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『チイサナセカイ』(MOVIE RECIPE)

『チイサナセカイ』
特に歴史的な事件やヒーロー映画のような激しい格闘などはありませんが、確かにここに人が生きている。そういう映画を集めました。極めて平凡な話から、ある程度色々ある、という物語まで。
MEMO
運営者の映画経験と共にレシピ内の情報が変更されます。主に『追加』ですが、一度ご購入された方はそのまま追加された情報も含めて、このページの情報を永久にご覧になれます。

 

目次

MOVIE RECIPE

MOVIE RECIPEトップページはこちら。

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このレシピの詳細

  • レシピ数:4
  • 紹介映画:62

 

当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。

 

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1.『Easy』

まずは『特に何も起きない』平和に近い世界。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『アメリ』
  2. 『6才のボクが、大人になるまで。』
  3. 『私がクマにキレた理由』
  4. 『ミセス・ダウト』
  5. 『ティファニーで朝食を』
  6. 『Always三丁目の夕日』
  7. 『ギルバート・グレイプ』
  8. 『妹の恋人』
  9. 『バグダッド・カフェ』
  10. 『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』
  11. 『リトル・ミス・サンシャイン』
  12. 『サイドウェイ』
  13. 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
  14. 『レディ・バード』
  15. 『七年目の浮気』
  16. 『ラブ・アゲイン』
  17. 『フェンス』
  18. 『みんな元気』
  19. 『八月の狂詩曲』
  20. 『タイピスト!』

 

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上流階級の家庭で住み込みの子守(ナニー)として雇われる女性が主人公。だから何か大きな事件が起きるわけではないが、それだけに共感ポイントがたくさんあるかもしれない。

 

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運営者
運営者のIQから一言。

普通は漫画や映画では成長・拡大していく様子が描かれます。その方が長く持つし、自分たちの人生と照らし合わせ安いから共感を得やすい。しかし『縮小』していく様子は負のイメージがあり、闇を感じさせるからあまり描かれない。でも、縮小すると顕微鏡でその小さな世界を覗くように、普段見えない景色が見えたりするんですよね。

 

 

2.『Nomal』

大したことは起きない。だが、ある程度色々なことが起こる。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『グランド・ブタペスト・ホテル』
  2. 『おとなのけんか』
  3. 『しあわせの帰る場所』
  4. 『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』
  5. 『リバー・ランズ・スルー・イット』
  6. 『わたしは、ダニエル・ブレイク』
  7. 『自転車泥棒』
  8. 『真珠の耳飾りの少女』
  9. 『ヴィンセントが教えてくれたこと』
  10. 『菊次郎の夏』
  11. 『ボーイズ・ライフ』
  12. 『フルモンティ』
  13. 『プールサイド・デイズ』
  14. 『キッズ・オールライト』
  15. それでもやっぱりパパが好き!』
  16. 『はじまりのうた』

 

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ホテルを通して様々なことが起きるのだが、連続殺人が起きてその犯人を見つけるというような展開はない。『バグダットカフェ』よりは規模が大きいからそれなりの展開はあるが、終わった後、あのホテルは一体どういう存在だったのか、と一考する自分がいるだろう。

 

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17年振りに帰郷した男が、家族に何か確執的なものを抱えている様子が徐々に描かれていく。100分程度で、大事件は起きないが、実力派が揃っているせいか中々奥が深い話に仕上がっている。

 

 

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戦争が絡んでくるので『特に何も起きない』とは言えないが、戦争シーンがメインではなく家庭がメインの話となっている。全体を通してのイメージは『自然』。大自然の中で生きているイメージが強いこの映画は、我々に何を主張したいだろうか。

 

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大自然と言ったらこっちの方が少し強いかもしれない。時代背景もほぼ同じで第一次世界大戦があった1917年あたり。20~30年あたりの時期だ。家族の話がメインとなるが、なんだか妙に哀愁を覚える。日本では『Always』とか『少年時代』のようなものなのかもしれない。

 

