MOVIE RECIPE
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- 紹介映画:95
当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。

1.『世界の聖人』
人間を語るには、彼らの意見に耳を傾けないわけにはいかない。儒教の始祖『孔子』、キリスト教の礎『イエス・キリスト』、仏教の開祖『釈迦』、古代ギリシャの哲学者『ソクラテス』の、四名の歴史的賢人である。今はまだソクラテスメインの映画はないが、イスラム教の開祖ムハンマド、ユダヤ教の始祖モーセを加えた世界の聖人を描いた映画をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『孔子の教え』
- 『パッション』
- 『ザ・メッセージ』
- 『手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ 美しく』
- 『エクソダス:神と王』

孔子の半生を描く。彼の周りにいた弟子の態度などから得られる人生の教訓がある。

イエスの一生を描く。基本、聖書に忠実に描いているのでラテン語とアラム語のみが使用され、翻訳は許されていない。

ムハンマドの一生を描く。許されないと言えばこの映画では彼を描くことが許されていないため、彼の主観目線で展開されていく。

手塚治虫が描くブッダが描かれる。神格化されているところが多いが、根幹の教えは通じるものがあり、高潔な教えがある。

モーセの一生を描く。彼がどのようにしてシナイ山で十戒を石板に刻んだのか。どのようにして海を割り、『神』と対話し、人を救ったのかを独自の見解で描く。

手塚治虫という男もまた偉大な人物で、『手塚治虫の旧約聖書物語』というものも手掛けています。話があったとき、彼はクリスチャンでもない自分が聖書をアニメ化して問題ないのかと躊躇したのですが、イタリアの国営放送協会RAI側が『手塚のアニメ技術を信頼しているので個人の思想による自由な解釈で構わない』としたことで、許諾したといいます。また、キューブリックも彼の技術を信頼していて、彼に『2001年宇宙の旅』の美術担当として協力を仰いだのですが、当時の手塚は連載漫画の他に、連続テレビアニメの制作や原稿を多数抱え、日本国外での映画制作に携わることは物理的に不可能であったため、オファーを断ったそうです。
しかし、そんな手塚治虫のアニメーションを批判してバチバチにやりあっていたライバルが、宮崎駿です。「アニメーションに関しては(中略)これまで手塚さんが喋ってきたこととか主張したことというのは、みんな間違いです」「アニメーションに対して彼がやったことは何も評価できない」などと酷評します。しかし、彼も若い頃、手塚治虫の漫画に夢中になっていた時期があり、『ロルフ』という合作アニメを作ろうとしていたことを考えると、高畑勲同様、切磋琢磨する戦友であり、盟友として彼を正当に評価していたと言えるでしょう。ちなみにそのロルフ自体は流れましたが、名前と形を変え、『風の谷のナウシカ』となりました。
2.『イエス・キリスト』
イエス・キリストを描いた映画をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『パッション』
- 『マグダラのマリア』
- 『サン・オブ・ゴッド』
- 『ベン・ハー』

まずはこれ。

レオナルド・ダ・ヴィンチの名作『最後の晩餐』で、イエスの右隣にいる人物が女性っぽく見え、これがマグダラのマリアでないかと噂された。この人物は、591年にグレゴリウス1世が『娼婦』だったと主張し、以来長い間誤解され続けてきた。だが、2016年に最新の結論が出たのだ。

『パッション』とほぼ同じ内容だが、英語に翻訳されているし、それよりも見やすく描かれている。両方観ればより世界を理解しやすいと言える。

アメリカのルー・ウォーレスが1880年に発表した小説『ベン・ハー』を原作に、1907年に15分のサイレント映画で製作され、1925年に同じサイレント映画で2度目の映画化。そしてこの2度目の映画にスタッフとして参加したウィリアム・ワイラーが34年後に監督として70ミリで撮影し3度目の映画化をしたのがこの作品である。

ここでは同じ人物を描く様々な映画をまとめているので、まずはイエス・キリストが挙げられます。ブッダの映画は、『リトルブッダ』や『クンドゥン』といった方向ならありますが、関連映画レベルにとどまります。孔子の場合はチョウ・ユンファのあれ以外には目立つものはありません。ソクラテスの場合も、『300』にそれっぽい人物が出てきたり、『ビルとテッドの大冒険』などにコメディ的に出てきますが、あとは古く分かりづらい映画しかないので、いずれ見ごたえのある映画が出てくるのを期待したいですね。
3.『エリザベス女王』
世界一有名な女性の名前は『クレオパトラ』か、そうじゃなければ彼女である。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ブーリン家の姉妹』
- 『エリザベス』
- 『エリザベス:ゴールデンエイジ』
- 『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』

1520年頃。『エリザベス女王の母アン・ブーリンの壮絶な人生』。アン・ブーリンは、ヘンリー8世と駆け落ち的な恋をして、英国国教会が作られた…というくらいまでなら知っている人もいるかもしれない。だが、エリザベス女王の母親は壮絶な人生を送った。

