MOVIE RECIPE
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当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。

1.『マイノリティ・ケース』
まずはスタンダードなマイノリティケース。あまり見られない事例。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』
- 『グレーテスト・ショーマン』
- 『スタンドアップ』
- 『ダブル・フェイス』
- 『アメリカン・ビューティー』
- 『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』
- 『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』
- 『戦場のおくりびと』
- 『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』
- 『シークレット・パーティ』
- 『ブリグズビー・ベア』
- 『サンドラの週末』
- 『タイピスト!』
- 『キャスト・アウェイ』
- 『世界でいちばん不運で幸せな私』

このダイアン・アーバスという写真家は、あのスタンリー・キューブリックに写真家として影響を与えている人物で、名作『シャイニング』のあの双子の少女は、彼女の写真が元になっている。この映画にもあるようにフリークス(肉体的、精神的な障害者、肉体的、精神的に他者と著しく違いがある者、他者と著しく異なる嗜好を持つ者など)に惹かれるのだが、映画はそこまでしか描かれないが、実はその後に悲劇的な最期を遂げている。

上記作品同様、珍しい身体状況にある人々の姿が描かれる。19世紀に活躍した興行師、P・T・バーナムは小人症の男、大男、髭の濃い女、全身刺青の男、結合双生児の兄弟など、世間から隠れるようにして生きていた様々な人を集め、いわゆるフリーク・ショー(見世物小屋)のサーカスを始めた。

1988年に行なわれた世界初のセクシャルハラスメント訴訟を記したクララ・ビンガムとローラ・リーディの書籍『Class Action: The Story of Lois Jensen and the Landmark Case That Changed Sexual Harassment Law』をもとにした作品である。

『キッズ・オールライト』もそうだが、世界には色々な人がいて、色々なケースが存在する。例えば『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』だ。あの子供も、それを引き取った夫婦も実在する。ラストシーンとエンディングテーマの気配まで作りこまれている。『彼女は目的を達成する』のだ。意味深に留意し、もし哀愁を覚えたらこの映画を観たことになる。

マイノリティケースというよりはむしろ平凡すぎる家庭の話なのだが、隣人を含めた彼ら一家を取り巻く環境や、起こる出来事は普通ではない。

5歳の時に両親とはぐれてしまい、オーストラリア人夫婦に引き取られたサルー・ブライアリーがGoogle Earthを使って本当の家族を探し出す。

40年住み慣れたNYの眺めのいい部屋を売ろうという夫婦の話。ニッチな話だが、偶然なのだが個人的にちょうど実家を売る話と重なったため、忘れられない作品となった。

戦争で死んでしまった人の遺体を家族の元や、あるべきところに運ぶ人の物語。ケビンベーコンが渋い演技をしている。

精子提供を受けて子供を産んだり、違う子供の継母として生きたりなど、珍しいケースの人の人生が描かれる。

コールガール、日本で言えばデリヘル嬢の本音が漏れる物語。下品で低俗かつ全体的に無意味に見えがちだが、よく考えれば分かるように、彼女たちも必死にもがいて苦しんで生きているのであり、私は最後に哀愁を覚えた。

あまり詳しくは書けないが、冒頭から非常にレアなケースの話だと分かる。

体調を崩し、休職していたサンドラ。回復し、復職する予定であったが、ある金曜日、サンドラは上司から突然解雇を告げられる。 解雇を免れる方法は、同僚16人のうち過半数が自らのボーナスを放棄することに賛成すること。よって物語全体で、彼女が『色々な人に会って状況を理解してもらう』というかなりニッチな展開が行われる。
タイプライターを打つタイピストになって、コンテストで優勝するために努力する女性の物語。

