MOVIE RECIPE
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- レシピ数:18
- 紹介映画:111
当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。

1.『Country Roads』
「故郷へかえりたい」(ふるさとへかえりたい、Take Me Home, Country Roads)は、ジョン・デンバーの歌唱で1971年に発売された。日本では『耳をすませば』が有名だ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『耳をすませば』
- 『キングスマン:ゴールデン・サークル』

この映画と言えばこれを思い出す人も多いだろう。この音楽から始まるし、セッションのシーンは『音楽の本来の尊さ』を教えてくれる。

だが、この曲を最高に聴く映画がもう一つある。それがこの映画だ。耳を澄ませて、この歌が歌われるシーンを観てみよう。わずか数十秒の時間だったが、映画館の時間を止めた。

『耳をすませば』で聴くこの音楽はとても素敵ですよね。私は男だから普段『素敵』という言葉は使いませんが、心ではそう思っています。老若男女、全員感想は同じですからね。感情表現が違うだけです。そのようにして心底に必ず届く。それが音楽のすばらしさです。もちろん人それぞれで好みの音楽は違います。しかし、こういう風に一つの曲を『色々な角度』から聴くと、(この曲こんないい曲だったっけ)となり、ファンが増えるんですよね。
2.『Tick Of The Clock』
Chromaticsの2007年のセカンド・アルバム『Night Drive』に収録された”Tick of the Clock”。緊張感あるこの音楽は、映画館の大スクリーンでムードを作るのにピッタリ。
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- 『ドライヴ』
- 『96時間』

この映画自体が、常に何が起こるか分からない北野映画のような緊張感があるので、このBGMが非常によく合っている。

この場合、誘拐された人質を助ける為に、綱渡りのような緊張感が続くシーンが多く、それらとこの音楽が非常によくマッチしている。

映画の音楽が気になることは、実はあまり多くありません。それだけB(バック)に徹してくれているということかもしれません。音楽が主役ではないんだと。しかし、映画館になると音楽を最高に楽しむコンサートのような側面も持っているので、良い音楽と出逢えたら嬉しいですね。この曲も、映画館の時間を止めるだけの力を持っていました。
3.『Nausicaa』
『風の谷のナウシカ』で流れる『ナウシカ・レクイエム』という荘厳なBGMがある。
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- 『風の谷のナウシカ』
- 『バリー・リンドン』

まずはナウシカだ。大体、『ラン・・ランララランランラン』の前あたりに流れる、壮大なヴァイオリンのような音楽だ。ナウシカが複数の王蟲に、触手で持ち上げられているシーン。

同じではないのだが、それとそっくりの音楽がここで流れる。

この『バリー・リンドン』(1975)を観て黒澤明は、その時代背景の正確さにキューブリックにファンレターを書いたと言います。黒澤明は、宮崎駿や鈴木敏夫さんが尊敬する人ですね。ではこの『ナウシカ』(1984)で使用される久石譲のこの音楽は、パクリなのでしょうか。言い方が悪いですね。オマージュの方がいい。実は、ドイツの作曲家ヘンデルの『ハープシコード組曲 第2番 HWV437 第4曲 サラバンド』という曲が元ネタのようです。両者とも、この音楽に影響を受けて似たような曲を作ったと言えるでしょう。おそらくですが。
4.『Platoon』
『プラトーン』の印象的なBGMに『ザ・ヴィレッジ』(アダージョ)というものがある。悲劇的なシーンに非常によくマッチする名曲である。
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- 『プラトーン』
- 『エレファント・マン』
- 『ロレンツォのオイル/命の詩』
- 『シモーヌ』

まずはこの映画だ。これがあまりにも有名だから、この映画だけだと思うことだろう。

ただし、悲劇ということで言えば彼の人生もベトナム戦争の悲劇にまったく引けを取らない。ここでもこの曲がかかる。

これも全く同じことが言えるだろう。この3つはどれも壮絶な人間の姿が描かれる。

これに関してはその3つよりは劣るが、意外と教訓背が高く見ごたえがある映画だった。本作の約5年後に発売されたバーチャルアイドルに『初音ミク』がいる。

このBGMは印象的ですからね。これから先も使用され続けてもおかしくありません。『シンドラーのリスト』のBGMに少し様子が似ていますね。やはり、映画には音楽が重要ですから。私もここに載せているものは意図的に調べたのではなく、自然に耳に入ったものだけ。ですから、調べればこれを使用している映画がもっとあるかもしれません。ただ、使用しているだけではなくマッチしているかどうかも重要ですよね。
5.『Shelter from the Storm』
「嵐からの隠れ場所」( Shelter from the Storm)は、ボブ・ディランの15枚目のアルバム『血の轍』(1975年)に収録された楽曲。印象的な曲だから、他の映画で流れてもすぐに気が付く。
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- 『ヴィンセントが教えてくれたこと』
- 『ザ・エージェント』
- 『スティーブ・ジョブズ』

