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『自由な人生とは』(MOVIE RECIPE)

『自由な人生とは』
人間は生まれながらにして自由ではなく、「自由になっていく」のだということを主張している点で、ソクラテス、ブッダ、イエスらの賢人の意見は一致しています。人間は無知から脱却することによって、真実と虚偽、善と悪、正義と不正を区別することを学ぶことによって自由になる。では、この人たちの一生はどうでしょうか。
MEMO
運営者の映画経験と共にレシピ内の情報が変更されます。主に『追加』ですが、一度ご購入された方はそのまま追加された情報も含めて、このページの情報を永久にご覧になれます。

 

目次

MOVIE RECIPE

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このレシピの詳細

  • レシピ数:6
  • 紹介映画:90

 

当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。

 

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1.『自由を求めて』

『自由』がテーマになっている映画がある。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ティファニーで朝食を』
  2. 『ローマの休日』
  3. 『イエスマン “YES”は人生のパスワード』
  4. 『ザ・ビーチ』
  5. 『17歳のカルテ』
  6. 『いまを生きる』
  7. 『パイレーツ・オブ・カリビアン』
  8. 『愛と哀しみの果て』
  9. 『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
  10. 『ラリー・フリント』
  11. 『マイレージ・マイライフ』
  12. 『Vフォー・ヴェンデッタ』
  13. 『インターン・シップ』
  14. 『完全犯罪クラブ』
  15. 『パピヨン』
  16. 『ショーシャンクの空に』
  17. 『はじまりへの旅』

 

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華やかな世界に憧れるこの女性は、いかがわしいことに手を出して多額の報酬を受け取ったり、刹那的な人生を送っている。彼女が求めるのは自由な人生だ。だが、彼女は自由がなんであるかを深く考えたことはない。ただ、『ムーンリバー』を歌っているときの彼女は逆に何もかも悟ったような顔をするので、不思議な魅力が詰まった映画だ。

 

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イタリアのローマを表敬訪問した某国の王女が滞在先から飛び出し、市内で出会った新聞記者との1日の恋を描いている。トレヴィの泉や真実の口などローマの名だたる観光スポットが登場する。刹那の時間。儚い恋。

 

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この銀行員の男はいつもプライベートでも仕事でも答えは「NO」と言い、友人との付き合いや様々な勧誘・職場の個人融資の審査などあらゆることを断る生活を送っていた。

 

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運営者
運営者のIQから一言。

この中で『パピヨン』と『はじまりへの旅』は飛び抜けた教訓性がありますね。その他の作品も圧倒的にエンタメ性が高いのですが、教訓で言うとこの2つはすごい。『イエスマン』もすごいのですが、カリスマ性があるのはそれです。自由とは『力に屈しない』ことも意味します。どんな力が自分に加わっても、不撓不屈の精神を崩さない動じない強い力。それがなければ自由人とは言えません。その意味で彼や、『遺骨をこうしてくれ』と伝えた彼女の人生は、魂を揺り動かされるものがありました。

 

 

2.『この道を選ぶ』

人とは違う生き方をすると苦労する。よくそういうセリフを言う大人がいるだろう。『大きな勘違い』である。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『はじまりへの旅』
  2. 『グッドウィル・ハンティング』
  3. 『ブレイブワン』
  4. 『シュガー・ラッシュ:オンライン』
  5. トイストーリー4』
  6. ダンス・ウィズ・ウルブズ』
  7. アバター』
  8. 『シェイプ・オブ・ウォーター』
  9. 『青い珊瑚礁』
  10. 『スマグラー おまえの未来を運べ』
  11. ピエロがお前をあざ笑う』
  12. 『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』
  13. ウォンテッド』
  14. マトリックス』
  15. 『ヴィレッジ』

 

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『はじまりへの旅』 レビュー(感想) ポスター画像出典:『映画.com』   知性を探究すると、いつかこの考え方にたどり着く。ある有名な男性経営者は『賢い女性たちって、田舎に行っちゃうよね』と言っ...

