MOVIE RECIPE
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当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。

1.『記憶』
記憶に関する映画。記憶喪失や、遠い昔の記憶、人間の記憶はおぼろげであり、しかし確かに存在している。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ボーン・アイデンティティ』
- 『リピーテッド』
- 『マシニスト』
- 『アンノウン』
- 『私の頭の中の消しゴム』
- 『メメント』
- 『DEATH NOTE』
- 『マジェスティック』
- 『エターナル・サンシャイン』
- 『インセプション』
- 『シャッターアイランド』
- 『ガール・オン・ザ・トレイン』
- 『クリミナル 2人の記憶を持つ男』
- 『君への誓い』
- 『ドラキュラZERO』
- 『イングリッシュ・ペイシェント』
- 『バニラ・スカイ』
- 『フラットライナーズ』

ある男の記憶が定かではない状態で物語がスタートする。我々はこの映画で、これがシリーズ化するほどの力を持っていることを思い知る。

事故の後遺症により記憶障害を患っており、毎朝目覚める度に前日までの記憶を全て失ってしまう女性がいる。ある日目を覚ますとそこに男がいて、彼は自分の存在や結婚したことすら忘れてしまう妻を10年以上献身的に支えているのだという。

これ以上は痩せられないという、ミイラに近い姿のやせ細った男がいる。彼の生活の中には『謎の幻覚』と『謎のメモ』が。一体彼は、なぜそのようになってしまったのか。なんと、原因不明の不眠症で1年もの間眠っていないのだという。クリスチャンベールの怪演が光る。

植物学者の男は、バイオテクノロジーの国際学会に出席するために妻スとともにベルリンを訪れる。だが、そこであることが起き、命を取りとめたものの昏睡状態に。そして事故の後遺症で記憶が混濁してしまう。一体自分はなぜここにいるのか。そして、なぜ一人なのか。

若年性アルツハイマー病に侵される女性が描かれる。それは徐々に記憶障害が進行し、肉体的な死よりも精神的な死が先に訪れる病気だった。この映画は『パラサイト 半地下の家族』が登場するまで日本で公開された韓国映画史上第1位の記録を保持し続けていた。

気が付けば記憶を失っている。だが、体には無数のメモがある。tattooとして体に刻み込むことで、過去の自分が何らかのメッセージを残そうとしているのか。一体自分は何者なのか。天才、クリストファーノーランの名を轟かせた斬新な切り口の映画。

この漫画は基本、ノートに書いた人を殺す物語である。法律だけでは整備しきれないこの世界を自分がこのノートで最適化するんだ。そういう少年が描かれる。その際、もちろん世界の警察のトップ中のトップにいる天才捜査官と衝突するのだが、彼は自分の『記憶』を操作し、頭脳戦を繰り広げる。

絶望から飲酒運転をしたうえ、道路に飛び出した動物を避けようとして、橋から落ちてしまった男が、事故で記憶喪失になってしまう。彼が死に物狂いで流れ着いた町“ローソン”は、戦争で多くの若者を失い、残った人々の心に大きな傷を残していた。そしてなぜか彼らは、彼を見て『ある人物』と勘違いする。

これはここに詳しくは書けないが、この映画でも記憶に関する展開がある。

この映画のタイトルの対極の言葉は「エクストラクト」。それは、夢の中に入って情報を抜きとるミッションで、彼らが最初に行っていたことだった。だがある日、ある日本人に逆に「インセプション」が可能かを尋ねられる。「インセプション」とは、相手にアイディアを植え付けることであった。大きなお金が動く、闇ビジネスの暗躍が始まろうとしている。

これもここには詳しく書けないが、記憶に関する展開があり、それが大きなカギを握る。

これも同様。記憶に関する展開があり、それが大きなカギを握る。

アメリカ軍の核ミサイルを遠隔で操作することが可能なハッカーの居場所を知る唯一の人物が死亡し、CIAは大きな衝撃を受ける。このままではまずいとして、CIAはあるミッションを計画する。死刑囚に、彼の記憶を脳内へ移植する手術をしようというのだ。

