MOVIE RECIPE
MOVIE RECIPEトップページはこちら。

- レシピ数:4
- 紹介映画:31
当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。

1.『ナチス・ヒトラー』
ナチスやヒトラーに関する映画をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『さよなら、アドルフ』
- 『イングロリアス・バスターズ』
- 『否定と肯定』
- 『シャトーブリアンからの手紙』
- 『ブラック・ブック』
- 『コレクター 暴かれたナチスの真実』
- 『コロニア』
- 『ザ・ハント ナチスに狙われた男』
- 『ナチス侵攻』
- 『ヒトラー 〜最期の12日間〜』

1945年、第二次世界大戦後のドイツ。既知の通り、ナチス・ドイツは滅んだ。だが、ただ戦争に負けてそれだけということではない。この世界的混沌を引き起こした主犯である日独伊三国同盟の国々は、それ相当の重い荷をその肩に背負って生きていくことを強いられた。日本の戦後を生きる子供の話が『火垂るの墓』なら、これはそのドイツ版だ。

舞台は第二次世界大戦中のドイツ国防軍占領下のフランス。ユダヤ系アメリカ人8名からなる秘密特殊部隊をまとめる、ブラッドピット演じるレイン中尉が軸だが、フランス人、ドイツ人、イギリス人、ユダヤ人と、様々な人種や思想を持った人々が、ヒトラーが巻き起こしたこの混乱の時代を生きる。

デボラ・E・リップシュタットの書籍『否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる戦い』を原作として、アーヴィング対ペンギンブックス・リップシュタット事件を扱い、ホロコースト学者のリップシュタットがホロコースト否定論者のデイヴィッド・アーヴィングに名誉毀損で訴えられた裁判の様子を描く。

ナチ占領下のフランス、シャトーブリアン郡の収容所で27人の政治犯が処刑された実話をもとに作られた。

第二次世界大戦時、ナチス占領下のオランダを舞台にしている。

隠蔽されてきたナチスの実態をオランダ人ジャーナリストが暴いていく実話ベースの物語である。大富豪のアートコレクター、ピーター・メンテンが第2次世界大戦中にナチスに肩入れし、『とある大犯罪』を犯していた。

ピノチェト軍事独裁政権下でナチスの残党パウル・シェーファーと結びついた拷問施設「コロニア・ディグニダ」の実態を描いた。監督のフローリアン・ガレンベルガーは、9歳のときに学校で「コロニア・ディグニダ」のことを習い、そこで起きていたことに怒りを覚えたことが映画化を決意した理由であると語っている。

1943年。ノルウェー兵はイギリス軍の訓練を受け、ドイツ軍の航空管制塔の破壊作戦「マーティン・レッド作戦」という極秘任務を遂行する。ナチス占領下のノルウェーから、中立国のスウェーデンへと国境を超えるためには、この最難関のルート以外に生存の道はない。この超最難関な極秘ミッションを無事に遂行することができるか。北欧ならではのエリアを活かした壮絶な史実が映画化された。

1911年のヴィルヘルム2世が第一次世界大戦を、1939年にヒトラーが第2次世界大戦の引き金を引き、ドイツというのはこの世界に大きな混乱を招いた。戦争真っただ中に作成された参考映画だから偏りを懸念したが、気になるほどではない。当時の人々の気持ちになりながら観れば、当然というくらいの演出しかなく、あまり癇に障るようなことはない。

1945年。当時、誰もがその名を聞いたら凍り付いた一人の男がいた。ナチスの総統、ヒトラーである。彼は一体何をしたかったのか。そして、どう死んだのか。

ナチスやヒトラーや戦争映画は重苦しい内容の印象がありますが、実は教訓がたくさん詰まっていて見ごたえがある映画となっています。ただ、映画にエンタメ性だけを求めている人には向いていないでしょう。
2.『アイヒマン』
オットー・アドルフ・アイヒマンは、ナチスのNo.2と言われた人物である。ゲシュタポのユダヤ人移送局長官で、アウシュヴィッツ強制収容所 へのユダヤ人大量移送に関わった。「ユダヤ人問題の最終的解決」 (ホロコースト) に関与し、数百万人におよぶ強制収容所への移送に指揮的役割を担った。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』
- 『アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発』
- 『スペシャリスト 自覚なき殺戮者』

