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スピノザ『ありあまるほど自由な時間のある人間は、たいてい悪いことを考えるものである。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

しかしスピノザは、その更に奥にある境地を目にしていないだけだ。確かに言う事はとてもよくわかる。古代ギリシャ三大悲劇詩人、ソフォクレスが言うように、

 

くよくよと悩んでばかりいると、かえって事態を悪化させることはある。記事中にある、デール・カーネギーの名著『道は開ける』の一文も、極めて重要な事実だ。また、単純に犯罪者のことを考えてもそうだ。彼らの多くは『他にやることがない』という理由を抱えていて、そうした行為に至ったのである。だが、そのありあまるほど自由な時間という『幸運』を、もし『資産』に変えるべく『投資』に使うことが出来たなら、あながちその余暇時間は、悪い時間とは言えないのだ。私は経験者だ。『内観(ないかん)』である。

 

内観

 

上の様な絵を使う事の印象が、どういうものかを私はよくわかっている。だがこれは、宗教でも何でもない。そしてこんなイメージの絵が、本当にピッタリくる図なので、挿入しただけだ。かつては、宗教が嫌いで暴れまわっていたほどの私が言っているのだ。断言しよう。これは単なる『瞑想』である。文字通り、『内を観る』、瞑想のことである。

 

それ以上でも以下でもない。しかし、この内観の実力を舐めない方が良い。だが、『山を舐めるな』と言ったのを無視して、舐めて、そして命を落とす人がいるのと同じように、こう言っても舐めるのだろうが、しかし、舐めない方が良い。

 

 

これは、

 

ブッダ

 

ブッダの言葉の超訳として私が書いた記事だ。ちなみに私は仏教徒でもクリスチャンでもない。無宗教だ。その私が言っているのだ。舐めない方が良い。とてつもない智慧を、身につけることが出来るだろう。それは、本だとか、宗教だとか、知識だとか、見栄だとか、そういう次元ではないのだ。我々は生まれた瞬間に、死が決まっていた。一切の森羅万象は、諸行無常である。この世に『執着』するから、『悩む』のだ。そういう答えに辿り着く。そこまで思慮深く潜る内観とは、あり余るほどの時間を確保しなければ出来ない。

 

当時17歳だった私も内観のはじめ、3日目までは煩悩で頭がいっぱいだった。

 

(はらへった)

(ねみー)

(SEX…)

(音が聞こえるなー)

 

しかし4日目、それは起こった。焦点を合わせ、集中的にその部分、自分の心を見続けることで、集中力が飛躍的に上がり、一切の外部要因が気にならなくなるのである。

 

私はそれから、涙が止まらなかった。経験者にはわかるだろうし、未経験者にはわからないだろう。どこか胡散臭いだろうし、嘘くさいし、自分には関係ないと思うだろう。その気持ちは、私は痛いほどよくわかる。だが、この文章で、私は何かの宗教に勧誘しただろうか?私が読者であるあなたに、何か損害を巻き起こしたり、金を巻き上げたりするようなことを書いているだろうか?

 

外ではなく、”内”を観ることができるかどうか、問われているのだ。内観の存在を知っている私は、スピノザの意見の、更に奥の境地の話が出来る。ということだ。もっとも、上に書いたように、焦点を合わせ、集中的にその部分、自分の心を見続けることが重要なポイントであり、無駄なことについてぐるぐると悩み続けることは、スピノザの言う通り、悪い結果しか生まないだろう。

 

 

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