実話をもとに、交通事故で夫の存在を忘れてしまった妻と、彼女の愛を取り戻そうとする夫の姿を描く。これが実話なのだからすごい。

この映画では基本『ドラキュラ』の語源となったヴラド3世とドラキュラの活躍がファンタジー要素を交えて展開していくのだが、見逃しがちな要素として、『記憶』が重要なカギを握る。よってそれが、ラストシーンになっている。

第二次世界大戦時代の北アフリカを舞台に、戦争で傷を負い記憶がなくなった男が描かれる。全体的に、不倫をする話だ。

「あなたが想うあなた自身は幻に過ぎない…」。というキャッチコピーのこの映画は、トムクルーズ、キャメロンディアス、ペネロペクルスという豪華キャストあが揃っているだけで見ものである。

医大生の男が死後の世界に強い興味を持ち、同じ医大生4人を誘ってある実験を計画する。それは人工的に心臓を停止させ、1分後に蘇生させることで、実際に臨死体験をするという危険なものだった。この映画はかなり奥が深く、一見すると単なるオカルト作品になっている。

私も脳科学に興味があるので本がいくつかありますが、人間の脳はコンピューターのハードディスクに似ている事実があります。こういうことを知っていけば、自分の脳の管理がしやすくなるので、勉強を本気でやる人は理解するといいでしょうね。『徹夜漬けの勉強』の愚かさなどは最近では浸透していると思いますが、自分の体の仕組みを理解しておくことは人生をなるべく思い通りにさせるために欠かせません。また、人間の脳が『最期』まで機能するのはものを見て『美しい』と思う機能だそうです。一体なぜ、そうなっているのでしょうね。
2.『信用できない』
記憶喪失の話も交えながら、『信用できない』という状態にある人々の映画。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『リピーテッド』
- 『ガール・オン・ザ・トレイン』
- 『シャッターアイランド』
- 『フェイク シティ ある男のルール』
- 『ラストキング・オブ・スコットランド』
- 『フライト・プラン』
- 『ゴーン・ベイビー・ゴーン』

まずは前述したようにこれである。こういう状態だから、何が真実なのか分からない。もしかしたら自分の名前自体も違う?

前述したように、ここには詳しく書けないが、『信用できない』と混乱する人が数人現れる。

これも前述したように、ここには詳しく書けない。だが、なぜ彼が登場人物たちを不審な目で疑うのか、そこがこの話の鍵となる。

ロス市警 (LAPD) のバイススクワッド(風紀取締り)の警官は、確かに囮捜査や違法すれすれの捜査で事件を解決する強引なところがあった。だが、根幹には警察を目指した時の純粋な正義の心があった。ある日、彼の身の回りで謎の事件が起きる。真相に迫っていくにつれ、彼の警察人生を揺り動かされる内容が近づいてくる。

1970年代にウガンダで独裁政治を敷いたイディ・アミンが、政権を奪取してから独裁者へとなるまでを、架空の人物の目を通して描いた作品。スコットランドの医師が主人公なのだが、徐々にこの国の狂気じみた実態に気が付き始める。
あまり詳しく書けないが、ある女性が飛行機に乗り、『狂人』扱いされる。物語的に、彼女が本当にそうなのか、どちらが正しいのかというミステリーを楽しむ展開である。

あまり詳しく書けないが、ある子供が行方不明になり、探偵に仕事が舞い込む。彼を軸にして物語が進むが、真相に近づくにつれ、徐々にいくつかの怪しい実態が顔を出し始める。『この着地』は、正しいのか。

『違和感を感じる』というレシピを作りましたが、それとほとんど同じで、また微妙に異なってくるレシピとなります。『説得者要因』とは、その人の説得力のことを指します。例えば、その人の見た目が清楚で誠実っぽければ、人はその人を『勝手に』自分が思い描く『まともな人』の範囲内に入れてしまいます。その人が『詐欺師』であっても。
3.『夢かリアルか』
展開的に、広がっているこの景色は本当に現実なのか、それとも違うのか、という内容の作品を、その展開が分かってしまったらネタバレになる、という作品を除いてピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『マシニスト』
- 『バニラ・スカイ』
- 『インセプション』
- 『マトリックス』
- 『パッション』
- 『ファーザー』
- 『ファイト・クラブ』
- 『1408号室』
- 『エコーズ』
- 『デジャヴ』
- 『NEXT -ネクスト-』
- 『ミッション: 8ミニッツ』
- 『未来世紀ブラジル』
- 『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
- 『ステイ』
- 『エルム街の悪夢』

