり彼の父親と祖父が出演しているようです。私はまだ『アマゾンプライム、Unext』にしか登録していないので、いずれこうしたそのほかの動画配信サービスも登録して覗いてみて報告します。
7.『西部の伝説』
アメリカはニューヨーク等がある東部と、ロサンゼルス等がある西部に分かれる。歴史は特に東部の方から始まって、後に西部を開拓していった。そのため、西部となると『荒野』というイメージがあり、そこには法整備もインフラ整備も弱いから、秩序が乱れがちだった。強盗などが多発し、しかし同時に妙なカリスマ性を発揮する者も大勢いた。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ワイアット・アープ』
- 『ヤングガン』
- 『ジェシー・ジェームズの暗殺』
- 『明日に向って撃て!』
- 『ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男』

西部開拓時代の保安官であるワイアット・アープを主人公とした伝記、西部劇映画で、製作も兼任したケビン・コスナーがアープを演じる。

実在するビリー・ザ・キッドを題材にした映画でリンカーン郡戦争の事件を中心とした物語の作品で史実と違い作品ではかなり脚色されている内容だが、時代考証などは正確に行われており、ビリー・ザ・キッドの愛銃として知られるコルトM1877が初めてビリーの銃として使用された映画である。

アメリカ西部開拓時代のガンマンであるジェシー・ジェイムズ。1866年2月13日に、アメリカで彼が世界初の銀行強盗に成功したことから、2月13日は「銀行強盗の日」となっている。敬虔なキリスト教徒、甘いマスクの美男子、フロンティアの郷愁を漂わせる名前。極悪非道の重罪人にもかかわらず、その悲劇的最後は人々の同情を集め、強者に立ち向かうロビン・フッドのイメージに重ね合わせる者もおり、伝説化した人物である。

実在の銀行強盗ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドの逃避行を題材にした西部劇。サンダンス・キッドなどと共に強盗団「ブッチ・キャシディのワイルドバンチ」を結成して、ネバダやモンタナなどで銀行強盗や列車強盗を繰り返した。

南北戦争時代、エイブラハム・リンカーンの奴隷解放宣言よりも早くミシシッピ州ジョーンズ郡に白人と黒人が平等に生きる「ジョーンズ自由州」を設立した実在の白人男性ニュートン・ナイトの生涯と闘いを描く。

ニュートン・ナイトだけ西部ではなく南部ですが、この6人はほぼ同じ時代を生きています。イメージ的には荒野、つまりアメリカ自体も南北戦争で『アメリカ連合国』という国ができ、分断化されるリスクがあった時代で、差別問題も然り、秩序が弱く、混沌としていた時代となります。こういう時代に、『こうして生きるべきだ』と強い炎を燃やした人物が伝説になり、カリスマ性を発揮したんですね。
中には明らかな悪党もいますが、『俺たちに明日はない』のボニーとクライドもカリスマですからね。日本で言うと、人に迷惑をかけるヤクザは嫌われますが、任侠の男として、人様に迷惑をかけてはいけないという姿勢を貫いた『武士』の流れを引き継いでいる男などが、似ているでしょうか。武士も、元々は『警察に頼らない自警団』的な形でこの世に誕生しましたからね。
8.『伝説の人物』
この世界で生きる『伝説の人物』を描いた映画がある。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ヘラクレス』
- 『トロイ』
- 『300』
- 『ロビン・フッド』
- 『ロスト・シティZ 失われた黄金都市』
ヘラクレス
ギリシャ神話の英雄ヘラクレスを描いた作品。いくつかの映画があり、どれも違う顔を見せている。

ギリシャ神話の英雄アキレスを主人公にして、古代ギリシアのトロイア戦争を元にした歴史戦争映画である。ホメロスの叙事詩『イリアス』などで描かれた神々と英雄の織り成す神話としてではなく、あくまで架空の人間のドラマとしてのトロイア戦争を描き興行的にも成功を収めた。

紀元前480年、スパルタ王レオニダスのの元にペルシア帝国(アケメネス朝)からの使者が訪れ、スパルタに服従を要求するところから物語は始まる。ペルシア戦争のテルモピュライの戦いを描いた作品。たった300人でペルシア王クセルクセス率いる100万のペルシア軍を迎撃しようとするこの『歴史的な男気』は、全世界の男の魂を揺り動かす。

