『Black&White』
色々な意味で『白黒』がテーマになっている映画をまとめました。単純にモノクロ映画のようなものもありますし、『善悪の境界線』について問う映画もあります。あなたはこれが『白』か、それとも『黒』か。明言できるでしょうか。
MEMO
運営者の映画経験と共にレシピ内の情報が変更されます。主に『追加』ですが、一度ご購入された方はそのまま追加された情報も含めて、このページの情報を永久にご覧になれます。
目次
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1.『どっちだ?』
今回配合するレシピはこちらです!
- 『パリより愛をこめて』
- 『トレーニングデイ』
- 『デンジャラス・ラン』
- 『パイレーツ・オブ・カリビアン』
- 『スター・ウォーズ』
- 『プライドと偏見』
- 『マリアンヌ』
- 『ニュースの天才』
- 『テッド・バンディ』
- 『陰謀のセオリー』
- 『真実の行方』
- 『黙秘』
- 『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』
- 『フィル・スペクター』
- 『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』
- 『ミスティック・リバー』
- 『フライト』
- 『隣人は静かに笑う』
- 『ショーシャンクの空に』
- 『リチャード・ジュエル』
- 『タクシードライバー』
- 『ザ・ファン』
- 『ガール・オン・ザ・トレイン』
- 『グリーンマイル』
- 『ナイト&デイ』
- 『プリズナーズ』
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運営者
『この人物はどっちだ?』というテーマが出てくると私は個人的に嬉しくなります。それを見極めながら鑑賞するのが好きだからですね。単純に物語が進んでいくよりも、そうしたいくつかの伏線が交錯した方が見ごたえが出てくるからですね。
2.『不審人物』
これは前述したように、この男の怪演が面白いレシピとなる。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』
- 『リチャード・ジュエル』
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それがこの作品に繋がったはずである。
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運営者
映画をたくさん観ている私からしても、彼が一体何を考えているか分かりません。それは恐らく、彼がコメディアンだからでしょう。『ハングオーバー』のザック・ガリフィアナキスもそうですが、(自分は俳優ではない)という考え方が無意味なプレッシャーからの解放に繋がっていて、変に気負っていないから飄々としていられる。最初から『気軽にかき回す役』として出ているわけですね。また単純に、芸人として俳優とは違う観点を持っていることも影響していそうですね。
3.『善悪の境界線』
これは正義か。それとも過ちか。あなたにそれを見抜くことができるか。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『フライト』
- 『モンスター』
- 『パーフェクト・ワールド』
- 『孤狼の血』
- 『ショーシャンクの空に』
- 『ボーダーライン』
- 『ヴェンジェンス』
- 『許されざる者』
- 『ダーティハリー』
- 『イコライザー』
- 『スリー・ビルボード』
- 『砂上の法廷』
- 『シークレット・アイズ』
- 『ブレイブワン』
- 『ゴーン・ベイビー・ゴーン』
- 『ヴィレッジ』
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規範意識とは例えば、誰もいない見渡しのいい大きな公道で、信号が赤になった。どう考えても、どう見ても、遥か先まで見渡せるその道には、車一台の気配もない。しかし信号が赤であるときに、信号を守るべきか、それとも進んでいいのか、ということを考える際に使う意識のことです。そもそも信号ができた理由は?でも、ルールはルールで死守するべきもの?ここに挙げた映画は、あなたの規範意識を揺り動かすことになるでしょう。
4.『正義の執行人』
上のレシピの『善悪の境界線』を考えた後に、この映画を考える。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『イコライザー』
- 『バットマン』
- 『ヴェンジェンス』
- 『許されざる者』
- 『ソウ』
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義賊(ぎぞく)とは、国家や領主などの権力者からは犯罪者とされながらも、大衆から支持される個人及びその集団のことです。石川五右衛門などがよくその代名詞に挙げられます。その時にはびこっている、つまり蔓延していて、根付いている常識や法律といった権力が、もし間違っていた場合どうすればいいか。それを打ち破り、『更新』する必要性が求められます。世界の革命家たちはそうして状況の打破のために立ち上がりました。そのような現実が、この手の話の奥行きを深くしています。
5.『非暴力とマキャベリズム』
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ガンジー』
- 『キング牧師』
- 『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』
- 『クンドゥン』
- 『マルコムX』
- 『エクソダス:神と王』
- 『キングダム』
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『キング牧師』
そのガンジーの考え方に敬服した偉人と言えば、キング牧師である。