 

まずは前述したようにこの作品だが、彼らの行動は『非常識』である。だが同時に、『生活』している。『生活するとは、この世でいちばん稀(まれ)なことだ。たいていの人は、ただ存在しているだけである。』-オスカー・ワイルド

 

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フィールズ賞、MIT、ハーバード大学。いくつもの賢い要素がこの映画に登場する。そしてその対極に、アウトロー同然のやんちゃな男たちや、鬱病にも似たトラウマに悩む闇の要素も登場する。彼自身も人生の大きな選択を迫られる。そして、彼は最後に、この道を選んだ。

 

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この映画で彼女が取った行動に注目。

 

 

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上記同様、この映画でウッディが最後に取った選択に注目。この2人は中々面白い選択肢を選んだ。

 

 

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彼女が選んだ選択肢も、『非常識』なものだった。見る視点や演出によっては『異常者を描いたホラー』。だがこの作品では決してそうならない。それは一体なぜかわかるだろうか。

 

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これもミステリー要素を楽しむ映画なのでここには詳しく書けないが、このレシピを通してこの映画を観てみたい。

 

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運営者
運営者のIQから一言。

 

 

3.『命の使い方』

自分の命は使い切るためにある。それを理解することが人間の『使命』だ。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『Dolls』
  2. 『HANA-BI』
  3. 『SCOOP!』
  4. 『キング・オブ・エジプト』
  5. 『グラン・トリノ』
  6. 『15時17分、パリ行き』
  7. 『ブレイブ』
  8. 『ロング,ロングバケーション』
  9. 『BROTHER』
  10. 『七人の侍』
  11. 『ザ・ファン』
  12. 『7月4日に生まれて』
  13. 『セデック・バレ』
  14. 『テルマ&ルイーズ』
  15. 『きみに読む物語』
  16. 『ジョンQ -最後の決断-』

 

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この映画では、その『使命』という大義がちらつくような、そういう展開があるわけではない。だが、登場人物が自分の命を人生に乗せて、腹を据えて行動するシーンがいくつか展開される。

 

 

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1930年、日本統治時代の台湾で起こった先住民セデック族による抗日蜂起事件である霧社事件を基にした映画。日本人のすべてがこの事件を知っているわけではないはずだ。だが、彼らからすれば日本人全員に知ってほしい映画だ。台湾映画史上最高額となる7億台湾元(約30億円)をかけて制作された。

 

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特に人生に絶望的だったわけではないが、このまま当たり障りのない毎日を過ごして一生を終えることは嫌だった。そうどこかで感じている二人だった。旅先でとある事件に巻き込まれ警察に追われる。そして彼女たちは、観る者の目を奪う、究極の選択肢を選んだ。

 

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ここには詳しく書けないが、ラストシーンに注目。

 

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息子が病気になり、手術費を払って治療しなければ命が危ない状況になる。だが、お金がない。アメリカはお金がすべてだから、事実、自己破産の原因の第一位は医療費の未払いである。では、父親はどうするべきか。このまま見殺しにすればいいか。彼が取った選択肢とは。

 

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運営者
運営者のIQから一言。

『使命』とは『命を使う』と書きます。私はこれに気付いた時、すぐに『命を使い切れ』と龍馬に告げた彼の父の言葉を思い出しました。『龍馬、この世に生まれてきたかには、死ぬまでに自分の命を使い切れ』。命を使うより、『命を使い切る』というこの言葉は、深みがありました。これだったら、その一生が短くても長くても、該当させることができますよね。難病で早死にする運命にある人も、この言葉なら、自分にしかできない命の使い方ができる。人は、『使命』を背負ってこの世に生まれるのです。

 

 

 

4.『目を逸らして「自由」は得られない』

人間は無知から脱却することによって、真実と虚偽、善と悪、正義と不正を区別することを学ぶことによって自由になる。それならば、『この人生』から目を逸らすような人は、自由とは言えない。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『奇跡の人』
  2. 『奇跡のひと マリーとマルグリット』
  3. 『エレファント・マン』
  4. 『ダンサー・イン・ザ・ダーク』
  5. 『最強のふたり』
  6. 『ビューティフル・マインド』
  7. 『チョコレートドーナツ』
  8. 『レナードの朝』
  9. 『アメイジング・グレイス』
  10. 『ラストエンペラー』
  11. 『華氏911』
  12. 『華氏119』
  13. 『火垂るの墓』
  14. 『ガンジー』
  15. 『マザー・テレサからの手紙』
  16. 『ジャンヌ・ダルク』
  17. 『マルコムX』
  18. 『キングダム・オブ・ヘブン』
  19. 『シンドラーのリスト』
  20. 『ロレンツォのオイル/命の詩』