1560年頃。女王としても世界一有名だが、女性としても世界一有名ではないだろうか。それがエリザベス女王その人である。だが、彼女が英国の女王となるまで、そしてなってからもそれは、平たんな道ではなかった。

1580年頃。カトリックだった異母姉メアリー女王のあとに、プロテスタントのイングランド女王として即位したエリザベス。カトリック大国スペインの国王フェリペ2世のイングランド制圧や、イングランド王家の血を引くスコットランド女王メアリー・スチュアート、スペインとの『アルマダの海戦』等についての歴史が描かれる。

『エリザベス』の続編と言ってもいい。ちょうどあの映画が終わった後に何があったかを切り取った映画で、歴史映画に造詣が深い人にはたまらない作品だ。事実、批評家の評価も高いという。あのエリザベス女王がなぜメアリよりも有名になったのか。そこには、やはりこうしたいくつかのからくりが存在したのだ。そして、メアリ・スチュワートの息子ジェームズ1世はエリザベス女王の跡を継ぎ、その後のチャールズ1世の時に、クロムウェルが登場するのである。

これはエリザベス1世の話ですが、2022年に死去した『エリザベス2世』も記録的な歴史を作りました。2015年9月9日には、在位期間が63年と216日となり、高祖母であるヴィクトリア女王を抜いてイギリス史上最長在位の君主となります。2016年10月13日にはラーマ9世(タイ王国国王)の崩御により、2022年4月21日時点(96歳)、存命の君主では世界第1位の長期在位君主となります。
2022年6月13日には在位期間が70年と127日となり、タイのラーマ9世前国王(在位:1946年-2016年)の記録を抜き、世界史上第2位の長期在位君主となります。1位はフランス国王ルイ14世(在位1643年~1715年)であり(在位:72年と110日。ギネス世界記録)、もし2024年5月までエリザベス2世の在位が続けば、この記録が塗り替えられたはずでした。96歳と140日没、在位期間は70年と214日で、イギリス史上最高齢かつ最長在位の君主となりました。
4.『ジョン.F.ケネディ』
ジョン・フィッツジェラルド・ケネディとは第35代アメリカ大統領である。彼の名が有名なのは、キューバ危機、米ソの宇宙開発競争、公民権運動、ベトナム戦争等といった、アメリカが大いに混乱した時期のトップだったということがあった。そして何より、彼がテレビカメラの前で『暗殺』されたことが大きい。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『13デイズ』
- 『JFK』
- 『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』
- 『ラリー・フリント』
- 『ニクソン』
- 『ザ・シークレットサービス』
- 『グッドフェローズ』

1962年のキューバ危機を題材にしたサスペンス映画である。同じケネディ大統領を扱った映画『JFK』でも主演を務めたケビン・コスナーを大統領特別補佐官役として迎えた。

その『JFK』がこれである。ケネディ大統領暗殺事件の捜査に執念を燃やす地方検事ジム・ギャリソンを中心に描いた現代史ミステリー。大統領暗殺をめぐる唯一の訴訟であるクレイ・ショー裁判にいたる捜査を題材として描いている。

ケネディ大統領の妻であるジャクリーン・”ジャッキー”・ケネディ・オナシスが、ファーストレディを務めていた頃と1963年のテキサス州ダラスで夫のジョン・F・ケネディが暗殺された以降のジャクリーンが描かれる。

有名なポルノ雑誌「ハスラー」の出版者・編集者のラリー・フリントの台頭と法廷闘争を描いた映画。ハスラーが売上を伸ばしたのは、元ファーストレディ、ジャクリーン・ケネディ・オナシスのヌード写真を発表した後のことだったため、時代的にこの映画がピックアップできる。

1968年に第37代アメリカ大統領に就任したリチャード・ニクソンの半生を描いているケネディの後に2年だけリンドン・ベインズ・ジョンソン大統領がいるが、同じ『60年代の大統領』という共通点からつながりが多く見られる。

フィクション。ダラスでのケネディ大統領暗殺事件の守ることができなかった老練なシークレットサービス・エージェントと、大統領暗殺を目論む殺し屋との対決を描くサスペンス・アクション・スリラー。

1955年から1980年にかけてのニューヨーク・マフィア界で生きた、ヘンリー・ヒルという実在の男を題材とした作品。例えば、1968年に近傍のクイーンズ区・ジョン・F・ケネディ国際空港でエア・フランス現金強奪事件を成功させ、42万ドルを手に入れたり、1978年に同じくケネディ国際空港でルフトハンザ航空現金強奪事件を起こし、600万ドルを手に入れたりした。

