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夏目漱石『万里の道を見ず、ただ万里の天を見る。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

東京帝国大学(現:東大)卒業後、当時はごくごく一握りだった大学教授への道を蹴った夏目漱石。当時は不安定で知名度もなかった朝日新聞に入社したことは、かなりの冒険である。そんな人生の大きな決断をしたときに、こう言ったのだ。

 

決められた道を進むのではなく、自分の大きな可能性を信じた道へ──。

 

偉人と呼ばれる人間の人生に目を凝らしてみると、こういう行動を取ることが多いことがわかってくる。私は偉人ではないが、同じように行動した経験を持つため、このことの意味が、よくわかっている。

 

『代償の法則』も絡んでいるだろう。何かを手に入れるためには、必ずそれに相応する『何か』を代償にする必要がある。簡単な例で言えば、物を買う時に、お金を払うが、あれも『お金を代償にして、物を手に入れている』わけだ。つまり夏目漱石は、『普通の常識で考えて出て来る結論』に従っていては、『自分の心底が納得する人生』は得られないと考えたのかもしれない。

 

羽生善治の著書、『決断力』にはこうある。

『直観力が重要だ。勝負をしていると、そこに差すべきだ、と、駒が光って見えるときがある。これはスポーツマンにもあるらしい。ある瞬間道が光ったように見えて、導かれた。そこからゴールを決めたというのだ。直観力というのは、単なる偶然、運任せではない。今まで積み上げ、蓄積してきた経験が、無意識に自分に活路を教えてくれるのだ。』

 

…『万里の天を見る』。それは一見すると、単なるギャンブルに見えるかもしれない。だが、実はそれを見出せる人間は、人が恐れおののくほどの、努力をしているのだ。文字通り、『万里(気が遠くなるほど長い道のり)の道』を歩いた者にしか、それは見いだせない。

 

 

 

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