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『様々な狂気』(MOVIE RECIPE)

『様々な狂気』
『狂う』ということは、まず基準があり、そこから逸れるわけですが、その基準というものがまた不透明で曖昧なもの。更には、その決断を下す人間の心自体が脆く、曖昧で、大抵の場合は偏っているものです。ですから本当に狂っている人は、『自分は狂っていない』と思い込んでいる人ですよね・・。
MEMO
運営者の映画経験と共にレシピ内の情報が変更されます。主に『追加』ですが、一度ご購入された方はそのまま追加された情報も含めて、このページの情報を永久にご覧になれます。

 

目次

MOVIE RECIPE

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このレシピの詳細

  • レシピ数:13
  • 紹介映画:90

 

当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。

 

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1.『至高の狂気』

まずは狂気を描きながらも、品質とクオリティを下げずに上位に君臨する至高の狂気映画だ。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ナイトクローラー』
  2. 『ゴーン・ガール』
  3. 『タクシードライバー』
  4. 『300』
  5. 『キング・オブ・コメディ』
  6. 『マジック』
  7. 『隣人は静かに笑う』
  8. 『ダークナイト』
  9. 『ジョーカー』
  10. 『アウトレイジ』
  11. 『その男、凶暴につき』
  12. 『時計じかけのオレンジ』
  13. 『セッション』
  14. 『セブン』
  15. 『アイズワイドシャット』
  16. 『フルメタル・ジャケット』
  17. 『カジノ』

 

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ある夫婦において、妻が失踪した。大勢は、彼女を真剣に探し始める。だが、どうもこの失踪した妻の様子がおかしい。だが彼女は、おかしくなったのは私に原因があるのではないと思っている。

 

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ネタバレになるのでここにはあまり書かないが、衝撃的なラストが鑑賞者を絶望に追い込む。

 

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この映画のシャロン・ストーンはすごい。彼女の怪演がこの映画の狂気性を数倍引き上げていると言っても過言ではない。衝撃の実話ベースの話であり、この彼女もまたジェリー・マクギーという実在した人物だという。

 

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運営者
運営者のIQから一言。

B級映画になるかどうかのラインとは、品質が保たれているかどうかです。その意味で『マザー!』は赤ん坊の扱いが雑であり、気を悪くする人が出てくる。そのあたりを絶妙に描いてみせるのが鬼才スタンリー・キューブリックや、巨匠マーティン・スコセッシというところでしょうか。デヴィッド・フィンチャーもうまい。しかし、至高の狂気作品はまだまだあるので、下記でもいくつか紹介していきます。

 

 

2.『この女に気をつけろ』

その女、狂暴につき。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ゴーン・ガール』
  2. 『キング・オブ・コメディ』
  3. 『カジノ』
  4. 『ネオン・デーモン』
  5. 『喰女-クイメ-』
  6. 『キャリー』
  7. 『イノセント・ガーデン』
  8. 『恐怖のメロディ』
  9. 『危険な情事』
  10. 『深夜の告白』
  11. 『悪魔のような女』

 

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まずはこれが入ってくる。この女性が魅せる想像を超えた狂気に映画館の気配が変わったのを覚えている。

 

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この映画には主役の男だけじゃなく、もう一人狂った女性が出てくる。彼女の存在もまたこの映画の狂気性を引き立てている。

 

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そしてもちろんこのシャロン・ストーンも入ってくる。

 

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ある男は有名なラジオDJだったが、プレイボーイでもあった。ある時、酒場でとある女性をナンパし、関係を持つ。だが、その女性には手を出してはいけなかった。

 

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手を出してはいけなかった女性と言えば、これだ。

 

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同じく。ある女性に誘惑された男が彼女と不倫の関係に陥り、結果、倍額保険金目的の人殺しに荷担してしまう。

 

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これも、愛人関係を許せなくなった女が、猟奇的な行動に出る物語だ。不倫をするなら命懸けである。

 

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運営者
運営者のIQから一言。

しかし往々にしてそのほとんどが『男の裏切り』が原因です。かつて、阿部定事件というものがありました。性交中に愛人の男性を扼殺し、局部を切り取った事件ですが、『私は彼を殺せば他のどんな女性も二度と彼に決して触ることができないと思い、彼を殺した…」というのです。この話の不思議なところは、この事件の後、阿部定に全国の女性から、ファンレターが届いたというのです。『あなたの気持ち、わかります』と。男性諸君。浮気・不倫は命懸けですぞ。

