index

道徳のジレンマ

妊娠中絶の権利を認める人もいれば、中絶を殺人だと考える人もいる。富裕層に課税して貧しい人々を助けてこそ公正だという人もいれば、本人の努力で手に入れた金を税金で取り上げるのは不公正だという人もいる。では、正義と不正義、平等と不平等、個人の権利と公共の利益が対立する領域で、進むべき道を見つけ出すにはどうすればいいのだろうか。

動物界の殺生を『大自然の掟』としているのだ。人間にも同じことが当てはまらなければ『人間本位 』だろう。だが、動物には必ずしも暴力のDNAは組み込まれていない、つまり、暴力は絶対的に必要 だというわけではない。生命にとって、何が正しいかを断言はできないが、自分が死ぬ覚悟で、すべての生命を受け入れることができたなら、この問いの答えに近づけるのかもしれない。

参考文献

これからの正義の話をしよう

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次