MOVIE RECIPE
色々な意味で『白黒』がテーマになっている映画をまとめました。単純にモノクロ映画のようなものもありますし、『善悪の境界線』について問う映画もあります。あなたはこれが『白』か、それとも『黒』か。明言できるでしょうか。
運営者の映画経験と共にレシピ内の情報が変更されます。主に『追加』ですが、一度ご購入された方はそのまま追加された情報も含めて、このページの情報を永久にご覧になれます。
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このレシピの詳細
- レシピ数:8
- 紹介映画:82
当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。

1.『どっちだ?』
この人物は敵か?味方か?
- 『パリより愛をこめて』
- 『トレーニングデイ』
- 『デンジャラス・ラン』
- 『パイレーツ・オブ・カリビアン』
- 『スター・ウォーズ』
- 『プライドと偏見』
- 『マリアンヌ』
- 『ニュースの天才』
- 『テッド・バンディ』
- 『陰謀のセオリー』
- 『真実の行方』
- 『黙秘』
- 『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』
- 『フィル・スペクター』
- 『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』
- 『ミスティック・リバー』
- 『フライト』
- 『隣人は静かに笑う』
- 『ショーシャンクの空に』
- 『リチャード・ジュエル』
- 『タクシードライバー』
- 『ザ・ファン』
- 『ガール・オン・ザ・トレイン』
- 『グリーンマイル』
- 『ナイト&デイ』
- 『プリズナーズ』
『パリより愛をこめて』
ある見習いCIAエージェントが、敏腕捜査官のワックスという男と出会う。だがこの男の奇天烈ぶりに、彼も我々も、振り回される。もしかしたら彼は敵か?こういう役をやらせたらジョン・トラボルタはピカイチ。彼がまた最前線で怪演してくれる日を待ち望んでいる。
『トレーニングデイ』
それと併せて観たいのがこの作品。この場合もワックス同様、一体どちらなのかわからない奇天烈ぶりを発揮する。その怪演ぶりはジョン・トラボルタと比肩するだけのもので、デンゼル・ワシントンはこの映画でアカデミー主演男優賞を獲得した。
『デンジャラス・ラン』
そのデンゼル・ワシントンが『アメリカン・ギャングスター』の後にこの映画に出たものだから、彼がどっちかが全く分からない状態で鑑賞がスタートする。実際にはこの間に4作品ほどあるが、アメギャンの印象が強すぎたので(CMの演出然り)、振り回された人も大勢いるだろう。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』
初めて観る人も今後は大勢出てくる。その人たち向けに言うが、このジャック・スパロウという男。一体どちらか分からない。
『スター・ウォーズ』
これも同様だが、ダースベイダーというこの男がどういう人物なのか、全体を通さないとはっきり分からなくなっている。
『プライドと偏見』
女性に相続権がないこの時代、父親が死んだら家も土地も遠縁の男子が継ぎ、娘たちは路頭に迷ってしまうと、母親はなんとか娘たちを資産家と結婚させようと躍起になっていた。そんな背景の中で、一人の男が、この娘たちの軽蔑するような態度を取る。
『マリアンヌ』
ブラピ演じる工作員が、マリアンヌという女スパイとひかれあう。だが、親密になったはずの彼らの間に亀裂が入りかける。果たして彼女のことを、本当に信じていいのか。
『ニュースの天才』
私は全く情報を得ずに観たので楽しめた。だからここでも詳細を書かない方がいいだろう。実話ということだけ伝えておく。
『テッド・バンディ』
これはあくまでも作品の展開的に、描き方的にということになる。この男はもはや、異常の極みだ。異常すぎて映画では、そのすべてを描いていないのだから。
『陰謀のセオリー』
