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ツルゲーネフ『時の過ぎるのが早いか遅いか、それに気づくこともないような時期に、人はとりわけて幸福なのである。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

人生を無邪気に生きていた時期がある。お腹が空いたら親にその旨を伝え、眠くなったらベッドに行き、観たいテレビアニメを一日中眺めて、母親の作ったスイーツを食べて、父親と犬と一緒に遊びまわり、家族旅行で海や山に行く。

 

 

なんだかよくわからないが、今自分は生きていて、最愛の家族がいる。家族は無条件で、自分の味方だ。心強いヒーロー・ヒロインだ。気づいたら誕生日会だ。気づいたらスキー場だ。気づいたら海水浴だ。気づいたら山で散策だ。春、夏、秋、冬、最愛の家族と巡る巡る時間を過ごして、笑顔いっぱいの人生を送る時期がある。

 

しかし、物心がついて来た時、まるで夢が覚めたかのように、流されるままではなく、自分の人生を生きようと考えるようになる。『自我』が発達してくるのだ。『意志』を持つようになる。その意志と、親の意志とが対立して違う方向を向く状態を、世間では『反抗期』と言うが、実際にはそんな簡単なものではない。

 

『反抗』とは、『基準から逸れる』という意味だ。つまり、その基準たる親が、教育者として失格なのであれば、それには『反抗するべき』なのである。まさか、親が虐待をしているからといって、自分も虐待をしていいと思うわけではあるまい。親は、越権的になって、それらの真実を隠蔽してはならない。

 

 

フランスの哲学者、ルソーは言った。

 

我々は、自我を持ってこの世を生きるようになったとき、人生に『更生』するようになる。『更生』というのは、『更に生きる』という意味であり、くっつけると『甦る』という字にもなる。

 

かつて、無意識に、親に無条件に従って過ごしたあの頃。この人生が何であるか、自分がやっていることがどんなことであるかの分別もつかなかったあの頃。当然、時間が過ぎることの意味も、よく理解していなかった。そんな親が、やがて死んでしまうのだということも理解していなかった。この人生が、かくも儚く、この世の中が、かくも虚ろで虚しいものだと、知る由も無かった。

 

まるで、魔法をかけられていたあの頃。私もクリスチャンだった親と壮絶な衝突をし、14歳の時に家出をしたことなど、ここに書けるレベルの『反抗』だ。そんな私が『あの頃』を思い出しても、あの頃はとても、幸せな思い出として頭に焼き付いている。

 

 

 

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