アメリカ国内で大きく批判されたベトナム戦争は、彼の前の時代である1954年頃から始まり、 1975年4月30日まで続いたものですが、その時代の大統領であるアイゼンハワー時代では、まだ正規軍の覇権まではされていませんでした。しかし、ケネディ政権では事実上の正規軍の派遣までその規模が拡大され、その後のベトナム戦争と第二次インドシナ戦争に発展していくことになります。よって、『ケネディ大統領ががベトナム戦争を拡大化させた』、そして『ニクソン大統領がベトナム戦争の退き際を間違えた』というイメージになります。
彼は、キューバ危機で世界を救った一面もあれば、ベトナム戦争を悪化させた一面もある。また、優秀な指導者たる一面も持っていれば、裏でマフィアと不正行為があったという陰も抱え、最期には暗殺される。なんにせよ、一筋縄ではいかない波乱に満ちた人生を送った人でした。
5.『ニクソン』
リチャード・ニクソンとは、第37代アメリカ大統領である。彼の名が有名なのは、ウォーターゲート事件や、FBI創始者のJ・エドガー・フーヴァーとの関係性、そしてベトナム戦争における立ち回りの悪さ等が理由である。また、彼の任期中の1969年に、史上初めて人類による月面着陸に成功した事実もある。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ニクソン』
- 『大統領の陰謀』
- 『ザ・シークレットマン』
- 『J・エドガー』
- 『フロスト×ニクソン』
- 『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』

カリフォルニア州に生まれ、フットボールに打ち込んだ青年時代、政界入りを経て1968年に第37代アメリカ大統領に就任したリチャード・ニクソンの半生を描いている。特に辞任のきっかけとなったウォーターゲート事件、そして精神的に追い込まれていくニクソンの姿に焦点が当てられている。

ニクソン大統領の世界的大失態である、ウォーターゲート事件の真相に迫るジャーナリストが描かれる。

ウォーターゲート事件の情報提供者「ディープ・スロート」こと、当時の連邦捜査局(FBI)副長官マーク・フェルトを描いた作品。

FBI長官のエドガー・フーヴァーの生涯に基づき、彼のキャリアに焦点を合わせ、さらにクローゼット・ホモセクシュアルであったと言われる彼の私生活にも触れられている。ニクソンとフーバー長官は親密な関係を築いた。

1977年に放送されたイギリスの司会者デービッド・フロストによるリチャード・ニクソン元アメリカ合衆国大統領のインタビュー番組を描いた作品。大統領辞任後のニクソンと、有名番組の司会者であるフロストの緊張感ある対談。この人物は、FBI創始者のフーヴァーもお手上げした人物。すると、『ディープスロート<フーヴァー<ニクソン<フロスト』と言っても差し支えない話になってくる。

ベトナム戦争を分析・記録したアメリカ国防総省の最高機密文書=通称「ペンタゴン・ペーパーズ」の内容を暴露したワシントン・ポストの2人のジャーナリストの実話を映画化した社会派ドラマ。

ニクソン大統領の支持母体は、アメリカにおけるマジョリティ(多数派)である、保守的な思想を持つブルーカラーを中心とした白人保守派層が中心であり、軍に徴兵されベトナムに派遣される下級兵士の多くは、彼らそのものや彼らの子供でした。彼らの多くは、徴兵猶予などでベトナムへの派兵を免れることのできる比較的裕福な大学生や、徴兵されることのない都市部のホワイトカラーのリベラル層やインテリ層、既存の概念を否定しつつ自らは巧みに徴兵を逃れようとする反体制的なヒッピー、そしてこれらを中心に過激化する反戦運動に反感を持っていました。
そんなマジョリティの支持を得て彼は大統領に当選。そして、ニクソンは確かに泥沼化していたベトナムの戦場からアメリカ兵を戦略的撤退によって、少しずつ、段階的な撤退を実現しました。しかしニクソン政権の時代に入っても、カンボジアやラオスへの侵攻、ジョンソン時代を上回る北爆の強化で、ニクソンはアメリカ軍の撤退を進めながら逆に戦線が拡大することもあり、1973年のベトナム撤退まで反戦運動が収まることはありませんでした。
ちなみに、1969年の「フォーチュネイト・サン」(Fortunate Son)という歌は、聴けば(聴いたことがある)となる有名な曲ですが、この歌の歌詞はまさにこのテーマについてを取り上げたものになっています。議員や富豪の息子といった「幸運な息子」(Fortunate Son)ではなく、今まさに徴兵されようとしている人々の視点から歌われるため、映画では戦争シーンなどで使用されることが多いのが特徴です。
5.『大統領・皇帝・女王・王(欧米)』
この世界を生きた国家のトップに君臨した者たちを描いた映画。欧米編をなるべく時系列順でピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『女王トミュリス 史上最強の戦士』
- 『アレキサンダー』
- 『ジュリアス・シーザー』
- 『クォ・ヴァディス』
- 『征服王ウィリアム ソード・コンクエスト』
- 『エル・シド』
- 『ロビン・フッド』
- 『ブレイブハート』
- 『ジャンヌ・ダルク』
- 『ブーリン家の姉妹』
- 『エリザベス』
- 『エリザベス:ゴールデンエイジ』
- 『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』
- 『イワン雷帝』
- 『仮面の男』
- 『リンカーン』
- 『ワーテルロー』
- 『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』
- 『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』
- 『JFK』
- 『ニクソン』
- 『バイス』
- 『華氏911』
- 『華氏119』