なぜか謎の陰謀論についてベラベラと喋るタクシードライバー。その挙動不審な行動が彼の信憑性を奪っていて、観ている我々も彼が一体どういう人物なのかわからない。だが、我々にそう感じさせるのはメル・ギブソンに実力があるからだ。
『真実の行方』
私は好きな展開なのだが、衝撃的な結果が待っている。
『黙秘』
同じスティーブン・キング作品の『ミザリー』で怪演したキャシー・ベイツだから、彼女が一体どっちなのかよくわからない。アメギャン現象だ。
『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』
警官を射殺したとされるリー・ハーヴェイ・オズワルドを大統領暗殺の容疑で逮捕する。この男は、あのJ.F.ケネディを暗殺した男として注目を集めていた。果たしてこの男は本当にケネディを殺したのか?それは、現在に至るまで闇に葬られている。オズワルドは『暗殺された』からだ。
『フィル・スペクター』
これも実話だから調べない方がいいだろう。フィル・スペクターという男がどういう人物か。とりあえず、音楽界のレジェンドだというのは事実だ。
『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』
死刑廃止論者である元大学教授のデビッド・ゲイルが、元同僚の女性コンスタンスをレイプ・殺害した容疑で死刑宣告を受ける。ここまでは知っていいだろう。問題はこの後である。『カイザーソゼ』の歴史があるケヴィン・スペイシーだから、アメギャン現象が起きる。
『ミスティック・リバー』
ある事件が起きる。その事件の犯人像が浮かび上がる。考えたくはないが、どうもそれが知っている男の可能性が拭えないのだ。このティム・ロビンスという俳優も、『隣人、ショーシャンク』の件があるから、アメギャン現象が起きる。
『フライト』
BTTFで有名な監督のロバート・ゼメキスは本作の脚本を絶賛しており、「この脚本の素晴らしいところは登場人物が次に何をするかわからないことだ。物語の結末や主人公の行く末を知りたくなるんだよ。読み出すと止まらなかった」と語っている。
『隣人は静かに笑う』
先ほどのティム・ロビンスの話の隣人が、これだ。この隣人は、一体誰なのか。
『ショーシャンクの空に』
そしてショーシャンクである。スティーブン・キングは人間心理を描かせたらピカイチである。
『リチャード・ジュエル』
1996年のアトランタオリンピックで爆発物を発見して多くの人命を救った英雄であるにもかかわらず、FBIやメディアに容疑者と見なされた実在の警備員リチャード・ジュエルを描いている。主人公の俳優は『アイトーニャ』で同じような怪演をしてみせたので、それがここに繋がっている可能性がある。
『タクシードライバー』
ロバートデニーロはこの作品から『狂気に満ちた男』が板についてくるようになる。一体この男はどちらなのか。途中までの段階でそれを見極められる人はいるか。
『ザ・ファン』
『ケープフィア―』などの作品も経て、この作品に繋がる。これが傑作なのは、彼は最初間違いなく『ファン』であったということだ。だが、それを見失い、そして最後にまたそれを思い出す。このあたりがこの作品の奥深いところである。
『ガール・オン・ザ・トレイン』
これは、この女性自身が一体何者なのかというところがポイントとなってくる。
『グリーンマイル』
双子の少女を強姦殺人した罪を持つ死刑囚ジョン・コーフィは、とても大男だった。だが、その風貌や罪状に似合わないほど弱く、繊細で純粋な心を持っていた。彼は本当に加害者なのか。それとも違うのか。違うならなぜ死刑囚にまで陥ったのか。
『ナイト&デイ』
理想の男性を追い求める平凡な女性は、トムクルーズ演じる謎の男に惚れる。だがこの男、どうも普通じゃなかった。
『プリズナーズ』
これもここには詳細を書けないが、ある人物が『一体どちらなのか』というところが、物語の大きなカギとなる。
運営者運営者のIQから一言。
『この人物はどっちだ?』というテーマが出てくると私は個人的に嬉しくなります。それを見極めながら鑑賞するのが好きだからですね。単純に物語が進んでいくよりも、そうしたいくつかの伏線が交錯した方が見ごたえが出てくるからですね。
2.『不審人物』