前述したように、原因不明の不眠症で1年もの間眠っていないミイラに近い姿のやせ細った男がいる。彼の生活の中には『謎の幻覚』と『謎のメモ』が。一体彼は、なぜそのようになってしまったのか。

前述したように、「あなたが想うあなた自身は幻に過ぎない…」。というキャッチコピーのこの映画は、そのあたりの演出を楽しむ映画となっている。

前述したように、「エクストラクト」とか「インセプション」によって、相手の意識や夢に入り込んで情報操作する物語だが、あまり奥の階層に入ってしまうと『虚無』に落ち、帰ってこれなくなったり、いくつかのリスクがある。そしてふと気が付く。今自分は、『どこ』にいるのか。

天才ハッカー「ネオ」というもう1つの顔を持つ主人公。。平凡な日々を送っていた彼だが、ここ最近、起きているのに夢を見ているような感覚に悩まされ「今生きているこの世界は、もしかしたら夢なのではないか」という、漠然とした違和感を抱いていたが、それを裏付ける確証も得られず毎日を過ごしていた。

多国籍企業で働く上司と部下の2人の女性の間の確執から起きる殺人事件の顛末を描いている。誰が犯人で、この話にどうやってこのレシピが関係するかをふまえて楽しみたい。

これはシリアスな内容だが、調べてから鑑賞してもいいし、ミステリアスな展開を観る為に調べなくてもいい。どちらにせよ映画である以上、人それぞれのいくつかの鑑賞方法がある。

挙動不審な男が、謎の男と出会って人生を変えていく。

超常現象に懐疑的なオカルト作家の元へ、ニューヨークにある「ドルフィン・ホテル」の葉書が届く。差出人不明のそれには一言だけ「1408号室には入るな」と書かれていた。そして彼は過去に同室を利用した宿泊客56人が全て不審死や自然死をしていることを知る。スティーヴン・キング原作だけあって、我々はこの話がリアルなのか、それとも彼の幻覚なのか、全く分からない不思議な世界に迷い込む。

暇つぶしでやった催眠術で、心の扉を開くよう促される。こんなものは大勢が取る手段だが、たまにそれが心に大きく左右する人が現れる。この人もまた然りであった。彼の場合は、その不思議な体験後に少女の幽霊を見る。当然、自分も周りもそんな超常現象は信じない。だが、妙にリアルなのだ。

アメリカ連邦捜査機関の男が、ある大きなテロ事件の捜査に加わる。だが彼の身に不思議な現象が起き、彼はその妙な違和感に従って行動し始める。

2分先の未来を知ることのできる予知能力の持ち主が主人公となる。彼はその能力を隠してラスベガスのカジノでマジシャンのキャデラックと名乗って生活を送っていた。その能力を国家がかぎつけて防衛戦力として利用しようとする。物語はこの能力的に、今、何がどうなっているのかが分からない状態を楽しむ展開がある。

アメリカ陸軍パイロットのスティーブンス大尉が目を覚ますとAM7:40、シカゴ行き通勤列車の中だった。しかし周りの光景にも、自分に話しかけてくる同席の女性にも全く見覚えがない。これは一体どういうことなのか。自分は一体何者なのか。

翼の生えたナイトの格好で囚われの美女を助け出すという、おかしな夢を見ている男が主人公。この映画でも、夢かリアルか分からないテリーギリアムの不思議な演出が多々展開される。

日本国内で404.3億円の興行収入を記録し、『千と千尋の神隠し』の316.8億円を抜いて日本歴代興行収入第1位を記録し、全世界の興行収入は5億1000万ドルを記録し、2020年の年間興行収入世界第1位を記録したあの名作。『魘夢(えんむ)』という敵キャラによって、今回のレシピが関与する。

自殺予告をする謎に満ちた青年、彼を救おうと必死になる精神科医、精神科医の恋人で不安定な精神状態の女性を中心に現実が奇妙に歪みだす心理スリラー。

高校生のナンシーは、フレディの悪夢に毎晩悩まされていた。だが、夢の中で負った傷がなぜか現実に戻っても残っている。果たして、これは夢なのか?それとも現実か?