紀元前530年頃の人物で、中央アジアのカスピ海東岸に勢力を有していたマッサゲタイ族の女王、トミュリス。歴史的に極めて重要な人物で、あのペルシャ帝国のキュロス大王を討ち取ったのだからすごい。カザフスタンの映画だが、映画小国ならではの『謎の誇大演出』などもほとんどなく、映画としてのクオリティが高い。

紀元前4世紀のマケドニア王アレクサンドロス3世(アレクサンダー大王)の生涯を描く伝記映画。

紀元前44年のローマ。ジュリアス・シーザーは終身独裁官となり、市民の圧倒的支持を集めていたが、共和派のカシアスたちは危機感を抱く。1599年のシェイクスピアの戯曲『ジュリアス・シーザー』の映画化作品。

60年~『ベン・ハー』の時代から少し経ってからローマ皇帝が暴君と言われたネロになってからの時代だ。したがってこの話の軸となる人物はネロ、そしてイエスの後を継ぐキリスト教のトップ2の一人、ペテロということになる。

1066年頃。『征服王ウィリアム1世のノルマン・コンクエスト』。ノルマン人のウィリアム1世はグレートブリテン島に渡り、そこにあったイングランドを制圧した。『ノルマン・コンクエスト』である。これは、彼がどのようにしてそこまでに至ったかということを幼少時代から遡って描く歴史映画である。色々とクオリティを求めてはならない。

1080年頃。11世紀後半のレコンキスタで活躍したカスティーリャ王国の貴族エル・シドことロドリーゴ・ディアス・デ・ビバールの生涯を描いた作品。

時代は12世紀末。十字軍の兵士としてフランスで戦っていたロビンフッド。彼は実在しないが、ここにも『獅子王リチャード1世』という十字軍の重要人物が登場する。

1280年頃。イングランドの支配からスコットランドを救った革命家ウィリアム・ウォレスを主人公とした映画。残虐で冷酷なイングランド王エドワード1世の侵略によって家族を殺害されるも、難を逃れるところから物語が始まる。

1400年頃。フランスの英雄として扱われてきたジャンヌ・ダルクを一人の少女という視点から描いた映画。フランス・ヴァロワ朝の第5代国王で『勝利王』と呼ばれたシャルル7世とのやり取りが描かれる。

1520年頃。アン・ブーリンは、ヘンリー8世と駆け落ち的な恋をして、英国国教会が作られた…というくらいまでなら知っている人もいるかもしれない。だが、エリザベス女王の母親は壮絶な人生を送った。

1560年頃。女王としても世界一有名だが、女性としても世界一有名ではないだろうか。それがエリザベス女王その人である。だが、彼女が英国の女王となるまで、そしてなってからもそれは、平たんな道ではなかった。

1580年頃。カトリックだった異母姉メアリー女王のあとに、プロテスタントのイングランド女王として即位したエリザベス。カトリック大国スペインの国王フェリペ2世のイングランド制圧や、イングランド王家の血を引くスコットランド女王メアリー・スチュアート、スペインとの『アルマダの海戦』等についての歴史が描かれる。

『エリザベス』の続編と言ってもいい。ちょうどあの映画が終わった後に何があったかを切り取った映画で、歴史映画に造詣が深い人にはたまらない作品だ。事実、批評家の評価も高いという。あのエリザベス女王がなぜメアリよりも有名になったのか。そこには、やはりこうしたいくつかのからくりが存在したのだ。そして、メアリ・スチュワートの息子ジェームズ1世はエリザベス女王の跡を継ぎ、その後のチャールズ1世の時に、クロムウェルが登場するのである。

16世紀の“イワン雷帝”ことイヴァン4世の生涯を描いた作品。全3部構成で制作される予定であったが、第1部は時の権力者ヨシフ・スターリンから高く評価されたものの、第2部はスターリンを暗に批判した内容であったため上映禁止となり、第3部は完成されなかった。

1660年頃。『ルイ13世亡き後の三銃士』。時はルイ14世の知性のフランス。ルイ13世に仕えた三銃士は年を取るも、国への忠誠心を失ってはいなかった。乱れたルイ14世、謎の鉄仮面の男。果たして、物語はどう展開するか。