 

 

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この上記作品の影響を強く受けている監督の作品で、これも実話だ。しかも全く同じケース。ヘレン・ケラーだけがこの症状を背負って生きているわけではないのだ。目と耳でこの世界の情報を認識している我々とは別の次元で生きている人がいる。このことから目をすらすべきではない。

 

 

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19世紀のイギリスで「エレファント・マン」と呼ばれた青年ジョゼフ・メリックの半生を描く。「どんな人生か想像つくかね?」「はい。大体は。」「いや。彼の人生は誰にも想像できないと思う。」ホプキンスが主人公にも見えるこの映画だが、この会話によって彼は単なる脇役であるという事実を思い知る。

 

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頸髄損傷で体が不自由な富豪と、その介護人となった貧困層の移民の若者との交流を描く。実在の人物であるフィリップ・ポゾ・ディ・ボルゴとその介護人アブデル・ヤスミン・セローをモデルにしている。

 

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ノーベル経済学賞受賞の実在の天才数学者、ジョン・ナッシュの半生を描く物語。詳しく書けないが、彼もまた波乱に満ちた人生を送った。いや、彼だけではない。

 

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『チョコレートドーナツ』 レビュー(感想) ポスター画像出典:『映画.com』   普通、ゲイは異質である。身体障碍者もそうだ。その言葉を口にするのもタブーのような気がする。そういう世界で我々は生活をし...

 

「1970年代のニューヨークのブルックリンでゲイの男性が育児放棄された障害児を育てた」という実話に着想を得て製作された映画。出てくる人たちが『普通ではない』から異様な気配が漂うが、すぐに『異様なのはこの人たちではない』という事実を思い知る。我々はこの映画で『言葉にできないメッセージ』を伝えられる。

 

 

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『レナードの朝』 レビュー(感想) ポスター画像出典:『ヤフー映画』   パーキンソン病とは、手の震え・動作や歩行の困難など、運動障害を示す、進行性の神経変性疾患である。進行すると自力歩行も...

 

病院に入院していた嗜眠性脳炎の20名に、1960年代に開発されたパーキンソン病向けの新薬L-ドーパを投与して覚醒させる『奇跡の時間』を描く。もう通常通りの話ができないと思われた人々が、元に戻ったのだ。果たして、彼らの運命は。

 

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『ラストエンペラー』 レビュー(感想)   1905年~1987年までの中国を描いた作品。中国の皇帝、溥儀(ふぎ)は、中国の最後の皇帝となった。ラストエンペラーである。彼が亡くなったのは1967年だ。だから...

 

清朝最後の皇帝で後に満洲国皇帝となった溥儀(ふぎ)の生涯を描いた歴史映画である。これは特に日本人が目を逸らすべきではない映画で、帝国主義の時代に日本がこのエリアの人々に、戦争を通して何をしたか。それが実際のVTRを通して見せつけられる。ああいう映像は日本で見られない。だが、事実の動画である。

 

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『華氏911』 レビュー(感想) 『華氏911』 ポスター画像出典:『映画.com』   アメリカ合衆国大統領史上初、パレードの際に卵を投げられた男がいる。ジョージ・W・ブッシュである。彼は、ライバ...

 

アメリカ同時多発テロ事件へのジョージ・W・ブッシュ政権の対応を批判する内容を含むドキュメンタリー映画。特に、『大量破壊兵器がある』と捏造してイラク戦争を仕掛けたアメリカの失態を考えることができる。現地の人々が理不尽に命を奪われ、『我々は絶対にアメリカを許さない』と嘆くシーンが印象的である。

 

 

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『華氏119』 レビュー(感想) ポスター画像出典:『ヤフー映画』 レビュー 母親が鉛中毒だと、孫の代までDNAが傷つく。この言葉を聞いて背筋に戦慄が走る人は、『人間』だ。何の薬物かは伏せるが、よ...