この映画のラストシーンで、ヴィンセントが映し出されるシーンと共に流れる。

この映画では別バージョンが挿入歌として使用された。

2015年マイケル・ファスベンダー主演のこの映画でのエンドロールで流れる。

ボブ・ディランは、グラミー賞やアカデミー賞をはじめ数々の賞を受賞し、ロックの殿堂入りも果たしています。また長年の活動により、2012年に大統領自由勲章を受章し2008年にはピューリッツァー賞特別賞、2016年には歌手としては初めてノーベル文学賞を受賞しています。歌手の立場で『文学賞』を獲るあたり、彼の優れた作詞能力がうかがえます。実は私は全く歌詞を調べていないし、大ファンでもないのですが、彼の曲を聴いて嫌な気持ちになったことは一度もなく、むしろある種の哀愁を覚え、気分がよくなるのを感じます。
6.『I will Survive』
「恋のサバイバル」(I Will Survive)は、アメリカのグロリア・ゲイナーが1978年に発表した楽曲。映画好きであれば、一度は耳にしたことがあるだろう。
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- 『バレンタインデー』
- 『リプレイスメント』
- 『マン・オン・ザ・ムーン』

まずはこの映画でも、この音楽が流れる。

そしてこの映画では、暴れてしまって逮捕された人たちが、留置場のようなところで皆でこれを歌うシーンがある。

最後の方で、『謎の男』がステージでこれを面白おかしく歌うシーンがある。

音楽としてのクオリティが高く、私もこれが流れ出したら一緒に踊りたくなります。私がアメリカ人だったら確実にそうしているでしょう。日本ではあまりそういうシーンがありませんから浮いてしまいますからね。『トップガンマーヴェリック』の際も、デンジャーゾーンのリズムを取るのに、太ももを叩くぐらいのことしかできませんでしたから。『ゴーストバスターズ』の時に海外の方があのBGMで楽しそうに踊っていましたが、でも、日本人だって心の中では踊っていますよね。
7.『Fortunate Son』
「フォーチュネイト・サン」(Fortunate Son)は、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル (CCR) の楽曲。印象深い音楽だし、たまたま歌詞を観たが、メッセージ性が高い。
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- 『フォレスト・ガンプ/一期一会』
- 『ダイ・ハード4.0』
- 『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』
- 『バトルシップ』
- 『スーサイド・スクワッド』

フォレストたちがヘリコプターに搭乗するシーンで使用されている。この歌の歌詞は議員や富豪の息子といった「幸運な息子」(Fortunate Son)ではなく、今まさに徴兵されようとしている人々の視点から歌われるため、戦争シーンなどで使用されることが多い。『彼ら』に対する揶揄・皮肉でもあるわけだ。

カーラジオからこの曲が流れ、作中でこれに触れるシーンがある。

ここでもこれが流れる。

エンディングテーマで流れる。

ここでもこれがBGMの1つとして流れる。

この曲は1969年のものなので、当時の時代背景が強く反映されています。『何で俺たちに急に愛国心なんて求めてんだよ!』というような歌詞。その時代のアメリカはもう混迷中の混迷でしたからね。ケネディ、キング牧師、マルコムX、メドガーエヴァースらの暗殺に、モハメドアリや『ザ・ハリケーン』のような黒人差別事件、ニクソンらのベトナム戦争にウォーターゲート事件。それに逆らうように『アメリカン・ニューシネマ』という流れができ、そこで生まれたこれらも含めたクリエイティブがいくつもあります。この曲は『GTA』等も含めた有名ゲームでも多く使用されています。
7.『Por una cabeza』
『ポル・ウナ・カベサ』 (西: Por una cabeza) は、タンゴの有名曲の一つ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』
- 『トゥルーライズ』
- 『シンドラーのリスト』
- 『オール・ザ・キングスメン』

盲目の元軍人を演じたアル・パチーノがアカデミー主演男優賞を受賞した。アル・パチーノのまったく瞳を動かさない壮絶な演技と、タンゴ・プロジェクトによる「ポル・ウナ・カベサ」をバックにした、ガブリエル・アンウォーとのタンゴ・ダンスシーンが印象的。

