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モンテーニュ『私たちは死の心配によって生を乱し、生の心配によって死を乱している。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

2014年7月某日。先日起きた『同級生殺害事件』は、列島を震撼させた。モンテーニュが言う『生の心配によって死を乱す』というのは、まさにこの事件にも当てはまるのである。『乱れた死』。それはつまり、この事件もそうだし、銃を乱射して無差別に人を殺め、『派手に終わらせてやるよ』という遺書を残し、自殺するような事件にも当てはまるのだ。

 

事件

 

人生に悩みが無い人間は、こうならない。大体が家族問題だ。家族間の問題が、9割以上を占めているだろう。その他にももちろん、友人、恋人、仕事、お金、理由はいろいろある。人生を生きていると、心配事はたくさんあるのだ。だが今日という日だ。やはり冒頭の事件について触れよう。人間はどうせ死んでしまう。だが、子供にとっては、親が早くに死ぬことは、計り知れないダメージである。

 

ある権威ある学者は、

『人間の最大のストレスは、家族の死である』

 

と言った。(どうせ死ぬのに、なぜ生きるのだろう。)子供にこう思わせてしまう親(教育者)は、無責任である。子供が、この人生をどう生きていくかを迷わないように導く。それが親という教育者に与えられた、使命である。その親が不和、不正、不祥事、不義理をするのを目の当たりにし、子は、その背中を見る。子は、将来の自分に何を投影するだろうか。全ての親は、ふんどしを締め直さなければならない。

 

スタジオジブリの名アニメーター、宮崎駿は自身の引退会見で言った。

『この世は生きていくに値するんだ、ということを子供に伝えることが、根幹に無ければならないと思っていた。』

 

人生をどう生きていくべきか。全ての教育者(親)は、まず自分の人生でその答えを見つけてから子を産み、育てるのが、正当な手順なのかもしれない。

 

 

 

 

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