 

「119」はドナルド・トランプが第45代大統領が当選を確実とし勝利宣言をした「2016年11月9日」を意味する。この映画では、白人至上主義のトランプが黒人を差別するシーンがわずかだが見られ、白人が黒人をいきなり殴りつける衝撃的なシーンや、オバマ大統領の無責任な対応など、目を逸らすべきではないアメリカの闇が観ることができる。

 

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『火垂るの墓』 レビュー(感想) ポスター画像出典:『STUDIO GHIBLI』   私はスタジオジブリの映画が好きで、宮崎駿作品はすべて見ている。だが、家のすぐ近くにある三鷹にあるジブリ美術館にはま...

 

野坂昭如戦争体験を題材とした作品。親を亡くした14歳の兄と4歳の妹が終戦前後の混乱の中を必死で生き抜こうとするが、その思いも叶わずに栄養失調で、人生を追い込まれる兄妹の様子が描かれる。私はこれを宮崎作品ではない、絵のタッチが違う、重い話である等の理由で避けていたが、観て衝撃を受けた。黒澤明がジブリに電話した理由もうなづける。

 

 

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イギリス領インド帝国を舞台に非暴力・非協力運動を展開したインド独立運動の指導者マハトマ・ガンディーの生涯を描いた伝記映画。アインシュタインは言った。『将来の人たちはとても信じないだろう。このような人間が実在したということを。』

 

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『マザー・テレサからの手紙』 レビュー(感想) ポスター画像出典:『ソニーピクチャーズ』   ガンジーやマザー・テレサの名を知らない人はいないだろう。実際、彼女らは面識があり、同じインドを生きた。マザー...

 

ガンジーの後にインドで活躍したマザー・テレサ。彼女も彼に並ぶほどの聖人だった。ゆえに、マケドニア人だったのに彼女の葬式は、インドの国葬として行われた。国葬が行われたのは独立の父マハトマ・ガンジー、初代ネール首相につづき、彼女が3人目であった。

 

 

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『ジャンヌ・ダルク』 レビュー(感想) ポスター画像出典:『Amazon.co.jp』   この映画の感想に、きれいごとではない戦争の惨劇について書かれているものがあったり、あるいは強姦、処女検査などの描写...

 

フランスの国民的ヒロインで、カトリック教会における聖人でもある彼女だが、目を逸らすべきではないのは『この映画での彼女』だ。歴史の専門家はこの映画と史実の違いが気になるかもしれないが、私が最も衝撃を受けたのは『牢屋でのシーン』である。これは、宗教を持つすべての人間の信仰を揺るがす衝撃のシーンである。おそらく衝撃的すぎて、見て見ぬふりをしたり、前述した史実云々の話等で論点をずらして逃げるだろう。

 

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『マルコムX』 レビュー(感想) ポスター画像出典:『Yahoo!映画』   彼の母親は白人からレイプされた。そして生まれたのがマルコムXだ。母親は白人を恨み、より黒い黒人と結婚し、彼を産んだ。だ...

 

その意味で、この映画で観られる彼の人生にも注目である。クリスチャンだった彼はなぜムスリムになったか。そして、彼はなぜキング牧師とは異なった革命の仕方をしたのか。

 

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『キングダム・オブ・ヘブン』 レビュー(感想) ポスター画像出典:『映画.com』   十字軍を追い詰めたイスラムの英雄サラディンと、ライ病にも関わらずそのサラディンを追い詰めたことがある十字軍の英雄ボード...

