MOVIE RECIPE
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- レシピ数:10
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当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。

1.『運転手』
まずは運転手。ほとんどの場合、タクシードライバーとなる。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『タクシードライバー』
- 『Taxi』
- 『コラテラル』
- 『運び屋』
- 『パラサイト 半地下の家族』
- 『オーバードライヴ』
- 『グリーンブック』
- 『ドライビング Miss デイジー』
- 『ナイト・オン・ザ・プラネット』
- 『陰謀のセオリー』

ロバートデニーロの代表作。名作というのは面白いもので、時代を超えて通用するのだ。

破天荒なタクシードライバーが活躍するリュックベッソンの代表作。コメディ調なので、誰もが楽しめるフランス映画となる。

主人公はどこにでもいるタクシードライバー。だが、乗せた相手が悪かった。トムクルーズが出演してしまえば、誰が主演何だか分からなくなる。

80歳代でシナロア・カルテルの麻薬の運び屋となった第二次世界大戦の退役軍人であるレオ・シャープの実話に基づいている。最後の哀愁がすごい。

家族全員が主人公のようなものだから職業はいろいろあるが、父親が運転手として『対象』に近づく。第72回カンヌ国際映画祭では韓国映画初となるパルム・ドールの受賞を果たし、第92回アカデミー賞では作品賞を含む6部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の最多4部門を受賞した。

アメリカで実際に起こった出来事をもとに制作されている。あることをしてしまった息子のために、危険な選択肢を選んだ戦う父親の姿が描かれる。

ジャマイカ系アメリカ人のクラシック及びジャズピアニストであるドン”ドクター”シャーリーと、シャーリーの運転手兼ボディガードを務めたイタリア系アメリカ人のバウンサー、トニー・ヴァレロンガによって1962年に実際に行われたアメリカ最南部を回るコンサートツアーにインスパイアされた作品である。

人種差別が法的に許されていた1940年代から公民権法が施行された1970年代のアメリカ南部を舞台に、老齢のユダヤ系未亡人とアフリカ系運転手の交流をユーモラスに描く。

ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキを舞台に、タクシードライバーと乗客の人間模様を描く。『ライフ・イズ・ビューティフル』で有名なロベルト・ベニーニが出演している。

タクシードライバーになる前の記憶がない、謎の男が主人公となる。意味不明な陰謀論を説いて回っていて、行動が挙動不審である。いったい彼は何者なのか。

タクシーというのは怖いですよね。普通に痴漢にあった知人もいますし、私自身も横柄な態度を取られたことがあります。よく考えれば全く知らないおじさんと急に二人きりの空間になったりしますから、トラブルになる可能性も増えてしまいます。ただ、ごくまれに人格者のような人もいて、私も彼に人生の教訓を教わったのを覚えています。その時は『生き金、死に金』という話でしたね。お金の使い方は、『浪費、消費、投資』の3つがあることを再認識した時間でした。
2.『プロドライバー』
タクシードライバーもプロだが、その敷居はここで挙げる彼らよりは低い。
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- 『ドライヴ』
- 『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ』
- 『トランスポーター』
- 『ラッシュ/プライドと友情』

昼はメカニックや映画のスタントドライバー、夜は卓越したドライビングテクニックで強盗の逃走を手助けする逃がし屋と2つの顔を持ちながら孤独に暮らす男が主人公となる。

これもライアン・ゴズリングの主演で、移動遊園地のオートバイのスタントショーで生計を立てている男が描かれる。途中で主人公が交代する斬新な映画だ。

アウディやBMWを愛車とする運び屋(トランスポーター)が主人公。高額な報酬と引き換えに、どんな品物も時間厳守で目的地に運ぶことを生業としている。そして彼は自分の仕事に対して「契約厳守」「(依頼者の)名前は聞かない」「依頼品を開けない」の3つのルールを課し、同時に運び屋としての信用を得ている。また、彼は特殊部隊に5年いた経歴を持ち、その天才的な運転技術と共に各種格闘術にも長けている。