これは前述したように、この男の怪演が面白いレシピとなる。
- 『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』
- 『リチャード・ジュエル』
『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』
ポール・ウォルター・ハウザーという男がいい味を出している。
『リチャード・ジュエル』
それがこの作品に繋がったはずである。
運営者運営者のIQから一言。
映画をたくさん観ている私からしても、彼が一体何を考えているか分かりません。それは恐らく、彼がコメディアンだからでしょう。『ハングオーバー』のザック・ガリフィアナキスもそうですが、(自分は俳優ではない)という考え方が無意味なプレッシャーからの解放に繋がっていて、変に気負っていないから飄々としていられる。最初から『気軽にかき回す役』として出ているわけですね。また単純に、芸人として俳優とは違う観点を持っていることも影響していそうですね。
3.『善悪の境界線』
これは正義か。それとも過ちか。あなたにそれを見抜くことができるか。
- 『フライト』
- 『モンスター』
- 『パーフェクト・ワールド』
- 『孤狼の血』
- 『ショーシャンクの空に』
- 『ボーダーライン』
- 『ヴェンジェンス』
- 『許されざる者』
- 『ダーティハリー』
- 『イコライザー』
- 『スリー・ビルボード』
- 『砂上の法廷』
- 『シークレット・アイズ』
- 『ブレイブワン』
- 『ゴーン・ベイビー・ゴーン』
- 『ヴィレッジ』
『フライト』
BTTFで有名な監督のロバート・ゼメキスは本作の脚本を絶賛しており、「この脚本の素晴らしいところは登場人物が次に何をするかわからないことだ。物語の結末や主人公の行く末を知りたくなるんだよ。読み出すと止まらなかった」と語っている。
『モンスター』
実在した元娼婦の連続殺人犯、アイリーン・ウォーノスの生涯を映画化した。結果だけを短絡的に考えればもちろん犯罪者、しかも殺人犯を肯定することなど到底できないが、しかしどうしてだろうか。スポットライトを当てれば、違う感想を持ってしまうのは。
『パーフェクト・ワールド』
刑務所から脱獄した男が8歳の少年を人質にとって逃避行をする。どう考えてもこの男は悪人だが、どうも観ているうちに、彼に違う目を向ける我々がいるのだ。
『孤狼の血』
暴力団と、それを取り締まる警察。だが、どうもこの警察の様子がおかしい。果たして彼は、何者なのか。そして、彼は『許される』のか。
『ショーシャンクの空に』
スティーブン・キング作品なので、何がどうなっているかをあまり書かない方がいい。ミステリーを楽しみたいからだ。我々は最後の最後まで、彼が正しい人なのか、彼が取っている行動が正しいと言えるのか、それを本当に心底から明言できるのか、という規範意識を揺り動かされる。
『ボーダーライン』
例えば国境を越えれば、もうその時点でその国の管轄に入り、隣国の法律は該当されないようになるわけだ。それは仕方がないことだ。法を取り締まる人間が必要で、その人間は、国が違うと言語も価値観も違う。アメリカとメキシコなら、英語とスペイン語だ。世界が急に変わってしまうのだ。では、このケースは許されるのか。
『ヴェンジェンス』
もし犯罪が行されても、狡猾な弁護士の弁舌や心ない裁判長の対応などの要素が、偶然にも最悪のタイミングで重なってしまえば、理不尽はまかり通る。ちょうど、自動で動く監視カメラの死角をつけば、そこで何かしてもバレなようなイメージだ。そういう現実が、この世界に確実にある。だが、今回のように被害者が重い犯罪に巻き込まれたら?それでもそれがまかり通っていいのか。
『許されざる者』
暴力に対し、暴力で対抗する。事務的に書けばそれだけのものとなる。だが、その発端となった人物が悪人であればあるほど、(彼なら死んでも仕方ない)と思ってしまうのが人間である。では、このケースの場合はどうか。
『ダーティハリー』