 

 

3.『不気味に笑うピエロ』

ピエロは本格的には『クラウン』と言い、ピエロはクラウンの一種である。本来はコメディアンのはずだ。だが、『本当の顔を晒すことを許されず、鬱憤を抱えた男』と捉えると、その得体のしれない本性に不気味さが出てしまう。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ダークナイト』
  2. 『ジョーカー』
  3. 『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』
  4. 『クラウン』
  5. 『ピエロがお前を嘲笑う』

 

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まずはこのピエロを入れないわけにはいかない。もはやピエロと言えば、ジョーカー以外には頭に浮かばない人が世界の半数を超えるだろう。

 

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そのジョーカーの違う側面を見せてくれるのがこの作品だ。

 

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しかし、ピエロの恐ろしさをいかんなく発揮させているのはこの作品だろう。天才スティーブンキングが展開する、狂気のピエロは、ホラーの枠を超えて最高のエンターテインメントとなっている。

 

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この『ピエロの仮面を被った連中』もまた、我々をかき乱してくれる。ドイツ映画かつ天才ハッカーという頭脳系の枠組みで展開されるため、予想できない展開が待ち受けている。

 

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運営者
運営者のIQから一言。

ピエロの笑顔が怖いのは、『本当は笑っていないように見える』とか『中身が殺人鬼の可能性もある』とか、色々と妄想を膨らませてしまうからですよね。人間は逃げるとき、『何から逃げているのかがわからない』のが一番怖いといいます。得体の知れない存在は恐怖の対象。何か事件が起きた時も、『そういえばあの人も、いつも何考えてるか分からないわよね。警戒しなきゃ』などという話をする人たちがいます。把握できないものは、怖いんです。

 

 

4.『一線を超えるファン』

ヤラカシとは、いわゆる芸能人の追っかけの中でも、特にマナーの悪い人物に対して付けられる蔑称。『リベンジポルノ』という考え方が誕生してしまったこの世界を考えても、ファンと狂気は紙一重である。『ファンほど恐ろしいものはないし、勝手なものはないし、また、ありがたいものはないですね。』松田優作

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ザ・ファン』
  2. 『キング・オブ・コメディ』
  3. 『ジョーカー』
  4. 『恐怖のメロディ』
  5. 『Dolls』
  6. 『ミザリー』

 

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IT同様に、至高の狂気作品に入れても問題ない名作。どう考えてもおかしいだが、しかしなぜか最後には哀愁が残る。それはこの作品が単純な要素で作られていないことを意味する。

 

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この男もまた、まず最初は一人のファンという立ち位置だった。

 

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そのキング・オブ・コメディと併せて観るべきなのがこの作品だ。

 

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この女性はこの男のファンでもあった。ということはこの話は男がナンパしたのではなく・・。

 

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面白いのは、この映画で狂気的な行動に走ったとあるファンの男は、『鑑賞者』の我々からしたら狂気そのものなのだが、『鑑賞できない』この当事者の女性からすると、狂気とはまた違った感覚を得ているということだ。

 

 

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これも至高の狂気作品に入れてもいいスティーブンキングの伝説の作品だ。大衆向けロマンス小説『ミザリー・シリーズ』の大ファンである女性が、偶然にもこの作者の怪我の面倒を見る事態に。だが・・。

 

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運営者
運営者のIQから一言。

ネットでの交流が当たり前のようになり、このあたりのトラブルにも耐性がついてきたように見える昨今ですが、例えばある動画配信者がそうした『やらかし』について『うれション勢』と表現していて、彼自身のその他の信憑性はとにかく、その表現は意外と近いように見えます。本人は喜んでいるだけのつもりなのですが、周りからすると排せつ物が漏れているので迷惑でしかない。しかしこれらの作品は、また違う顔を見せるファンの姿も見ることができます。

 

 

5.『船上の狂気』

船の上は不安定がゆえ、それだけで恐怖心がある。逃げ場のない大海原で襲われたらたまったものじゃない。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ケープ・フィアー』
  2. 『デッド・カーム/戦慄の航海』
  3. 『リプリー』
  4. 『海にかかる霧』
  5. 『赤い航路』
  6. 『喜望峰の風に乗せて』