この映画でもあるシーンがこのBGMが流れる。

この映画でもあるシーンがこのBGMが流れる。

ここでもこれがBGMの1つとして流れる。

これは印象的な音楽なので、聴けば誰もが聴いたことがある曲だ、となるはずです。リズミカルで優雅なタンゴの音楽と思いきや、途中からかなり情熱的に転調するので、踊る側としても気持ちが入れやすい特徴があります。
9.『あの音楽があった!』
どこかで聴いたことがある音楽が、この映画で流れた!というシーンがある。個人的に。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『フランティック』
- 『WASABI』
- 『レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード』
- 『ティファニーで朝食を』
- 『12モンキーズ』

ジャマイカ系アメリカ人の歌手グレース・ジョーンズの『リベルタンゴ』という音楽が流れるが、私は最初これを葉加瀬太郎等の音楽も入っている『Image』という癒し系BGMのアルバムの中でヴァイオリンとして聴いていて、更に、クラブシーンでも流れていたので、ここで原曲が流れた時には嬉しかった。

これは曲名は分からないのだが、クラブシーンでよく流れたBGMが流れて、嬉しかったのを覚えている。

これも同じくクラブシーンで流れていた音楽。juno reactorの『pistolero』という音楽が格好いい。

「ムーン・リバー」(Moon River)は、ジョニー・マーサー作詞・ヘンリー・マンシーニ作曲。マンシーニは「『ムーン・リバー』はオードリーのために書かれたのです。彼女以上にこの曲を完璧に理解した人はいませんでした。」と言っている。

OPで流れるこの独特なBGMは、テレビかなにかでよく聴いていたのだが、この映画のテーマソングだったのかと、驚いた。

どれもいいのですが、この中ではやはり『ムーン・リバー』が素晴らしいですね。映画を観て時間が止まる現象は、ほぼ100%映画館でしかありえません。あれだけの環境が揃って初めて没入感やリアリティが一線を超えるので、そういう感覚を家で得ることは難しいんです。しかし、この映画でこの曲を彼女が歌いだしたシーンでは、家で時間が止まりましたね。決して彼女の歌は世界最高レベルではありませんが、歌の技術さえあれば人を魅了できるわけではないということを、思い知ることができるシーンです。
10.『大音量で聴きたい!』
基本的にはすべて大音量で聴きたいが、特に映画館で聴きたいと思った映画と曲をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『BECK』
- 『奇跡のシンフォニー』
- 『ボヘミアン・ラプソディー』
- 『コラテラル』
- 『ザ・エッグ 〜ロマノフの秘宝を狙え〜』
- 『レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード』

オアシスの曲が流れるのだが、かなり前だから忘れたが、とりあえず「Don’t Look Back in Anger」はエンディングテーマだ。その曲か、違う曲かが作品内で流れる(正確には歌の部分はサイレントになる)。彼らの曲は名曲だから、映画館で聴くと最高だった。この映画自体も音楽の映画だから、リスペクトを感じる。

孤児の少年がギターのような楽器に初めて触れその才能を発揮していくのだが、この秀麗な音楽が映画館に響き渡り、完全に観客の心を掴んだ。あれは映画館の大音量で聴いて、はじめて真価を発揮する映画だ。

日本では謎の現象も起きたが、それはそれだけこれらの音楽が人々の心をつかんだからだ。思わず歌いたくなるような、踊りたくなるような音楽を彼らが奏でたからだ。『ズンズンチャ』のリズムは、やりたくてやりたくて仕方がなく、バスケ部の応援で使用して怒られたのを覚えている。

Paul Oakenfold(ポール・オークンフォルド)の「Ready Steady Go」という曲がクラブシーンで流れるのだが、この音楽のおかげでこの映画が『極上のエンターテインメント』に昇華している。

かつて日本でも大人気を得たt.A.T.u.の『Not Gonna Get Us』がクラブシーンやエンディングで流れる。久しぶりに聴いたらこれは最高の曲だった。

前述したように、juno reactorの『pistolero』という音楽が最高に格好いい。

どれも最高だし、もちろん『ムーンリバー』も最高なのですが、『奇跡のシンフォニー』は映画館で観ましたから、どれか一つだけ観れるとしたら、「Ready Steady Go」の『コラテラル』ですかね。もうあれは映画館で一人で観たいですね。好きなだけ踊りたい。以前は普通に平日なら、お台場の映画館で一人鑑賞もよくありましたから。最高ですよ映画館を独り占めにするのは。
11.『最初の音楽が格好いい』
なぜか妙に最初の音楽が格好いい映画がある。その音楽に映画が追い付いている場合もあるが、飛び抜けて音楽がいい。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『クライシス・オブ・アメリカ』
- 『フィラデルフィア』
- 『ANNIE/アニー』
- 『ドゥ・ザ・ライト・シング』

