偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。
[adrotate banner=”6″]
目次
考察
『何も怖れない』ではなく、『誰も恐れない』だ。つまり、『人』である。そうじゃなければ、例えば『鋭利な角に思い切りミドルキックをかます』ことも、怖れない人がそこにいることになる。しかし、実際にそういうことをしたら、たちまちスネは骨折し、大量の流血と共に、激痛に襲われ、悶絶することになる。足を失うこともあるかもしれない。それがわかっているはずなのに、それをするということは、『勇気』ではなく『無謀』だ。
ここで言われているのは『勇者』についてである。勇気ある者、それが勇者だ。だとしたら彼は、無謀なことをする人間ではない。勇気が必要なことが出来る人間だ。中国唐中期を代表する文人、韓愈は言った。
相手は人だ。どんな人間であろうと、人は人だ。だとしたら、限界がある。有限だ。それを理解している人間は、むしろ有限を大切にしようとして、配慮する。配慮するということは、敬意を示すことになるから、シラーの言う『後者』の様な人間にはならない。後者は、『多くの人から怖れられている』わけで、だとしたらそこには、意図的な営業が介入している。つまり、そういう風に演出したのだ。操作した。あるいは、見下し、敬意をおろそかにした。その結果、畏怖され、そういう人物像になった。
しかし、シラーの言う『前者』はそれとは一線を画す。わかりやすいのは、映画『13人の刺客』で登場するこの言葉だ。

この島田新左衛門という男、切れるというわけではない。恐ろしく強いというわけでもない。だが負けぬ。無理に勝ちに行かず、押し込まれてもなかなか動かず、最後には少しの差で勝つ。そういう男だ。
[adrotate banner=”7″]
関連する『黄金律』
あわせて読みたい


『人の評価に依存することの愚かさを知れ。依存しないなら強い。』
第14の黄金律 『人の評価に依存することの愚かさを知れ。依存しないなら強い。』 人間には、理解できる範囲とできない範囲がある。では、その事実を受け...
あわせて読みたい


『人間が戦うべき相手は外にはいない。「内」にいるのだ。』
第15の黄金律 『人間が戦うべき相手は外にはいない。「内」にいるのだ。』 確かに人間は、闘わなければならない。だが、その相手は『外』にはいない。 『...
同じ人物の名言一覧
あわせて読みたい


シラーの名言・格言一覧
ドイツの詩人。生誕1759年。男。ヨーハン・クリストフ・フリードリヒ・フォン・シラー(画像) 名言一覧 『人は幸運の時は偉大に見えるかもしれないが、真に向上するの...