アイヒマン逮捕の影の功労者であるドイツ人検事フリッツ・バウアー(ドイツ語版)の執念と苦悩を描いている。

1961年、イェール大学で社会心理学を研究していたスタンレー・ミルグラムはなぜホロコーストが発生したのかを調べるために実験(「ミルグラム実験」(アイヒマン実験))この実験の結果は世界に衝撃を与える一方、実験が非倫理的であることを理由にしたミルグラムへの批判も相次いだ。本作はそのミルグラム実験がどのようなものであったのかを克明に描き出す。

なぜ彼はユダヤ人を無残な形で斬殺してしまったのだろうか。しかもその数、600万人。それを許可したのがこの男、アドルフ・アイヒマンである。「ユダヤ人問題の最終的解決」 (ホロコースト) に関与し、数百万人におよぶ強制収容所への移送に指揮的役割を担った。

アイヒマンという人物は非常に重要な存在です。この600万人という数がどれだけの数字かというと、東日本大震災で亡くなった人の数2万人以上、広島の原爆で死んでしまった人の数が20万人、戦後最悪の紛争と言われたルワンダ虐殺で死亡した人の数100万人、すなわちルワンダ全国民の10%から20%。もちろん『数』で判断してはいけない事実があります。数ではなく、一人一人の命が亡くなったのだと。震災の当時などは常にそう言われていました。
しかし、この数は異常です。それだけの人を淡々と強制収容所へ送る指示を行った。『一体お前の頭の中はどうなっているんだ』として、このような映画がいくつかあるわけです。特に『ミルグラム』の映画は衝撃的ですよ。恐らく、衝撃的過ぎて隠蔽するでしょう。見て見ぬふりをした方が楽に生きられるからですね。
3.『ナチス暗殺』
ナチスを暗殺しようとした実話映画をまとめる。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ヒトラー暗殺、13分の誤算』
- 『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』
- 『ワルキューレ』

1939年11月8日にヒトラー暗殺未遂事件を起こしたゲオルク・エルザーの人生を、1932年までさかのぼって描いたドラマ映画である。

第二次世界大戦中、ユダヤ人大量虐殺の実権を握り、その冷酷さから「金髪の野獣」「プラハの屠殺者」と呼ばれ、『ナチスNo.3』と言われたナチス親衛隊の大物幹部ラインハルト・ハイドリヒを暗殺したエンスラポイド作戦を描いた映画。

1944年に起きたドイツ国防軍将校によるヒトラー暗殺計画「7月20日事件」と、その指揮を執った実在の将校クラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐を描く。

その他にもまだまだナチス暗殺系の映画があります。内部からの暗殺計画もたくさんあったことなどは、逆に世の中にとって不幸中の幸い的な話ですね。暗殺以外の手段で止められればもちろんいいですが、『もうそうするしかない』というほど当時は暴走してしまっていました。後に引けない状況まで陥っていました。そしてヒトラー自身も最後には追い詰められていったのです。
4.『ユダヤ人とホロコースト』
ナチス・ドイツに迫害されたユダヤ人たちの物語。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『シンドラーのリスト』
- 『杉原千畝 スギハラチウネ』
- 『国家の女リトルローズ』
- 『戦場のピアニスト』
- 『黄金のアデーレ 名画の帰還』
- 『ナチスの墓標 レニングラード捕虜収容所』
- 『ヒトラーへの285枚の葉書』
- 『コレクター 暴かれたナチスの真実』
- 『ヒトラーを欺いた黄色い星』
- 『ヒトラーと戦った22日間』
- 『聖なる嘘つき/その名はジェイコブ』
- 『ディファイアンス』
- 『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』
- 『ライフ・イズ・ビューティフル』

第二次世界大戦のナチス・ドイツ台頭時代において、ユダヤ人やそれを匿う者たちは『粛清の対象』だった。街中で平気で銃殺されるユダヤ人。あまりにも衝撃的な映像の連続に、我々はただ固唾を飲んで見守るしかない。

