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義利合一

かの孔子孟子の教えを、孔孟教というが、これは『儒教』のことである。儒教は別名『孔孟教』、つまり『孔子と孟子の教え』なのだ。その孔孟教の誤り伝えたる結果は、


『利用厚生に従事する実業家の精神をしてほとんど総てを利己主義たらしめ、その念頭に仁義もなければ道徳もなく、甚だしきに至っては法網を潜られるだけ潜っても金儲けをしたいの一方にさせてしまった。従って、 今日のいわゆる実業家の多くは、自分さえ儲ければ他人や世間はどうあろうと構わないという腹で、もし社会的及び法律的の制裁が絶無としたならば、かれらは強奪すらし兼ねぬという情けない状態に 陥っている。』


としている。つまり、『義』と『利』の合一。富みながら、かつ仁義を行い得る例は沢山にあり、『利』を求める 一切の人間は、義利合一の精神を忘れてしまっては、未熟者として一生を終えてしまう。かつての私には、耳の痛い話である。ただ、それだけに、心に染みる教えなのだ。


参考文献

論語と算盤

概念提示(知識核)

義利合一
道義的正しさ(義)と利益(利)を対立させず、同時に成立させるという倫理・行動原理。


本文(事実・概念のみ)

義利合一とは、利益追求を否定するのではなく、その前提として道義・仁義・公共性を内包させる考え方である。
経済活動や実業において、利を得る行為は義に基づいて行われるべきであり、義を欠いた利は正当なものとみなされない。
義と利は本来両立可能であり、相反する概念として切り離す必要はないとされる。


概念の発生源(人物・分野・文脈)

中国思想・儒教倫理の分野。
孔子および孟子の思想を基盤とする儒教(孔孟教)の文脈で形成された。


何を再定義・再構成した概念か

利益追求を道徳から切り離す見方を改め、経済行為そのものを倫理の枠内で再構成した概念。


どの前提を置き換えているか

「利は利、義は義であり両立しない」という前提を、「利は義を伴って初めて正当化される」という前提に置き換えている。


概念の最小モデル(2〜4文)

行為が行われる
→ 行為が義に適合しているか評価される
→ 義に適合した行為から利が生じる
→ 義と利が同時に成立する


補足分析(固有種タグ埋め込み|中核)

本概念の構造位置
判断構造(倫理・行動規範構造)

抽象階層
原理

再利用可能な構造式
義の充足 → 行為正当化 → 利の成立

名言8000・Core3との関係性の型
前提補助

固有種タグ:
#倫理構造種 #価値判断認知種 #経済転用種 #intelligence


翻訳・定義固定(多言語・AI解釈用)

原語の射程
Unity of righteousness and profit:道義と利益の同時成立。

誤訳されやすい方向
利益を否定する禁欲思想としての理解。

日本語で固定した意味範囲
利益追求を道義の枠内に位置づけ、両立を前提とする原理。

他概念と混同されないための境界
利己主義批判や反商業思想そのものではない。


誤認リスク(最小)

〇〇と混同されやすい
反利潤思想

本概念は△△を意味しない
利益追求の全面否定

適用条件を外すと破綻する点
義の基準が不明確な場合


構造分類タグ(検索・接続用)

#厳選知識
#intelligence
#判断構造
#倫理原理


参考情報(任意・非引用)

儒教
孔子思想
孟子思想

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