 

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これはギリギリのところで至高の狂気作品には入らないのだが、しかしギリギリのラインだ。デニーロが演じる狂気の男が、間違いなくこの物語を完全にかき乱していく。

 

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『タイタニック』のインテリ風フィアンセで有名なあの男が、船上の狂気を展開する。こういう風に、淡々と真顔で狂ったことをしていくのが一番怖い。

 

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これはネタバレになるのであまり書けないが、とにかく『船上の狂気』に注目だ。

 

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2001年に起きたテチャン号事件を戯曲化したものを、『パラサイト』のポン・ジュノのプロデュースにより映画化。あまりにも衝撃的な事件が、この船で起きてしまった。これも至高の狂気作品に入れてもいい作品だ。

 

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これもネタバレになるのであまり書けないが、『船上の狂気』に注目だ。

 

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これも同様である。色々な『船上の狂気』がある。これも至高の狂気作品に入れていいが、狂気とはまた別のジャンルで至高の作品と言っていい。

 

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運営者
運営者のIQから一言。

『タイタニック』などもここに入りますよね。あんなに狂気じみた現実はそうそうあり得ません。船の上は不安定であり、それだけで人の恐怖をあおります。私も小笠原諸島に行くとき小笠原丸に乗りましたが、半日走って外を見たら、結構なスピードなのにまだ大海原だったのを観た時、ある種の恐怖を感じましたね。

 

 

6.『狂気のタクシー』

タクシーもよく考えると恐ろしいものである。たまに運転手の中に不気味な男がいるのも事実で、もしかしたら酩酊しているときに乗ったそのタクシーは、本当はタクシーじゃないかもしれない。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『タクシー』
  2. 『タクシードライバー』
  3. 『コラテラル』
  4. 『陰謀のセオリー』

 

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リュック・ベッソンが関わるカーアクション映画シリーズで、スピード狂のタクシー運転手とダメ刑事がコンビを組む。

 

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そしてこの男もまたタクシードライバーである。

 

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これもまた至高の狂気作品に入れてもいいくらいの名作だが、また微妙に違うニュアンスを持った至高の作品なので、別レシピでまとめている。タクシー運転手が凶悪な犯罪者を乗せてしまい、犯罪に巻き込まれる。

 

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あるタクシードライバーの男が毎日陰謀論についてベラベラと話すのだが、彼はこの仕事の前の記憶がない。一体この男は何者なのか。

 

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運営者
運営者のIQから一言。

タクシーは、必ずしもそうではありませんが、運転手が後ろを向いていて顔が見えなかったり、事実として若い女性にセクハラをする人がいたり、また給料が高いわけではないので鬱憤がたまっている人がいたり、逆に個人タクシーまでいくと傲慢だったり、1対1でおしゃべりをしなければならない環境があったりなどして、これらの要素が結構トラブルの原因となったり、不安要素となったりするんですよね。その不安定さを逆に利用すれば、こういうエンタメが作られます。

 

 

7.『元ナチスの狂気』

ナチス・ドイツ自体が狂気そのものだが、『元ナチス』というくくりにすることで限定できる。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ゴールデンボーイ』
  2. 『マラソンマン』
  3. 『コレクター 暴かれたナチスの真実』
  4. 『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』

 

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勉強の中でナチスに興味を持った少年が、元ナチスの男を見つけて執拗に関係していく。だが、やはりそこには元ナチスの狂気があった。

 

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走ることが趣味のある男が、元ナチスが関与する重大事件にいつの間にか事件に巻き込まれていく物語。ナチス残党の歯科医が歯にドリルを突き立ててベーブを拷問するという非常に生々しいシーンで有名になった映画。

 

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隠蔽されてきたナチスの実態をオランダ人ジャーナリストが暴いていく実話ベースの物語である。大富豪のアートコレクター、ピーター・メンテンが第2次世界大戦中にナチスに肩入れし、『とある大犯罪』を犯していた。

 

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ナチスの最重要戦犯アドルフ・アイヒマン逮捕の影の功労者であるドイツ人検事フリッツ・バウアーの執念と苦悩が描かれる。アイヒマンはこの時元ナチスという肩書のためこうなるが、ナチスにおいても『最も狂った男』として注目されていて、ドキュメンタリー映画も含め他にいくつも彼の作品がある。