伝説の弓使いロビン・フッドを描く。躍動感があるのはラッセルクロウの方だが、ケビンコスナーの方もまた味があって面白い。

イギリス人の探検家、パーシー・フォーセットは知識人層から嘲笑されながらも、アマゾンの奥地に伝説の古代都市Zがあると信じて探検を続けていた。この男が一体誰のモデルになったかは作中では語られないため、この映画に低評価をつける人がいる。

『ロスト・シティZ 失われた黄金都市』の件ですが、それはインディジョーンズです。彼のモデルはたくさんいるとされていますが、そのうちの一人がパーシーフォーセットでした。そう考えただけでワクワクしますね。彼がいなければこの映画界の名作は存在しなかったわけですから。
9.『伝説から飛び出した殺人鬼』
伝説はいくつもあるが、『伝説から飛び出した殺人鬼』というくくりでまとめられる映画がある。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
- 『スリーピー・ホロウ』
- 『ラスト・アクション・ヒーロー』
- 『フロム・ヘル』
- 『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』

スウィーニー・トッド(Sweeney Todd)は、19世紀中頃の様々なイギリスの怪奇小説に登場する架空の連続殺人者であり、ロンドンのフリート街に理髪店を構える悪役の理髪師である。

スリーピー・ホロウ(Sleepy Hollow)とは、アメリカ合衆国北部のニューヨーク近郊で語り継がれている伝説。基本的な内容として、開拓時代のアメリカに渡って来た残虐なドイツ人騎士がいた。彼は殺されて首を斬られたが、やがて「首なし騎士」として復活し、光る眼を持つ馬に乗ってニューヨーク近郊の森の中で犠牲者を待っている、というものである。
ラスト・アクション・ヒーロー
アーノルド・シュワルツェネッガー主演のアクション映画『ジャック・スレイター』シリーズに登場するベネディクトという世界一の殺し屋がいる。シュワちゃんのこの映画の中にシュワちゃんがいて、その映画の中に登場する殺人鬼と出会ってしまう少年の物語となる。

19世紀末に起きた「切り裂きジャック」事件を題材としており、事件の核心を除けば内容は史実に基づいている。世界で最も有名な未解決時間として挙げられる。

コナンのこの映画でも「切り裂きジャック」が登場する。

「切り裂きジャック」ほど有名になると、探せばもっとたくさんの作品に登場しているでしょうね。日本にも『トイレの花子さん』や『お岩さん』のような怖い話がたくさんありますから、慣れてしまった我々ではなく、海外の人から見ればこれらの怪談話を映画化したものも、同じジャンルとしてくくるのかもしれません。ちなみに、『エルム街の悪夢』と『キリングフィールド』という実話映画にはある共通点があります。違うレシピにまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
10.『ドラキュラ』
ドラキュラや吸血鬼に関する映画をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ドラキュラZERO』
- 『ブラック・ウォリアーズ オスマン帝国騎兵隊』
- 『ダーク・シャドウ』
- 『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』
- 『ビザンチウム』

15世紀に実在したヴラド・ドラキュラの史実にアイルランド人の小説家ブラム・ストーカーの小説『吸血鬼ドラキュラ』を織り交ぜた上で、ゲイリー・ショア監督によって2014年にアメリカ合衆国で製作されたアクション映画である。

上記のヴラド3世、通称ドラキュラ公、 または串刺し公は、15世紀のワラキア公国の君主で、諸侯の権力が強かったワラキアにあって中央集権化を推し進め、オスマン帝国と対立した。よって、このオスマン帝国目線の映画でも彼が登場する。
ダーク・シャドウ
ヴァンパイアにされて生き埋めにされた男を、ジョニー・デップが怪演する。ティムバートン監督作品。

トムクルーズとブラッドピットがヴァンパイアを演じているだけで、あまりにもパンチ力がある作品。更に、当初インタビュアー役はリヴァー・フェニックスが演じる予定だったというからすごい。

