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トーマス・フラー『最初の呼吸が死の初めだ。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

単純な話、オギャアと生まれてこの世に生誕する。その時、

 

ああよかった!無事に生まれてきてくれて!これからこの子がすくすく育ちますように!

 

と言う人は実に多いが、

 

よし!始まったぞ!死へのカウントダウンがな!さあ、来たるその瞬間まで、思う存分生き貫くがいい!

 

と言う人は滅多にいない。『人間寄り』で考えれば、前者の発想が普通だ。そう考えて何が悪い。無事に生まれてきてくれたことを喜んで、何がおかしい。人として当然だ。無事に生まれることもできない命もあるのだ。喜ばない方がおかしい。

 

『真理寄り』で考えれば、後者の発想が普通だ。そう考えて何が悪い。何も、前者的な発想を否定などしていないのだ。喜ばしい。ただ、生まれた喜びに盲目的になり、死へのカウントダウンが始まった、という、まぎれもないもう一つの絶対的事実から目を逸らさないだけだ。

 

もしかしたらそのすぐ後に、両親が事故で二人とも死んでしまうかもしれない。しかし、それは最初から決まっていたことなのだ。人はいつか必ず死ぬのだ。この子もそうだ。同じだ。だとしたら、最初の呼吸が、死の初めだ。

 

ブッダは言った。

ブッダ

 

我々は、生まれた瞬間から、老化していて、死に向かっているのだ。絶望から逃げようとするから、『絶望』を覚える生きること、老いること、病むこと、死ぬこと、それは最初から決まっていたことなのだ。だとしたら、そこに『希望』がある(もしかしたら絶望から逃れられるかもしれない)と期待するから、『絶望』に支配される。

 

いいんだ。どうせ死ぬんだ。この世に生まれた一切の生命が、そう定められているのだ。しかし、それでも人は、このたった一度の人生を『悔いなく生きる』という選択肢を持っているではないか。『それしかできない』のではない。『それができる』のだ。

 

 

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