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マザー・テレサ『家に帰って家族を大切にしてあげてください。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

元々カトリックの修道女(シスター)だったマザー・テレサは、36歳のときに貧しい人々の中に入ることを決意。修道会を出て、貧民街に学校や孤児施設を作った。また、『死を待つ人々の家』を開設し、路上で死にそうになっている人を連れてきては、テレサがその手を握り締めて最期を看取ったことは、あまりにも有名だ。

 

そうした彼女の奉仕活動が認められ、1979年にノーベル平和賞を受賞することになるが、マザー・テレサは言ったのだ。

『わたしは受賞に値しないが、世界のもっとも貧しい人々に代わって賞を受けました。』

 

そして、賞金について、

『このお金でいくつのパンが買えますか』

 

パン

 

と聞いたという。そして、インタビューで、

 

世界平和のためにわたしたちはどんなことをしたらいいですか?

 

と尋ねられたときに、マザー・テレサが言った言葉がこれだ。

『家に帰って家族を大切にしてあげてください。』

そう。これは、『灯台下暗し』。『どんなことをしたらいいですか?』と当たり前のように質問をする記者は、まるでマザー・テレサが平和の神であるかのような扱いをしていて、他力本願かつ無責任である。やれ『ノーベル賞』だとか、『世界的に有名』だとか、『周囲が騒いで注目を浴びているから』とか、そういう表層的な理由で彼女に近づくからそういう”ズレ”が起きるのだ。

 

ハロー効果』とは、ある対象を評価をする時に顕著な特徴に引きずられて、他の特徴についての評価が歪められる現象のこと。

 

つまり、彼女に”後で”近づいた人間など、物事の本質、つまり彼女が『なぜ奉仕活動をしていたのか』ということを、ろくに調べもせずに、何も考えないでインタビューをしたのだ。彼女がノーベル賞を受賞していなければインタビューをせず、彼女にその質問もしなかった。

 

世界平和とは、ノーベル平和賞を受賞した人が、何か特別な魔法をかけて実現させることではない。その記者も含めた70億人一人一人の心がけでしか、それを実現させることは出来ないのだ。マザー・テレサのようなノーベル平和賞を受賞するような人間は、ただひたすらその真理について、幾多の試練に屈することなく主張し続けただけなのである。答えは”外”にはない。自分の”心の内”にあるのだ。

 

 

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