この映画では、ビザンチウムというあるホテルで行われる風俗行為が描かれる。少し様子が他と違うのは、彼女らがヴァンパイアということである。

その他、古い映画でこれまたティムバートンとジョニー・デップが共演・共作する『エド・ウッド』にも登場するベラ・ルゴシの『魔人ドラキュラ』(1931年)等も有名ですが、ちょっと私とは年齢が反れすぎていて、ホラー自体があまり好きではないのでまだ見れていません。ですから、『トワイライト』もまだ見れていないので紹介できません。
11.『狼男』
狼男に関する映画をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ウルヴァリン』
- 『ウルフ』
- 『ウルフマン』

ウルヴァリンの作品はたくさんあるが、これも狼男がモチーフとなっている。

満月の夜、中年の編集者:ウィルは車で狼を轢いてしまい、道路脇に遺骸を移動させようとしたところ、生きていた狼に手を噛まれ、狼はそのまま逃げ去ってしまった。として物語が展開されるが、狼男シリーズとしては演出等もチープさが垣間見える。

狼男を演じるのはベニチオ・デル・トロ。アンソニーホプキンスなどもいて画力はあるが、傑作とまではいかない。

やはり、『ウルヴァリン』の一人勝ち的な様子を見ると、ただの狼男だけではパンチ力がなく、それにプラスして何かの要素を加えないといけないのかもしれません。『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』というトムクルーズの映画があるのですが、1932年に公開された映画『ミイラ再生』のリブートで、ダーク・ユニバースの1作目ととして製作されましたが、本作の失敗により続編の計画は白紙となってしまいました。
ミイラ、ジキルとハイド、狼男、ドラキュラ、フランケンシュタインとかそれだけの理由では、ヒットさせることが難しい時代に突入しているかもしれませんね。
12.『フランケンシュタイン』
フランケンシュタインに関する映画をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『メアリーの総て』

ゴシック小説『フランケンシュタイン』を18歳で生み出した19世紀初頭の女性作家メアリー・シェリーの波乱の人生を描いている。

フランケンシュタインを題材とした映画の一覧と検索すると30作品ほど出てきますが、これも一度も見たことがないんですよね。『怪物くん』に挙げたすべての怪物が出てきますけどね。また、この作品は1818年にメアリーによって誕生したことを考えると、まだまだ歴史も浅い。もしかすると近いうちに、『ドラキュラ、狼男、フランケンシュタイン』という伝説の3怪物を完全にリブート(再起動)させた作品が登場するかもしれません。
13.『怪物』
怪物や怪獣は、日本独特の言葉。これを『怪物』にすることによって、ゴジラ以外の有名な怪獣もまとめられる。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『MEG ザ・モンスター』
- 『ゴジラ』
- 『トロール・ハンター』
- 『キングコング~髑髏島の巨神~』
- 『ランペイジ 巨獣大乱闘』

200万年前に絶滅したはずの巨大なサメ、メガロドンに襲われた潜水艦を助けようとするレスキューダイバーの闘いが描かれる。メガロドンは、約2300万年前から360万年前の前期中新世から鮮新世にかけて生息していた絶滅種のサメである。

身長50メートルの怪獣ゴジラは人間にとっての恐怖の対象であると同時に、煽り文句などで「核の落とし子」「人間が生み出した恐怖の象徴」として描かれた。また核兵器という人間が生み出したものによって現れた怪獣が、人間の手で葬られるという人間の身勝手さを表現した作品となった。
トロール・ハンター
2010年のノルウェーの擬似ドキュメンタリー(モキュメンタリー)映画。トロールは北欧の国、特にノルウェーの伝承に登場する妖精の一種である。劇中では巨大な体躯を持つ怪物として登場する。

映画界の伝説の怪物と言えばキングコング。映画評論家の樋口尚文は、『ゴジラ』の監督である本多猪四郎への取材において「戦後の暗い社会を尽く破壊、無秩序に陥らせる和製キングコングを作りたかった」という旨の言質を取っている。

