偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け


ふむ…。
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目次
考察
そもそも『慰め』という概念自体が、正しいかどうかだ。まず問題なのはそこである。それについては、三浦綾子のこの記事に書いた。
このショーペン・ハウエルの言葉を考えた時も、『他人を踏み台にする』人間の実態が浮き彫りになるわけで、だとしたら、そこにあるのはあまり崇高な姿ではない。
コンドルセは言った。
そこに詳細は書いたが、行動経済学者ニック・ボーダヴィーの著書、『幸福の計算式』にはこうある。
(省略)一方デューゼンベリーは、個人の消費活動は、自身の抽象的な生活水準よりも隣人と張り合おうとする気持ちに左右されると主張した。(中略)『隣人と張り合う』ためにお金をより多く使うようになると言う考えは、当時の主流派経済学にとっては受け入れがたいものだった。人々の選択が他人の行為によって大きく左右されるという考えは、多くの人にとっては突飛で非合理的だと思われたのだ。私はホンダ車が好きで、買う余裕があるから、ホンダ車を買ったのだ。─隣人がホンダ車を持っているから、自分も持っていないと不幸になるから、ではない!
人間とは、常に無意識の部分で他人と張り合ってしまう愚かな生き物である。そして、他人と比較して、その他人よりも優れているところがあれば、それで優越感を覚えてしまい、充足してしまう、愚かな生き物である。私もその愚かな生き物の一人だ。
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