ナチスによる迫害から逃れるユダヤ人のために独断で日本通過のビザを発行して、6,000人あまりのユダヤ人を救った外交官で、「東洋のシンドラー」などとも呼ばれる杉原千畝の生涯を描いた作品。

1967年のワルシャワ。社会主義政権下で自由を求める学生たちが1968年に起こした民主化運動(3月事件)の直前の物語である。シオニズムとは、イスラエルの地(パレスチナ)に故郷を再建しよう、あるいはユダヤ教、ユダヤ・イディッシュ・イスラエル文化の復興運動(ルネサンス)を興そうとするユダヤ人の近代的運動のこと。

第二次世界大戦におけるワルシャワ。ユダヤ人、ウワディスワフ・シュピルマンはピアニストとして活躍する実在の男だ。彼はピアノを弾きたいだけ。それが人生の生きがいだ。だが、実に数年という時間の間、彼はその素性を隠し続けるため、ピアノを弾けなかった。ある日、命からがらさまよう戦場の中で、何者かが弾くピアノソナタの旋律を耳にする。

グスタフ・クリムトが描いた「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I」(通称:「黄金のアデーレ」)を巡る裁判の顛末をマリア・アルトマンの実体験を基に描いた映画である。

ナチスがユダヤ人を捕まえているのではなく、ドイツ人がソ連人に捕まっている状況で、しかも看守が女性という珍しいケース。これは実話である。

ペンと葉書を武器にナチス政権に抵抗した夫婦の実話を基に、ドイツ人作家ハンス・ファラダがゲシュタポの文書記録から終戦直後に書き上げた遺作の小説『ベルリンに一人死す』の映画化。ナチス政権下のドイツ・ベルリンという混沌のど真ん中において、命懸けでヒトラーに対抗する男たちがいた。

隠蔽されてきたナチスの実態をオランダ人ジャーナリストが暴いていく実話ベースの物語である。大富豪のアートコレクター、ピーター・メンテンが第2次世界大戦中にナチスに肩入れし、『とある大犯罪』を犯していた。

ナチス・ドイツ時代、ベルリンでホロコーストを免れて身分を隠しながら生活し、秘密警察ゲシュタポの捜査や監視の目をすり抜けて終戦まで生き延びた約1500人のユダヤ人の実話を本人のインタビュー映像を交えて映画化した作品である。

第二次世界大戦中、ナチスのソビボル強制収容所で、ソ連軍の軍人アレクサンドル・ペチェルスキーが収容されてから22日後に起こした脱出劇を、実話を基に描いた作品。

ポーランドのユダヤ人居住区「ゲットー」に住む人々の物語。第二次世界大戦中、ポーランドはナチスの占領下にあった。当時、『ソ連が活躍している』という情報は、ナチスに支配されている人々からすると、天啓に近い救いの言葉だった。話は二転三転するが、結局男は、ここの人たちを励ます為にその件に関する嘘をつき続け、励ます選択肢を選んだ。

第二次世界大戦時のナチス・ドイツ占領下でのポーランドにおけるビエルスキ兄弟のユダヤ人救出を描いた話を映画化。しかしこの兄弟も途中、仲違いをしてしまう。果たして、彼らは仲を取り戻すか。それとも、戦場で死ぬまで、確執は続くか。

第二次世界大戦中、当時ヨーロッパ最大のワルシャワ動物園の園長であるジャビンスキ夫妻が、ゲットーにあるユダヤ人強制居住区域に閉じ込められたユダヤ人を動物用の檻や自宅の地下に匿って次々と救出した。ドイツ兵に見つかると自分達の命が危ない状況ながら、怯まずに困難に立ち向かった夫婦の姿を描く。

第二次世界大戦下のユダヤ人迫害(ホロコースト)を、ユダヤ系イタリア人の親子の視点から描いた作品である。

前述したように、どれもが見ごたえがある映画です。やはり実話が絡んでいるということが圧倒的な違いですね。強いてこの中からおすすめを選ぶとしたら、『シンドラーのリスト』『戦場のピアニスト』『ライフ・イズ・ビューティフル』の3つとなります。特に最後の作品は、重たい戦争映画が嫌いな人にも刺さる、映画界の名作と言えるでしょう。
MOVIE RECIPEトップページはこちら。