ひょんなことから無人島で暮らすことになってしまった男の、孤独な物語。

あまりにもレアかつ、根幹が複雑なので、内容を正確に判断できない人が多い作品。

『世界でいちばん不運で幸せな私』に関しては相当複雑な映画ですね。一見すると全くそうは見えないのですが、この映画を説明するためには『思い出のマーニー』と同じように、適切なポイントをついて解釈しなければなりません。なぜ彼女はそうしたのか。なぜ彼女を責めるのか、そして責めないならなぜ責めないのか、ということを論理的に説明しなければなりません。マーニーの場合なら、『なぜ杏奈はマーニーに出逢ったのか』ということを説明しなければなりません。『よくはわからないが』ではなく、説明できる人だけが、これらの映画の意味を正確に評価できます。
2.『ケース2』
ここでは精神的な問題や、事故やケガなどのケースについてまとめている。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『アバウト・レイ 16歳の決断』
- 『パフューム ある人殺しの物語』
- 『マニアック』
- 『Her/世界でひとつの彼女』
- 『君への誓い』
- 『キッズ・オールライト』
- 『リリーのすべて』
- 『それでも、愛してる』
- 『ラースと、その彼女』
- 『サムサッカー』
- 『ワンダー 君は太陽』
- 『エレファント・マン』
- 『マイ・プライベート・アイダホ』
- 『ミス・エデュケーション』
- 『ある少年の告白』
- 『チョコレートドーナツ』
- 『彼女が目覚めるその日まで』
- 『奇跡の人』
- 『127時間』
- 『マイ・レフト・フット』
- 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』

「ラモーナ」と名付けられた16歳の少年レイと、彼の母マギー、その母ドリー、その同性パートナー、フランシスが性別移行に関する説明を医師から受けているところで始まる。つまり主人公であるエルファニング演じる女性は『男性』であり、トランスジェンダーで、母親はレズビアンという、複雑な状況である。

超人的な嗅覚を持つ香水調合師が究極の香水を生み出すために犯したタブーを描いている。この男の個性がかなり強く、しかし香水作りのために手段を択ばないその執念深さと狂気が、ある種の芸術性を生み出していて、あのキューブリックも目をつけていた作品である。

彼は幼い頃のトラウマからマネキンしか愛することができず、夜な夜な街に出て若い女性を殺害し、その頭皮を剥いでマネキンに被せるといった異常者が描かれる。私は映画好きだから色々な映画を観るが、鑑賞中、一緒に観ている観客を疑ってしまう内容だった。私も同じように見られただろう。

近未来のロサンゼルスで、妻と別れて悲嘆にくれる男が、ある日、人工知能型OS・サマンサを手に入れ、彼女と恋に落ちる物語。『シモーヌ』があり、その5年後に初音ミクが出て、Vtuberがyoutube業界を席巻している今、そう遠くない未来にこうした現実も起こるかもしれない。

あまり詳しくは書けないが、珍しい状況になる女性と、また珍しい状況にある男性が、珍しい人気関係を築いていく。

レズビアンカップルと二人の子供たちで構成されたファミリーが軸となる。ある日子供たちが、ふたりの母親に精子を提供した男性に会いに行ったことで、 家族に崩壊の危機が訪れる。

1930年に世界初の性別適合手術を受けた人物・リリー・エルベを題材とした物語。今ではよく聞く話かもしれないが、当時の人々は驚いたことだろう。

鬱病になって自殺未遂した男が、ある対策によって蘇る物語。後は映画で確認したい。最後には感動がある。

リアルラブドールを『彼女』と真顔で兄弟に紹介する男。当たり障りない、どこにでもいる根暗でマイペースな男だったが、そのたった一つの行動で、胸の内が明らかになってしまった。だが、真剣なのだ。彼だけではない。彼の周りにいる人間が皆、真剣なのだ。ゆえにこの映画は、教訓が詰まっている。

指をしゃぶる癖が治らない少年。病院で治療薬を貰ったりして対応するが、そのような対症療法では表層を一時的に整えるだけに過ぎない。泥があふれる場所を掃除するようなものだ。問題の解決をしたいなら、『泥があふれてしまう原因』を突き止める必要がある。

トリーチャーコリンズ症候群によって顔の形が変形しており、27回の手術を受けるなど長らく入退院を繰り返している少年が主人公。それゆえに学校ではいじめもあるし、様々な問題が起こる。だが、タイトルにあるように『太陽』が一つのキーワードとなり、なぜか温かい気持ちになる物語である。