1986年にアメリカでリリースされたミッドウェイゲームズのアーケードゲーム「RAMPAGE」をベースにした映画。

あの映画のようなメガロドンが実在していたと思うと背筋が凍りますが、やはりこれで言うと『ゴジラVSコング』というのは映画界のビッグイベントですよね。ですから、キングギドラと戦った『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』では、モスラやラドンなどの様々な怪獣が登場しますが、キングコングだけは登場しませんでした。そして映画の最後で続編を匂わすシーンがあり、興奮したのを覚えています。『それは別枠でやるぞ』と。
14.『悪魔』
悪魔を描いた映画をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ナインスゲート』
- 『デビル (1997年の映画)』
- 『デビル (2010年の映画)』
- 『リグレッション』
- 『ゴーストライダー』
- 『ザ・ライト -エクソシストの真実-』
- 『悪魔を憐れむ歌』
- 『彼女が目覚めるその日まで』
ナインスゲート
『ナインスゲート』という悪魔が自ら書いた本を基にした本がある。その挿し絵である9枚の版画を読み解くと、悪魔を呼び出せるという。だが、やはりそれだけ怪しい本というだけあり、『ナインスゲート』の信奉者による秘密結社が存在しているという。
デビル(1997)
エレベーターに閉じ込められた男女を待ち受ける惨劇を描いており、アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』が元になっている。
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これに関しては直接悪魔は登場しないが、原題も(The Devil’s Own)であり、デビルが関与することになる。では一体どこにデビル要素が含まれているのか、それも含めて楽しみたい。ハリソンフォードとブラッドピットの隠れた名作である。

1980年代以降にアメリカ合衆国各地で悪魔崇拝者たちによる儀式が執り行われたとして社会問題となった実話から着想を得たホラーサスペンス映画。

マーベル・コミック社の同名コミック作品『ゴーストライダー』が原作。移動サーカスのオートバイスタント芸人だった17歳のジョニー・ブレイズは、肺癌が全身に転移して死に瀕した父親を治すことを条件に、悪魔メフィストフェレスと契約を結んだ。

何千回も悪魔祓いをおこなってきた伝説的なエクソシスト等が登場し、アンソニーホプキンスがそれを演じる。やがて彼も悪魔に憑りつかれるようになり、悪魔との対決を試みる。

ローリング・ストーンズの名曲「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」「悪魔を憐れむ歌」を題材としてフィーチャーしたオカルトサスペンスホラーで、時空を超えて人から人へ憑依して悪をまきちらす悪魔と、連続殺人事件を追う刑事が繰り広げる対決を描いている。

スザンナ・キャハランが2012年に上梓した自叙伝『脳に棲む魔物』を原作としている。自分の頭の中にこうして『魔物』とか『悪魔』がいるという表現をする、こうした病気を患う人は存在する。

ここに『エクソシスト』がないのも、私がどれだけホラー映画を観ないかということが出ていますね。中学時代にかなり狂った映画を観て悪友とバカ騒ぎしていた時代があるのですが、当時は映画を見下していて、単なる娯楽の一つに過ぎないと考えていました。そういう時期には決まってホラー映画を異性とのデートで見る道具として使ったりとか、そういう浅薄なことしか考えません。その贖罪ではありませんが、映画に対して真剣になるほど当時見たような映画を観ないようになったことが一つの原因です。
15.『天使』
天使をテーマにした映画をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『俺たちは天使じゃない』
- 『天使のくれた時間』
- 『マイケル』
- 『天使にラブ・ソングを…』
- 『愛と精霊の家』
- 『オールウェイズ』

カナダとの国境付近の刑務所を脱獄した二人の男。その国さえ出れば治外法権だとして奮闘するが、その手続きの際に面倒な問題に巻き込まれてしまう。ここで言う天使というのは、牧師的な仕事につく羽目になった彼らの様子を表しています。

名作クリスマス映画である『素晴らしき哉、人生!』をモチーフにしているだけあって、クリスマスが軸となって動いている。「もしあの時、違う道を選んでいたら?」をテーマに描いたファンタジー映画で、ニューヨークのウォール街で成功し大手投資会社の社長になった男が、クリスマスイブに起きた奇妙な現象に巻き込まれ、『もう一つの過去』と向き合っていく。

