偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。
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目次
考察
いや、『憎むな』だけだったらわかるが、『愛すな』ということになると、首をかしげざるを得ない。やはり、この唯一無二の命を、他の生命を含めた森羅万象を愛することこそ、人間に与えられた使命であり、それが出来たときに人の心は本当の意味で救われる、という印象が強い。
しかし、もしこのミルトンの言葉を成立させようとするならば、その後に続く、
『生くるかぎりよく生きよ。その永き、短きは天に譲れ。』
という言葉に注目する必要がある。この言葉からは、『自分が生きられるだけ、生きろ。』というメッセージを受け取ることが出来るが、モンテーニュがこう言った様に、
それは『生きられるだけ』というよりは『生きなければいけないだけ』というニュアンスが正しい。『永き、短きは天に譲れ』と言っていることが、それを裏打ちしている。ということは、その前についている『生命を愛すな、憎むな』ということは、『依存、執着するな』という解釈である可能性が高い。この世を愛しても、憎んでもいなければ、それはこの世に、一生に、依存も執着もしていない。だからこそ『生きなければいけないだけ』生きることが出来、『生きながらえる』無様な醜態を晒すことが無い、ということになる。
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