1976年のF1世界選手権でのジェームス・ハントとニキ・ラウダのライバル関係を題材としている。

F1選手などのプロドライバーを映画化するのは難しいですよね。臨場感を出すには本当に運転するくらいの気持ちが必要で、それは死と隣り合わせですからね。ただ、世界的にはカーチェイスは人気があります。それは人間全員に犯罪志望があるというよりは、本能の部分に『5F』があるからです。Fucking(性欲)、Flocking(群衆欲)、Fighting(闘争欲)、Feeding(食欲)、Freeing(逃走欲)。原始時代から植えついている欲求なので、なぜか知らないけど目を引いてしまうんですよね。
3.『命懸けのドライバー』
運転は誰もが命懸けだが、その中でも特に危険度が高い運転をするドライバーがいる。
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- 『ラッシュ/プライドと友情』
- 『フォードVSフェラーリ』
- 『デイズ・オブ・サンダー』
- 『スピード・キルズ』
- 『疑惑のチャンピオン』

前述したように、F1選手の物語。F1レーサーは皆命懸けである。

これも同様。最後まで観れば特にそれが分かる。

F1ではないが、ストックカー、フォーミュラカーという車の種類でのレーサーの物語。同年に結婚するトム・クルーズとニコール・キッドマンが共演した最初の作品でもある。音楽が印象的だ。

ジョン・トラヴォルタが製作総指揮と主演を務めた実録クライムアクションで、1960年代、パワーボート界のゴッドファーザーと呼ばれた実在の人物ドン・アロノウの波瀾万丈の人生を描いている。

ガンを克服し、ツール・ド・フランスで7年連続総合優勝の偉業を達成したが、その後、長年にわたるドーピングが発覚し、自転車競技界から永久追放されたランス・アームストロングの栄光と転落の人生を、イギリスのサンデー・タイムズ記者デヴィッド・ウォルシュによるノンフィクションを原作に映画化したもの。

運転は誰もが命懸けです。免許を持っている人でその『心のブレーキ』が弱まっている人は、ぜひこの話を聞いて思い出してください。ある日疲れていた私は、久しぶりに実家に帰ったのはいいのですが、ちょっと停車するだけだからということで、車をサイドブレーキをかけずに放置しました。私自身、かけたと思い込んでいたのです。数分して戻るとそこに車はありませんでした。頭が一瞬真っ白になりました。実家の少し前は坂道になっていますから、坂道を落ちてしまったと推測するのに時間はかかりませんでした。途中で大道路にぶつかりますから、大惨事を覚悟しましたが、運よく曲がって電柱に。私はあの時、もしかしたら人を殺していたのです。ね。運転って、命懸けでしょ?
4.『飛行機乗り』
パイロットとも言えるが、この後に『宇宙飛行士』があるのでここは『飛行機乗り』としてまとめる。
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- 『ハドソン川の奇跡』
- 『フライト』
- 『バリー・シール/アメリカをはめた男』
- 『永遠の0』
- 『トップガン』
- 『ライトスタッフ』
- 『メンフィス・ベル』
- 『フライボーイズ』
- 『エネミー・ライン』
- 『紅の豚』

2009年に起こり、奇跡的な生還劇として知られるUSエアウェイズ1549便不時着水事故、通称“ハドソン川の奇跡”と、その後の知られざる真実を映画化。だが彼の行動について首をかしげる専門家らがいた。

これも詳しく書かない方がいいだろうが、上記作品との類似点がいくつかある。

大手航空会社でパイロットとして働いていたバリーシールだが、この後の人生が波乱に満ちたものになる。それも含めて映画で楽しみたい。有名な人物で、映画『潜入者』にも彼が登場する。

ゼロ戦に乗って日本のために戦った男の物語。その題材が故に賛否両論分かれるが、映画をよく観れば戦争を肯定などしていないことは誰にでもわかる。『風立ちぬ』とて同様である。