ジョン・トラボルタがマイケル=大天使ミカエルを演じた。マイケル(Michael)は、旧約聖書の『ダニエル書』、新約聖書の『ユダの手紙』『ヨハネの黙示録』に登場する大天使ミカエルの英語形。およびそれに由来する、英語の人名。

殺人の現場を目撃したしがないクラブ歌手が、かくまわれた修道院で巻き起こす騒動を描いた。

南米某国(モデルはチリ)の富農一家の波乱に満ちた50年を豪華スターの共演で描いた壮大な人間ドラマ。未来を予知するなど不思議な能力の持ち主であるクララは、精霊や天使の類として扱われる。

スピルバーグ作品で、オードリー・ヘプバーンが最後に出演した映画でもある。彼女が天使を演じた。

天使も悪魔も実在する人物ではないので、それを誰かが演じると違和感はあります。『マイケル』なんかはゴリ押しですからね。無理矢理に羽を生やしたりして。ただあの映画はラストが感動的です。そのうち、このあたりを描写するときに全く違う表現をするようになるかもしれません。『人間が天使を演じる』という常識を完全に打ち破り、もっとまったく想像の範囲外にあるような方法で表現するわけです。どうするかは分かりませんが、そろそろそうして次の時代に突入する時期ですね。
16.『ゴースト』
ゴーストをテーマにした映画をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ゴースト/ニューヨークの幻』
- 『愛が微笑む時』
- 『オールウェイズ』
- 『ゴースト・オブ・ガールフレンズ・パスト』
- 『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』
- 『ゴーストライダー』
- 『ダーク・シャドウ』
- 『ゴーストバスターズ』

ひょんなことから急死してしまった男が、残された恋人に対してアプローチをして真相に気付いてもらうよう画策する。映画史に残る、時代を超えた名作。

幽霊たちが1人の青年に生前出来なかったことを託そうとするハートウォーミングなコメディ映画。笑えるシーンもある。

前述したように、オードリーヘップバーンの遺作。天使も出るが、主役は守護霊という形で残された人に関与しようとする。

イギリスの文豪チャールズ・ディケンズの中編小説『クリスマス・キャロル』を翻案した作品である。プレイボーイが様々な女性のゴーストと出会って、人生を再考する物語。

不慮の死を遂げた男がシーツを被った幽霊となって、遺された妻や世の移り変わりを見守り続ける姿を描いている。感想文を見れば分かるが、かなり複雑なテーマを突いている可能性を含んでいる。

前述したように、マーベル・コミック社の同名コミック作品『ゴーストライダー』が原作。移動サーカスのオートバイスタント芸人だった17歳のジョニー・ブレイズは、肺癌が全身に転移して死に瀕した父親を治すことを条件に、悪魔メフィストフェレスと契約を結んだ。
ダーク・シャドウ
前述したように、ヴァンパイアにされて生き埋めにされた男を、ジョニー・デップが怪演する。この映画でも結構怖いゴーストがスーッと登場するシーンがある。

ゴースト退治をする男たちを描いた名作。シリーズに女性版もあるし、グッズやキャラクター、BGM等も有名である。

また、『ゴースト・オブ・ミシシッピー』という実話映画がありますが、タイトルの意味は主人公の娘クレアの部屋に出るという幽霊と、アメリカ合衆国南部に根強く残る“人種偏見”を亡霊に喩えたものとなっています。『ミシシッピー・バーニング』でも同じテーマが描かれますが、黒人を過激に差別する白人至上主義団体のKKKは、まるでゴーストの被り物でもしているかのように、白い紙袋のようなものを被って攻撃してきますから、普段実態を隠していることもあり、彼ら自身がゴーストのようなものなのかもしれません。
17.『聖書が背景にある』
聖書が背景にある映画がある。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ザ・ウォーカー』
- 『バベル』
- 『マザー!』
- 『死の谷間』
- 『ノウイング』
- 『青い珊瑚礁』
- 『13日の金曜日』
- 『ファウンテン 永遠につづく愛』
- 『約束の地』
- 『エデンの東』
- 『スナッチ』
- 『ディパーテッド』
- 『ガタカ』