 

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運営者
運営者のIQから一言。

このアイヒマンがどれだけ狂っているかというのは、『アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発』を観れば分かるようになっています。また、ドキュメンタリー映画である『スペシャリスト 自覚なき殺戮者』のタイトルを考えても分かるように、彼は『自覚がない』んです。しかし彼がやったことは、人間史上に残る極めて残酷で、凄惨な大事件。およそ人間とは思えないのですが、前者を観れば、背筋が凍る『共感』をするかもしれません。奥が深いんです。

 

 

 

8.『狂った性衝動』

性衝動は『リビドー』とも言うが、非常に強いエネルギー源である。これをもし『間違った方向』にもっていくと、人間は破綻する。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ドン・ジョン』
  2. 『マニアック』
  3. 『SHAME -シェイム-』
  4. 『テッド・バンディ』

 

 

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マニアックにはそこまで性的な表現はないが、この映画は問題作である。モザイクなしでは描けないSEX依存症の男が描かれる。

 

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そして、これらの作品が束になっても敵わないのが『実話』のこの映画だ。やばすぎて、映画内でその詳細を描かない。これを観れば、マニアックのような人間の衝動の背景に性欲があるということが分かるだろう。だが、『そこ』までたどり着かない方がいい。詮索しないことをお勧めする。

 

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運営者
運営者のIQから一言。

その他『アメリカンサイコ』も性がらみの狂気が入ってくる名作で、狂気映画の問題作として挙げられます。が、ギリギリで至高の狂気作品には入りませんね。しかしギリギリですよ。私もあれくらい逸脱している方が当たり障りないよりはるかに好きですから。でも、ただ狂うだけならホラーやB級でできるんですよ。もっと狂った映画はありますから。ただ、なるべく名作だけをお届けしたいんですよね。

 

 

9.『その演者は繊細で狂人』

人前に立つ人は、どこか精神状態が普通じゃなかったりする。私も数少ないそういう舞台を思い出すと、まるで違う人格が憑依しているが、それは観客に対するサービス精神か、それともなにものかに体を乗っ取られているのか。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ブラック・スワン』
  2. 『さらば、わが愛/覇王別姫』
  3. 『キング・オブ・コメディ』

 

 

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運営者
運営者のIQから一言。

その他『ブルーに生まれついて』や『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』でそれぞれ有名アーティストのチェット・ベイカー、ジョニー・キャッシュが描かれますが、それを観れば更にここでいう意味が見えてきます。シンプルに、それだけの緊張をしなければならない状況があるんですよね。

 

 

10.『歪んだ心』

内容は被ってくるが、あえてこのジャンルを作って分けることで、よりその人たちの歪んだ心が浮き彫りになる。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『怒り』
  2. 『渇き。』
  3. 『凶悪』
  4. 『セブン』
  5. 『ケープ・フィアー』
  6. 『ジョーカー』
  7. 『ネオン・デーモン』
  8. 『スペシャリスト 自覚なき殺戮者』

 

 

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1999年に実際に起きた凶悪殺人事件「上申書殺人事件」を基に、獄中の死刑囚が告発した殺人事件の真相が描かれる。これが実話だと後で知ったから、衝撃的だった。監督はこの後『孤狼の血』シリーズを展開していく。

 

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これと似たような状況に陥った女性の映画に『ブレイブワン』というものがあるのだが、しかし彼の場合は『歪んだ心』が相応であり、彼女の場合は相応ではないという印象がある。

 

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ここで描かれるのは『女性の嫉妬』だが、『男の見栄』とそれは人間の持つ欲望で最も醜いと言っても過言ではない。そしてこの女性の場合、醜いを通り越し、狂ってしまった。

 

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運営者
運営者のIQから一言。

心は『ない』ので歪むも何もありません。ペンはありますよね。だから曲げたり折ったりできますが、形のないものを歪ませるのは大抵の場合無自覚であり、それがアイヒマンのような人間を生む結果に繋がります。宗教も、神も、そのあたりの人間の複雑な要素が絡んだ、無宗教者においては頭を悩ませる問題です。その意味でここに『マルコムX』と『ジャンヌダルク』を併せて持ってくることで、更に奥行きが深い話になるでしょう。