ダーティハリーことこのハリー・キャラハンという刑事は、組織と規律から逸脱していくアウトロー的、かつ直情径行(ちょくじょうけいこう。感情の赴くに任せて思うとおりに行動すること)で信念を貫徹するのが性格だった。アウトローというのはすでに(法律の外)という意味である。よってこの男は刑事のくせにアウトローなので、支離滅裂。だが、それがこの男の魅力なのだ。
『イコライザー』
前述したように、暴力に対し、暴力で対抗する。それは短絡的に考えると稚拙であり、詭弁である。だが、情状酌量の余地だとか、超法規的措置があったり、あるいは大統領自体が不正行為に関与していることもあるこの世界では、法律や目に見える常識・規範だけが勧善懲悪の役目を果たしているとは限らない。
『スリー・ビルボード』
もし自分の娘が強姦された後に殺害されたらどうするだろうか。もう一度聞こう。もし自分の娘が強姦された後に殺害されたらどうするだろうか。
『砂上の法廷』
ここには詳細を書けないが、あなたはこの結末をどう解釈するだろうか。
『シークレット・アイズ』
これも全く同じだ。ここには詳細を書けないが、あなたはこの結末をどう解釈するだろうか。
『ブレイブワン』
上の三つを統合したような映画。もし自分が彼女と同じ目に遭ったら、どうするだろうか。ある人にこれを勧めたら『でも暴力はいけない』と言った。だが私が『じゃああなたは戦場で、隣で仲間が死んでいく中で、同じセリフが言えるか』と言ったら、『確かに・・』と口をつぐんだ。これは、そんなにすぐに口に出して結論を言える話ではないのだ。
『ゴーン・ベイビー・ゴーン』
これも同様だ。『ブレイブワン』同様、『ではどうすればよかったのか』ということを突きつけられる、衝撃の問題作である。
『ヴィレッジ』
ここまで来ると、話が深すぎて全容にたどり着けないまま、全く的外れな感想を話す人が出てくることになる。
運営者運営者のIQから一言。
規範意識とは例えば、誰もいない見渡しのいい大きな公道で、信号が赤になった。どう考えても、どう見ても、遥か先まで見渡せるその道には、車一台の気配もない。しかし信号が赤であるときに、信号を守るべきか、それとも進んでいいのか、ということを考える際に使う意識のことです。そもそも信号ができた理由は?でも、ルールはルールで死守するべきもの?ここに挙げた映画は、あなたの規範意識を揺り動かすことになるでしょう。
4.『正義の執行人』
上のレシピの『善悪の境界線』を考えた後に、この映画を考える。
- 『イコライザー』
- 『バットマン』
- 『ヴェンジェンス』
- 『許されざる者』
- 『ソウ』
『イコライザー』
果たして彼がやっていることは、許されるのか。それとも、許されないのか。
『バットマン』
この男も、非公式の正義の執行人であることを忘れてはならない。
『ヴェンジェンス』
ここにも詳しくは書けないが、同じテーマを突きつけられる。
『許されざる者』
厳密には少し違うかもしれないが、彼もまた正義を執行した男の一人である。彼のその行動で救われた者がいるのが事実だ。
『ソウ』
これは少し異質になるが、この明らかなホラー作品がB級ではなく全国の映画館で上映されるまで人気を得たのは、ここで突きつけられるテーマがこれらと同じ類のことだったからである。
運営者運営者のIQから一言。
義賊(ぎぞく)とは、国家や領主などの権力者からは犯罪者とされながらも、大衆から支持される個人及びその集団のことです。石川五右衛門などがよくその代名詞に挙げられます。その時にはびこっている、つまり蔓延していて、根付いている常識や法律といった権力が、もし間違っていた場合どうすればいいか。それを打ち破り、『更新』する必要性が求められます。世界の革命家たちはそうして状況の打破のために立ち上がりました。そのような現実が、この手の話の奥行きを深くしています。
5.『非暴力とマキャベリズム』
マキャベリは言った。『不正義はあっても秩序ある国家と、正義はあっても無秩序な国家のどちらかを選べといわれたら、私は前者を選ぶであろう。』
- 『ガンジー』
- 『キング牧師』
- 『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』
- 『クンドゥン』
- 『マルコムX』
- 『エクソダス:神と王』
- 『キングダム』