最終戦争によって国家も文明も滅びた世界。とある男が「本を西へ運べ」という心の声に導かれ、目的地も分からぬまま30年間もアメリカを西に歩き続けている。これのどこに聖書が関係しているかは見てのお楽しみである。

バベルは『旧約聖書』創世記第11章にある町の名。町の人々は天まで届くバベルの塔を建てようとしたが神はそれを快く思わず、人々に別々の言葉を話させるようにした。その結果人々は統制がとれずばらばらになり、全世界に散っていった。この故事を背景に、「言葉が通じない」「心が通じない」世界における人間を描く。

監督のダーレン・アロノフスキーは「この映画は一般の観客に向けて作られたわけではなく、ある特定の人たちへ向けたものである」と語っている。

人間ドラマが面白い映画だが、メタファーに旧約聖書的なエッセンスが込められているなど、奥深さもある。

一見すると終末映画だが、ラストシーンを観ると『アダムとイブ』を連想させる展開がある。

これも表層には出てないが、『アダムとイブ』を連想させる展開がある。

本来13日の金曜日とは、英語圏の多くとドイツ、フランスなどの通説において不吉とされる日である。「イエス・キリストが磔刑につけられたのが13日の金曜日であり、クリスチャンは忌むべき日である」と考えられているが、忌み数の13と関係があるという説もある。

『ブラック・スワン』の監督で有名なダーレン・アロノフスキーは、聖書関連の話を持ち出すことが多く、かなり攻めた内容が多い。『ノア 約束の舟』や『マザー!』などがそうだ。そのほとんどが賛否両論が生まれる映画になっている。

約束の地とは、ヘブライ語聖書に記された、神がイスラエルの民に与えると約束した土地。この約束は、アブラハムに最初に与えられ(創世記15:18-21)、次いでその息子イサクに、さらにイサクの息子でアブラハムの孫であるヤコブにも与えられた(創世記28:13)。約束の地は、「エジプトの川」からユーフラテス川までの領域とされ(創世記15:18-21、出エジプト記23:31)、出エジプトの後、約束された者の子孫に与えられるとされた(申命記1:8)。

映画初主演となるジェームズ・ディーンは、この作品で名実ともに一躍スターの地位を不動のものとした。父から聖書の一節を引用した叱責を受けたり、旧約聖書のカインとアベルをモチーフにして扱っていたりする。

イエスの母親が処女ではなく『乙女』の間違いであるという翻訳ミスについて、この映画の冒頭で触れるシーンがある。詳細は感想文に書いた。

原題である「The Departed」 とは「分かたれたもの」転じて「体から離れた死者の魂」の意。単純に、「死んでいったやつら」、「逝った野郎たち」とも訳すことができる。元はキリスト教分野で「死」を表すことが多い単語で、ローマ・カトリック教徒が大多数のアイルランド系アメリカ人と、本当の自分を葬ったその登場人物たちを連想させるタイトルとなっている。

冒頭、次の言葉が紡がれる。Consider God’s handiwork, who can straighten what He hath made crooked?! ECCLESIASTES 7:13(「神の御業を見よ。神が曲げたものを誰が直しえようか」旧約聖書『伝道の書』7章13節)

聖書関連ですから、『パッション』や『エクソダス』等のモロにそれを描写したものは省いています。アメリカ人はキリスト教徒が9割ですから、その要素が作品に含まれていない方が不自然ですからね。ちなみに手塚治虫が、『手塚治虫の旧約聖書物語』というものを手掛けています。話があったとき、彼はクリスチャンでもない自分が聖書をアニメ化して問題ないのかと躊躇したのですが、イタリアの国営放送協会RAI側が『手塚のアニメ技術を信頼しているので個人の思想による自由な解釈で構わない』としたことで、許諾したといいます。
18.『ギリシャの神々の血筋』
『ギリシャの神々の血筋』の関連映画をまとめる。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『インモータルズ -神々の戦い-』
- 『ヘラクレス(2014)』
- 『ザ・ヘラクレス』
- 『SF超人ヘラクレス』
- 『トロイ』
- 『アレキサンダー』
- 『クレオパトラ』
インモータルズ -神々の戦い-
ギリシア神話のテセウス、ミノタウロス、ティタノマキアを題材にしている。壮大なアクションシーンが面白い。
ヘラクレス(2014)
全能の神ゼウスと人間との間に生まれた英雄ヘラクレス。強靭な肉体と無類の怪力を誇るヘラクレスは、各地に潜んでいた恐るべき魔物を倒したとされ、それらの伝説は「12の難業」と呼ばれ広く知られていた。しかし、それらの伝説は甥のイオラオスによって広められたもので、実際のヘラクレスは強い肉体と怪力こそは持っているものの、神の子などではない普通の人間であった。

