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井深大『モルモットの後をついてこい、ソニーは先に次のものを開拓するぞという意欲に燃えた。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

『モルモットとはすなわち先駆者だと解釈した。モルモットの後をついてこい、ソニーは先に次のものを開拓するぞという意欲に燃えた。』

 

実験材料として扱われるモルモットの、生命の尊厳に関しては、今は置いておく。しかし往々にしてモルモットとは、そういう役割を担っているわけだ。

 

俺はモルモットじゃねえんだよ!

 

という怒号が飛び交う様な、そういう日常風景は、別に普通である。その、別に普通の風景を捻出している自分に対し、悦に入っている人間は『狭い』。ここで考えたいのは、とある人間にとって極めて重要な人物の話だ。知らない人はいないだろう。無宗教の私でさえ知っているのだ。

 

彼の名は、ブッダ

ブッダ

 

本名をゴータマ・シッダールタと言い、通称『釈迦』である。釈迦一族の王子であることから、釈迦、それを丁寧に言って、お釈迦様などと言うが、ゴータマ・シッダールタが本名である。そして、『ブッダ(仏陀)』というのは、『悟りを開いた者』という意味である。『超訳 ブッダの言葉』にはこうある。

彼は16歳の時に従兄弟のヤショーダラー姫と結婚してしまいますけれども、昔の権力者にありがちなことに、そのほかにも何人かのお妃をもらっていたようです。そして、さまざまな『快感』を継続してインプットし続ける環境下にいたように憶測されます。そういった過剰な快楽に溺れる日々はしかし、幸せでしょうか。否。物思いにふけり、人の生きる意味などについてあれこれ考えがちだった彼にとっては、ありとあらゆる快楽を試してもすぐに飽きてしまい心がすさみ、虚しさや寂しさばかりが募っていたのかもしれません。筆者が思いますには、ブッダは青少年期にありとあらゆる『欲望』を満たして快感の神経刺激をインプットすることで、『これで幸せになれるかどうか』を実験したと申せるかもしれません。

 

 

(中略)そこで、当時インドで最高レベルの禅定を教えていたウッダカ・ラーマプッタに、弟子入りして修行を重ね、ついに最高レベルの精神統一をマスターしました。しかしながら、目を閉じて集中力を究極まで高めて『無』の境地に入っても座禅を解くと再び心のざわつき、迷い、怒り等がよみがえってくる。たしかに、強力な精神統一に寄る一時的な心の安らぎは、かれを大きく成長させました。しかし、それでも、ブッダの目的、苦しみの生じる元凶を心から完全に取り除くことは、まだ何かが欠けていたのでした。その『何か』を求めて彼は先生のもとを去り、当時のインド主業界で流行していた『苦行』に取り組む日々を開始したのです。

 

何日も断食する。何日も逆立ちしながら寝ないで瞑想する。水の中に沈んで息をとめたまま瞑想する、などなど。こうやってブッダは身体に不快感の刺激を与え続け、来る日も来る日も『苦しみ』が生じる仕組みを研究していた、とも申せるかもしれません。いわば、自分自身の身体を実験台にして、不快感に対して心身がどう反応するかを観察していたとも申せましょう。

 

つまりこういうことだ。自分がモルモットになれば、その後に続く人間達に『道が開ける』ではないか。こういう人間は『広い』。つまり、その規模が『自分』などという狭い規模ではなく、『人間規模』なのである。釈迦が『ブッダ』になったのは、彼が人間規模の視野、器を持った人間だったからだ。

 

 

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