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トーマス・マン『命というものは、儚いからこそ、尊く、厳かに美しいのだ。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

アウラ』というのは、『儚いからこそ尊い』という価値を指し示す言葉。年に一度、夜空に打ち上がる大花火のことを思い出せばいい。あれはとても儚く、美しい。見る者の心を、感動の渦に包み込む。

 

花火

 

しかしどうだろう。あれがもう20年連続で毎日続いているとしたら。

 

(うるさくてかなわない。)

 

それが『アウラ』の正体だ。

 

人間に、地球に、この世にアウラ性がなければ、核実験をいくらしようが、無差別に人を殺そうが、すぐに原状回復され、命が復帰し、元通りになるということになる。もはやそこに秩序はない。思慮深さもない。

 

綿密に熟考して、この瞬間、瞬間を満喫することもなければ、コンクリートの隙間から綺麗な花が一輪咲いても、感動は無い。何と言ってもすぐに原状は回復する。つまり、命が無限なのだ。いくら踏み潰しても、破壊しても、すぐに元に戻る。緊張感が無いのだ。だとしたらそこに『厳かさ』は無い。

 

宇宙空間の空虚の中で、不老不死になってしまったことを想像するといい。永久に終わることのない命。無重力の中で、水もない、栄養もない、ほとんど骨だけの身体になってもまだ死ねない。右へ行っても、左へ行っても、そこにあるのは無限の宇宙だ。

 

宇宙

 

というか、栄養不足だから当然、脳にも栄養が行かず、思慮は停止する。闘争心も好奇心も、性欲も食欲もない。睡眠したことも理解していない。生きていることも理解していない。そこにあるのは、『人間』なのだろうか。『命』なのだろうか。

 

我々は『命』だ。『人間』だ。それは儚く、確かに、虚しい。だが、有限だからこそ、アウラだからこそ、光り輝く価値になるのだ。儚いからこそ、厳かで尊いのだ。

 

 

 

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