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『アフロ・アメリカン・プライド』(MOVIE RECIPE)

『アフロ・アメリカン・プライド』
1500年頃の大航海時代以降、カリブ海のスペイン領ではさとうきびを生産するプランテーションが発達し、プランテーションが拡大するに伴い、労働力が不足。そして、黒人たちの負の歴史が始まりました。
MEMO
運営者の映画経験と共にレシピ内の情報が変更されます。主に『追加』ですが、一度ご購入された方はそのまま追加された情報も含めて、このページの情報を永久にご覧になれます。

 

目次

MOVIE RECIPE

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このレシピの詳細

  • レシピ数:6
  • 紹介映画:41

 

当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。

 

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1.『人種差別と闘え』

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今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『エリザベス』
  2. 『アメイジング・グレイス』
  3. 『リンカーン』
  4. 『アミスタッド』
  5. 『遠い夜明け』
  6. 『私はあなたの二グロではない』
  7. 『マルコムX』
  8. 『パワー・オブ・ワン』
  9. 『インビクタス/負けざる者たち』
  10. 『タイタンズを忘れない』
  11. 『42 〜世界を変えた男〜』
  12. 『ミシシッピー・バーニング』
  13. 『ゴースト・オブ・ミシシッピー』
  14. 『それでも夜は明ける』
  15. 『ジャンゴ 繋がれざる者』
  16. 『デトロイト』
  17. 『ザ・ダイバー』
  18. 『グリーンブック』
  19. 『ラビング 愛という名前のふたり』

 

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運営者
運営者のIQから一言。

奴隷というのはイジメに近いものがあり、イジメられる方にも原因がある・・と考えてしまう人がいますが、『ただ黒人というだけで』理不尽な扱いをされている人は大勢います。自分たちが奴隷の主人だったわけでもないのに、その感覚を知らないはずなのに、自分たちと対等でいることが許せないというのは、もはやイジメを超えた『病気』と言っていいでしょう。

 

 

2.『名誉ある指導者』

上記作品も含め、黒人解放者として、指導者として立ち回った人物たちの映画をまとめる。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『アメイジング・グレイス』
  2. 『リンカーン』
  3. 『マルコムX』
  4. 『私はあなたの二グロではない』
  5. 『遠い夜明け』
  6. 『グローリー 明日への行進』
  7. 『ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男』
  8. 『マンデラの名もなき看守』

 

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メドガー・エバースの知名度は日本ではそこまで高くないが、アメリカでは上に挙げた同時代の二人と並んで有名だった。演説をして、テレビにも出て人種間の平等を訴え、あれから60年経った今見ても彼は冷静沈着であり、彼の言葉に噓偽りはないということが見て取れる。

 

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スティーブ・ビコは、南アフリカのアパルトヘイト抵抗運動の活動家で、1960年代後半と1970年代の草の根的な反アパルトヘイト・キャンペーンの最前線にいた人物である。前述したように、ネルソン・マンデラという偉大な人物がいない間に黒人たちを支えた重要な指導者だった。

 

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実は、南北戦争時代、リンカーンの奴隷解放宣言よりも早くミシシッピ州ジョーンズ郡において偉業を成していた男がいた。白人と黒人が平等に生きる「ジョーンズ自由州」を設立した実在の白人男性ニュートン・ナイトである。

 

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上記インビクタスとは別のネルソン・マンデラの作品。1968年から1990年にかけての南アフリカが舞台となっていて、ネルソン・マンデラが収監されていた様子が描かれる。

 

 

運営者
運営者のIQから一言。

あえて違う角度から観ると、確かに『迷惑行為ばかりする』人は嫌われる運命にあります。黒人が、人種的な傾向でそういう存在なのであれば仕方がない一面もある。しかしこれらの映画を通したり、実際の人の声を聞いたりして現実を見ると、別に彼ら彼女らは特に何もしていないのにひどい目に遭っているのです。感染病ですね。

 

 

3.『ブラック・パワー』

差別を受けながらも、パワフルに生きた黒人たちを紹介。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『マルコムX』
  2. 『ALI アリ』
  3. 『ザ・ハリケーン』
  4. 『オール・アイズ・オン・ミー』

 

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マルコムXは前述したように、融和的対策をしようとしたキング牧師とは違う、攻撃的な生き方をした。だが、映画を観ればその理由がすべてわかる。