前述したFortunate Sonと全く同じタイトルの『フォーチュネイト・サン』という曲が冒頭で流れるのだが、それがかなり雰囲気があって格好いい。
フィラデルフィア
米国のロック界を代表する重鎮として世界的な知名度があるブルース・スプリングスティーンの『Streets of Philadelphia』が冒頭で流れる。私は彼を全く知らなかったが、その私の心に焼き付いたのだから、これは名曲である。

これはもう言わずもがなだろう。名曲だらけだから、思わずサントラも購入したほどである。

冒頭で流れる『ファイト・ザ・パワー』という音楽で黒人がダンスをするシーンがあるのだが、それが北野映画のように謎のタイミングで入ってくるので浮いている。浮いているが、格好いいという意味で浮いている。

あまりオープニングテーマというのは流れない傾向にあります。日本のアニメでもエンディングテーマが流れない傾向にあったりして、時代によって様々な変化がありますね。しかし、アニメのそれを思い出しても分かるように、作品にマッチしているテーマだった場合、皆喜んでそれを口ずさみ、作品を思い出します。もしかしたらもっと積極的に、OP、EDのテーマ曲を作った方がいいのかもしれません。『レオン』のそれなんか最高ですよね。
12.『音楽が格好いい』
格好いい音楽はたくさんあるのだが、別枠でここを用意したい気分になった。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ボーン・アルティメイタム』
- 『妹の恋人』
- 『コラテラル』

『Extreme Ways』という曲が、あるタイミングで流れるのだが、これがもう最高だった。映画館だから、オチも今後もわからない。そんな中、これが流れてあの展開は、最高の一言。しばらく席から動けなかった。

双子の兄弟が1983年に結成したスコットランドのフォークロックバンドThe Proclaimersの 『I’m Gonna Be 500Mile』という音楽が冒頭から流れるのだが、個性的な音楽で耳に焼き付き、温かみがあり、いい雰囲気を出している。PVを観ると彼らが真面目な顔で一生懸命歌っていて、ちょっと涙腺にも来る。

前述したように、Paul Oakenfold(ポール・オークンフォルド)の「Ready Steady Go」という曲がクラブシーンで流れるのだが、この音楽のおかげでこの映画が『極上のエンターテインメント』に昇華している。

ここにはまたどんどん追加していきたいですね。音楽編のランキングは別で用意しましたから、色々な方向でまとめていきます。量が多いですからね。『レオン』のED曲や、『タイタニック』のテーマソングなどは『格好いい』とはまた違う意味がありますからね。ちなみに『I’m Gonna Be 500Mile』は、『ピッチパーフェクト』の主人公が最初の方で、iPodか何かで聴いているシーンがあります。
13.『挿入歌が有名』
格好いい、悪いを度外視して、とにかく挿入歌が有名な映画もある。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『バグダッド・カフェ』
- 『お熱いのがお好き』
- 『タイタニック』
- 『ゴースト』
- 『ボディガード』
- 『サタデーナイト・フィーバー』
- 『フットルース』
- 『フラッシュダンス』
- 『愛と青春の旅だち』
- 『プリティウーマン』
- 『卒業』
- 『ネバーエンディング・ストーリー』
- 『イージー☆ライダー』
- 『トップガン』
- 『アメイジング・グレイス』
- 『アナと雪の女王』
- 『スタンド・バイ・ミー』
- 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』
- 『メジャーリーグ』
- 『ゴーストバスターズ』
- 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

ジェヴェッタ・スティールが歌うテーマ曲「コーリング・ユー」は、第61回アカデミー賞歌曲賞にノミネートされたほか、映画公開後も多数の歌手によりカバーされるヒット曲となった。

マリリンモンローが劇中で歌う『I Wanna Be Loved By You』は『ププッピドゥ』という印象的なフレーズがあまりにも有名。これは1928年のミュージカル『Good Boy』のために書かれた曲で、最初に唄ったのは1928年のヘレン・ケインだったという。