19世紀のイギリスで「エレファント・マン」と呼ばれた青年ジョゼフ・メリックの半生を描く。「どんな人生か想像つくかね?」「はい。大体は。」「いや。彼の人生は誰にも想像できないと思う。」ホプキンスが主人公にも見えるこの映画だが、この会話によって彼は単なる脇役であるという事実を思い知る。

リヴァー・フェニックスとキアヌ・リーブスが主演した青春映画。売春、同性愛、ドラッグ、近親相姦、ナルコレプシーといったショッキングな設定ながら、ストリートで暮らす若者達の痛み・切なさ・葛藤を詩的な映像美で表現した。

同性愛が発覚したことから、親は彼女を治療施設「神の約束」へと送り込んだ。神の約束では同性愛者を異性愛者に転換させるための治療が行われていた。

上記作品同様、実際に存在する、同性愛者の少年少女を「矯正」させる「救済プログラム」を題材に、ゲイの少年と信心深いキリスト教徒の両親の衝突と苦悩を描いた社会派ドラマ。

「1970年代のニューヨークのブルックリンでゲイの男性が育児放棄された障害児を育てた」という実話に着想を得て製作された映画である。我々は最後、やり場のない憤りと、言葉にできない哀愁を覚える。

スザンナ・キャハランが2012年に上梓した自叙伝『脳に棲む魔物』を原作としている。彼女は最初理解されず、双極性障害、統合失調症等が疑われるが。病理検査の結果、抗NMDA受容体抗体脳炎であったことが判明した。

ヘレン・ケラーと、三重苦のヘレンに効果的で何より厳しくも人間的な教育を授けて行ったアン・サリヴァンの偉業が描かれる。全く同じような状況の実話映画に『奇跡のひとマリーとマルグレット』という映画もある。

登山家のアーロン・リー・ラルストンの自伝『奇跡の6日間』を原作といる。何がどうなったのかということは、映画で確認したい。

生まれつき脳性麻痺で左足しか動かすことのできないクリスティ・ブラウンの同名の自伝を映画化した作品。第62回アカデミー賞ではダニエル・デイ=ルイスが主演男優賞、ブレンダ・フリッカーが助演女優賞を受賞した。

1922年に書かれたF・スコット・フィッツジェラルドによる短編小説をもとにエリック・ロスとロビン・スウィコードが脚本を執筆し、デヴィッド・フィンチャーが監督した。80歳の状態で生まれ、年を取るごとに若返る人生を与えられた男の一生を描く。

人間の心は唯一無二ですからね。過去、未来永劫の時間の規模で考えても、自分という存在はたった一つしかありません。このことについて諭したのはブッダやニーチェです。『だからこそ、この尊い人生を一生懸命悔いのないように生きよう』と言ったんですね。中には生まれてすぐに世を去った命もあるでしょう。しかし、彼ら、彼女らの人生は最低でも我々に命の儚さと尊さを教えてくれる恩師であり、決して無意味な人生ではないのです。
3.『実例の奇病・難病』
実話を基にした映画で、奇病や難病を扱った映画をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『グレーテスト・ショーマン』
- 『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』
- 『マイ・レフト・フット』
- 『奇跡の人』
- 『奇跡のひと マリーとマルグリット』
- 『博士と彼女のセオリー』
- 『フロム・ヘル』
- 『レナードの朝』
- 『ロレンツォのオイル/命の詩』
- 『最強のふたり』

前述したように、PTバーナムが珍しい身体状況にある人々とサーカスをして、人生を前向きに考える物語。

前述したように、彼女もまた珍しい身体状況にある人々に興味を持ち、心身ともに近づいていく。

前述したように、生まれつき脳性麻痺で左足しか動かすことのできないクリスティ・ブラウンの同名の自伝を映画化した作品。彼も壮絶な人生だし、彼のことを愛し続けた母親の愛情もすごい。また、彼のことを普通のように扱う家族や周りの人もすごい。

前述したように、ヘレン・ケラーと、三重苦のヘレンに効果的で何より厳しくも人間的な教育を授けて行ったアン・サリヴァンの偉業が描かれる。彼女の人生を想像しただけで、想像を絶する。

