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ショーペン・ハウエル『いま持っている財産は、これから起こるかもしれない害悪と災害に対する防壁とみなすべきであり、世の快楽を手に入れる許可証とみなすべきではない。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

まず、このような真の言葉を、32歳になった私が今、初めて見たという事実を考えたい。なぜ、10歳頃にこの言葉を知らず、そして私は『快楽を手に入れる許可証』と捉え、その後の十数年の人生を刹那的に過ごしてしまったのだろうか。もっと早くにこの言葉に出会い、そして『理解』までいきたかった。そうすれば、建設的な人生を送ることだけを念頭に置いた、堅実な人生を送っていたことだろう。

 

但し、当時は『堅実』というキーワードに、一ミリも魅力を覚えていなかったことも事実だ。従って、重要なのは『理解』の部分だろう。なぜ『防壁』という『守り』的な考えを持ち、『堅実』などという、堅苦しい考え方をする必要があるのか。それを10代で理解できたなら、私はそこそこ、頭がいい。

 

コップの水だ。投資の目的とは、コップに水を注いでいく行為。そして、しばらく経った後にいっぱいになったコップから溢れて来た水を飲む(利子を得る)行為である。防壁という考え方は、ここで言う『コップに溜められた水』のことである。このコップの水は、書いた様に『こぼれさせるため』に注いでいるわけだが、途中、何らかの事情で、いつも以上に水が必要な場面に直面することがある。

 

そんな時、コップの中に水さえあれば、憂いなしだ。つまり、快楽を得ることはいい。だが、『刹那の快楽』に支配され、『備え』を忘れて人生を建設せず、『愚かな現在の自分』を満たすことだけに囚われている人間は、『将来の賢明な自分』の手助けとなるどころか、逆に足かせとなる。

 

 

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