 

1000年以上続くパレスチナ問題の最盛期とも言える、十字軍の英雄ボードゥワン4世と、イスラムの英雄サラディンがいた時代。『あなたにとってエルサレムとは何ですか?』という問いに対し、『無だ。だが、すべてだ。』というセリフは、あまりにも重い。

 

 

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運営者
運営者のIQから一言。

難病、戦争、虐殺、宗教。私は両親がクリスチャンでしたからこのテーマが重いとは感じませんが、一般的にとても重い話ですね。私とて、自分の子供が難病を背負う運命になったら、今のような軽口は叩けなくなるでしょう。私は幼少期から宗教問題を突きつけられていましたから、周囲からすると『変わり者』でしたが、『のけ者』にならなかった理由は、無責任にも近い『ネアカ』だったからです。重くても、『それは考え方次第でしょ』という発想が周囲にとっては気分がよく、一緒にいても苦痛ではないのでそうはならなかった。こうした動きも、人生の悩みから得られる教訓の一つですね。

 

 

5.『「最期」の使い方』

最期とは、命の終わるときや死にぎわを意味する。つまり、最高の最期を迎えることができれば、最後にはならない。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『テルマ&ルイーズ』
  2. 『HANA-BI』
  3. 『最高の人生の見つけ方』
  4. 『死ぬまでにしたい10のこと』
  5. 『私の中のあなた』
  6. 『50/50 フィフティ・フィフティ』
  7. 『あなたのママになるために』
  8. 『世界一キライなあなたに』
  9. 『マイ・ベスト・フレンド』
  10. 『マイ・フレンド・フォーエバー』
  11. 『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』
  12. 『アンナ・カレーニナ』
  13. 『グッバイ、リチャード!』
  14. 『永遠の0』
  15. 『グラン・トリノ』

 

 

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『テルマ&ルイーズ』 レビュー(感想) ポスター画像出典:『Yahoo!映画』   90年代の女性版」アメリカン・ニュー・シネマと評されており、また、ブラッド・ピットの出世作としても知られる。だがブラピ...

 

松田優作は言った。『人間は二度死ぬ。肉体が滅びた時と、みんなに忘れ去られた時だ。』この言葉を考えた時、前述した『最後にはならない』という言葉の意味が見えてくる。そして彼女たちの生きざまは、この世界を生きる多くの人たちの脳裏に焼き付いた。

 

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『HANA-BI』 レビュー(感想) 『HANA-BI』 ポスター画像出典:『ヤフー映画』   自分が同じ状況になったことを想像して観る必要がある。『こういう人生があってもいいのか』という疑問を真剣に...

 

前述したように、後がない妻のために奮闘する夫の話だ。男が粗暴に見えるのは、世の中が粗暴だかだ。例えば暴力団はどうだ。そのような力に凛として対抗するために、自分自身を力強く鼓舞することを強いられる。彼が直面している要素は、そうしたいくつもの残酷な現実だった。だが、彼はこの選択肢を取った。

 

 

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『最高の人生の見つけ方』 レビュー(感想) ポスター画像出典:『映画.com』   自分の余命が短いとわかったとき、人は一体何をすれば悔いなく死ねると考えるだろうか。そして、その時に作成するリストは、本...

 

余命6か月を宣告された2人の男が、死ぬ前にやり残したことを実現するために共に冒険に出るハートフル・ストーリー。この手のテーマを描いた映画の金字塔である。

 

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『死ぬまでにしたい10のこと』 レビュー(感想) 『死ぬまでにしたい10のこと』 ポスター画像出典:『映画.com』   この手のテーマはよく見かけるはずだが、実は別に10個も20個もあるわけではない。一番有名なのが...

 

これも上記作品同様のテーマだ。だが彼女の場合23歳という若さ。取るべき選択肢も若い。だが不思議なことに、共通項目も多い。死を前にしては人間はすべてに等しい存在になる。

 

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『私の中のあなた』 レビュー(感想) 『私の中のあなた』     アンドレ・マルローは言った。 『死体を前にして初めて『なぜ』とつぶやいた時、この世に人間が生まれたのである。』   この物...

 

急性前骨髄球性白血病を患った少女の物語。家族で取った選択肢に注目が集まる。

 

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『50/50 フィフティ・フィフティ』 レビュー(感想) 『50/50 フィフティ・フィフティ』 ポスター画像出典:『ヤフー映画』     W・H・オーデンは言った。 『死とは、ピクニックのとき遠くに聞こえる稲妻の音。...