『ガンジー』
しかしガンジーはそのマキャベリズムとは対極の考えで、徹底的な非暴力を貫く姿勢を見せた。そしてアインシュタインにこう言わせたのだ。『将来の人たちはとても信じないだろう。このような人間が実在したということを。』
『キング牧師』
そのガンジーの考え方に敬服した偉人と言えば、キング牧師である。
『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』
そしてアウンサンスーチーだが、彼女の考え方もガンジーの非暴力の思想に大きく影響されていた。
『クンドゥン』
チベットの最高指導者ダライ・ラマ14世はチベット仏教徒の立場である。だが、キリスト教ともガンジーの思想とも衝突しない融和的で非暴力主義の考え方を持っていて、その人格者ぶりを見せてくれている。
『マルコムX』
マルコムXは言った。『私は自衛のための暴力を、暴力とは呼ばない。知性と呼ぶ。』これはマキャベリズムである。彼がそれを意識しているいないに関わらずそうだ。そして彼は、そうして立ち上がらなければ永久に自分たちの正当な権利は得られないという、やむを得ない状況の中、生きていた。
『エクソダス:神と王』
ここで出てくるモーセも、よく目を凝らせば分かるが、暴力によって革命を起こしている。だがもちろん、そこには暴力というよりは『自衛のための暴力』であり、マルコムXのそれと同じ。彼らはそうして立ち上がらなければ、『エジプト脱出(エクソダス)』できなかったのだ。
『キングダム』
これはフィクション性が高い話ではあるが、このようにして中国を統一する際も、圧倒的な暴力が行われた。
運営者運営者のIQから一言。
イタリアの政治家、マキャベリの思想であるマキャベリズムとは、『どんな手段や非道徳的な行為であっても、結果として国家の利益を増進させるのであれば許されるという考え方』です。このテキストはかなり強めになってしまいますが、マキャベリのその他の言葉を見ると、彼の思想に大きなズレはないように見えるから不思議です。私は暴力的ではありませんが、ボクシングや剣道、筋トレなどで体を鍛えています。その理由こそが、彼らのように『最終的に』は、その力を行使して正義を掴みたいと思う心があるからです。しかし、最も真理に近いのは、ブッダやガンジーらの考え方でしょうね。
6.『死刑の是非』
死刑というのはそもそも許されるのか。だが、自分が『死刑に値するほどの加害者による凶行』を受けた被害者であっても、そうして悩むだろうか。
- 『トゥルー・クライム』
- 『デッドマン・ウォーキング』
- 『グリーンマイル』
- 『カポーティ』
- 『ダンサー・イン・ザ・ダーク』
- 『シャッターアイランド』
- 『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』
『トゥルー・クライム』
コンビニの女性アルバイト店員を射殺した罪で死刑判決を受けていた。殺された女性は妊娠していたので、死刑は確実だと考えられた。だが、本当にそうだろうか。妙な違和感を覚えたかつての敏腕新聞記者が、この事件を調べ始めた。
『デッドマン・ウォーキング』
死刑廃止論者である修道女ヘレン・プレジャンの実話ベースの物語。彼女はそうであるからして死刑について異を唱えるが、しかしこの加害者も生半可な犯罪でそこにいなかった。彼が死刑に値する人間であることは、回想シーンなどでも見て取れる。それでも彼女は死刑に反対するのか。それで、被害者の両親は報われるのか。両親の心に、安寧は訪れるのか。
『グリーンマイル』
双子の少女を強姦殺人した罪を持つ死刑囚が収監された。この大男は、その風貌や罪状に似合わないほど弱く、繊細で純粋な心を持っていた。果たしてこの男を本当に死刑にしていいのか。
『カポーティ』
『ティファニーで朝食を』で有名な作家のカポーティが、ある事件に興味を持って死刑囚に取材に行く。取材を進める中で、自分と同様に子供時代に家族に見捨てられた死刑囚と友情が芽生え始める。そのせいで、彼の死刑について悩むようになるわけだ。彼が代表作『冷血』を取材し書き上げるまでを中心に描いた伝記映画でもある。
