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湯川秀樹『アイデアの秘訣は執念である。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

『アイディア』というのはそもそも、ひらめいた時点で、アイディアである。

 

 

だが、ときにそのアイディアは、ひらめいただけではだめで、それを実証させることが出来なければ、認められないということがある。そうしなければ、単なる虚言癖のある、妄想人間だとして揶揄されるのだ。例えば、

『人間一人一人が、スマホとPCでボタンを押すだけで、一日1円のお金が課金されるようなシステムを作れば、半永久的にとてつもない大金が転がり込んでくる。』

 

 

というアイディアを今思いついたが、実際のそのシステムを創り上げることが出来なければ、単なる空想の一コマで終わってしまうのだ。

 

かの孔子は、今でこそ中国を代表する大学者や聖人とされているが、同時代人の多くからは、出来もしないことをしようとしている身の程知らずや、物好き扱いをされていた(憲門第十四-四十)。ゴッホもニーチェも、死後にその価値が認められているが、アイディアや知性という知的財産の価値は、必ずしもそれが生まれたその瞬間に見出されるものではない。

 

更に潜ってこのテーマについて考える場合は、この記事を見ると良い。

 

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しかし、ロシアの天才数学者、グリゴリー・ペレルマンは、

 

と言って、別に人に認めてもらう為に実証する必要はない、という姿勢を貫いた。彼からすれば、アイディアを思いつき、それが人に証明されるまでの距離というものは、くだらない距離なのである。見るべきなのは以下の黄金律だ。

 

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しかし、天才の仕組み』の記事内に書いた、『セレンディピティ』や、『成長の仕組み』にある、ひらめきというものは、そこにたどり着くまでに相当な執念が必要だったわけで、記事中にもあるベッカムミケランジェロの言葉は、それを裏打ちするものになっている。グリゴリー・ペレルマンの『賞なんて必要ない』然り、どちらにせよアイディアを湧きだたせる想像力豊かな人間や、各分野の天才たちは、凡人から見たら『異常』なほどの、執念が心底に煮えたぎっている。

 

アインシュタインがこう言ったのもよくわかるのである。

 

 

 

 

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