アメリカ海軍戦闘機兵器学校(通称:トップガン)は、戦闘機乗りの中でも選ばれた先鋭だけを集めたチームである。音楽とともに歴史的な映画になり、30年もあとに出た続編の『マーヴェリック』も大ヒットした。

NASAのマーキュリー計画(宇宙に人間を送り出す国家プロジェクト)を背景に、戦闘機パイロットが「ライトスタッフ(己にしかない正しい資質)」に従い孤独な挑戦を続ける姿が描かれる。音速の壁に挑戦し続けた実在の人物、チャック・イェーガーをサム・シェパードが演じた。

第二次世界大戦中、イギリスに駐留しナチス・ドイツに対する昼間爆撃を任務としていたアメリカ陸軍航空軍第8空軍所属の爆撃機B-17F、愛称”メンフィス・ベル”の若き乗組員たちを描いた作品。敵味方を問わず、空軍で戦った勇敢な若者すべてに捧げられている。

第一次世界大戦の時代、アメリカが未だ参戦を決めかねていた時期に、様々な事情から外人部隊としてフランス空軍に志願入隊し、ドイツ軍と戦ったアメリカ人の若者たちの物語。彼らの所属した実在の中隊「ラファイエット戦闘機隊」の実話に基づき描かれる。

ボスニアヘルツェゴビナのセルビア人武装勢力により撃墜されたF/A-18Fから脱出したWSO(兵器管制士官)の逃走劇をメインとした戦争映画である。

世界大恐慌の時代のイタリア、アドリア海を舞台に、飛行艇を乗り回す海賊ならぬ空賊と、空賊相手の賞金稼ぎを生業とするブタの姿をした退役軍人操縦士の物語。この映画のポルコ・ロッソとは宮崎駿を投影したものだと言われている。

宮崎駿はかつての東大総長の言葉『肥えた豚ではなく、痩せたソクラテスになれ』という言葉を聞いてから、(自分は豚だ)と言い続けています。ですから、彼はよく豚を描くし、自分のキャラクターを豚にすることが多い。つまり、『私はソクラテスのような選ばれた知人などには成っていない』という自分への戒めなんですね。『紅の豚』でも、ポルコが戦友たちを振り返り、『本当にいい奴は、戦争で死んだ奴だ』というシーンがあります。彼は自分だけ生き残ったことに、責任を感じているところがあるように見えますよね。自分に厳しい孤高の男、それがポルコ・ロッソと宮崎駿という男なのです。
5.『船乗り』
船の運転をする船乗りの映画もある。『タイタニック』は運転手がメインではないため該当しない。
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- 『キャプテン・フィリップス』
- 『スピード・キルズ』
- 『喜望峰の風に乗せて』
- 『デッド・カーム/戦慄の航海』
- 『ウォーターワールド』
- 『パーフェクトストーム』
- 『白鯨との闘い』
- 『海にかかる霧』

2009年に発生したマースク・アラバマ号乗っ取り事件でソマリア海賊の人質となったリチャード・フィリップスを描く伝記映画。これが実際にあったのだからすごい。だが、ソマリアでは誘拐がビジネスとして横行していた。

前述したように、ジョン・トラヴォルタが製作総指揮と主演を務めた実録クライムアクションで、1960年代、パワーボート界のゴッドファーザーと呼ばれた実在の人物ドン・アロノウの波瀾万丈の人生を描いている。

1968年にヨットでの単独無寄港世界一周レースに参加した実在のビジネスマンであるドナルド・クローハーストの自伝映画となる。この男がなぜそのレースに出たか、そしてその結果がどういうものだったのかということは、ぜひ映画で観てみたい。

交通事故によって愛する息子を失った夫婦が心の傷を癒すため、ヨットでクルージングに出かける。だが、彼女たちが出た海には予想外のトラブルが待ち受けていた。

地球温暖化によってすべての陸地が水没した未来世界を舞台に、海の上で「アトール(環礁)」と呼ばれる浮遊島を建造して生きる人々がいた。彼らの間では世界のどこかに「ドライランド」が存在するという噂が広まっていて、大海原に夢を見て旅に出る人々が描かれる。