 

この場合は文字通り、フィフティフィフティで生存はできる。5年生存率50%の脊髄癌(悪性神経鞘腫)であることを宣告され、しかしどうしても死を覚悟しながら運命と向き合う。

 

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『あなたのママになるために』 レビュー(感想) 『あなたのママになるために』 ポスター画像出典:『Amazon.co.jp』   乳がんで余命1年未満と宣告された女性には、もうすぐ子供が生まれる予定があった。すでに息...

 

乳がんになって余命がわずかだと知る女性のお中には、赤ちゃんがいた。彼女が生まれても、自分は死ぬ。そのような運命が決定づけられていたとしたら、人はどう行動するべきか。

 

 

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障害者の自殺幇助・安楽死を扱った作品と書くと物騒だが、ストーリーを直視すれば『Dr.キリコ』の心境に辿り着く。たどり着けないならそこにいるのはブラックジャックだ。さぞかし崇高な精神を持っているのだろう。だが確かに、『映画にする必要はない』という、影響を考えた批判ならあっていい。しかし彼らの気持ちは、彼らにしか分からない。

 

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『マイ・ベスト・フレンド』 レビュー(感想) 『マイ・ベスト・フレンド』 ポスター画像出典:『映画.com』   通常、こうした形の映画は女性からの共感を得やすい。基本的に男は女性の『汚い部分』を見ようとし...

 

乳がんを患う。それが脳に転移する可能性がある。そういう重く苦しい状況があるが、全体的には二人の気のしれた親友の友情を描く、ハートフルドラマである。全米第1位初登場を記録し、女性に強い人気がある。

 

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『マイ・フレンド・フォーエバー』 レビュー(感想) ポスター画像出典:『Yahoo!映画』   多くの映画を観てきて、中には3時間を超える大作もたくさんあったのに、まさか『子供』が主演の『90分』程度のこの作品に、心...

 

上記同様で、この場合はエイズ。そして年齢が圧倒的に若い設定であり、男性の友情を描く。個人的に、この映画のラストの哀愁は、忘れられない。

 

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『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』 レビュー(感想) 『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』 ポスター画像出典:『Amazon.co.jp』   日本の若者が出演していそうな展開だ。つまり10代のころ、お先真っ暗で不透明なあの頃...

 

とある病院で余命わずかと診断された2人の若者が、海を見るためだけに刹那的な行動に出る。時間も90分と短くドイツ映画だが、テーマがテーマなだけに普遍的である。

 

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1877年にレフ・トルストイが発表した『アンナ・カレーニナ』の映画化作品。この映画でも『最期』が一つのキーワードとなる。

 

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『グッバイ、リチャード!』 レビュー(感想) 『グッバイ、リチャード!』     W・H・オーデンは言った。 『死とは、ピクニックのとき遠くに聞こえる稲妻の音。』   ジョニー・デップの映画が好きだか...

 

末期の肺がんだと診断された大学教授を描いたヒューマンドラマ。監督は無名で90分。評価も高くないが、私の評価は高い。それはこのようにして、いくつもの映画を真剣に観ているからだ。この映画もアルパチーノの『ブロークン』も、最後のシーンは『映画』である。その意味が分かる人だけが、真相に辿り着く。

 

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『永遠の0』 レビュー(感想) 『永遠の0』 ポスター画像出典:『Yahoo!映画』   様々な条件が重なって、あまりこの作品を観たくはなかった。だが、それよりも(観なければ後悔する)という気持...

 

彼は死にたかったのか?それとも家族の元に帰りたかったのか?それを軸にして、直視したい。

 

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『グラン・トリノ』 レビュー(感想) ポスター画像出典:『映画.com』   見慣れないベトナム人や、態度の悪い老人、そしてその老人を煙たがるその家族。最初の掴みとしては、あまり印象が良くない。だ...