1809年頃。エイブラハム・リンカーンが誕生。その後1861年に、リンカーンはアメリカ合衆国大統領に就任する。そして彼は『奴隷解放宣言』をし、人種差別と徹底的に戦う。だが、その戦いはあまりにも代償が大きかった。しかし、大きな代償を払いながらも、彼は最後まで戦い続けたのだ。人類の平和のために。

1815年頃。スタンリー・キューブリックはナポレオンに関する映画を作ろうとしたらしいが、この映画の不発によってそれを諦めたという。内容はその程度だ。だがクオリティは高く、部分部分の見応えはすごい。そしてナポレオンの最限度も高く、歴史的にも重要なワンシーンである。

イギリス初の女性首相、マーガレット・サッチャーの人生を、戦中の若年期から1990年の首相退陣に至るまで回想を挟みながら描く。

1940年頃。首相に就任したばかりのウィンストン・チャーチルを主人公に、第二次世界大戦中の激動の時代を描いた。

前述したように、ケネディ大統領暗殺を描いた映画。

前述したように、ニクソン大統領の生涯を描いた映画。

2001年頃。第43代アメリカ合衆国大統領ジョージ・W・ブッシュの下で副大統領を務め、「アメリカ史上最強で最凶の副大統領」と呼ばれたディック・チェイニーを描いている。この場合、副大統領である彼がピックアップされ、彼の方にも太字で強調があることが意味がある。

2001年頃。アメリカ同時多発テロ事件へのジョージ・W・ブッシュ政権の対応を批判する内容を含むドキュメンタリー映画。

「119」はドナルド・トランプが第45代大統領が当選を確実とし勝利宣言をした「2016年11月9日」を意味している。トランプが黒人を差別したり、オバマ大統領がフリントで発生した汚染水問題でのいい加減なパフォーマンスや軽口などで痛烈に批判されている。

また、スターリンの死後を描いた映画もあります。『スターリンの葬送狂騒曲』は、1953年の独裁者スターリンの死によって引き起こされるソビエト連邦内の権力闘争が描かれます。この映画に対し、2017年9月、ロシア文化省の高官は「社会の隆起を引き起こしてロシアを不安定化させる西側の陰謀」の一部となる可能性があると主張し、ロシア当局がこの映画の上映禁止を検討していると述べました。作家・政治活動家のニコライ・スタリコフは、映画が「英国の知的階級による非友好的行為」であり「反ロシア情報戦争」の一部であることは明らかだと主張しました。
ロシアは、『イワン雷帝』も批判するし、この映画も批判するし、ウクライナは侵攻するしで、かなり真理から逸れて傲岸不遜に陥っている印象ですね。このようにして真理から逸れると人や国家はどうなってしまうか。それは分かりきっていることです。
6.『大統領・皇帝・女王・王(アジア)』
この世界を生きた国家のトップに君臨した者たちを描いた映画。アジア編ををなるべく時系列順でピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『始皇帝暗殺』
- 『項羽と劉邦』
- 『クレオパトラ』
- 『レッドクリフ』
- 『安市城 グレート・バトル』
- 『モンゴル』
- 『キングダム・オブ・ヘブン』
- 『純粋の時代』
- 『観相師 -かんそうし-』
- 『背徳の王宮』
- 『清須会議』
- 『関ヶ原』
- 『代立軍 ウォリアーズ・オブ・ドーン』
- 『王になった男』
- 『神弓-KAMIYUMI-』
- 『王の運命 -歴史を変えた八日間-』
- 『逆謀~反乱の時代~』
- 『尚衣院-サンイウォン』
- 『王の涙―イ・サンの決断―』
- 『ガンジー』
- 『インビクタス/負けざる者たち』
- 『終戦のエンペラー』
- 『ラストキング・オブ・スコットランド』

紀元前3世紀・戦国時代の中国。残虐な暴君として描かれがちだった始皇帝を、一人の悩める人間として描いた作品であり、彼を取り巻く人物の人間模様と後に史記で語られることになる虐殺と粛清の背景が物語の中心となっている。

紀元前195年晩年の劉邦が楚漢戦争を回想しつつ韓信を粛清していく姿を描く。前漢(ぜんかん)、つまり漢の初期の王朝を興した劉邦。それに『楚漢戦争』で敗北した項羽の二人を軸にした物語である。

紀元前48年頃。世界三大美女であるクレオパトラは、一体どういう人物だったのか。女性の武器を利用する浅薄かつ狡猾な野心家だったのか。それとも。

西暦208年、曹操率いる20~80万の魏軍に対抗するため、劉備の『蜀(しょく)』、孫権の『呉(ご)』が手を組むことになる。だが、それでも劉備・孫権の連合軍はわずかに5万という劣勢であった。周瑜や諸葛亮孔明といった天才軍師の力を借りながら、この大勝負を覆すことが出来るか。