そしてその状況と酷似した状況が、他にもあった。

理論物理学者のスティーヴン・ホーキング博士と彼の元妻であるジェーン・ホーキングの関係を描き出している。スティーヴンは体が次第に自由に動かなくなり、倒れて医者から筋萎縮性側索硬化症(ALS)で余命2年とされる。

切り裂きジャックが軸になる映画だが、この映画でも、珍しい奇病を患った者が出てくる。

マウント・カーメル病院に入院していた嗜眠性脳炎の20名に、1960年代に開発されたパーキンソン病向けの新薬L-ドーパを投与してその結果を見る展開がある。医療従事者であれば目が釘付けになる実話映画である。

難病副腎白質ジストロフィーに悩むひとり息子ロレンツォを助けるため、解決策を必死に探すオドーネ夫妻の実話に基づく物語。ひとり息子であるロレンツォの難病を治すことの出来る医師がいないと知り、オドーネ夫妻は医学的知識がないにもかかわらず、自力で治療法を探すことを決意する。

頸髄損傷で体が不自由な富豪と、その介護人となった貧困層の移民の若者との交流を描く。実在の人物であるフィリップ・ポゾ・ディ・ボルゴとその介護人アブデル・ヤスミン・セローをモデルにしている。

『マイ・レフト・フット』も『奇跡の人』も『博士と彼女のセオリー』も『レナードの朝』も『ロレンツォのオイル』も、闘病する患者さんたちも壮絶な人生を送っていますが、彼ら彼女らの周りにいる人々もまた、壮絶な人生を送っています。特に家族の場合、難病を患った家族が出た瞬間から、その人の人生はある種のスイッチが入れられるわけです。私の叔父も統合失調症でしたが、彼が死ぬまではずっと祖母が面倒を見ていました。両方とももちろん完璧な人ではありませんでしたが、根はやさしい人でした。それでも、叔父が死んだとき祖母が言ったのは、『ようやく私の青春が戻ってきた』というセリフでした。愛していたから面倒を見ていました。しかし、解放された時のその本音もまた、重い言葉でした。
4.『AIDS』
『後天性免疫不全症候群』別名『AIDS(エイズ)』は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が免疫細胞に感染し、免疫細胞を破壊して後天的に免疫不全を起こす疾患。主に同性愛による性行為が原因で発症するが、そうじゃないケースも存在する。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ノーマル・ハート』
- 『ボヘミアン・ラプソディー』
- 『ロケットマン』
- 『フィラデルフィア』
- 『マイ・フレンド・フォーエバー』
- 『ダラス・バイヤーズクラブ』
- 『めぐり合う時間たち』
- 『ジーア/悲劇のスーパーモデル』

まずは同性愛のケースだ。実話ベースである。1981年、奔放な性を謳歌していたゲイたちの間に謎の伝染病が広がっていた。ジャーナリストのネッドが病院を取材に訪れると、女性医師から現時点では対処法が無く不治の病であることを告げられる。まだエイズが『謎の伝染病』扱いだった時期の話である。

イギリスのロックバンド・クイーンのボーカルだったフレディ・マーキュリーに焦点を当て、1970年のクイーン結成から1985年のライヴエイド出演までを描いた伝記映画。同性愛とドラッグによって転落していく様子が描かれる。

イギリスのミュージシャン・エルトン・ジョンの半生を描く。同じく同性愛とドラッグによって転落していく様子が描かれる。
フィラデルフィア
エイズとゲイにまつわる偏見を法廷で覆してゆく物語である。彼は同性愛者でありエイズ患者であることを同僚に隠している。事務所にとって大変重要な案件を任される当日に、同僚の一人が彼の額の病変に気付くところから物語が始まる。

ここからは同性愛が原因の罹患ではない。ある時、隣に少年が引っ越してきた。初めは彼を警戒するエリックであったが、次第に打ち解けあい、友情を深め合う。友情、絆編でトップに君臨する実力を持つ、不朽の名作である。

ロン・ウッドルーフの実話が基となっている。1985年ダラス、男は「エイズで余命30日」と医師に宣告される。当時まだエイズは「ゲイ特有の病気」だと一般的には思い込まれており、無類の女好きである彼は診断結果を信じようとしなかったが、詳しく調べる内、異性との性交渉でも感染することを知り病気について理解していく。

