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マルクス『人間が宗教をつくるのであって、宗教が人間をつくるのではない。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

これは非常に興味深いテーマだ。マルクスの言う通りなのだろうか。

 

ニーチェは言った。

 

ニーチェとマルクスの目線は同じ方向を向いていた可能性がある。私も、29年間両親にクリスチャンになることを強要された身として、この議論に参加する資格が少しはある。

 

 

私は、そういう波乱に満ちた半生を送るうえで、自分が長らく『違和感』を覚えていたのは、信仰そのものではなく、人間だったのだ、と確信した。つまり、『強要する親』に違和感を覚えていたのであり、『宗教、信仰』そのもの自体は、厳かで崇高であるという結論に至った。かつて、親ごと宗教を憎み、死んで消えてしまえばいいと、心底から憎んだ私が言っているのだ。間違いない、と断言させてもらう。

 

つまり私は、マルクスの言葉で言うならば、『凡人が作った宗教』が大嫌いであり、『偉人が説いた真理』に心を打たれた。しかし、その偉人が説いた真理を『宗教』だと定義づけるのであれば、マルクスの言葉は、打ち砕かれることになる。

 

なぜなら、真理(愛・神)こそが人間の絶対的な規範となるからだ。真理でも、愛でも、神でも好きな言葉を使うといい。こんなものは、単なる『日本語』だ。何の意味もない。重要なのは、それらが指し示すもの。そのもののことである。

 

 

これを『リンゴ』と呼ぶだろう。アメリカでは『アップル』だ。イタリア語では、フランス語では、ドイツ語では何だ。別にそんなこと関係ない。とにかく、このものを指し示す言葉があって、それは人為的なものである。全く同じ考え方で、『神・真理・愛』という言葉が指し示すものはとても高潔である。そのイメージくらいなら、別にすぐに想像できるはずだ。そしてそれらは極めて同一である可能性が高い。

 

私は、宮崎駿の言葉、

 

と向き合って内省している時に、

 

真理から逸れれば逸れるほど虚無に近づく。

 

というずば抜けた叡智を垣間見た。試しに、『真理(神・愛、どれでもいいが)』から逸れた行動を取ってみると良い。たちまち自分の心が虚無たる闇に覆われ、得体のしれない空虚さにみるみるうちに侵されていく感覚を得るだろう。

 

 

例えば、人の道を踏み外して不義理を重ね続ければいい。身内から借金をして踏み倒したり、人の恋人を寝取ったり、物を盗ったり、薬物を乱用して罪を重ねるのだ。

 

確かに、刹那こそドーパミン(快楽を感じる脳内物質)は出るだろう。だが、そのすぐ後に来るのは『虚無』である。そして、その虚無をひた隠すかのようにまた罪を重ねる。罪と虚無の無限ループの完成である。だとしたら、『宗教(偉人が説いた真理・神・愛)』が人間をつくる。それが絶対軸となり、規範としてそこにあり、それが人間の人格を司り、象っていく。

 

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