偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。
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目次
考察
『強情』というのは、意地を張って、考えをなかなか変えないこと。『頑迷』というのは、頑なでもののどうりがわからない。柔軟性がないこと。『頑固』なのはいいが、『強情で頑迷』なのはダメだ。この話の的をピタリ突いたのが、コンコルドの誤謬(ごびゅう)である。超音速旅客機『コンコルド』が莫大な資金をかけながらも、そのことが逆に足枷になり、商業運航撤退を決断するまで、長い時間がかかってしまったことから生まれた言葉だ。ソフォクレスの言った通りになってしまった出来事だった。
『強情が失策を生む。』
また、JALこと日本航空が経営破綻したことについてもそうだ。あの会社は『大企業病』だった。それを現代の経営の神、稲盛和夫が、
- アメーバ経営
- 稲盛フィロソフィ
- 徹底した経費削減
によって息を吹き返させ、復活させたのだ。稲盛が外部からテコ入れに来た時、幹部連中は最初、反抗的だった。『外部の人間に何ができる』と言わんばかりに、敵対心を見せてきたのだ。だが、稲盛は言った。

あなたたちがそういう態度だからこの会社は潰れたんじゃないのか!
ぐうの音も出なくなった幹部連中も含めた日本航空は、稲盛の言うとおりに行動することを決め、そしてその最適化によってV字回復の成功に至ったのだ。
ただ元に戻しただけではなく、『V字回復』に持って行った。『強情が失策を生む』というソフォクレスの言葉が身に染みる決定的な事実である。先ほど挙げた稲盛の対策というものは、すべて『強情』であっては決してできないことである。傲慢不遜ではできない。謙虚でなければできない。つまり、人が謙虚になると不可能だと思ったことも可能になる、そんな無限の可能性を手に入れることもできるということなのだ。
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