エイズに侵され、精神的に混乱している男の世話を続ける女性が、物語のカギの一つを握っている。

麻薬に溺れた実在のスーパーモデル、ジア・キャランジの人生を描いている。寂しさに寂しさを重ねたジアは遂にコカインからヘロインに手を出すようになった。そして、ヘロインを体内に取り込む際に使用した使い回しの注射針によってHIVに感染してしまう。

病気は本当に奥が深い話ですから、簡単に説明できませんよね。『歯医者に虫歯を治せるか?』という本もあるくらいですから。歯科医が書いている本なのですが、その他、いくつもの専門家の本を読んでいくと最終的に『病は気から』という真理に辿り着きます。深すぎるんですよね。しかし『ノーマルハート』の時代で考えれば、エイズは『人間の道を踏み外した者が生み出した感染病』だったことでしょう。それが映画でも描かれます。実際にはどうなのでしょうか。奥が深い話です。
5.『才能と同性愛』
他のレシピで『アーティストとドラッグ』というまとめ方をしたが、こういうテーマでまとめてもいくつかの映画がある。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ボヘミアン・ラプソディ』
- 『ロケットマン』
- 『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
- 『グリーンブック』
- 『恋するリベラ―チェ』
- 『愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像』
- 『イヴ・サンローラン』
- 『J・エドガー』

前述したように、クイーンのボーカルだったフレディ・マーキュリーの物語で、彼は同性愛者だった。

前述したように、エルトン・ジョンの半生を描いていて、彼も同性愛者だった。

第二次世界大戦中にエニグマ暗号の解読に取り組み、パソコンの礎を作った人物でもあるアラン・チューリングの人生を描く。彼も同性愛者で、それが原因で逮捕された経歴を持つ。

ジャマイカ系アメリカ人のクラシック及びジャズピアニストであるドン”ドクター”シャーリーと、シャーリーの運転手兼ボディガードを務めたイタリア系アメリカ人のバウンサー、トニー・ヴァレロンガによって1962年に実際に行われたアメリカ最南部を回るコンサートツアーにインスパイアされた作品である。ここでも同性愛が一つのテーマとなる。

1950年代から1980年代にかけて世界的に人気を博したアメリカ人ピアニストのリベラーチェの最後の10年間を描いた伝記映画。彼も同性愛者だった。

画家フランシス・ベイコンの生涯を、モデルであり恋人でもあったジョージ・ダイアーとの関係を通して描く。同性愛もアーティストとよく関係があるが、彼らもまた麻薬漬けになっていた。音楽はフランシス・ベイコンのファンであった坂本龍一が担当。

20世紀を代表するフランスのファッションデザイナー、イヴ・サン=ローランの生涯を、同性の恋人で後援者でもあるピエール・ベルジェとの関係を通して描いている。

FBI長官のエドガー・フーヴァーの生涯に基づき、彼のキャリアに焦点を合わせ、さらにクローゼット・ホモセクシュアルであったと言われる彼の私生活にも触れられている。

日本でもIKKOさんや假屋崎省吾さん、美輪明宏など才能あるアーティストの中に、同じような状況にある人がいます。因果関係はハッキリしていないわけですから明言はできませんが、こうも共通すると、『何か』はありそうですよね。
6.『ロボトミー手術』
かつて、『ロボトミー手術』という人間の一線を超えた医療が実際に行われていた。精神外科の一種で、脳の前頭前野の神経線維の切断を伴う脳神経外科的な精神障害の治療法である。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『カッコーの巣の上で』
- 『シャッターアイランド』

詳細は書けないが、この映画でもその手術が一つの大きなカギを握る。

同じく詳細は書けないが、この映画でもその手術が一つの大きなカギを握る。

このような治療法も、かつて信じられたショック療法も、今冷静に考えればばかげています。しかし、人間はそうして少しずつ試行錯誤して失敗を積み重ね、仮説と検証を繰り返して実験し、正義と善悪を明白にしてきたことも事実。また、ある失敗からたまたまノーベル賞ものの発見をすることだってあります。うーむ。やっぱりこのテーマは深いですね。
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