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宮崎駿『世の中に良いことってのは、めんどくさいんだよ。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

自分の作業を、面倒だと言いながらやる宮崎。だがその後に、

『世の中に良いものを作ろうと思えば、めんどくさいことをやらなきゃならないんだ。』

 

と言った宮崎の細部へのこだわりは、周知のとおり。時間にしてわずか4秒のシーンに、1年以上の時間をかけるのだ。これは宮崎駿の言う通り、『めんどくさい』。だが、命は細部にこそ宿るのだ。

 

確かにその考え方は、極めて蓋然性が高い。その逆で、楽をしている人間が、世の為に動いているかといったら、そうではない。たとえ楽をして、大金を動かし、それで大きな額の税金を納めても、その『金の質』に目を向けるとなると、首をかしげることになる。例えば、武器、麻薬を売買したお金で、あるいは、詐欺的に巻き上げたお金を納税し、それで一国のインフラが整うことについて、どう思うだろうか。

 

三島由紀夫言った。

 

何も知らない何らかの保守派や保護団体が、ある和やかな春の陽射しの下で、バルコニーのあるレストランでのんびりとした食事をする。

 

こうやってゆっくり生きていけるだけで、感謝。本来人は、これだけで十分なのよ。

 

と言うわけだ。しかし、そのレストランも、その場所も、そこに通じていた道も、全て、悪の金を徴収してそれで作った実態だ。だとしたら矛盾している。まるでそのバルコニーの人は、人生を達観したような気分に酔いしれているが、実際は、自分が今そこにいる場所が、どんな場所であるかを理解していない。

 

悪の金を認めて徴収するということは、悪の存在を認めるということになる。だとしたら、バルコニーの人が取るべき態度は、聖人君子になったように振る舞うことではない。悪の存在について真剣に議論するか、目の前に出された動物の肉がどういうことなのかを、葛藤するべきである。『楽』をするから、聖人になれたのだ。世の中に良いことを考えるのは、とても複雑で、面倒くさいのだ。

 

太宰治は言った。

 

 

 

 

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