偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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考察
突飛な行動を取らなければ、『群』を抜くことはできない。何しろそうしないことは、『群衆の一員』に成り下がることを意味しているのだから。しかし人間には『帰属意識』という本能が植えついていて、どこかの集団やコミュニティに属していなければ、安心できない。だから、気づいたら『群衆の一員』に成り下がっているのだ。そして本人は『成り下がっている』という発想はないのである。『出る杭』としてうたれるのも嫌である。安心、安定、安寧、安堵、人が求めるのは往々にして、安全な選択肢である。
ここで考えたいのは、『モチベーション3.0』に記載されている『デフォルト(初期設定)』という概念だ。この本が説くのは、「モチベーション 1.0」は「生存や安心に基づく動機づけ」、「モチベーション 2.0」は「アメとムチに駆り立てられる動機づけ」だと定義し、内面から湧き出るやる気に基づく 「モチベーション3.0」こそが、新しい今の時代の生きるモチベーションであるという発想であるがそのモチベーション2.0を考えた時、我々は”指示、報酬、罰、その他の一切の外的要素”が働かなければ、生きていけないという考えにぶつかる。だが、それは本当なのだろうか。
この著者は、『そうではない』と言い、私も同意見だ。
アリストテレスは言った。
つまり、自分の人生の舵を握り、主人となって文字通り、主体的に生きる人は、例え生まれた身分が奴隷であっても、彼は奴隷ではない。だが、自分の人生の舵を握ることを放棄し、舵を握ってくれる主人を探して反応的に生きる人は、例え生まれた身分が自由民であっても、彼は奴隷である。
自分の意志さえ確固たるものであれば、『突飛な行動』が出来る。それは、『群』を抜く、『抜群』の行動であり、そういう人間は、貴重である。普通、貴重なものには、希少価値がつく。ここまで考えたら、ジョン・スチュアート・ミルの言葉は、もう理解している。
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