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』
この映画がなぜここに該当するのか、映画を観ればすべてがわかる。
『シャッターアイランド』
この男は、死刑の対象ではなかった。だが、死刑に処されることになった。これは確かに、『ある種の死刑』だった。だが、それは複雑な話だった。ただの犯罪者が死刑になる話ではないのだ。
『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』
ヘレン・プレジャン同様に死刑廃止論者である元大学教授のデビッド・ゲイルが、元同僚の女性コンスタンスをレイプ・殺害した容疑で死刑宣告を受ける。だが、何かがおかしい。
運営者運営者のIQから一言。
死刑もそうですが、医者はどうでしょうか。命を人間が扱っていいのでしょうか。医者の中にはそのことについて葛藤する人もいますよね。人として尊い行為をしているのに、治療費は高い。アメリカの自己破産の原因の第一位は、医療費の支払いです。例えば以前、『派手に終わらせてやるよ』という書置きを残して、銃を乱射した後に自殺した男がいました。彼のような人間を生み出したのは一体『何』だったのでしょうか。でも、医者がいなければ本当に困りますよ。
7.『あえてモノクロ』
映画に色がついたのはかなり早く、その頃は手作業で色を塗っていた。だが、本格的にカラーになったのは1930年代だと言える。今回はあえてモノクロにしている作品をピックアップ。
- 『アーティスト』
- 『カラー・オブ・ハート』
- 『シンドラーのリスト』
- 『さらば、ベルリン』
- 『シン・シティ 復讐の女神』
- 『レニー・ブルース』
- 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
- 『グッドナイト&グッドラック』
『アーティスト』
時代背景は1927年のハリウッド。説明した通り、このあたりからトーキー映画だとか、カラー映画だとかが出てきて映画界にもパラダイムシフトが行われていく。だがその時代でスターだった俳優は、その時代の変化についていけたのだろうか。
『カラー・オブ・ハート』
この映画の場合、50年代の白黒テレビドラマ『プレザントヴィル』が軸になって展開される。50年代もまだ白黒だったことがわかる。
『シンドラーのリスト』
それで言うと、戦争中は白黒が基本だった。よってこの映画も戦争時代を描くのだから、ということであえてモノクロになっている。
『さらば、ベルリン』
これも部隊が1930年代のベルリンのため、モノクロとなっている。
『シン・シティ 復讐の女神』
これは、コミックの世界観のようにまずあえてモノクロにし、たまに一部だけカラーを入れることによって独特の世界観を描いている。
『レニー・ブルース』
1950年代後半から1960年代前半にかけて、それまでタブーとされていた政治、宗教、人種差別、同性愛、中絶、セックス、麻薬、広告批判、貧困などアメリカ社会の抱える矛盾をテーマに過激なトークショーを行ない人気を博した毒舌漫談家レニー・ブルースの生涯を描いた。40歳で急性モルヒネ中毒で死去した。
『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
「象徴的、典型的な外観」を生みだすために白黒で撮影することに決めたという。
『グッドナイト&グッドラック』
「赤狩り」の猛威が吹き荒れる1950年代のアメリカを舞台に、実在したニュースキャスターであるエドワード・R・マローとCBSの番組スタッフが、真実の報道のために「マッカーシズム」に立ち向かう姿を描いたノンフィクションドラマ。
運営者運営者のIQから一言。
白黒映画は、カラーに慣れた人は正直構えてしまうでしょう。しかし、意外に一度観てしまえば気にならなくなり、最後には自分が白黒映画を観ていたということは忘れているから不思議です。もちろん、素晴らしい作品だということが限定ですが。
8.『必要悪』
前述した『正義の執行人』にも似ているが、彼らの人生は、正当化されるだろうか。
- 『ミュンヘン』
- 『マーシャル・ロー』