1991年秋の大嵐で行方不明になったアンドレア・ゲイル号を巡る人々を描く。乗っていた20歳代から30歳代の漁師らがどのように育って漁師となりどのように生活を行ってきたかが描かれ、航海の背景、大嵐、アメリカ・カナダの沿岸警備隊による捜索活動が描かれる。

作家のメルヴィルが名作『白鯨』を生み出すきっかけとなる話で、捕鯨船に乗り、想像を絶する目に遭った男たちの物語。

2001年に起きたテチャン号事件を戯曲化したものを映画化。ある漁師たちが、不漁に悩まされ、生きていくためについに違法行為に手を伸ばす。だが、それがとんでもない大惨事に発展してしまう。

アクション映画でボートに乗ってチェイスするシーンはよく見かけますが、いざ船乗りの映画となるとまた数が限定されます。その他、下記に載せたように戦艦や潜水艦などと分けていくと、挙げられる船乗り映画は大体このあたりになります。『蟹工船』なども違いますしね。しかし個人的には、人生は『たった一度の船旅』だと考えているので、もっと船乗りの映画を観てみたいですね。
6.『戦艦』
戦艦とは軍艦の艦種の一つで、大規模な砲撃戦で強力な相手に打ち勝つことを目的に設計された軍艦である。ただの船と違って戦闘をすることが目的だ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『バトルシップ』
- 『日本海大海戦』
- 『パシフィック・ウォー』
- 『マスター・アンド・コマンダー』
- 『パイレーツ・オブ・カリビアン』
- 『連合艦隊』

アメリカ海軍と日本の海上自衛隊が協力する話だから、映画として貴重だが、大失敗に終わったという。だが、映画自体はスリリングで見ごたえがあるし、日本でもこれが放送されるとお祭り騒ぎになる傾向がある。

日露戦争開戦から、乃木希典による旅順攻略、日本海海戦における東郷平八郎率いる連合艦隊がバルチック艦隊を撃破するまでを描く。東郷平八郎は、『世界三大記念艦』の『三笠』の司令官としても有名だ。

第二次世界大戦末期の1945年、アメリカは日本との戦争を終結させるため原子爆弾の使用を決断、巡洋艦インディアナポリスに原子爆弾をテニアン島の基地へ運搬するという極秘任務を与える。チャールズ・B・マクベイ3世艦長の指揮のもと、艦は日本軍との激しい戦いをくぐり抜ける。B級的な位置づけにある映画だが、歴史的に非常に重要なシーンである。

『世界三大記念艦』の一つ、『ヴィクトリー』の司令官でもあり、世界三大提督の筆頭に挙げられることが多いネルソン提督とかかわりがある人物として、ナポレオン戦争中の1805年に活躍したとある戦艦乗りの男たちが描かれる。

キャプテン・ジャック・スパロウの海賊船「ブラックパール号」を筆頭に、数々の海賊たちの戦艦が登場する。実際に清朝に実在した海賊・張保仔(チョン・ポーチャイ)や、『ワンピース』でも有名なエドワード・ティーチ(黒ひげ)たちの暗躍ぶりが見られる。

日米開戦前年の日独伊三国軍事同盟の締結から始まり、真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦、南太平洋海戦、ソロモン諸島攻防戦、山本五十六の戦死、レイテ沖海戦などを経て、沖縄水上特攻作戦に向かった戦艦大和の行く末など、当時の日本の軍隊の様子が見られる歴史的な映画である。

『火垂るの墓』か『この世界の片隅に』のどちらかか、あるいは両方で、子供が戦艦に憧れている描写があります。それは『風立ちぬ』でもそうですね。別に、誰も戦争を肯定していたわけではなく、実感がなかっただけなのです。そして、全体的に蔓延している雰囲気として、『お国のために戦う戦士が格好いい』という風潮がありました。世界的に戦争について無知な時代かつ子供の頃に、大好きだった父親が『お国のために頑張ってくるよ』と言えば、誰もが『万歳!』と言うしか選択肢がありませんからね。実際には戦艦はこの世に存在する必要はありません。抑止力としてのみ、存在できるものです。
7.『潜水艦』
潜水艦の映画を撮るのは非常に難しいが、いくつか題材にした映画がある。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『クリムゾン・タイド』
- 『レッド・オクトーバーを追え!』
- 『ブラック・シー』
- 『U-571』
- 『ハンターキラー 潜航せよ』