セリーヌ・ディオンの『My Heart Will Go On』。これを聴いただけもう涙腺が緩んでしまう人は多いのではないだろうか。
ゴースト
1955年の楽曲『Unchained Melody』が、1990年のこの映画で主題歌に採用され、全英シングルチャートで1位となるリバイバル・ヒットとなる。『カントリーロード』の説明でも書いたように、色々な方向から色々な角度で音楽を聴くと、また違ったファンを獲得できるのである。

ホイットニーヒューストンの『I Will Always Love You』。このあたりはもう、映画史に残るレベルの伝説級の名曲ばかりだ。これも、1973年にドリー・パートンという人物が作詞作曲しレコーディングしたカントリーの楽曲のカバー。確かに、ケヴィン・コスナーとバーで会話するシーンで、これと似たような音楽が流れている。

これはこの映画『サタデー・ナイト・フィーバー』のサウンドトラックで、曲名も『サタデー・ナイト・フィーバー』。知名度がかなり高い音楽だ。

ケニー・ロギンスによる1984年のシングル『フットルース』。映画の主題歌だから、同じ年に、この映画と同じタイトルで公開され、日本も含めた世界各国で初登場第1位を記録した。思わず踊りだしたくなる最高のナンバーだ。

1983年公開の映画『フラッシュダンス』の主題歌で、アイリーン・キャラの楽曲『”Flashdance… What a Feeling”』。よく芸人なんかがネタにすることが多く、馬鹿にしてしまう傾向があるのだが、実際に映画を通してこの曲を聴くと、いい曲そのもの。

ジョー・コッカーとジェニファー・ウォーンズが歌った主題歌『愛と青春の旅だち(Up Where We Belong)』がアカデミー歌曲賞を受賞している。
プリティウーマン
ロイ・オービソンが1964年に発表した「オー・プリティ・ウーマン」(Oh, Pretty Woman)が有名。BMI調べによる「20世紀にアメリカのテレビやラジオで最もオンエアされた100曲」のランキングでは26位にランクインされた。2012年12月28日にBBC Fourが放送した『ザ・リッチエスト・ソングス・イン・ザ・ワールド』で、音楽著作権で史上最も稼いだ曲の第9位に選出された。

サイモン&ガーファンクルの『サウンド・オブ・サイレンス – “The Sounds of Silence”』があまりにも有名。

Limahlの『The Neverending Story』。一度聴いたら忘れないあのメロディアスな曲は、多くの人の心を掴んだ。

ステッペンウルフによる主題歌「ワイルドでいこう!(BORN TO BE WILD)」が高い知名度を誇る。

George Baker(ジョージ・ベイカー)の『Little Green Bag』。ハードボイルドな映画にこのような曲を持ってくるあたり、タランティーノというところである。

KENNY LOGGINSの『Danger Zone』が有名。続編の『マーヴェリック』でも流れ、映画を盛り上げた。

『レット・イット・ゴー~ありのままで~(Let It Go)』は、社会現象を巻き起こし、映画館で皆で揃って歌うという、新しい文化が生まれた。

Ben E. Kingの『Stand By Me』。映画の雰囲気にマッチしていて、子供時代の儚くも尊い、大切な時期を盛り上げる。

George Lamの『Mr. Strong Man』が有名。印象的な力強い音楽が、武道家の逞しい人生を演出する。
メジャーリーグ
「恋はワイルド・シング」英国のグループ、トロッグスが1966年にカバーし全米チャート1位を記録した楽曲。

『ゴーストバスターズ』。そのタイトル通りの名曲が有名。

Huey Lewis & The News(ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース)の『The Power Of Love』。冒頭ですぐに流れるこの有名な音楽は、エンタメ性の総合点が異常に高いこの映画に欠かせないナンバーである。

ここに挙げられているのはすべてトップクラスの名曲ばかりですよね。『バグダッドカフェ』の知名度は他と比べれば低いですが、後の曲はすべて世界一を競うクラスの名曲が揃っています。どの曲が世界一というのを決めるのは本当に難しそうです。他にも『ニューシネマパラダイス』とか『アンタッチャブル』とか、枚挙に暇がありませんが、また音楽はランキングでいう形で別枠を用意しています。
14.『サントラが有名』
歌詞つきの音楽ではなく、BGMとして有名な曲。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『2001年宇宙の旅』
- 『12モンキーズ』
- 『レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード』
- 『ディアハンター』
- 『禁じられた遊び』
- 『ミッション・インポッシブル』
- 『007』
- 『ターミネーター』
- 『プレデター』
- 『スターウォーズ』
- 『ビバリーヒルズ・コップ』
- 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
- 『ニュー・シネマ・パラダイス』
- 『アレキサンダー』
- 『ブレイブハート』
- 『アンタッチャブル』
- 『ゴジラ』
- 『戦場のメリークリスマス』
- 『ロッキー』
- 『ジョーズ』
- 『パイレーツ・オブ・カリビアン』
- 『ハリー・ポッター』
- 『ゴッドファーザー』
- 『戦場にかける橋』
- 『第三の男』
- 『ピンクパンサー』

