偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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考察
ある日のハーバードビジネスレビューで、平松宏之氏がこう書いていた。
人が手掛けている以上、企業も生命体であり、春夏秋冬がある。青葉が茂り、花咲く『進化の時期』のみならず、色づいた葉が落ち、すべてが死んだようにひっそりとする 『深化の時期』も大切だ。弱いものは淘汰されるが、寒さに耐えて年輪を重ねることで、木はさらに強くなる。企業も同じだ。深化を経て一回り強くなる。
キリストも
『艱難辛苦が器を広げる』(超訳)
と言い、ブッダも、
と言う。艱難辛苦(かんなんしんく)とは、非常に辛い出来事、窮地という意味だ。そういう深化の時期を経験できるかどうかが、人間の真価を決める、カギになる。
電力王、松永安左エ門はこう言っている。
私の周りに、何人『膨張と成長の違い』を理解しないまま、『膨張』の道を選んで、破綻してしまった人間がいることか。彼らは私がこのような記事を毎日書いているのを真剣に見るだけでも、それが『前始末』となり、防ぐことが出来たのだ。
しかしそれは彼らには出来ない。なぜなら私は数年前から『成長の話』しか書かないようになった。彼が耳を傾け、目を光らせるのは『膨張の話』である。どんな金儲けの話があるか、どんな異性にもてる話があるか、どんなファッションが今流行か、芸能人は、有名人は、高級レストランは、海外旅行は、セレブは、株は、投資は、
彼らの頭の中にある『膨張思考』が『成長思考』にならない以上、私の記事には辿り着かない。(もちろん私がそんな偉い立場にあるわけではない)
しかし私は非常に濃厚な『深化の時期』を経験した人間だ。いやむしろ、現在進行形で、そしてこれから生きている間永久に、その時期は続くのである。その覚悟を持った途端、ブッダやキリストにまで辿り着いた。特にキリストなど、私の人生を悩ませた永遠の宿敵の様な存在だったのにも関わらずだ。
今となっては彼らと向き合った時間は私の誇りだ。この先私が道を踏み外しそうになるとき、彼らは正しい道を照らし、誘導してくれるだろう。『深化の時期』とはまるで、真っ暗な深海でも全くその光を失うことがない、『光り輝いて道を照らす真珠』を探す、深い深い海の底に潜る、深海のダイビングなのである。
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