基本的にこのテーマの場合、ネタバレは絶対避けたいところですよね。一体どっちなのか、というところを楽しむのが見どころなわけですからね。『マトリックス』のような展開を本気で考えた人もいるでしょう。また、モンテーニュなどの時代は『唯一確かなものは、不確かなことである』という考え方をし、この世に確固たるものはないと考えました。しかしデカルトは、(こうして疑っているという事実は、確かだ。つまり、私が存在しなければこの『疑い』もない)と考え、『考える(思う)=自分が存在することの証明』という発想をしました。そしてこういう名言を言います。『我思う、ゆえに我あり。』
4.『記憶をなくす年齢』
アルツハイマーなどの記憶に関する病を患うのは、何歳ごろなのだろうか。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『私の頭の中の消しゴム』
- 『ロング, ロングバケーション』
- 『ファーザー』

前述したように、若年性アルツハイマー病を患う女性の物語。アルツハイマーは、認知症の60~70%の原因となっている徐々に悪化していく神経変性疾患である。

50年以上連れ添った夫婦。夫のジョンはアルツハイマー病で記憶を失いつつあり、妻のエラは末期癌に冒されていた。自分たちに残された時間は少ないことを悟った2人は、オンボロの愛車を修理して旅に出ることにした。彼女たちが選んだ『最期』とは。

認知症によって過去の記憶と目の前の現実の境界線が曖昧になっていく高齢男性を描いている。アンソニーホプキンスがアカデミー賞主演男優賞を受賞。

アルツハイマー病は発症年齢で65歳を境に早発型と晩期発症型(65歳以降)とに大別されるようです。早発型のうち18歳から39歳のものを若年期認知症、40歳から64歳のものを初老期認知症といいます。病名は、最初の症例報告を行ったドイツの精神科医アロイス・アルツハイマーに由来。世界で最初に確認された患者はアウグステ・データー(女性)。1906年にテュービンゲンのドイツ南西医学会で発表され、彼女は発症時推定46歳でした。人間いつ、どこでどのようにして最期を迎えるか、分かりません。せめて頭の片隅にでも、それを覚えておきたいですね。
5.『違和感を感じる』
『信用できない』とほぼ同じだが、微妙にニュアンスが違う。その違和感を楽しむエンタメ作品という顔を持つ映画もある。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『バニラ・スカイ』
- 『シャッターアイランド』
- 『マシニスト』
- 『リピーテッド』
- 『トゥルーマン・ショー』
- 『ゲット・アウト』
- 『シークレット・ウィンドウ』
- 『戦火の勇気』
- 『オブリビオン』
- 『クライシス・オブ・アメリカ』
- 『プリデスティネーション』
- 『ドリーム・ハウス』
- 『マン・ダウン 戦士の約束』
- 『アキレスと亀』
- 『シックス・センス』
- 『アイランド』
- 『トレーニングデイ』
- 『悪魔を憐れむ歌』
- 『ビルマの竪琴』

まずは前述したように、この映画も該当する。

前述したように、この映画も該当する。一番最初に違和感を覚えるのは、『入口付近』である。実はその前のかなり冒頭からその片鱗はあるのだが、それ自体はあまり『違和感』とは捉えないのが人間のはずである。

前述したように、この映画も該当する。この場合、彼自身が『一年間不眠である』という異常状態があるから、幻覚が多発するのも無理はなく、様々な場所において違和感が発生する。

前述したように、この映画も該当する。記憶をなくす女性の話だが、目の前にあるのはれっきとした生活。何かがおかしいが、その何かがわからない。

彼が生まれてから1度も島から出たことがないのは、子供の頃、父と一緒にヨットに乗って海へ出ていた時に父の警告を無視して船を進め、父を亡くしたことで水恐怖症を患ってしまったことが原因だった。これ以上はここに書くことができない。

