index

ショーペン・ハウエル『謙遜は平凡な能力を持つ人間の場合には、単なる誠実である。偉大な才能のある人間の場合には、偽善である。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

運営者
ふむ…。

[adrotate banner=”6″]

目次

考察

今回はこれをこう解釈してみる。平凡な人のそれは、まずそれでいい。通常の謙遜の認識通りでいい。ただし、偉大な才能のある人物が謙遜をすることは、それは力の『出し惜しみ』ということになり、『宝の持ち腐れ』だ。まるで、名刀を鞘から抜かずに蔵に閉じ込めておくようなもの。それは、名刀、そしてその鍛冶職人に対する、侮辱である。

 

マイケル・サンデルの著書、『これからの「正義」の話をしよう』にはこうある。

たとえば、笛を配るとしよう。最もよい笛をもらうべきなのは誰だろうか。アリストテレスの答えは、笛を最も上手に吹く人だ。

 

 

刀も、笛も、お金も、そして能力も、その人がそれを持つに相応しいからこそ、そこに集まり、あるいは授けられたのだ。だとしたら彼らは、『平凡な人』と同じ行動をとるべきではない。偉大な才能のある人間は、平凡な人と違って、『責務』があるのだ。つまり、謙遜なんかしてる暇があるなら、命を使い切れ、ということなのである。

 

 

[adrotate banner=”7″]

関連する『黄金律

あわせて読みたい
『他と違うことは恥ではない。誇りだ。』   第9の黄金律 『他と違うことは恥ではない。誇りだ。』   他と異なることで迷うことなど何もない。元より、唯一無二の命なのだ。例えば、それだけでそこには...
あわせて読みたい
『どれだけ生きるかではなく、いかに生きるかが重要なのだ。』   第10の黄金律 『どれだけ生きるかではなく、いかに生きるかが重要なのだ。』   生命が、その命を度外視してなし得ることは、尊い。   『人生は物語の...
あわせて読みたい
『この世には、自分にしか歩けない道がある。その道を歩くのが人生だ。』   第11の黄金律 『この世には、自分にしか歩けない道がある。その道を歩くのが人生だ。』   自分のこの命を何と心得る。この広漠とした果てしない宇宙、過去、未来...
あわせて読みたい
『「生きる」ということの本当の意味とは。』   第12の黄金律 『「生きる」ということの本当の意味とは。』   『生きる』というのは命の躍動だ。命の浪費ではない。   『生きるとは呼吸することではない。...

同じ人物の名言一覧

あわせて読みたい
ショーペン・ハウエルの名言・格言一覧 ドイツの哲学者。生誕1788年。男。アルトゥル・ショーペンハウアー(画像) 名言一覧 『富は海の水に似ている。それを飲めば飲むほど、のどが渇いてくる。』 『運命がカ...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次