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何も起きない小さな世界と言えばこれだ。こちらからしてもただの無名のおっさんが、頑固な性格でなにやら文句を言ったり人生に抗っているだけの無様な様子が見える。だが、我々は思い知ることになるのだ。

 

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ただ仕事に行くために欠かせない自転車が盗まれるというだけの話なのだが、第二次世界大戦直後の話ということや、実際にこれが1948年の映画ということもあり、その説得力がすごい映画となっている。

 

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運営者
運営者のIQから一言。

病気やLGBT問題があれば、それはノーマルの世界ではなくなります。それが無い世界や日常がノーマルですからね。ただもちろん、病気の人を差別する発想は愚かであり、LGBTを異常だと言うなら、もうこれから先はその人が軽蔑の目を向けられるようになるでしょう。こうして観ると、『ただ必死に生きているだけ』なんですけどね。それ以外のことは、人間全員、同じなんです。

 

 

 

3.『Hard』

確かに『普通』だが、結構内容はハードである。そういう展開の映画もある。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『普通の人々』
  2. 『グッバイ、レーニン!』
  3. 『レイチェルの結婚』
  4. 『ワイルドライフ』
  5. 『ウィンターズ・ボーン』
  6. 『はじまりへの旅』
  7. 『TOMORROW/明日』
  8. 『サイダーハウス・ルール』
  9. 『ブリグズビー・ベア』
  10. 『青い珊瑚礁』
  11. 『カラー・オブ・ハート』
  12. 『ルーム』
  13. 『シザーハンズ』
  14. 『ヴィレッジ』

 

 

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これはここにあまり書かない方がいいだろう。最初、極めて退屈そうなチイサナセカイが展開される。だが、それはすべて演出である。

 

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この続編の『ブルーラグーン』も同様である。何しろ、無人島に近い場所で、たった二人で生きるのだから。だが、やはり環境が過酷で、状況が稀有のため、もうこれだけで映画になる。

 

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50年代の白黒テレビドラマ『プレザントヴィル』が深く関係してくる物語となる。どう関係するかは見てのお楽しみだ。

 

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これはスーパーハードと言っていいかもしれない。これは世界を震撼させた実話であるということだけ書いておこう。

 

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特に大したことはしないのだが、主人公が『このような姿』なので、それに対する反応が非常識な光景を描き出す。だが最後には、彼が『人間だった』ということを思い知るのだ。

 

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最もハードな問題作と言えばこれだろう。だがこれは映画を真剣に観ている人にしかわからない。ヒントは、『なぜ彼らはそこにいるのか』ということだ。

 

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運営者
運営者のIQから一言。

印象的に多くの人は、『トトロ』のような平和で安心の世界を好むことが多いですね。ディズニーアニメだったり、『パディントン』だったり。それは親としても間違っていないでしょう。しかし、現実というものはシビアな場所です。育児と教育が違うように、いずれは『教育』をしなければならない時がくる。私も家庭では温かく育てられましたが、学校や社会で厳しさを学びましたからね。その厳しさを家庭で教える選択肢もあるのです。小さな世界と大きなこの世界。その境界線について考えさせられるのが『ヴィレッジ』という映画でしょう。

 

 

4.『Delicate』

『デリケート』の意味は基本、繊細である。ハードともノーマルとも違う、繊細な世界がここにある。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ブラック・スワン』
  2. 『キャリー』
  3. 『アメリ』
  4. 『ピアノ・レッスン』
  5. 『マイ・ビューティフル・ガーデン』
  6. 『マリリン7日間の恋』
  7. 『ナタリー』
  8. 『ラースと、その彼女』
  9. 『500ページの夢の束』
  10. 『ハングリー・ハーツ』
  11. 『ブリグズビー・ベア』
  12. 『マイ・プレシャス・リスト』

 

 

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繊細な精神世界を描いた至高のエンタメ作品と言えばこれ。おそらく、『白鳥の湖』があそこまで意味ありげに躍動して私の心を掴んで離さなくなることは、あれが最初で最後だろう。

 

 

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『キャリー』 レビュー(感想) 『キャリー』 ポスター画像出典:『映画.com』 これは確かにブラックスワンやシャッターアイランドと違って、フィクション性が高いように見えてしまう。だが、私は彼女...