 

 

11.『裏切りは人を狂わせる』

ニュースでもたまに流れてくる。『自分と別れるつもりなら、死んでもらう』という狂った人の声が。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ジョーカー』
  2. 『キャリー』
  3. 『危険な情事』
  4. 『悪魔のような女』
  5. 『ゴーン・ガール』
  6. 『喰女-クイメ-』

 

 

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これも同じ。

 

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運営者
運営者のIQから一言。

前述した阿部定事件が分かりやすい例ですね。しかもその猟奇的な彼女の行動に、共感する人が続出したんですから。しかしそれだけ裏切りというのは、人間を狂わせるのです。一生を共にする人にすべてをささげるつもりで、一途に、健気に、人生を賭けてひた守ってきたすべてが、その瞬間に崩壊することを意味し、それは死と同様の意味がある。そう捉えてしまうからでしょう。『私を殺したのはあなたなんだから、あなたも一緒に死んでよね。その約束をした夫婦でしょ?』。と。

 

 

12.『狂った現実』

特に狂った世界が坦々とまかり通っている。どう考えてもおかしい。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『スウィニー・トッド』
  2. 『グリーン・インフェルノ』
  3. 『バトル・ロワイアル』
  4. 『スティーラーズ』
  5. 『アウトレイジ』
  6. 『ラストキング・オブ・スコットランド』
  7. 『プラトーン』

 

 

投稿が見つかりません。

 

腕のいい理髪師ながら、愛用の西洋かみそりで客を次々殺めていくスウィーニー・トッドと、それを助け犠牲者の肉をミートパイにしていた夫人が描かれるが、ミュージカルということもあって、ある種明るくその奇行が展開されるため、逆に『狂った現実性』が増して見える。

 

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運営者
運営者のIQから一言。

この項目は私が『狂っているのに堂々とまかり通っている』という様子を見た時に、振り分けている気がします。それで言うともう狂っていないところを探す方が大変かもしれませんけどね。『サザエさん』や『アンパンマン』、あるいは『ジブリ作品』の世界を子供に見せたがる親の気持ちが分かりますよね。

 

13.『ネグレクト(育児放棄)』

育児放棄は狂気の一言だ。そして、『育児』と『教育』の違いを知らない人は多い。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ゴーン・ベイビー・ゴーン』
  2. 『スーパーノヴァ 孤独な少女』
  3. 『ウィンターズ・ボーン』
  4. 『普通の人々』
  5. 『早熟のアイオワ』
  6. 『ルーム』
  7. 『マリリン・モンロー 瞳の中の秘密』
  8. 『タイ・カップ』
  9. 『モンスター』

 

 

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運営者
運営者のIQから一言。

タイカップやシャーリーズ・セロンの話は映画を通してご自分の目で確かめていただくとして、しかし『育児』と『教育』の違いを知らない人は圧倒的に多いですね。ネグレクト問題の前に、まず(私は育児をちゃんとしている。毎日子供を愛している)と思っている人は、そのことについて自問するべきです。叱るべきシーンで叱り、抱きしめるべきシーンで抱きしめているなら、そこには育児だけじゃなく教育も存在しています。

 

私は以前仕事の流れでファミレスで休憩することが多かったのですが、そういう昼下がりの時間帯くらいになると、客層は少し特殊な感じになります。何らかのビジネスの勧誘の話が聞こえることもあるし、宗教やねずみ講の話もあるでしょう。池袋の駅前のカフェなんかは借金の話なんかもありましたね。ただ、2、3回見てしまったのは、子供が無邪気にはしゃいでも冷めた顔で淡々と食べ物を食べたり、スマホをいじる母親や父親の姿。

 

そこには、ネグレクトにも似た気配が漂っていました。子供の陽気なエネルギーとのコントラストで逆にそういう陰気な態度が際立ち、異常な雰囲気を出していましたね。そういうことが何回かありました。案外、『自分はきちんと育児と教育をしている』というほど自分に自信があり、余裕がある人は多くないのかもしれません。親とて人間。自分の人生すらままならないのがこの一生ですからね。しかし子供はそういう無意味に見える人生に光を与えてくれる存在。そのことについて、一度立ち止まってじっくり考えたいものです。

 

 

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