ある黒人男性が、白人の彼女の家に訪問して、本格的に交際を続ける旨を伝える流れを受け入れる。だが、何かがおかしい。彼の身に、何かが起きている。

売れっ子作家の男が、妻との離婚問題が遠因でスランプに陥っていた。そんな彼の前に、「自分の作品を盗まれた」と盗作を告げる謎の男が現れる。彼は、この男の正体もそうだし、身の回りで起きる謎の現象について悩まされ始める。スティーブンキング原作だけあって、人間心理の描写が卓越している。

湾岸戦争中の砂漠の嵐作戦の最中に起こった、軍隊の誤射事件。このあたりの調査を軸にしながら、戦争中の話を回想する。だが、その回想は毎回のごとく違った顔を見せ、一体誰の話が真実なのか分からなくなる。そして事態は、思わぬ方向に転がっていく。

西暦2077年。60年前に起きた異星人スカヴからの侵略を食い止めたものの、核兵器によって荒廃してしまった地球。人類の大半は、土星の衛星であるタイタンへの移住を余儀なくされていた。主人公の男はもう一人でたった二人で地球に残され、スカヴの残党を始末するため、高度1,000メートルの上空から地上を監視する役目を担っていた。だがそのうち彼は、謎の男に遭遇してしまう。

『戦火の勇気』に似ていて、湾岸戦争であった出来事を振り返り、そこに違和感を持つ展開がある。名門政治一家出身で大物上院議員である母の強い後ろ盾により、党の副大統領候補に指名されることになった元軍人のレイモンド・ショーは、湾岸戦争でたったひとりで仲間を救った英雄。しかし、彼の元上官ベン・マルコ少佐はその英雄的行為の「記憶」に疑念を抱いていた。

この映画は詳しく書けないが、『卵が先か、鶏が先か』という一つのテーマに基づいている。鶏は、卵がなければ在りえない存在。だが、その卵は鶏がいなければこの世に存在しない。さて、一体どういうことなのか。

詳しく書けないが、ある男が家に入ろうとしていて、怪奇現象にあう。だが、その家の隣人を含め、どうも雲行きが怪しい。

これも詳しく書けないが、一見すると『お国のために戦争で頑張るお父さんであり夫』が描かれる。だが、どうもおかしい。

『アキレスと亀』の元々の意味は、俊足であるはずの人間が鈍足の亀と競争しても勝てないことを証明する数式上の逆説(パラドックス)である。幼少期に、親もお金も家も、すべてを残酷な形で失った主人公。彼は、絵を描き続けることで初めて友達ができたことが人生の救いで、そこにある種、固執していた。大人になる。彼は絵を描き続ける。それは、ある種の執着に似た行動だった。ゆえに、様々な歪が現れる。だが本人は、絵を描き続ける。

詳しく書けないが、違和感を覚えるのは『二人』いる。

詳しく書けないが、彼女たちが暮らすこのコミュニティに、ある違和感を覚えはじめるところから物語が始まる。

新米刑事がベテラン刑事と組むことになり、街を案内されるが、どうもこの男の行動が危なっかしくて、信用できない。だがその反面、『これがこの街で生きるということだ。皆そうしているんだ』という、妙な説得力もある。一体この男はどっちだ。

連続殺人事件を追う刑事が、途中、妙な違和感を覚え始める。オカルト的な話がだ、デンゼルワシントンという男の実力によって、この映画がB級寄りに傾かない。

1945年7月、ビルマ(現在のミャンマー)における日本軍の戦況は悪化の一途をたどっていた。やがて戦争が終結。兵士たちは国に帰ることを余儀なくされる。だが、彼らは兵士の前に『人間』である。一人の男が、仲間の死体や戦地を通し、世界の無慈悲なこの戦争の理不尽さに気付き、『自分だけ国へ帰る』ことを拒絶し始める。

ビル・ゲイツがこう言っています。『しばしば、直観が頼みの綱になる。』この記事にも書いたように、羽生善治は、『決断力』という著書の中で言っています
『一流のプロスポーツ選手は、 自分がボールを手にしたとき、次にどこへ進めばいいか、その道が、光って見えるときがあるという。将棋も同じだ。 まるで、そこに置くべきだと言わんばかりに、駒とマスが光って見えるときがある。』このような『違和感』とも『直観』とも言える現象は、なぜ起きるのでしょうか。そして、ここに挙げた作品の登場人物たちは、なぜそこに違和感を覚えたのでしょうか。
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