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スティーブン・キング『言葉は意図を近似的に表示するものでしかない。多くの場合、どう頑張っても文章では全てを尽くせない。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

『近似的(きんじてき)』というのは、非常に近づけて、とかそういう意味だ。本当に伝えたい意図を、言葉や文章では近似的にしか伝えられない。そういうことである。では、すぐにその次に思い浮かぶような、『映像化』ということについてはどうだろうか。それでパーフェクトなのだろうか。それとも、それすらも『近似的』に過ぎないのだろうか。

 

ニーチェは言った。

『論理は完全な虚構の見本である。現実の中には論理などは存在せず、現実はまったく別の複雑極まりないものである。我々は実際の出来事を思考においていわば簡略化装置で濾過するように、この虚構を図式化することによって記号化し、論理的プロセスとして伝達および認識可能なものとする。』

 

 

ニーチェからすれば、『論理』すら『近似的』なのである。だが確かに、パッと普通に考えたとき、文章で書いてあることを想像するよりも、映像で観て、音楽を交えながら感じた方が、圧倒的な臨場感となる。

 

I×V=R

 

イメージ(想像)×ビビットネス(臨場感)=リアリティ(現実感)だ。この図式で考えても、臨場感を感じれば感じるほど、リアリティは増すのだ。

 

かつて私も、活字など絶対に読む気になれない時代があった。漫画だけだ。どう考えたって、漫画の方がスラスラと理解できた。私にとって漫画は、少年時代を支えてくれた教科書だった。しかし今では活字を読めるようになった。というか、こうして書いている。映画館にも毎週行く生活が5年以上続いていて、前述した図式をよく理解している私なのだが、冒頭にも書いた様に、漫画時代の私から始まって、映画、活字、そしてニーチェの言葉などに多く触れた今、私にはこのスティーブン・キングの言葉が、単なる『文章だけより、映像化』というテーマを突いた言葉に見えない。

 

 

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