ドイツの作曲家リヒャルト・シュトラウスの交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』の導入部が使用される。ほぼ、すべての人が聴いたことがある曲だろう。

アルゼンチンの作曲家であるアストル・ピアソラが1982年に作曲した曲『組曲プンタ・デル・エステ~イントロダクション』。

juno reactorの『pistolero』という音楽。

スタンリー・マイヤーズ作曲による『Cavatina (カヴァティーナ)』。哀愁のあるアコースティックギターの音色が印象的。

スペイン出身のギタリストナルシソ・イエペスの『愛のロマンス』。全編を通して彼がギター一本で演奏した。

言わずもがなの「ミッション・インポッシブルのテーマ (Mission: Impossible Theme)」。圧倒的に知名度が高すぎて、続編ではあえてこのメインテーマを真正面から流していない。アレンジ編だけが流されるのだが、もしシリーズ最終回にOPやED、あるいは『諦めたが最後に立ち上がる』的なシーンでこれが流れたら、鳥肌が立つだろう。

これもその『MI』に並んで、『James Bond : Theme』というストレートな曲名。両者とも、スパイで音楽が有名で大人気という大興奮の貴重な状況が長い間続いている。もはや、映画史に残るレジェンド作品2トップである。スパイ映画でこの2つを超える映画は出てこないだろう。・・というのが今の時代を生きる人間の意見だ。次の時代の人間は、また違うことを言っていてほしい。

これも同様に『The Terminator Theme』という曲名。知らない方がおかしい。

これも現在まで続いている大人気シリーズのテーマだが、『プレデターのテーマ』ということになるだろう。1985年に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で成功を収めたアラン・シルヴェストリが担当している。『プレデター』はその2年後の映画だ。

有名な音楽がいくつもある映画だ。世界の様々なクリエイティブに影響を与えている。例えば『ゼノブレイド』のBGMにも、これに酷似した音楽がある。

Axel Fの『ビバリーヒルズコップのテーマ』が有名。耳に残るこういう音楽が映画を盛り上げる。『3』で少しこの音楽に壮大なアレンジが加えられたが、そんなことは必要なかった。少しチープさが垣間見えるくらいがちょうどいい。

『バック・トゥ・ザ・フューチャーのテーマ』が有名。『3』でしか流れないBGMもあって、私が耳に焼き付いていてずっと探していたのがこれだった。

エンニオ・モリコーネの『ニュー・シネマ・パラダイス』が有名。映画を観たことがない人も、この音楽なら聴いたことがあるという名曲。

エンディングテーマが有名。これと上記作品や葉加瀬太郎の音楽が、『イマージュ』というBGMアルバムに収録されている。

メインテーマが有名。哀愁あるスコットランド風の音楽が、自然豊かで広大なこの土地と、それを守るべきだという、尊く密かな情熱を醸し出す。

『ニュー・シネマ・パラダイス』同様、エンニオ・モリコーネのの『The Strength Of The Righteous』。オープニングテーマでもある。

言わずもがな『ゴジラのテーマ』が有名。ハリウッド版には、密かに日本映画のサントラが使用されているなど、リスペクトやオマージュの様子がうかがえる。

坂本龍一の『戦場のメリークリスマス』が有名。私がピアノの曲で一番好きなのがこの音楽だ。

「ロッキーのテーマ」が有名。この映画の音楽はメインテーマだけじゃなく他にも有名なものがあり、実際のボクサーが自身の入場シーン等に使用することが多い。
ジョーズ
ジョン・ウィリアムズの『ジョーズのテーマ「Main Title and First Victim」』はアカデミー賞で作曲賞を受賞した。

メインテーマである『彼こそが海賊/He’s a Pirate』が有名。アナ雪同様よく聴きすぎて、逆に廃れてしまう現象が起きたほど。だが初期の頃のこの音楽から与えられる感動と躍動感は類まれなものがあった。