キューバ・ミサイル危機中に現実に起こった、ソ連潜水艦副長ヴァシリー・アルヒーポフのエピソードをモチーフとしている。ヴァシーリイ・アルヒーポフは、ソ連海軍の軍人。キューバ危機の際、アメリカ海軍への核魚雷の発射を防いだ。当時、核魚雷の発射には乗艦する三人の士官の承認が必要だったが、小艦隊司令および副艦長であったアルヒーポフだけがその承認を拒否した。この事実は、2002年に初めて公になった。

1984年11月、冷戦時代のソ連。ソ連の『レッドオクトーバー』とアメリカの『ダラス』の間で、激しい頭脳戦が繰り広げられる。

黒海に沈んだUボートに積まれた金塊を手に入れるべく潜水艦で旅立った男たちのスリリングな冒険を描く。『Uボート』というのはドイツ海軍の保有する潜水艦の総称で、一般的には特に第一次世界大戦から第二次世界大戦の時期のものをいう。

第二次世界大戦中、暗号解読機(エニグマ)を奪取するためにドイツ海軍のUボートへ潜入した米海軍兵たちの敵地脱出作戦を描いている、

ロシア領バレンツ海にて、アメリカ合衆国海軍潜水艦USSタンパベイが何者かに撃沈され、消息を絶つ。軍上層部は詳細を調べるためにジョー・グラス艦長の指揮する潜水艦USSアーカンソーの派遣を決定する。

潜水艦というのは色々な意味で怖いですよね。深海に潜るだけでも怖いですし、敵対する際も、潜んでいるのが分かると怖い。実写での映画化は非常に難しいですよね。ちなみにジョージ・クルーニーの『ヘイル、シーザー!』にも謎の潜水艦が現れるシーンがあります。厳密にはソ連の潜水艦ですね。コーエン兄弟の映画は頭脳系のものが多いですから、この映画も共産主義とか、色々な要素が盛り込まれています。
8.『零戦』
『零式艦上戦闘機』(れいしきかんじょうせんとうき)、通称『ゼロ戦』。一時はその性能の高さゆえに世界の戦闘機の頂点に立った。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『風立ちぬ』
- 『永遠の0』
- 『太陽の帝国』

ゼロ戦を作ることになる堀越二郎は、ただ飛行機が好きなだけだった。時代的に戦争があり、ゼロ戦があり、というだけだった。

この映画の主人公である男も、決して戦争を肯定しているわけではなかった。むしろ、家族のために本心は早く家に帰りたかった。だが、時代がそれを許さなかった。

前述したように、当時は戦争の害悪性を知らないから、子供たちはまるでロボットの類を見て喜ぶように、戦艦や戦車、戦闘機に憧れた。この場合もゼロ戦に憧れるイギリス人の少年の物語。だが戦争が起き、厳しい現実を突きつけられる。

ゼロ戦というとやはり非常にセンシティブな話になりますよね。『日章旗』と同じで、タブーの話かのようになってしまいます。かつて、六本木かどこかでナチスのコスプレをした人が批判されたことがありますが、やはり、戦争を知らない人間と知る人間との間には、圧倒的な溝がありますね。知らない世代は、例えばスパルタのレオニダスやスパルタクスあたりを『男の中の男』と軽々しく言いますが、当時の人の気持ちは、当時の人にしか分かりません。
9.『電車』
電車乗り、列車運転士のくくりでまとめる。
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- 『鉄道員』
- 『サブウェイ123 激突』
- 『アンストッパブル』
- 『レールズ&タイズ』