 

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世界ミドル級名誉チャンピオンとなる黒人ボクサーのルービン・カーター。黒人差別に基づく冤罪事件である「ルービン・カーター事件」を題材としている。1974年、カーターは自伝 を出版し、冤罪を訴えた。これは大きな反響を呼び、当時の公民権運動と結び付き、著名人を巻き込んだ市民デモにまで発展した。

 

 

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運営者
運営者のIQから一言。

黒人たちがフィジカルに恵まれていることは事実です。あるマラソンが得意な日本人が検査を受けたら、『アフリカ人並みの身体能力がある』というデータが出て、周囲が納得していました。つまりそれは、『アフリカ人は身体能力が優れている』ということが分かるシーンでした。

 

 

 

4.『許されざる扱い』

黒人の扱いに疑問を感じる問題作がある。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『風と共に去りぬ』
  2. 『招かれざる客』

 

 

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運営者
運営者のIQから一言。

映画作品はもちろん時代の大きな影響をうけますからね。『噂の二人』などでもオードリーヘップバーンらが同性愛を噂され、死にそうなくらい悩むシーンがありますが、それも今見ると違和感を覚えます。ですから逆に、天皇の時代の直後に出た『東京裁判』での天皇への平等な扱いや、キューブリック作品のような時代を超えて通用する作品を観ると、本物が何かが分かりますね。

 

 

5.『隠蔽された活躍』

作品の中で聞き捨てならないセリフがあったり、そのわずかな情報から当時の実態が浮き彫りになることがある。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ドリーム』
  2. 『ドリームガールズ』

 

 

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運営者
運営者のIQから一言。

黒人が認められない時代が当たり前のようにまかり通っていましたから、彼らの彼女らの活躍が隠蔽されたり、手柄を横取りされたりする現実があってもおかしくはないでしょう。しかしそれでハッキリしますが、差別をしている人間の器は小さいですね。人の手柄を取って活躍する自分に虚無を覚えないなんて、大した人間ではありません。

 

 

6.『KKK』

クー・クラックス・クラン(略称:KKK)は、アメリカの秘密結社、白人至上主義団体である。一言で、偏った考え方をする人々だ。世界に数ある宗教との違いは、彼らが極めて暴力的だということである。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男』
  2. 『ミシシッピー・バーニング』
  3. 『ゴースト・オブ・ミシシッピー』
  4. 『ブラック・クランズマン』
  5. 『大統領の執事の涙』
  6. 『アメリカン・ヒストリーX』

 

 

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ニュートン・ナイトが活躍したのは1860年代だが、「第1のKKK」は、南北戦争終結後の1865年12月24日、テネシー州プラスキにて、南部連合の6人の退役軍人によって設立されたという説が濃厚。そしてこの作品でも、その初期のKKKと彼との衝突を観ることができる。

 

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この映画で描かれるミシシッピの事件にも、KKKと思われる過激な人物たちの暗躍が映し出される。彼らは子供だろうが容赦しなかった。

 

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メドガー・エヴァーズを射殺した犯人は、白人至上主義者のバイロン・デ・ラ・ベックウィズ。KKKそのものである。

 

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実話をもとに、1970年代のアメリカ・コロラド州で、アフロ・アメリカン初の市警察巡査となった男がKKKの地方支部への潜入捜査に着手し、活動内容や極秘計画を暴く様子がブラック・コメディ要素が混じりながら描かれる。

 

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実在した人物がモデルとなっていて、1950年代のアイゼンハワー大統領から、2009年のオバマ大統領までに至るまでのアメリカの歴史が見える映画だから、KKKに襲撃される内容もある。

 

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白人至上主義に傾倒する白人の兄弟を通して、アメリカが抱える人種問題・貧富の差を浮き彫りにした問題作。白人至上主義はスローガンとして「ホワイト・パワー」「ホワイトプライド」という言葉が頻繁に用いられる。

 

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運営者
運営者のIQから一言。

『ホワイトプライド』という言葉に対抗する形で『ブラックプライド』としてしまうと対立構造ができてしまいますから、今回のレシピはそういう意味でつけたのではありません。このようなタイトルがつくのは、これらの作品を通して彼らの叫びを聞いていたら、自然と浮かび上がってくるのです。

 

 

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