作家/文豪/詩人– tag –
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田山花袋『人間元来一人で生まれて一人で死んでいくのである。大勢の中に混じっていたからって孤独になるのは、わかりきったことだ。』
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谷崎潤一郎『我という人の心はただひとり、われより外に知る人はなし。』
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谷崎潤一郎『文章に実用的と芸術的との区別なし。』
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谷崎潤一郎『意地の悪い人間は、その意地悪さを発揮する相手がいないと淋しいに違いない。』
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谷崎潤一郎『物と物のあいだにできる影にこそ、美がある。』
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谷崎潤一郎『人は健康になろうと思ったら、西洋流に強く明るく、積極的に生きることだ。食物であろうが、色欲であろうが、欲するままに精一杯貪ることだ。』
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種田山頭火『無理をするな、素直であれ。すべてがこの語句に尽きる、この心構えさえ失わなければ、人は人として十分に生きてゆける。』
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種田山頭火『ああ酒、酒、酒、酒ゆえに生きても来たが、こんなものになった。酒は悪魔か仏か、毒か薬か。』
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高見順『欠点のない人間はいないだろう。友人の欠点をとがめ立てていたら、この世に友人というものはないだろう。』
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高村光太郎『僕の前に道はない、僕の後ろに道はできる。』
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高村光太郎『進歩は実に遅く不確かなものです。やがて出しぬけにそれがひらかれます。人は前に出ます。けれども暗中模索の幾年かあとの事です。』
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太宰治『優という字は人偏に憂うると書く。』
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太宰治『自身のしらじらしさや虚無を堪えて、やさしい挨拶送るところに、あやまりない愛情が在る。』
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太宰治『自分は修身教科書的な正義とか何とかという道徳には、あまり関心が持てないのです。あざむき合っていながら、清く明るく朗らかに生きている人間が難解なのです。』
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太宰治『弱虫は、幸福をさえおそれるものです。綿で怪我するんです。幸福に傷つけられる事もあるんです。』