この場合は上記作品と違って、神話的なヘラクレスが描かれる。

アーノルド・シュワルツェネッガーの映画デビュー作。コメディチックにヘラクレスが描かれる。

ギリシャ神話の英雄アキレスを主人公にして、古代ギリシアのトロイア戦争を元にした歴史戦争映画である。ホメロスの叙事詩『イリアス』などで描かれた神々と英雄の織り成す神話としてではなく、あくまで架空の人間のドラマとしてのトロイア戦争を描き興行的にも成功を収めた。

紀元前4世紀のマケドニア王アレクサンドロス3世(アレクサンダー大王)の生涯を描く伝記映画。彼は作中で、アキレスとヘラクレスの血を継ぐ王者として説明されるシーンがある。

プトレマイオス朝の最後の女王であるクレオパトラ。プトレマイオス朝自体がアレクサンドロス3世の部下プトレマイオス1世による支配から始まったため、作中でアレキサンダーの名が登場する。すると上の流れからして、ギリシャ神話の血筋が関与することになる。

ギリシャ神話の血筋も何も、実在しない可能性が極めて高いわけですからすべて無意味な話です。しかし、『クンドゥン』や『リトル・ブッダ』等を考えると、ブッダの化身とかそういう輪廻的な話を真剣に信じている人もいますし、特に当時の時代になるとそういうことについては本気ですからね。日本では天皇がそれに近い立ち位置にいますが、日本人がそれを語ることはタブー視されている、あまり善くはない風潮があります。
ちなみに天皇の一番最初の祖先は『イザナギ(男)』と『イザナミ女)』です。イザナギの目から『天照大神』、鼻から『スサノオ』が生まれ、日本の神となります。アマテラスが高天原を、スサノオが海を治めるようになります。この天照大御神の孫にあたる『ホノニニギ』が、『三種の神器』を手に地上へ降り、コノハナ(木花)とイワ(岩)に会います。そしてホノニニギは、イワ(岩)ではなく、コノハナ(木花)を嫁にしました。
つまり『寿命が永遠の岩』ではなく『寿命の短い花』を選んだせいで、ホノニニギの子孫は神の身分でありながら、人と同じように死んでしまうようになったわけですね。それが、天皇が神の血筋を引くのに死んでしまう理由とされています。
19.『聖杯伝説』
『聖杯伝説』に関する映画がある。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『インディジョーンズ/最後の聖戦』
- 『フィッシャー・キング』
- 『ダヴィンチ・コード』

ナチス・ドイツ軍との争奪戦を繰り広げながら聖杯を探すアクション・アドベンチャー作品であると共に、少年時代のインディアナも登場しそのルーツが明かされる。「インディ・ジョーンズ」シリーズの第3作目である。

一見するとそうは見えないが、水面下に聖杯と漁夫王(フィッシャー・キング)が関係している映画。
ダヴィンチ・コード
聖杯の探求を生涯をささげている人物が登場したり、聖杯がキーワードとなる。

聖杯といっても色々あり、キリスト教の聖遺物のひとつで、最後の晩餐に使われたとされる杯のことでもあれば、中世西ヨーロッパの聖杯伝説に登場する杯のことだったりもします。ただこの聖杯伝説は、内容からキリスト教的背景をもつとされますが、キリスト教の教義の一部とされたことは一度もなく、したがってギリシャ・東ヨーロッパなど正教会が優勢な地域では聖杯伝説は存在しないという傾向があります。
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