『鉄道員』とは、駅長・駅員・乗務員(運転士・車掌)のほか、信号場・操車場・車両基地・車両工場(車両検査・改造・修繕)・設備工事(保線・建物・土木工事・信号・架線・変電所)など、鉄道関係の職務に従事する者のことを言う。この場合は『駅長』であり運転士ではないが、大きなくくりでここに該当させる。

ニューヨーク地下鉄の普通列車が舞台となる。デンゼルワシントンとジョントラヴォルタがどのように共演するかを含めて楽しみたい。

2001年5月15日にオハイオ州で発生したCSX8888号暴走事故を題材に制作されていて、電車が暴走してしまったらどんなに怖いかということを痛感する映画となっている。

ある列車運転士の男が、究極の判断を迫られる。その瞬時の判断が本当に正しかったのか、その後に訪ねてきた子供を通して、考えさせられる。

その他『スノーピアサー』や『銀河鉄道999』、『阪急電車 片道15分の奇跡』等、電車に関する映画はいくつもあります。また、日本は新幹線のイメージがあるのか、ウルヴァリンの映画や、ブラピの映画など、いくつかの海外映画で電車と日本が映し出されることが多いですね。リーアム・ニーソンの『トレイン・ミッション』もそうですが、運転士ということになると、数が限定されます。
10.『宇宙飛行士』
パイロットとは、航空機に乗り込んでこれを操縦する人のことであり、宇宙飛行士が含まれることもある。
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- 『ガガーリン 世界を変えた108分』
- 『ファースト・マン』
- 『アポロ13』
- 『ライトスタッフ』
- 『スペースウォーカー』

ユーリイ・ガガーリンが世界初の有人宇宙飛行を果たした1961年4月12日の前夜から無事に帰還するまでを、それまでの訓練や少年期の回想を交えながら描く。

史上初めて月面を歩いた宇宙飛行士ニール・アームストロングの1961年から1969年にかけてのNASAのミッション(ジェミニ計画、アポロ計画)が実話に基づいて描かれる。

アポロ13号への搭乗が予定されているジム・ラヴェル船長(トム・ハンクス)とフレッド・ヘイズ月着陸船パイロット(ビル・パクストン)、ケン・マッティングリー司令船パイロット(ゲイリー・シニーズ)の3名の宇宙飛行士は、史上3度目の月面着陸を目指す。専門家からも評価が高い映画である。

前述したように、NASAのマーキュリー計画(宇宙に人間を送り出す国家プロジェクト)を背景に、戦闘機パイロットが「ライトスタッフ(己にしかない正しい資質)」に従い孤独な挑戦を続ける姿が描かれる。音速の壁に挑戦し続けた実在の人物、チャック・イェーガーをサム・シェパードが演じた。

1965年3月。ソ連のアレクセイ・レオーノフは最初の宇宙遊泳に挑戦する。

1957年10月、ソ連の世界初の人工衛星スプートニク1号打ち上げ成功の緊急ニュース(スプートニク・ショック)が届き、慌てたアメリカ政府は、新たにアメリカ航空宇宙局(NASA)を創設して、各軍の精鋭パイロットから宇宙飛行士候補者を募ります。米ソの宇宙開発競争は、スプートニクから始まりました。
- 1957年10月:ソ連、最初の人工衛星スプートニク1号
- 1961年4月:ソ連、宇宙に最初の人間ユーリ・ガガーリン
- 1961年5月:アメリカ、宇宙に最初のアメリカ人アラン・シェパード
- 1963年6月:ソ連、宇宙に最初の女性ワレンチナ・テレシコワ
- 1965年3月:ソ連、最初の宇宙遊泳アレクセイ・レオーノフ
- 1966年2月:アメリカ、最初の月着陸ルナ9号ロボット無人探査機
- 1968年12月:アメリカ、月の軌道に最初の人類アポロ8号宇宙飛行士たち
- 1969年7月:アメリカ、月に最初の人類アポロ11号飛行士ニール・アームストロングとバズ・オルドリン
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