『ジョーズ』のジョン・ウィリアムズの『Hedwig’s Theme』。あの木琴みたいな、シンセサイザーみたいな、#を使った不思議な世界観の音楽が、魔法使いの住む世界を盛り上げる。というか彼が手掛けた映画は錚々たる作品ばかりで、
『タワーリング・インフェルノ』『スター・ウォーズ』『未知との遭遇』『インディ・ジョーンズ』『E.T.』『太陽の帝国』『7月4日に生まれて』『JFK』『ホーム・アローン』『フック』『ジュラシック・パーク』『シンドラーのリスト』『スリーパーズ』『ニクソン』『アミスタッド』『グッドナイト・ムーン』『プライベート・ライアン』『セブン・イヤーズ・イン・チベット』『パトリオット』『A.I.』『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『マイノリティ・リポート』『ターミナル』『宇宙戦争』『ミュンヘン』『リンカーン』『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
等がそれに該当するため、ここにすべてをまとめて記載する。特に有名なのが太文字の映画だ。

『ゴッドファーザー 愛のテーマ』が有名。作詞Larry Kusik、作曲ニーノ・ロータ。暴走族全盛期の80年代は、クラクションをこの音楽に変えて鳴らす暴走行為が流行していた。世界中のアウトローに影響を与えた作品。

劇中で演奏される『クワイ河マーチ』が世界各国で幅広く演奏される、数ある映画音楽の中でも最も親しまれている作品の1つ。冒頭付近で口笛で演奏される。

アントン・カラス『ハリー・ライムのテーマ』が有名。シリアス調のこの映画に、どこかのどかで場違いなBGMに聴こえる。『アメリ』のような作品で流れていてもおかしくはない。

ヘンリー・マンシーニ作曲「ピンク・パンサーのテーマ」が有名。「クルーゾー警部」、「アニメキャラクターのピンクパンサー」、テーマ曲「ピンク・パンサーのテーマ」の3大ヒットを生み出した、20世紀後半を代表するコメディ映画の大ヒットシリーズである。

BGMも音楽にとって欠かせませんよね。例えば宮崎作品には久石譲のような音楽が欠かせません。以前、新海誠が『君の名は。』のヒットの際に、宮崎駿に敬意を表しながらも『彼には久石譲がいる。僕にはRAD WIMPSがいる』と言っていました(全然違う言い方ですが)。確かに彼の過去の作品は宮崎作品をただ模倣しただけのような虚無を感じるものがありましたから、そうして自分の個性と武器を見つけて勝負する方が競争優位性を得られるでしょう。作品にマッチするかがカギですよね。
15.『この音楽に注目!』
格好いい、とはまた違ったニュアンスで、『ぜひこの音楽に注目したい』という作品がある。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ロック・スター』
- 『ボディガード』
- 『グレイテスト・ショーマン』
- 『不滅の恋/ベートーヴェン』
- 『さや侍』
- 『キングスマン:ゴールデン・サークル』
- 『ティファニーで朝食を』
- 『パガニーニ』

ここに入れたくなるほど、マーク・ウォールバーグが圧倒的な歌唱力を披露している。・・が、今調べたら違う人が歌っていたらしい。やはり、それだけうまいのだ。歌が上手すぎるので印象に強く残り、ここに入れたということになる。彼ではなかったが。

前述したように、ホイットニーヒューストンの『I Will Always Love You』。これはもうレジェンド入りである。

Loren Allredの『Never Enough』という曲をレベッカ・ファーガソンが歌っているように見せているのだが、曲自体が神なので見入ってしまう。だが玉に瑕なのは、ホイットニーヒューストンと違ってレベッカはガチで歌っているわけではないので、それにヒュージャックマンが感動して瞳孔が開いたりするシーンが、『嘘臭い』印象を与えてしまっている。レベッカは美人だし、曲は神だし、ヒューは人格者だからこそ、惜しい。

何とも曖昧だが、ベートーヴェン役のゲーリー・オールドマンは元々ピアノを趣味としており、劇中でも殆ど吹替えなしで演奏した『とも言われている』という。だがまあ、本当にこれを弾いていたのだとしたらすごい。
さや侍
竹原ピストルの歌が心に響く。松本人志は、「僕が何もしなくても彼は日の目を見ると思いますけど、ちょっとでも手助けできたら」と言って、彼を高く評価している。

前述したように、この映画の『カントリーロード』はすごい。

前述したように、オードリーヘップバーンが歌う『ムーン・リバー』は、映画史に残る伝説のシーン。

19世紀前半のイタリアの伝説的天才ヴァイオリニストであるパガニーニ。「現代のパガニーニ」とも言われる人気ヴァイオリニストのデイヴィッド・ギャレットが5億円の名器「ストラディバリウス」を使って劇中で演奏を披露している。この楽器は1億円はするということは知っていたが、その中でもトップクラスの名器を天才ヴァイオリニストが演奏するシーンは圧巻の一言。