645年頃あった唐による高句麗侵攻を描く。日本ではちょうど大化の改新、つまり、中大兄皇子と中臣鎌足が起こした革命により、『天皇を中心とした集権国家づくり』が幕を開けた時だ。この時代の2代太宗(李世民)が、20万人という圧倒的な規模で高句麗の安市城を襲った。

1162年頃。チンギス・ハンはモンゴル帝国を作る。それは大英帝国に並びこの世界で最も領土を大きくした帝国だった。彼目線の映画はとても貴重である。

1200年頃。1000年以上続くパレスチナ問題の最盛期とも言える、十字軍の英雄ボードゥワン4世と、イスラムの英雄サラディンがいた時代。『あなたにとってエルサレムとは何ですか?』という問いに対し、『無だ。だが、すべてだ。』というセリフは、あまりにも重い。

1398年の李氏朝鮮。李氏朝鮮の初代国王李成桂(りせいけい)の長男である、太宗(テジョン)』彼が三代国王を務めた時代である。李氏朝鮮が建国された7年が経つその頃、朝鮮は世継ぎ問題でいざこざを起こしていた。

1453年頃の李氏朝鮮。時の国王は6代国王瑞宗(タンジョン)である。11歳で王に即位した瑞宗の座を狙う首陽大君の政権抗争(癸酉靖難)に巻き込まれた天才観相師を主軸として描かれる。

1500年頃の李氏朝鮮。時の国王は10代国王燕山君(ヨンサングン)である。朝鮮の様々な時代を切り取り、その時代の特徴にあった物語を展開していく朝鮮映画の中で、今回はかなり攻めた内容だ。

1582年に実際にあった出来事の清洲会議(清須会議)を元にしたもの。織田信長と信忠の死が、織田家の後継者問題をめぐる勝家と秀吉の対立劇のきっかけとなる。柴田勝家、羽柴秀吉、明智光秀、黒田官兵衛等、錚々たる人物が登場する。

石田三成と徳川家康を主人公に、豊臣秀吉の死から天下分け目の関ヶ原の戦い(1600年)に至るまでの過程を描いた司馬遼太郎原作の歴史小説『関ヶ原』の映画化作品。

1592年頃の李氏朝鮮。時の国王は14代国王宣祖(ソンジョ)である。この時、ちょうど豊臣秀吉の朝鮮出兵(文禄の役=壬辰倭乱)が朝鮮を混乱させていた。宣祖は、息子である光海君(クァンヘグン)を世子(王位継承者)に指名して逃げてしまう。この時燕山君は秀吉軍に対してどう対応したか。彼らの目線で倭の豊臣秀吉がどう見られていたかを知るために、会話の節々が貴重な資料である。

時代は1616年頃の李氏朝鮮。時の国王は15代国王光海君(クァンヘグン)である。『代立軍 ウォリアーズ・オブ・ドーン』で描かれる光海君(クァンヘグン)とは違うもう一つの顔が描かれる。光海君は『二つの顔』を持っていたと言われるのでこういう展開もありだろう。

1636年頃の李氏朝鮮。時の国王は22代国王仁祖(インジョ)である。である。丙子の乱(1636年から1637年にかけて、清が李氏朝鮮に侵略して、制圧して服属させた戦い)を舞台としたアクション映画で、韓国で747万人を動員し、2011年の年間興行成績第1位を獲得した。

時代は1728年頃の李氏朝鮮(1392-1897年)。時の国王は16代国王英祖である。基本、韓国が描く朝鮮映画は、時代が被らないように、潰し合わないように配慮されている様子があるが、彼の場合は朝鮮王朝の歴代君主中最も長生きした君主であり、在位期間もおよそ52年間と最も長かったため、その作品も多くなる。

同じく、李氏朝鮮。16代国王英祖の時代。今回の場合は王朝に反乱を起こした反乱軍のリーダーよる謀反と、それを阻止しようとする男の戦いが描かれる。

同じく、李氏朝鮮。16代国王英祖の時代。今回の場合は『衣服』だ。当時の衣服を担当した人間の中には、もちろん王や王妃といった最上級の人間の衣服を扱う者もいた。では、そんな人物から見た王宮の実態とは。

1777年に起きた李氏朝鮮第22代君主正祖(イ・サン)暗殺未遂事件という実話に基づく作品。

イギリス領インド帝国を舞台に非暴力・非協力運動を展開したインド独立運動の指導者マハトマ・ガンディーの生涯を描いた伝記映画。インドの初代首相ジャワハルラール・ネルーの姿も描かれる。

invictusとは、ラテン語で「征服されない」「屈服しない」を意味する語。27年ものあいだ反体制活動家として投獄されていた、ネルソン・マンデラと、彼の生きる南アフリカで活躍するラグビー選手たちを描く。ラグビーはアパルトヘイトの象徴として、多数を占める黒人の国民のあいだでは非常に不人気なスポーツだった。