- 『孤狼の血』
- 『トレーニングデイ』
- 『ダークナイト』
- 『スノーデン』
- 『スパイ・ゲーム』
- 『グアンタナモ、僕達が見た真実』
- 『ザ・レポート』
- 『アメリカン・ギャングスター』
- 『ギャング・オブ・ニューヨーク』
『ミュンヘン』
1972年に起きたミュンヘンオリンピック事件と、その後のイスラエル諜報特務庁(モサッド)による黒い九月に対する報復作戦を描く。この映画に登場する暗殺チームは実在した集団であるとされ、一部創作しているが、この映画の大体の様に「黒い九月」の幹部達を次々と殺害したと言う。しかし、モサッドの元高官らはこの証言を否定している。
『マーシャル・ロー』
「マーシャル・ロー (martial law)」 は「戒厳」の意味で、ニューヨークで大規模なテロが多発した時、警察やFBI、軍隊はそれにどう対処するべきか、自由の意味、法の価値などを説く映画となっている。CIAというのは本来アメリカ国外でしか活動しないが、「アメリカ国外でCIAと連邦軍が行っていること」がアメリカ国内で行われることになる。だが、それは違法なのだ。
『孤狼の血』
ここではあまり内容を書かない方がいいだろう。
『トレーニングデイ』
ここも同じように、ここではあまり内容を書かない方がいいだろう。
『ダークナイト』
バットマンはまさしく正義の執行人だが、その様相からして『必要悪』の要素も持っている。だがブルースウェインは大金持ちなのでお金でも色々解決できるし、過去の経験が原因でバットマンとなった経緯もあり悪の道には逸れないから、悪人というイメージはほとんど持たれていない。だが、ジョーカーなど一部の人間は、彼を『自分(犯罪者)と同じ異常者』と考える。
『スノーデン』
米国最大の秘密を暴いた男。彼は英雄か、犯罪者か。それは、アメリカ国内外というだけでも意見が割れるだろう。『ザ・レポート』という映画では彼のことを『犯罪者』だと揶揄し、その告発の仕方に異常性があると非難するシーンがある。今回の場合はスノーデンというより、『アメリカがやっていた盗聴』などの行為である。
『スパイ・ゲーム』
ここではあまり内容を書かない方がいいだろう。それを含めて楽しむ映画である。だが、話が難しいので大人向けだ。それでも、ちゃんと内容が分かったらとてもいい話である。
『グアンタナモ、僕達が見た真実』
2001年、アルカーイダのメンバーと間違われ、キューバにあるグァンタナモ米軍基地に送られたパキスタン系イギリス人の青年達に起こった出来事を、本人達へのインタビューを基にしてマイケル・ウィンターボトムが映画化したノンフィクション。
『ザ・レポート』
ブッシュ政権下でのCIAによる拷問と、次のオバマ政権下でのその調査を描く。
『アメリカン・ギャングスター』
フランク・ルーカスという麻薬で成り上がった男がニューヨークのハーレムを支配する。彼の売る麻薬はどう考えても廃人を多く生み出し、害悪そのものである。だがその反面、彼がこの街の秩序を守るようなシーンもある。一体この男はどういう存在なのか。
『ギャング・オブ・ニューヨーク』
『第二のアル・カポネ』と言われたジョン・ゴッティを描く。最後に実際の映像が流れるが、『ジョン・ゴッティよ永遠に!』等というメッセージを持った大衆の姿等が映し出され、彼が一般人にとっては無害で、むしろ町の治安維持のために役立っていたと発言する。
運営者運営者のIQから一言。
例えば、とある凶悪な犯罪があったとします。しかし、少年法でも何でも、法律が加害者を守ったとします。それがどう考えても、過剰な保護だとします。子供が殺された。しかも普通にではなく、極めて劣悪に、凶悪に。子供は二度と帰ってこない。しかし、加害者が10年やそこらで出所でき、反省もあまりしていないとします。そんな時、それを許すことは到底できないと立ち上がった『正義の執行人』が、加害者を殺害するとします。法律は決して執行人を許さないでしょう。しかし、その行為で誰かが報われるということは、あるでしょうか。その行為は、この世に存在していいでしょうか。
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