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林語堂『自分と違う者に、なろうとしないこと。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

[say name=”偉人” img=”https://a-inquiry.com/health/wp-content/uploads/2019/03/人物アイコン.png”]中国文学者 林語堂画像)[/say]

[say name=”運営者” img=”https://a-inquiry.com/health/wp-content/uploads/2019/03/シャーロックホームズアイコン1.png” from=”right”]ふむ…。[/say]
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目次

考察

なれないのだから、なろうとしたって無駄だ。そんな当たり前のことを言うということは、何か意味があるだろうか。

 

答えは、Yesである。

 

つまりそれでも、『自分と違う者になろうとする』人間がいるということなのだ。性同一性障害や、性転換をする人間はひとまず置いておこう。ここで挙げられているのは、かつての当社の部下の様な人間である。

 

彼はひどかった。いや、今でもひどい。しかし以前は、眉毛を極細にする、ピチTを着る、写真を撮る時に尻を後ろに突きだす、料理をしている時に足を交差させる、人の言葉遣いを真似する、一度、会社のベランダから花火を観た時、ふと横を見たらその部下が上目づかいでこちらを見ていた時は、そのまま9階の高さから突き落としてやろうかと、本気で虫唾が走った。

 

本当にゲイなんじゃないかと思って疑ってかかり、殺意さえ芽生えたものだ。私は『女々しい男』が大嫌いなのである。(差別するつもりはないが、この反応が私の本音だ)結果、彼は同性愛者ではなかった。では一体、どうしてそのような行動を取ってしまっていたのだろうか。答えは一つだ。

 

自分のことが嫌いなのである。自信がないのだ。だから、誰か他の人物、自分の頭で、周囲なり、テレビなりで観た人気の人物の要素を取り入れ、違う自分になりきり、それらを誤魔化していたのだ。

 

自分が嫌いって、それはそうだろう。自分のことを好きになる、誇れるようなことを一切していない人生を送っていたのだから。そんな自堕落な自分を振り返ってみたとき、どうして自分を好きになることができよう。

 

しかしこの話はもう一階層ある。彼は、幼少の頃に事故で兄を亡くしているのだ。以来、この家には被害者意識が刷り込まれ(事実、被害者だが)、この部下には、その被害者意識が骨の髄にまで染み込み、そして、親から(あなたは生きているだけでいい)という教育を施され、そして、部下の様な、何もことを成し遂げることが出来ない人間が形成されたのである。

 

私は、その事実を彼が入社した初月から見抜いていた。だから彼には『お前に必要なのはパラダイム転換だ』と言ってきたが、その『パラダイム転換』の意味を理解するのに、7年以上も時間をかけてしまっているというわけなのである。

 

いやもちろん、私にも心当たりはある。しかしエマーソンがこう言うのだ。

『だれでも教育を受けている過程で嫉妬は無知であり、模倣は自殺行為にほかならないという確信に達する時期がある。』

 

自分以外の存在になろうとすることは、現実逃避であり、価値の放棄だ。まるで、ダイヤモンドの原石を持っているのに、サファイアやエメラルドの輝きに目を奪われ、ダイヤモンドの原石を捨ててしまっている様なものである。

 

 

原石は、磨かなければ価値を発揮しない。捨てては他に憧れ、捨てては他に憧れ、そのままそれを続ければ、永久に一つの宝石が完成されることはないのだ。

 

ブッダ(釈迦)は言った。

ブッダ

『天上天下唯我独尊』だと。それは、この世に自分という存在は、たった一人しかいない、唯一無二の人生を、悔いなく生きるべし、という意味なのである。ありのままのこの現実を受け入れ、人生の黄昏時を迎えるとき、悔いのないように生きるべし。

 

 

 

 

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