第二次世界大戦終戦直後の連合国軍占領下の日本を舞台に、昭和天皇が戦犯として裁かれることをいかにして回避したかを、フィクションを交えながら描く。日本国内でのロケも行われ、商業映画としては初めて皇居敷地内での撮影も許可されている。

1970年代にウガンダで独裁政治を敷いたイディ・アミンが、政権を奪取してから独裁者へとなるまでを、架空の人物である主治医となった若きスコットランド人の目を通して描いた作品である。

オリンピックなどのフィジカル勝負になると黒人が有利になる印象があり、NBAや大リーグなどでアメリカや欧米の屈強な選手が常に優位を保ちます。しかし、イチローがそこで尊敬される活躍をしたように、ホームランのような派手なパフォーマンスができなくても、勝利に確実に貢献する能力を発揮することはできます。WBCでも日本は結果を残しました。
中国の諸葛亮孔明や周瑜等、日本の黒田官兵衛や小早川隆景等といった軍師の活躍も際立ちますし、モンゴルにはチンギスハン、日本には武士の時代を切り拓いた源頼朝や、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康のような武将たちがいました。また、日本は1968年にGNP(国内総生産)でアメリカに次ぐ第2位となり、このことも、日露戦争で東郷平八郎が最強のバルチック艦隊を撃破して強国ロシアに勝ち、列強の仲間入りを成し遂げたとき同様、『東洋の奇跡』と言われ、世界から称賛の目が向けられました。
7.『この世界に多大な影響を与えた人物』
有名な人物は大勢いるが、その中でも『世界に多大な影響を与えた人物』に絞って、作品をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『エクソダス:神と王』
- 『孔子の教え』
- 『手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ 美しく』
- 『300』
- 『アレキサンダー』
- 『始皇帝暗殺』
- 『パッション』
- 『ザ・メッセージ』
- 『モンゴル』
- 『ブーリン家の姉妹』
- 『エリザベス』
- 『リベレイター 南米一の英雄 シモン・ボリバル』
- 『ワーテルロー』
- 『マルクス・エンゲルス』
- 『ヴィクトリア女王 最期の秘密』
- 『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
- 『アインシュタイン:天才脳の行方と秘密』
- 『バトル・オブ・シリコンバレー』
- 『チャーリー』
- 『ウォルト・ディズニー』
- 『ガンジー』
- 『ゼロ・ダーク・サーティ』

紀元前1300年頃。前述したように、モーセの伝記映画。彼が実在した確証はないが、ユダヤ教の始祖としてこの世界に多大なる影響を与えている。ユダヤ教の教えを守る人々のことを、ユダヤ人という。

紀元前550年頃。前述したように、孔子の伝記映画。儒教の始祖であり、論語をまとめた哲学者である。実際には、『儒教』というのは敵対していた墨子がつけ、『論語』という名称は誰がつけたかわからない。韓国では儒教の教えが国教に近い形で根付いている。

紀元前500年頃。前述したように、ブッダ(悟りを開いた者)として有名なゴータマ・シッダールタを手塚治虫が描く。『釈迦』というのは彼が釈迦一族の王子だったからついているあだ名のようなものである。仏教を開いた釈迦だが、彼自身は『自分の心が確かなら、宗教も信仰も必要ない』と説いた。

紀元前480年頃。100万のペルシャ軍にたった300名の精鋭で挑んだスパルタ王レオニダスの逸話が描かれる。彼のこの生きざまは、この後に生きるすべての男の魂を揺り動かした。

紀元前4世紀のマケドニア王アレクサンドロス3世(アレクサンダー大王)の生涯を描く伝記映画。『クレオパトラ』にも彼の名前が出てくるが、彼がやったことはその後の世界を生きる人に大きな影響を与えた。

紀元前3世紀ごろ。前述したように、始皇帝を描く。秦の王、嬴政(えいせい)が紀元前221年、ほかの6国を滅ぼし、史上初の中華統一を成し遂げる。始皇帝は、都の咸陽(かんよう)に巨大組織を作り、統治を開始する。中央から都に官僚を派遣して統治させる中央集権体制を築く。この体制自体は実に2000年にもわたって受け継がれているので、始皇帝はこの意味では、中国にとても大きな貢献をしたことになる。

紀元後1年~33年頃。キリスト教の礎であるイエス・キリストを描く。キリスト教徒は2020年頃で世界の31%となっていて、およそ25億人が存在していることになる。

600年頃。イスラム教の開祖ムハンマドを描く。イスラム教徒は2020年頃で世界の25%となっていて、およそ20億人が存在していることになる。

1162年頃。チンギス・ハンはモンゴル帝国を作る。それは大英帝国に並びこの世界で最も領土を大きくした帝国だった。

1520年頃。アン・ブーリンがヘンリー8世と駆け落ち的な恋をして英国国教会が作られた。妻と離婚したかったが、カトリックでは離婚が認められなかった。そこでヘンリー8世は、ローマカトリックから分離し、それを作ったのだ。それだけの理由で起きてしまったその現実は、後に大勢の人に影響する問題へとつながっていく。