ここには、大勢が認知している格好いい曲ではなく、『埋もれ名曲』をどんどん追加していきます。あるいは、『その一曲を聴く目的だけでも観る価値がある』だとか。およそ無視することはできないような力を持った音楽に出逢うことってありますよね。
16.『psychedelic trance』
2000年頃に流行したトランスミュージックの一種だが、やはりそのあたりの時期の映画にこれが流れる。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『マトリックス リローデッド』
- 『ブレイド』
- 『ドミノ』
- 『ザ・ビーチ』

2003年の映画だから、まだ世界でトランスミュージックが流行していた。よって、映画のBGMに使用されるのは普通の流れだった。

1998年の映画。最初の方のシーンで大勢が踊っている地下のシーンで、この音楽が流れる。

2005年の映画。実話だから当時の時代を考えて少しだけ遡っているかもしれないが、ギャングのアジトでサイケデリックが流れている。

2000年の映画で、タイの謎の孤島に行く内容なのだが、そこに住む謎の集団が、よく見るとこのジャンルの音楽を聴いて踊っている。だが特にそこには触れないので、このテーマがアンダーグラウンドなのだということがわかる。

『イージーライダー』というまさにヒッピー文化のど真ん中の時代に作られた映画があるのですが、そこにも『ワンハリ』の作中にも『謎の集団』が出てきます。当時のヒッピーたちは自然回帰や東洋宗教への関心を強く持っており、シャーマニズムやヒンドゥー教の秘教的な祝祭のオマージュとしてよくパーティを開きました。参加者たちは高揚感やシャーマン的なトランス状態を求めてLSDなどの薬物や大麻などを使用。よって、イージーライダーは大麻を使用しながら撮影したシーンもあります。『ザ・ビーチ』の謎の集団の背景にはこのあたりが関係しています。
その後、EDMが流行し、有名どころでは『ワイルド・スピード ICE BREAK』あたりでBGMとしてそれを使用。また『あと1センチの恋』では、ビヨンセの時代のクラブシーンが流れるなど、映画を通して音楽の移り変わりなどがわかったりします。
17.『素敵な讃美歌』
こんな讃美歌だったら歌っていて楽しいのに。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『天使にラブ・ソングを…』
- 『レディ・キラーズ』

日本でも大人気のこの映画だが、ここで歌われる讃美歌を思い出して分かるように、楽しそうに歌っている。

だが、どうも上記映画だけではないようで、この映画でもそうだし、案外黒人たちが歌う讃美歌はノリのいい歌い方で楽しそうだ。

私の両親はクリスチャンで、私は違うのですが、子供時代はよく聖歌を歌わされていました。でもなんか辛気臭くて嫌いでしたね。しかし、彼女たちのように楽しく歌うのであればまた別だったかもしれません。日本人には合わないような気がしますけどね。私はちょっとラテン系のノリなので。クラブにはひたすら、踊ることを楽しみに通っていましたから。
18.『意味深なBGM』
注意深くこの音楽を聴いてみたい。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ゼロ・グラビティ』
- 『フルメタル・ジャケット』

この映画で、彼女が『あることをするシーン』で、それと同時に音楽が鳴るのだが、その意味を熟考したい。

ここで兵士たちが意味ありげに『ミッキーマウスマーチ』を口笛で吹くのだが、なぜわざわざその曲をチョイスして、そして奏でる必要があったのか。すべての意味があるキューブリック映画で。

『ウォルト・ディズニー』のドキュメンタリー映画を観ればわかるのですが、彼は必死に働いてやっと地位を得たのに、共産主義の流れが来てストライキをされ、人生や努力を否定された気分になり、憤慨した歴史があります。その流れから、ニクソン大統領の強力な支援者となる。ベトナム戦争はまさに『ソ連の共産活動を止めるための参入』が発端だったので、この映画でディズニー作品のBGMが流れるのは意味があるように見えますよね。ただし、キューブリック自身はこれも『突撃』も反戦映画と言われることが気に食わなかったようです。
ちなみに、そうして憤慨したディズニーは仕事を人に任せ家に引きこもります。人が乗れるサイズの大規模な鉄道模型を敷地内に作ったりして、迷走したのかとも囁かれます。しかし、そこで生まれた発想が、後に『ディズニーランド』に繋がるのですから、人生というものは分かりません。
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