 

ぜひ映画で確かめたい。

 

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運営者のIQから一言。

最期を自分の意思で迎えられる人は、迎えられなかった人からすれば、恵まれているかもしれません。北野武の映画で衝撃的な死のシーンが多いのは、彼が『死というのは突然やってくるものだ』という認識を持っているからです。バイク事故なども、想定していなかったから起きたわけですからね。(ああ・・ここで死ぬのか。ちょっと、準備してなかったな・・)として実際に死んでしまう人からすれば、準備して最期を迎える人が、少しだけうらやましく見えるのはわかりますよね。自殺はもちろんNGです。ただ、最後にソクラテスのこの言葉を載せましょう。『”死”は”終わり”ではない。”解放”である。』

 

 

6.『インサイド・アウト』

意味は『内から外へ』。対義語はアウトサイド・イン。前者が『自分の身の回りで起きていることは、すべて自分の責任』であると考えるのに対し、後者は『自分の人生は環境で決まる』として、自分以外の要素に責任転嫁する考え方。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『英国王のスピーチ』
  2. 『イエスマン “YES”は人生のパスワード』
  3. 『人生スイッチ』
  4. 『キャスト・アウェイ』
  5. 『スマグラー お前の未来を運べ』
  6. 『チェンジング・レーン』

 

 

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『英国王のスピーチ』レビュー(感想) 『英国王のスピーチ』 ポスター画像出典:『映画.com』   私には『吃音症』の部下がいる。それだけでここに書く内容としては十二分だ。英国王である彼もまた、吃音...

 

彼は英国王であるがゆえ、各地から優秀な医者を呼び寄せることはたやすいことだった。だが、どの医者の治療も空振りに終わる。では、なぜ彼は重要な場面でスピーチすることができるようになったのか。そして、それを『待った』あのやぶ医者の正体とは?

 

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『イエスマン “YES”は人生のパスワード』 レビュー(感想) 『イエスマン “YES”は人生のパスワード』 ポスター画像出典:『映画.com』   私はすでに下記の記事を書いているから『インサイド・アウト』の重要性を知っているが...

 

この銀行員の男はいつもプライベートでも仕事でも答えは「NO」と言い、友人との付き合いや様々な勧誘・職場の個人融資の審査などあらゆることを断る生活を送っていた。だが、ある時から『YES』と言うようになる。するとどうなる?

 

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『人生スイッチ』 レビュー(感想) 『人生スイッチ』 ポスター画像出典:『映画.com』     芥川龍之介は言った。 『運命は偶然よりも必然である。運命は性格の中にあるという言葉は決して等閑に...

 

様々な選択肢が突きつけられるオムニバス的な映画で、各人みんな、インサイド・アウトというテーマに水面下で接触する。

 

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『キャスト・アウェイ』 レビュー(感想) 『キャスト・アウェイ』 ポスター画像出典:『映画.com』   人間には選択肢が与えられている。それも、無限の選択肢だ。だが、多くの人はそうは思わない。なぜなら...

 

ラストシーンに注目である。

 

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『スマグラー おまえの未来を運べ』 レビュー(感想) 『スマグラー おまえの未来を運べ』 ポスター画像出典:『映画.com』   『闇金ウシジマくん』の作者が描くだけあって、お金と人間について考えるにはうってつけの...

 

役者志望のフリーターの男が、流されるままの自堕落な生活の果てに借金を作らされ、闇バイトに手を染める。何かあってもヘラヘラして逃げ、ごまかし、自分を偽り、人生を浪費し続ける。だが、そんな人生のツケ払いも、最終局面に来た。まだその道を選ぶか。それとも。

 

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『チェンジング・レーン』 レビュー(感想) ポスター画像出典:『映画.com』  レビュー これは『ブレイブワン』同様、同率一位だ。真理から逸れるほど虚無に近づく。これは、それがよくわかる映画だ。真理を自分の...

 

この映画は極めて重要な『資料』である。

 

 

運営者
運営者のIQから一言。

冒頭にも書いたように、人間は生まれながらにして自由ではなく、「自由になっていく」のだということを主張している点で、ソクラテス、ブッダ、イエスらの賢人の意見は一致しています。人間は無知から脱却することによって、真実と虚偽、善と悪、正義と不正を区別することを学ぶことによって自由になる。それはどういうことでしょうか。例えば今回の映画やアリストテレスのこんな言葉と共に、考えてみましょう。

 

『実際に奴隷である人、あるいは自由民である人のすべてが、生まれながらに奴隷または自由民であるとは限らない。』

 

 

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