1560年頃。女王としても世界一有名だが、女性としても世界一有名ではないだろうか。それがエリザベス女王その人である。だが、実際にはこの映画でも出てこない現実として、彼女が『奴隷ビジネス』に関連していた可能性が高いと示唆されている。

1810年頃。『大コロンビア、ボリビア、ベネズエラ第二共和国、ベネズエラ第三共和国』の初代大統領であり、ペルーの8代大統領であるシモン・ボリバルの生涯を描く。

1815年頃。ナポレオンのワーテルローの戦いを描く。世界的に極めて有名な彼だが、この映画ではあまりそのすごさは分からないかもしれない。

1840年代。ドイツの思想家カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスの若年期を描いている。ヨーロッパでは産業革命により資本家の元、労働者たちは過酷な生活を強いられていた。その現実を受け、彼らは『共産主義』という思想を提唱。これがのちの『冷戦』等に繋がる。結果、彼は現実世界に最も影響を与えた哲学者となった。

1887年。インド女帝でもある英国のヴィクトリア女王ととあるインド人の奇妙な関係を描いている。

1945年頃。第二次世界大戦中にエニグマ暗号の解読に取り組み、のちに同性間性行為のかどで訴追を受けたイギリスの暗号解読者アラン・チューリングを描く。パソコンの基礎を作った人物として、スティーブジョブズも尊敬する男である。

1955年頃。アインシュタインが死亡後に『脳が盗まれた』という珍事件が発生。その話を軸にしながら、彼の一生を描く。

1975年頃。ビルゲイツが世界最大のパソコン用ソフトウエア会社マイクロソフトを設立。1976年、スティーブジョブズがApple Computer Company(アップルコンピュータ・カンパニー)を創業。今、ほとんどの人の手元にあるパソコンはスマホの軸となっているのが、彼らの商品である。

1920年頃。チャーリー・チャップリンの生涯を描いた伝記映画。彼に憧れたエンターテイナーは数知れず。ウォルト・ディズニーは1920年代に、チャップリンに憧れて映画を作りたいと言い、キューブリックも「どちらかを選ばなければならないとしたらチャップリンだ」と言って彼に非常に強く影響を受けたと言っている。
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1920年頃。ウォルト・ディズニーのドキュメンタリー映画。1928年にはディズニー制作の短編アニメーション作品『蒸気船ウィリー』が上映。ディズニーアニメはディズニーランド同様、この世界の子供たちに大きな夢を与え続けている。

1930年頃。イギリス領インド帝国を舞台に非暴力・非協力運動を展開したインド独立運動の指導者マハトマ・ガンディーの生涯を描いた伝記映画。彼の思想は後にキング牧師やアウンサンスーチーなど、様々な人々に強い影響を与える。

2011年5月2日。ウサーマ・ビン・ラーディンの殺害に至る経緯と、作戦に挑む特殊部隊を描いた。テロリストにとどまるこの人物だが、アメリカを筆頭にした世界に与えた影響は大きい。

始皇帝の影響が及んだのは中国だけではありませんでした。日本の『天皇を中心とした国家』システムの根幹には、彼の存在があったのです。645年の大化の改新です。蘇我氏は元々豪族なわけですから、それが有利になるように運ぼうとしていました。しかしそれを阻止し、天皇を中心とした中央集権国家を作ろうとして、天皇の息子であった天皇側の中大兄皇子は、中臣鎌足と一緒に蘇我入鹿を殺害したのです。
また、エリザベス女王の奴隷ビジネスですが、『ワンピースマガジン10巻』にはこうあります。
『大航海時代以降、カリブ海のスペイン領ではさとうきびを生産するプランテーションが発達した。しかし、プランテーションが拡大するに伴い、労働力が不足するようになってきた。そのような状況下、目をつけられてしまったのがアフリカ大陸の人々だ。』
更なる詳細は本にありますが、ここにはあのエリザベス女王も暗に関わっていて、この時代の闇が暴かれています。映画『エリザベス』では、彼女が奴隷ビジネスという『汚い商売』に手を染めて国力を上げていったことについては触れていません。だからこそあの映画は多くの人の心に『名作だ!』、『有名な女王の豪華な話を聞けてよかった!』という感想を植え付けます。私もとても見応えがある映画だとして、映画ジャンル別ランキング女性編の第1位に、しばらくこの映画が輝き続けていました。しかし、スペインから覇権を奪ったエリザベス女王も、『大英帝国』の全盛期を築いたヴィクトリア女王も、その背景には奴隷ビジネスや、植民地ビジネスといった『闇の一面』が存在していて、そこにはワンピースに出てくる『世界政府』や『天竜人』のような禍々しい権力の匂いが漂っています。
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