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マルコムXは言った。『私は自衛のための暴力を、暴力とは呼ばない。知性と呼ぶ。』これはマキャベリズムである。彼がそれを意識しているいないに関わらずそうだ。そして彼は、そうして立ち上がらなければ永久に自分たちの正当な権利は得られないという、やむを得ない状況の中、生きていた。
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ここで出てくるモーセも、よく目を凝らせば分かるが、暴力によって革命を起こしている。だがもちろん、そこには暴力というよりは『自衛のための暴力』であり、マルコムXのそれと同じ。彼らはそうして立ち上がらなければ、『エジプト脱出(エクソダス)』できなかったのだ。
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これはフィクション性が高い話ではあるが、このようにして中国を統一する際も、圧倒的な暴力が行われた。
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イタリアの政治家、マキャベリの思想であるマキャベリズムとは、『どんな手段や非道徳的な行為であっても、結果として国家の利益を増進させるのであれば許されるという考え方』です。このテキストはかなり強めになってしまいますが、マキャベリのその他の言葉を見ると、彼の思想に大きなズレはないように見えるから不思議です。私は暴力的ではありませんが、ボクシングや剣道、筋トレなどで体を鍛えています。その理由こそが、彼らのように『最終的に』は、その力を行使して正義を掴みたいと思う心があるからです。しかし、最も真理に近いのは、ブッダやガンジーらの考え方でしょうね。
6.『死刑の是非』
死刑というのはそもそも許されるのか。だが、自分が『死刑に値するほどの加害者による凶行』を受けた被害者であっても、そうして悩むだろうか。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『トゥルー・クライム』
- 『デッドマン・ウォーキング』
- 『グリーンマイル』
- 『カポーティ』
- 『ダンサー・イン・ザ・ダーク』
- 『シャッターアイランド』
- 『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』
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死刑もそうですが、医者はどうでしょうか。命を人間が扱っていいのでしょうか。医者の中にはそのことについて葛藤する人もいますよね。人として尊い行為をしているのに、治療費は高い。アメリカの自己破産の原因の第一位は、医療費の支払いです。例えば以前、『派手に終わらせてやるよ』という書置きを残して、銃を乱射した後に自殺した男がいました。彼のような人間を生み出したのは一体『何』だったのでしょうか。でも、医者がいなければ本当に困りますよ。
7.『あえてモノクロ』
映画に色がついたのはかなり早く、その頃は手作業で色を塗っていた。だが、本格的にカラーになったのは1930年代だと言える。今回はあえてモノクロにしている作品をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『アーティスト』
- 『カラー・オブ・ハート』
- 『シンドラーのリスト』
- 『さらば、ベルリン』
- 『シン・シティ 復讐の女神』
- 『レニー・ブルース』
- 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
- 『グッドナイト&グッドラック』
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白黒映画は、カラーに慣れた人は正直構えてしまうでしょう。しかし、意外に一度観てしまえば気にならなくなり、最後には自分が白黒映画を観ていたということは忘れているから不思議です。もちろん、素晴らしい作品だということが限定ですが。
8.『必要悪』
前述した『正義の執行人』にも似ているが、彼らの人生は、正当化されるだろうか。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ミュンヘン』
- 『マーシャル・ロー』
- 『孤狼の血』
- 『トレーニングデイ』
- 『ダークナイト』
- 『スノーデン』
- 『スパイ・ゲーム』
- 『グアンタナモ、僕達が見た真実』
- 『ザ・レポート』
- 『アメリカン・ギャングスター』
- 『ギャング・オブ・ニューヨーク』
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ここではあまり内容を書かない方がいいだろう。
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ここも同じように、ここではあまり内容を書かない方がいいだろう。
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例えば、とある凶悪な犯罪があったとします。しかし、少年法でも何でも、法律が加害者を守ったとします。それがどう考えても、過剰な保護だとします。子供が殺された。しかも普通にではなく、極めて劣悪に、凶悪に。子供は二度と帰ってこない。しかし、加害者が10年やそこらで出所でき、反省もあまりしていないとします。そんな時、それを許すことは到底できないと立ち上がった『正義の執行人』が、加害者を殺害するとします。法律は決して執行人を許さないでしょう。しかし、その行為で誰かが報われるということは、あるでしょうか。その行為は、この世に存在していいでしょうか。
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