 

だが、彼女の繊細な心もまた代表的である。私も繊細な方で、中学時代はよく『ガラスの心』と言われていたからよくわかる。彼女の気持ちが、よくわかる。よって、私はこれをただのホラー映画の類としては見ておらず、思い出すのはいつも彼女の心境である。

 

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アメリはここにも該当することになる。過保護に育てられたということは、長い間鳥かごの中で暮らしていいたことに等しい。そうなると、外の世界とのやり取りに大きな見えない壁が立ちふさがる。

 

 

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ピアノ自体がすでに繊細な世界である。子供のように激しくジャンジャンと鍵盤を叩けば雑音になるため、特に秀逸な音楽家が創った繊細な音楽を奏でるためには、自らがその精神的境地に立つ必要がある。またそれだけではなく、彼女の場合は言葉を話さない。それはいったいなぜなのだろうか。

 

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アメリにも似ていて、彼女の場合は捨て子である。公園に捨てられたので、植物にトラウマを持っている。かなり深い精神的な話が根幹にあるので、それを理解していないと、この『頑固な隣人』の存在価値や、この映画の教訓性に気が付けない。

 

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この映画を観れば、彼女が魔性の女だったことがわかる。だがそれ以上に、人生に迷っていたことがわかる。ここでは描かれないが彼女は幼少時代に壮絶な経験をしていて、吃音省も患っている。なぜ彼女は36歳という若さで死んでしまったのか。

 

 

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アメリのオドレイ・トトゥが演じるから、それと同系統の繊細さをこの映画から感じ取れる。この場合、大切な存在を亡くして閉鎖的になってしまったのだ。例えば一つの観点として、彼女の前に二人の異なった性質の男性が現れるのだが、彼女にふさわしい男性は、どちらなのだろうか。

 

 

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ある男が、とある女性を連れてきた。どうやら彼にもやっと彼女ができたらしい。だが、その女性はどうも普通ではなかった。『人間』ではなかったのだ。これは、とても深く繊細な、人間の心の深奥世界を描く、物語である。

 

 

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自閉症の少女が、『スタートレック』に対する熱量を抑えきれずに行動する。なんていうのは浅薄な説明だ。彼女は『わからない』が故にパニックに陥るが、スタートレックに対する熱意だけは、はっきりと自分でもわかるのだ。これは、そのトンネルの暗闇に確かに見える希望の光に向かって、勇気をもって歩き出す大冒険の物語なのだ。

 

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中々奥が深い話で、彼女は『合っている』のだが、『狭い』ので、井の中の蛙大海を知らずになっている。つまり、そこも確かに現実世界だが、世界は井戸だけではないので、大海やその外の宇宙まで考えて『この世界』を判断しないといけない。しかし、最愛の存在のことも手伝って、視点が狭くなってしまっているのである。

 

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前述同様、ここにはあまり書かない方がいいだろう。

 

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IQ185の天才だが対人能力はゼロに等しい19歳の少女が描かれる。だが、IQが200あるということはなにも『哲学の話を知っている』だけでそれを証明できない。哲学を『理解』していないと『論語読みの論語知らず』となるからだ。だがIQというのは実は『部分』でもある。彼女のような例もあるのだ。

 

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運営者
運営者のIQから一言。

IQというのは実は『部分』。つまり、人間には運動、空間把握能力、数学、文章、言語など、様々な能力があって、その部分によってIQが異なってきます。言語能力が優れている人は、運動ができなかったり、またその逆もある。だから松岡修造さんはアスリートにインタビューする時、他の人よりペースが遅いことを最初から覚悟しているそうです。『それでいい。彼ら彼女らはアスリートなのだから。』ということなんですね。人間というのはまことに、複雑な作りになっています。

 

 

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